【平均年収505万円】イメージ・マジック 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収505万円】イメージ・マジック 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

イメージ・マジックは、システムを活用したモノづくりのDX会社として、インターネットを利用したオンデマンドプリントサービスやソリューションサービスを展開しています。国内最大級のサービスを提供し、直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社イメージ・マジック の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月30日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


イメージ・マジックは、システムを活用したモノづくりのDX会社として事業を展開しています。インターネットを利用したアパレルや雑貨へのオンデマンドプリントサービス、およびその仕組みを提供するソリューションサービスを手掛けています。

単体従業員数は224名です。同社はオンデマンドプリントソリューション事業の単一セグメントとなっています。

イメージ・マジックは、自社フラッグシップサイト「オリジナルプリント.jp」を運営し、約1,900種類のアイテムに対応する国内最大級のオンデマンドプリントサービスを提供しています。また、パートナー企業からの受注にも対応し、短納期とコストダウンを実現しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社イメージ・マジックは、オンデマンドプリントソリューション事業を展開する企業です。従業員の平均年齢や勤続年数から、比較的若く、活気のある職場環境がうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が比較的若く、勤続年数も平均的な水準にあります。これは、新しい人材が継続的に加わり、組織が成長している傾向を示していると言えます。

項目 数値
平均年間給与 5,047,000円
平均勤続年数 4.9年
平均年齢 36.2歳
単体従業員数 224人


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します」という経営理念に基づき、持続可能な社会の発展への貢献を通じた価値創造と成長を目指しています。人材戦略においては、より働きがいのある仕事を生み出し、DX化を推進する技術取得を支援することを重視しています。

具体的には、オンデマンドでの受注から出荷までの全体ワークフローをDX化により最適化するため、ITスキルを中心とした社員学習を促進し、キャリア形成をサポートしています。認定スキルについては社内勉強会や認定受験料・参考書の会社全額助成等を通して、社員のスキルアップを支援する体制を整えています。

また、ジェンダー平等を継続的に推進しており、各プロセスにおいて性別に一切縛られずに判断する方針です。女性従業員の比率が高いことから、女性が働きやすい職場環境の整備も重要な課題と捉え、育児休業取得率の維持や、育児休業後の職場復帰を支援する短時間労働制の整備を進めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 16.7%
男性労働者の育児休業取得率 80.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 52.2%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 65.8%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 89.9%

人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に関する指標

指標 目標 実績(当事業年度)
管理職に占める女性労働者の割合 2029年4月までに20% 16.7%
男性労働者の育児休業取得率 80%以上を維持 80.0%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


イメージ・マジックは、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します。」を経営理念に掲げ、システムを活用したモノづくりのDX会社として事業を展開しています。インターネットを利用したアパレルや雑貨へのオンデマンドプリントサービスと、その仕組みを提供するソリューションサービスが主なビジネスです。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は「オンデマンドプリントソリューション事業」の単一セグメントで事業を行っています。この事業は、オンデマンドプリントサービスとソリューションサービスの二つの柱で構成されています。

オンデマンドプリントサービスは、顧客がインターネットサイトを通じて入稿したデータを、受注から短納期で印刷加工し納品するサービスです。チームのグッズや個人のギフト、法人のノベルティオーダーなど、オリジナル製品をプリント作成するニーズに対応しています。また、インターネットでグッズ販売を始めるクリエイターや、無駄な在庫を作らず受注が入ってから生産し即出荷したいアパレルメーカーなどのニーズにも応えています。

同社は自社フラッグシップサイト「オリジナルプリント.jp」を運営し、Tシャツなどの衣料品やマグカップなどの雑貨を中心とした約1,900種類のアイテムを取り扱っています。また、パートナー企業からの受注にも対応しており、受注データからクラウド生産管理システムを通じて自動で生産指示を振り分け、短納期での出荷を実現しています。このサービスは、アパレル業界における余剰生産や廃棄ロスを解決するソリューションとしても注目されています。

ソリューションサービス(ODPS)は、同社がオンデマンドプリントサービスで培ったDX化のノウハウを活かした生産管理システムをクラウドサービスとして提供しています。プリンターやたたみ機、梱包出荷機などのハードウエア販売も行っており、顧客がオンデマンドプリントの生産ラインを短期間で構築し、効率的なオペレーションを可能にしています。受注システムでは、デザインシミュレーター付クラウド型オンデマンドEC「maker town」を提供し、ECサイトを立ち上げたいという需要に応えています。SaaS型のソフトウエアやハードウエアの売上に加え、システム開発受託や保守による収益も得ています。

同社の収益は、オンデマンドプリントサービスが大部分を占めており、前期から大きく伸びています。ソリューションサービスも高い成長を見せており、将来の収益基盤を支える重要なサービスへと成長しています。本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えているため、海外売上高の割合は小さいです。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前期から大きく増加しています。売上高は前期比で二割を超える伸びを示しており、利益もそれに伴い大きく伸長しています。売上高経常利益率は前期からわずかに改善しています。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社の従業員数は224人です。平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は4.9年となっています。平均年間給与は5,047千円です。管理職に占める女性労働者の割合は16.7%であり、男性労働者の育児休業取得率は80.0%です。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社は、本業で安定的に資金を獲得し、将来に向けた投資も行いながら、財務基盤を強化している状況です。手元資金も増加傾向にあり、安定した経営状態を示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあり、安定性がうかがえます。手元資金も増加しており、事業運営における資金の流動性も確保されている状況です。このような財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素となります。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 18.1億円 20.6億円
自己資本比率 59.8% 58.6%
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び現金同等物 9.4億円 11.7億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社は、営業活動により安定的に資金を獲得しています。当期は税引前当期純利益の計上や減価償却費の増加、その他の流動負債の増加が資金増加要因となった一方で、棚卸資産の増加が資金減少要因となりました。

投資活動では、主に機械装置に係る有形固定資産の取得に資金を使用しています。財務活動では、新株予約権の行使による株式発行収入があったものの、長期借入金の返済や配当金の支払い、自己株式の取得などにより資金を使用しています。

フリーキャッシュフローはプラスとなっており、本業で得た資金が投資を上回る状況です。これは、事業の成長に向けた投資を行いながらも、資金を自力で生み出す力が備わっていることを示しており、将来の成長性や雇用・給与の安定性につながる経営状況であると言えます。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF 5.9億円 8.2億円
投資CF △4.0億円 △3.9億円
財務CF △1.1億円 △2.0億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 1.9億円 4.3億円


※フリーCF(フリーキャッシュ・フロー)とは、会社が事業活動と投資活動を通じて自由に使える余剰資金のこと。

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、オンデマンドプリントサービス市場の拡大予測が外れた場合や、競合他社の動向により価格競争や販売数量の減少が発生した場合に、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があると認識しています。また、仕入れの28.9%を特定取引先であるキャブ株式会社が占めており、同社との取引が継続できなくなった場合にも影響が生じる可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は、今後の事業拡大において優秀な人材の確保と育成を最優先課題としています。しかし、こうした人材の確保や育成が順調に進まない場合、または人材が多数流出した場合には、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があると認識しています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


イメージ・マジックは、ITとモノづくりを融合させ、社会に貢献することを目指す企業です。独自の技術とサービスを通じて、豊かな社会の実現に貢献する企業文化を育んでいます。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します。」を経営理念として掲げています。ITを利活用したモノづくりの会社として社会へ貢献することを目指しています。

ビジョンとしては、お客様が簡単・便利にモノづくりができ、お手頃価格で欲しいタイミングで手元に届くことを実現することを目指しています。工場のモノづくりのDX化をサポートし、オンデマンド生産市場の拡大に貢献する方針です。

さらに、オンデマンド生産できるアイテムを拡げ、世の中の無駄な在庫を減らして「つくる責任」を果たすことや、世界中から最適なソリューションをマッシュアップし、信頼されるサービスをグローバルに提供していくことを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、経営理念に基づき、持続可能な社会の発展への貢献を通じた価値創造と持続可能な成長サイクルにより、サステナブルな企業を目指しています。特に、SDGs No.12の「つくる責任つかう責任」に積極的に取り組み、持続可能なサービスの提供を目指しています。

システム化が遅れているプリント業界において、ITを取り入れた事業を展開し、在庫リスクの少ない受注生産による販売や、取引先にも在庫を持たずに販売可能なプラットフォームを提供しています。人材育成においては、ITスキルを中心とした社員学習を促進し、キャリア形成をサポートする方針です。

ジェンダー平等を継続し、各プロセスにおいて性別に一切縛られずに判断することを推進しており、国籍に捉われず多様な人材が活躍できる環境を重視しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、持続的な成長のため、人材の育成と確保を最重要課題と位置づけています。優秀なシステムエンジニア及び機械エンジニアの確保に注力し、生成AIをはじめとする先端技術の実装・運用に精通した即戦力人材の採用を強化する方針です。

また、オンデマンドプリントサービスの認知度向上とAIによる顧客体験の進化も課題としており、AI技術を活用したデザインアシスト機能やパーソナライズされた提案の導入を進めています。情報セキュリティとシステムの安定性およびAIガバナンスの強化、加工・印刷工程のAI活用による自動化推進、プラットフォームサイトのユーザビリティ強化にも取り組んでいます。

さらに、コーポレート・ガバナンスの強化と内部管理体制の強化も重要な課題としており、管理部門の人材確保及び育成に努めています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


イメージ・マジックは、株主総会、取締役会、監査等委員会、会計監査人を設置する企業統治体制を採用しています。経営の健全性、透明性、企業価値の向上を目指し、迅速で合理的な意思決定と業務執行の効率化を可能とする体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


イメージ・マジックの株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社である日本創発グループです。また、代表取締役社長である山川誠氏や取締役の京田諭氏といった経営陣も上位株主として名を連ねています。これにより、経営陣が会社の重要な意思決定に直接的に関与する体制がうかがえます。

株主名 持株比率
日本創発グループ 28.25%
山川 誠 14.25%
京田 諭 8.36%
キャブ 3.28%
日本カストディ銀行(信託口) 3.28%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性8名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長兼製造本部長兼ソリューション&オートメーション本部長は山川誠氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
山川 誠 代表取締役社長 兼製造本部長 兼ソリューション&オートメーション本部長 1984年6月パロマ工業株式会社入社、1986年2月株式会社レンタルのニッケン入社。1995年5月同社設立、代表取締役社長。2025年7月より現職。
京田 諭 取締役 情報コミュニケーション 本部長 1995年4月株式会社フォーバル入社、2003年10月株式会社サイバード入社。2008年6月同社入社。2020年7月より現職。
坊野 寛 取締役 開発本部長 1997年8月テクマトリックス株式会社入社、2005年7月株式会社サイバード入社。2009年3月同社入社。2022年7月より現職。
栗原 俊幸 取締役 管理本部長 2006年12月みすず監査法人入所、2007年7月新日本監査法人入所。2014年1月グラントソントン・マスターズトラスト株式会社入社。2020年7月より現職。


社外取締役は、栢森加里矢氏(ORO Bank代表取締役CEO)、野崎陽介氏(野崎公認会計士事務所所長・常勤監査等委員)、尾﨑充氏(アクティベートジャパン公認会計士共同事務所統括者・監査等委員)、大井哲也氏(TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング代表取締役社長・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は8名中4名が社外取締役で構成されています。社外取締役は、専門的な知見に基づき、経営の監督と助言を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


イメージ・マジックの役員報酬は、取締役(監査等委員及び社外取締役を除く)に対しては、月例の固定報酬である基本報酬と、会社の業績目標達成度合いや貢献度を勘案した賞与(業績連動報酬)で構成されています。一方、監査等委員である取締役と社外取締役の報酬は、独立性を確保するため固定報酬のみとなっています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 4名 1.2億円 31.2百万円
社外取締役 4名 18百万円 4.5百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


関連記事

イメージ・マジックの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

イメージ・マジックの2025年12月期決算は、売上・利益ともに過去最高を更新。オンデマンドプリントのDXを推進し、AIやロボティクスへの積極投資でさらなる成長を目指します。「なぜ今イメージ・マジックなのか?」「転職希望者がどの事業で、どんな役割を担えるのか」を整理します。