【平均年収735万円】オープンワーク 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収735万円】オープンワーク 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

オープンワークは、社員クチコミを基盤としたワーキングデータプラットフォーム事業を展開しています。転職・就職情報サイト「OpenWork」を中心にサービスを提供しており、直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、オープンワーク株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


オープンワークは「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」というミッションのもと、個人が投稿した社員クチコミを基盤とするワーキングデータプラットフォーム事業を運営しています。転職・就職のための情報サイト「OpenWork」を中心に、求人情報や選考履歴など「働く」に関するあらゆる情報を網羅したプラットフォームを確立しています。

単体従業員数は148名です。セグメントはワーキングデータプラットフォーム事業の単一です。

オープンワークは、社員クチコミを基盤としたワーキングデータプラットフォーム事業を単一セグメントとして運営しており、転職・就職のための情報サイト「OpenWork」を中心にサービスを展開しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


オープンワークは、転職・就職のためのワーキングデータプラットフォームを運営する企業です。従業員の平均年齢は比較的若く、勤続年数も短めであることから、活発な組織であることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が30代前半であり、平均勤続年数も比較的短い傾向にあります。これは、新しい人材が継続的に加わり、組織が成長している状況を示していると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 7,346,000円
平均勤続年数 2.9年
平均年齢 33.0歳
単体従業員数 148人
連結従業員数 -


なお、退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


オープンワークは「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」をミッションとし、社会全体の人的資本の充実を主たる提供価値としています。グロース市場上場企業として高い成長性を確保するため、同社自身の人的資本の充実とサステナビリティ確保を最重要経営課題と認識しています。

具体的には、①人材の確保、②人材の育成、③組織力の向上の3点に注力しています。人材確保においては、ミッションに共感し、共に実現する意欲と行動力を持ったメンバーを厳選して採用しています。多様性のある人材の確保と定着に向けて、フレックスタイム制度、短時間勤務制度、リモートワークなどの制度を整備しています。

人材育成では、役職員がプロフェッショナル人材として成長するための価値観や行動指針を定めた「Action Style」(Act for All、Be Honest、Create the Next、Direct Yourself)を導入しています。これは、経営や業務上の判断基準となるほか、四半期単位の目標設定と評価の指針としても活用されています。また、報酬制度と行動指針を明確に紐付け、透明性のある人事評価と育成の根幹を形成しています。

組織力向上に向けては、「OpenWork」のスコアや社員クチコミの分析、エンゲージメントサーベイによるモニタリングを実施し、組織課題の抽出と施策決定を行っています。リモートワーク中心のワークスタイルにおけるコミュニケーション品質低下を防ぐため、オフィスでのカジュアルな交流会も実施しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


女性管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率、および労働者の男女の賃金の差異は、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づき算出された提出会社単体のデータです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 22.8%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 74.4%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 75.6%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 219.5%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


オープンワークは、「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」というミッションのもと、ワーキングデータプラットフォーム事業を展開しています。この事業は、個人が投稿した社員クチコミを基盤とし、雇用市場の透明性向上を目指しています。

同社は主に三つのサービスを提供し、それぞれ異なる収益モデルを持っています。一つ目の「OpenWork」は、社員クチコミデータを活用した転職・就職情報サイトです。ユーザーの有料会員登録や、提携サービス運営企業からの紹介料が主な収益源となっています。

二つ目の「OpenWorkリクルーティング」は、企業向けの採用支援サービスです。求人掲載やスカウトメールを通じて、企業の採用活動をサポートしており、成功報酬や一定期間の基本利用料を収益としています。

三つ目の「オルタナティブデータサービス」は、同社のクチコミデータを資本市場の予測や組織課題の可視化に活用する新たなサービスです。このサービスでは、顧客へのデータ提供料が収益源となっています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の営業収益は前期から大きく増加し、それに伴い営業利益、経常利益、当期純利益も堅調に伸びています。特に「OpenWorkリクルーティング」サービスが営業収益全体の増加を牽引しており、高い成長を示しました。一方で、更なる成長に向けた認知拡大や採用強化のための営業費用も増加しています。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


オープンワークの経営の安定性について、財務基盤とキャッシュフローの状況、そして事業リスクの観点から見ていきます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤に関する具体的な数値は開示されていませんが、自己資本の状況や手元資金の厚みは、企業の安定性を測る上で重要な指標となります。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
- - -
自己資本比率 - -
ROE(自己資本利益率) - -
- - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローの状況に関する具体的な数値は開示されていませんが、資金の流れは企業の安定性や成長戦略を理解する上で重要な要素です。

本業で得られた資金、将来への投資に使われた資金、そして資金調達や返済に使われた資金のバランスから、同社の財務戦略や事業の方向性を読み取ることができます。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社は、ユーザー獲得において検索エンジンからの自然検索流入が主たる経路となっています。検索エンジンの仕様変更や競合他社の認知度向上により、ユーザー獲得数の増加ペースに影響が発生する可能性があります。

また、雇用環境の変化や求人企業の人員計画の変更により、「OpenWorkリクルーティング」の業績が大きく変動する可能性も指摘されています。

③ 人材・組織に関するリスク


同社は、競争上の優位性を確保し、継続的に成長していくために、優秀な人材の確保と育成を重要課題としています。採用活動が想定どおりに進捗しなかった場合や人材流出が進んだ場合、事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


オープンワークは、「さあ、自由に生きよう。働きがいをすべての人へ」というコーポレートスローガンを掲げ、働く個人の声を基盤にジョブマーケットの透明性向上を目指しています。ワーキングデータプラットフォームを通じて、個人と企業のより良いマッチングを追求する企業文化が特徴です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」ことをミッションとして掲げています。創業以来、働く個人の声を蓄積・公開することで、ジョブマーケットの透明性向上を目指してきました。

社名・サービス名である「OpenWork」には、「より透明性(Open)の高い、仕事(Work)選びを提供する」という想いが込められています。働きがいがある「良い会社」の基準を社員クチコミや評価スコアなどのワーキングデータで提示し、健全なジョブマーケットの発展に貢献するため、ワーキングデータプラットフォームを展開していく方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社では、役職員ひとりひとりがプロフェッショナル人材として成長し成果を上げるために、「Action Style」という行動指針を導入しています。これは「Act for All」「Be Honest」「Create the Next」「Direct Yourself」の4つの要素から構成されています。

これらの要素は、経営や業務上の判断時に依拠する基準として活用されるほか、四半期単位の個人・チームの目標設定と評価の指針にもなっています。ミッションに共感し、共に実現を目指す意欲と行動力を持った人材の確保を重視しています。

また、多様性のある人材の確保と定着に向けて、フレックスタイム制度、短時間勤務制度、リモートワークなどの制度を整備しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、ユーザーが投稿した社員クチコミを基盤とする事業であるため、情報管理体制の強化を優先的に対処すべき課題の一つとしています。個人情報の保護と適正管理を最も重要な課題と認識し、社内規程の整備や定期的な社内教育、セキュリティシステムの構築を行っています。

2021年1月にはプライバシーマークを取得し、個人情報保護マネジメントシステムの運用を徹底しています。また、同社自身の人的資本の充実とそれによるサステナビリティの確保を最重要の経営課題と位置づけ、人材の確保、人材の育成、組織力の向上の3点に注力しています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


オープンワークは、取締役会と監査役会を設置する体制を採用しています。取締役会は4名で構成され、そのうち2名が社外取締役であり、経営の透明性と効率性の確保に努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


オープンワークの筆頭株主は株式会社リンクアンドモチベーションであり、同社はオープンワークの親会社に該当します。親会社との取引においては、少数株主の利益を損なわないよう、取引理由や条件の妥当性について取締役会で十分に審議した上で意思決定を行う方針です。

株主名 持株比率
リンクアンドモチベーション 52.70%
増井 慎二郎 17.90%
日本カストディ銀行(信託口) 4.59%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性5名・女性2名)で構成され、女性役員比率は29%です。代表取締役社長は大澤陽樹氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
大澤 陽樹 代表取締役社長 2009年4月 株式会社リンクアンドモチベーション入社。2019年11月 同社取締役副社長。2020年4月 同社代表取締役社長より現職。
池内 駿介 取締役兼執行役員 2008年4月 株式会社インクス入社。2016年4月 同社入社。2019年11月 同社取締役。2024年4月 同社執行役員より現職。


社外取締役は、若月貴子氏(クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン代表取締役社長)、小野塚浩二氏(クロス・マーケティンググループ取締役CFO)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会は毎月1回の定時開催に加え、必要に応じて臨時開催されています。社外取締役および社外監査役は、専門的な知識や経験に基づき、経営の監視・監督や助言を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


オープンワークの取締役の報酬は、固定報酬である基本報酬(金銭報酬)、賞与(金銭報酬)、株式報酬(非金銭報酬)で構成されています。代表取締役社長に取締役の個人別の報酬額の決定を委任しており、報酬委員会に諮問し答申を得ることで客観性と透明性を確保しています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 2名 42百万円 20.9百万円
社外取締役 2名 12百万円 6.0百万円
社外監査役 2名 12百万円 6.0百万円


なお、上記役員の員数については、無報酬の監査役1名を除いています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。