※本記事は、リガク・ホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。
1. 企業概要:どんな会社?
リガク・ホールディングスは純粋持株会社であり、単体従業員数は126名、グループ連結従業員数は1,971名です。
同社グループは、理科学機器の専門メーカーとして、X線技術を中心とした分析・計測機器の開発、製造、販売、サービスを展開しています。現在、同社および国内外の連結子会社18社で構成されています。
主な国内グループ会社は、経営管理、所在地:日本、RH、RC、RLCなどです。
リガク・ホールディングスは、2020年12月の設立後、株式会社リガクの株式取得を通じて親会社となり、グループ再編を進めました。2023年7月にはグローバルな組織再編を行い、持株会社として各機能を統括する体制を確立しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
リガク・ホールディングスは、科学技術の進歩を通じて社会貢献を目指す企業理念のもと、人財育成と多様な働き方を重視しています。同社グループは、従業員一人ひとりのキャリア形成と能力開発を支援し、全ての従業員が能力を最大限に発揮できる環境整備に注力しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、従業員の平均年齢が比較的高く、平均勤続年数も一定の水準を示しています。これは、長期的なキャリア形成を支援し、安定した環境で専門性を深めることができる企業文化が根付いていることを示唆しています。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 10,084,000円 |
| 平均勤続年数 | 9.5年 |
| 平均年齢 | 48.4歳 |
| 単体従業員数 | 126人 |
| 連結従業員数 | 1,971人 |
| 単体のグループ内比率 | 6.4% |
同社グループは、退職給付制度として主に確定拠出制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する)を採用しています。この制度は国内および海外のグループ会社に適用されます。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
リガク・ホールディングスは、「科学技術の進歩を通して人類社会の発展に貢献する」という企業理念のもと、人財を重要な経営資源と位置付けています。従業員の主体的なキャリアデザインと能力開発を支援するため、「リガク・コンピテンシー」の浸透と促進、およびジョブ型人事制度の導入を進めています。
具体的には、セルフスタートで変革をリードし、多様なチームで成果を出し、イノベーションを生み出す人財の育成を目指しています。ジョブ型人事制度では、グローバル共通の等級制度や職務記述書を通じて、期待される役割を明確化し、キャリア自律セミナーや研修で従業員のスキル習得を促しています。
また、多様性と公平性、健康管理に重点を置いた社内環境整備にも取り組んでいます。ワークライフバランス向上の支援、社員エンゲージメント調査、階層別研修、社内公募制度などを通じて、全ての従業員が能力を十分に発揮できる環境づくりに努めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 23.6% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全ての労働者) | 67.0% |
| うち正規雇用労働者 | 68.5% |
| うちパートタイマー・有期雇用労働者 | 95.0% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ 株式会社リガク
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 2.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 61.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全ての労働者) | 56.8% |
| うち正規雇用労働者 | 77.7% |
| うちパートタイマー・有期雇用労働者 | 66.3% |
多様性・登用
提出会社単体および主要な連結子会社を対象とした集計値です。
| 指標 | 区分 | 2023年度実績 | 2024年度実績 | 2025年度実績 | 目標値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 女性管理職比率 | RH単体 | 13.3% | 18.0% | 23.6% | 前年実績以上 |
| 女性管理職比率 | RC単体 | 1.5% | 2.3% | 2.8% | 前年実績以上 |
| 女性正社員比率 | RH単体 | 40.2% | 45.0% | 46.6% | 前年実績以上 |
| 女性正社員比率 | RC単体 | 13.1% | 14.6% | 13.3% | 前年実績以上 |
| 女性取締役比率 | RH単体 | 20.0% | 25.0% | 28.6% | 2027年迄に30% |
| 女性取締役比率 | RC単体 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 前年実績以上 |
| 障がい者雇用率 | RH単体 | 0.8% | 2.3% | 3.1% | 前年実績以上 |
| 障がい者雇用率 | RC単体 | 1.4% | 1.8% | 2.2% | 前年実績以上 |
人材育成・エンゲージメント
提出会社単体および主要な連結子会社を対象とした集計値です。
| 指標 | 区分 | 2023年度実績 | 2024年度実績 | 2025年度実績 | 目標値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 離職率 | RH単体 | 1.2% | 0.0% | 2.7% | 前年実績より改善 |
| 離職率 | RC単体 | 2.7% | 1.4% | 1.1% | 前年実績より改善 |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
リガク・ホールディングスは、X線技術を中心とした分析・計測機器の開発、製造、販売、サービスを手掛ける理科学機器の専門メーカーです。同社グループは、多岐にわたる産業分野の研究開発や品質管理に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
リガク・ホールディングスグループは、理科学機器の製造・販売を主な事業としています。X線回折、蛍光X線分析、X線イメージングといったX線技術を核に、分析・計測機器を開発、製造、販売し、アフターサービスまで一貫して提供しています。
同社グループの事業は「理科学機器の製造・販売」の単一セグメントですが、製品カテゴリーとしては「多目的分析機器事業」「半導体プロセス・コントロール機器事業」「部品・サービス事業」の3つに区分されます。多目的分析機器事業は、X線回折装置や蛍光X線分析装置など、幅広い用途の機器を開発・販売しています。半導体プロセス・コントロール機器事業は、半導体ウェーハの汚染検査や薄膜評価など、半導体製造プロセスにおける計測機器を提供しており、特に高付加価値な半導体計測機器として需要が高い傾向にあります。部品・サービス事業では、消耗部品や補修部品の販売に加え、装置の修理、移設、保証メンテナンスなどのサービスを提供し、安定的な収益源となっています。
収益は、大学や研究機関、企業の開発・品質管理・製造部門など、幅広い顧客への機器販売とアフターサービスから得ています。特に半導体プロセス・コントロール機器事業は、半導体市場における先端技術への需要を背景に、売上収益が大きく増加しました。一方で多目的分析機器事業は、米州や中国での売上収益が減少する傾向が見られます。
地域別では、日本が最も大きな売上収益を占め、米国がそれに続いています。欧州やアジア地域でも売上収益を上げており、特に欧州では売上収益が大きく増加しました。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
リガク・ホールディングスグループの業績は、過去5年間で売上収益が着実に増加傾向にあります。親会社の所有者に帰属する当期利益も、直近の期を除いては増加傾向を示していました。
直近の連結会計年度では、売上収益は前期から増加したものの、営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は前期から減少しました。これは、製造キャパシティ増強や戦略的な研究開発投資を継続した一方で、製品・地域ミックスの変化や利益率の高い製品の需要減などが影響したためです。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | - | 627億円 | 799億円 | 907億円 | 942億円 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | - | 9.1億円 | 109億円 | 136億円 | 114億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | - | 4.06 | 48.44 | 60.44 | 50.19 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
リガク・ホールディングスグループの従業員1人あたり売上収益(連結)は、前期からわずかに減少する傾向が見られます。一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から減少しています。
これらの指標は、同社グループの生産性や収益創出力の推移を示しており、今後の事業戦略や効率化の取り組みが注目されます。
| 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上収益(連結) | 48.6百万円 | 47.8百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 9.8百万円 | 8.5百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
リガク・ホールディングスは、本業で安定した資金を生み出しつつ、将来に向けた投資も継続しています。財務基盤の健全性を維持しながら、事業の成長を支える資金の流れが確認できます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率とROEの推移から確認できます。当期の自己資本比率は47.7%であり、プライム市場の製造業平均と比較して高い水準を示しています。ROE(自己資本利益率)は13.4%で、プライム市場平均を上回っています。
手元資金である現金及び現金同等物は243億円となっており、事業運営に必要な流動性を確保している状況です。これらの財務指標は、同社グループが安定した経営基盤を有していることを示しています。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本 | 818億円 | 884億円 |
| 自己資本比率 | 46.1% | 47.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 18.5% | 13.4% |
| 現金及び現金同等物 | 280億円 | 243億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローがプラスとなっています。これは主に税引前当期利益の計上や減価償却費及び償却費があった一方で、売上増加に伴う営業債権及びその他の債権の増加があったことによるものです。投資活動によるキャッシュフローはマイナスとなり、有形固定資産や無形資産の取得による支出が主な要因です。
これは事業拡大に向けた設備投資を継続していることを示しています。その結果、フリーキャッシュフローはプラスとなっており、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金を生み出している状況です。財務活動によるキャッシュフローはマイナスで、自己株式の取得や配当金の支払いがあった一方で、新株予約権の行使による収入も確認できます。これらの資金の流れは、同社グループが安定した事業運営を基盤としつつ、将来の成長に向けた投資も行っていることを示しており、雇用や給与の安定性にもつながる傾向があると言えます。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 146億円 | 93.9億円 |
| 投資CF | △60.5億円 | △66.3億円 |
| 財務CF | △24.4億円 | △66.0億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 85.5億円 | 27.6億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループが販売するX線分析機器は、国内外の半導体・電子部品、ライフサイエンス、化学等の幅広い産業分野や大学・研究機関で使用されており、これらの市場動向や経済情勢の影響を受ける可能性があります。特に米国での学術資金削減や半導体市場の変動は、業績に悪影響を及ぼすリスクとして認識されています。
また、世界的に事業展開しているため、地政学的リスク、為替の変動、輸出入管理規制の動向、各国政府の補助金政策動向など、海外での事業活動に関する様々なリスクが存在します。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、成長活動や新技術の開発・獲得、既存技能の承継のため、人材確保を事業継続上の重要な課題と認識しています。有能な人材の確保ができない場合や人材流出が生じた場合、または人材育成が計画通りに進まなかった場合には、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
リガク・ホールディングスは、X線技術を核に科学技術の進歩と人類社会の発展に貢献することを目指す企業グループです。グローバルな視点と多様性を尊重し、独自の成長モデルを追求する文化が根付いています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、2022年に「Mission, Vision and Values」を制定し、「視るチカラで、世界を変える」を実践しています。企業理念として「科学技術の進歩を通して人類社会の発展に貢献する」を追求しています。
持続可能な社会の実現に貢献し、企業グループとしての持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ることを基本方針としています。
強みである技術資産、人材資産、顧客資産を最大活用し、世界各地の拠点が有する多様性を武器に「グローバル・ワン・リガク(注:リガクで働く全世界の多様性を持つ仲間がグローバル企業としての全体最適を共有・尊重し、役割に応じてそれぞれが持つ能力を結集した「One Team」で、その統合された能力を最大発揮するリガクの企業スピリット)」の総合力を結集しています。優れた技術力をベースとしたユニークな成長モデルを創造する「A One-of-a-Kind Global Technology Company」を目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、企業理念「科学技術の進歩を通して人類社会の発展に貢献する」のもと、社是に「顧客を大切にする、人を大切にする、技術を大切にする」を掲げています。
サステナビリティに関する重要課題として、持続可能な社会発展への貢献、企業の社会的責任、ガバナンスを特定し、取り組みを進めています。
人財育成方針では「リガク・コンピテンシー」の浸透と促進、ジョブ型人事制度の導入を進めています。求める人財は、セルフスタートで変革をリードできる人財、多様性に富んだチームで成果を出せる人財、市場の先を行きイノベーションを生み出せる人財、継続的に学習し自己変革を続けられる人財です。
社内環境整備では、多様性と公平性、健康管理に重点を置いた施策を展開しています。ワークライフバランス向上支援や社員エンゲージメント調査、社内公募制度等を通じて、全ての従業員が能力を発揮できる環境整備に努めています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、優先的に対処すべき課題として、外部とのパートナーシップの確立を推進しています。高度なX線要素技術力と外部パートナーの技術力を融合し、新材料開発や半導体計測分野での協業に積極的に取り組んでいます。
品質の改善も最優先課題の一つです。品質保証部と生産本部を中心にKPIを設定し、不良要因の分析と改善施策を実施しています。
人材確保・育成においては、国内外で優秀・多様な人材の確保と育成が必要不可欠です。新卒採用や経験者採用、海外人材の採用を活発に展開し、経営幹部候補の育成研修やリスキリング、技能伝承にも注力しています。
また、コーポレート・ガバナンスへの積極的な取り組みを通じて、内部統制システムの整備強化や人材の育成、戦略達成状況の管理の徹底等、持続的な成長を支える経営基盤の強化に継続して取り組んでいます。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
リガク・ホールディングスは、株主総会、取締役会、監査役会を設置しており、2024年3月に監査役設置会社から監査役会設置会社へ移行しました。取締役会による業務執行の監督と、独立した監査役会による監査を通じて、コーポレート・ガバナンスの実効性を確保する体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
リガク・ホールディングスの株主構成を見ると、筆頭株主は海外の機関投資家であるAtom Investment, L.P.であり、同社グループの資本構成において大きな割合を占めています。また、個人株主や信託銀行も上位株主として名を連ねており、多様な株主によって支えられていることがわかります。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| Atom Investment, L.P. | 42.08% |
| 志村 晶 | 12.15% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 6.44% |
| INDUS SELECT MASTER FUND, LTD. | 1.86% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 1.59% |
なお、インダス・キャピタル・パートナーズ・エル・エル・シーが2025年1月15日現在で12,501,700株(保有割合5.53%)を所有している旨が大量保有報告書に記載されていますが、同社として2025年12月31日現在における実質所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況には含められていません。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は10名(男性8名・女性2名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。代表取締役社長は川上潤氏が務めています。社外取締役比率は71.4%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 川上 潤 | 代表取締役社長 | 1987年4月日本ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社入社。GEヘルスケア・ジャパン株式会社代表取締役社長兼CEOなどを経て、2023年2月より同社代表取締役社長CEO現職。 |
| 尾形 潔 | 取締役副社長 | 1986年4月株式会社日立製作所入社。2009年1月株式会社リガク入社。同社取締役専務執行役員などを経て、2023年7月より同社取締役副社長、グローバルプロダクトユニットリーダー現職。 |
社外取締役は、富岡隆臣氏(カーライル・ジャパン・エルエルシー 日本共同代表兼マネージングディレクター)、廣瀬光雄氏(有限会社マベリックジャパン 代表取締役社長)、Andrea Knoblich氏(The Bank of New York Mellon Corporation Director and Markets APAC COO/CAO)、田口倫彰氏(Vayyar Imaging Japan合同会社 日本地区代表)、江端貴子氏(株式会社アルファパーチェス 社外取締役・指名・報酬委員会委員長)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役会による業務執行の監督と、取締役会から独立した監査役会による監査を通じて、経営の監督・監視機能が発揮される体制です。取締役会は7名の取締役で構成され、そのうち5名が社外取締役であり、より広い見地からの意思決定と客観的な業務執行の監督を行っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
リガク・ホールディングスの取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上と中長期的な成長の実現を目指し、職責と役割に見合った水準とされています。経営責任の明確化と業績連動性を確保することを基本方針としており、固定報酬、業績連動報酬、中期インセンティブとしての株式報酬(譲渡制限付株式ユニット:RSU)の3種類で構成されています。社外取締役の報酬は、その独立性と監督機能を重視し、固定報酬のみとなっています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 3名 | 1.6億円 | 54.1百万円 |
| 監査役(社外除く) | - | 0百万円 | - |
| 社外役員 | 8名 | 66百万円 | 8.2百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
個人別報酬が開示されている役員は、川上潤氏(1.02億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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