【平均年収615万円】コーセーアールイー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年1月期)

【平均年収615万円】コーセーアールイー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年1月期)

コーセーアールイーは、福岡都市圏を中心に首都圏や九州各県で、分譲マンション「グランフォーレ」シリーズの企画・開発・販売、不動産賃貸管理などを展開しています。直近期の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社コーセーアールイー の有価証券報告書(2026年1月期、2025年2月1日 ~ 2026年1月31日、2026年4月9日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


同社グループは、ファミリーマンション販売事業、資産運用型マンション販売事業、不動産賃貸管理事業、ビルメンテナンス事業を主な業務としています。福岡都市圏を中心に、首都圏や九州各県の中核市で高品質な分譲マンション「グランフォーレ」シリーズの企画・開発・販売を手掛けています。

単体従業員数は69名、連結従業員数は81名です。セグメントはファミリーマンション販売事業、資産運用型マンション販売事業、不動産賃貸管理事業、ビルメンテナンス事業の4つです。

主な国内グループ会社は、(連結子会社)アールメンテナンス(ビルメンテナンス事業)、(連結子会社)みらい保証(不動産賃貸管理事業)などです。

なお、連結子会社であったコーセーアセットプランは、2025年11月28日付で清算を結了しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社コーセーアールイーは、不動産開発・販売を主軸とする企業です。このセクションでは、同社の給与水準や従業員の在籍傾向、そして人材育成や働き方に関する方針についてご紹介します。同社グループがどのような環境で事業を展開しているのか、具体的なデータと取り組みから見ていきましょう。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均年齢が40代前半であり、平均勤続年数も一定の水準を示しています。このことから、比較的落ち着いた年齢構成で、長期的にキャリアを築く従業員が少なくない傾向がうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 6,151,000円
平均勤続年数 8.8年
平均年齢 41.5歳
単体従業員数 69人
連結従業員数 81人
単体のグループ内比率 85.2%


なお、退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、「理想のすまいへ飽くなき挑戦」という経営理念のもと、マンション開発を通じてお客様の住生活の充実や地域社会の活性化に貢献しています。企業価値の向上を目指し、人材の多様化を図り、能力と適性を発揮できる職場環境の整備、人材育成、社内環境整備に努める方針です。

具体的には、社員の学び直し(リスキリング)を支援し、新しいことに果敢にチャレンジする企業風土の醸成を図っています。成果は個人に還元することで、さらなる成長へのモチベーションを育み、中長期的な企業の成長につなげる好循環を目指しています。また、DX化の推進により生産性の向上にも取り組んでいます。

人材育成・従業員エンゲージメント向上に向けた取り組みとしては、外部講習会・研修受講支援、宅地建物取引士等の資格取得者への資格手当支給、全役職員向けコンプライアンス研修の実施、優秀者や顕著な功績を上げた社員の表彰制度、永年勤続表彰制度(10年・20年・30年)などがあります。社内環境整備では、有給休暇取得の推奨(半日単位での取得可)、子育て支援(育児休業、時短勤務、時間外労働の免除、各種祝い金)、介護支援(介護休業、時短勤務、労働免除)、DX化の推進、奨学金返還支援制度などを実施しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


同社は、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づく公表義務の対象ではないため、法定開示データは記載を省略しています。

提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


コーセーアールイーは、ファミリーマンションや資産運用型マンションの企画・開発・販売を主軸に、不動産賃貸管理やビルメンテナンスまで手掛ける不動産事業を展開しています。同社グループは、住まいに関する多様なニーズに応えるビジネスモデルを構築しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、分譲マンションの企画・開発・販売を中核とし、これに付随する不動産賃貸管理やビルメンテナンスサービスを提供することで収益を上げています。特に、高品質な分譲マンション「グランフォーレ」シリーズの展開が特徴です。不動産販売は物件の引き渡し時に収益を認識するモデルであり、賃貸管理やビルメンテナンスは継続的なサービス提供による収益モデルとなっています。

ファミリーマンション販売事業

この事業では、福岡都市圏を中心に首都圏や九州各県の中核市において、分譲マンション「グランフォーレ」シリーズの企画・開発・販売を行っています。戸建や中古ファミリーマンションの販売もこの事業に含まれます。収益は、主にマンションの販売から得ています。

資産運用型マンション販売事業

賃貸需要の高い福岡市中心部において、資産運用型マンション「グランフォーレ」シリーズの企画・開発・販売を手掛けています。中古の資産運用型マンション販売も含まれます。収益は、主にマンションの販売から得ています。

不動産賃貸管理事業

同社グループが販売した資産運用型マンションの賃貸管理を受託するほか、自社所有ビルの賃貸業も行っています。収益は、賃貸管理の受託料や自社所有ビルの賃料収入から得ています。

ビルメンテナンス事業

株式会社アールメンテナンスがこの事業を担っており、主に同社グループが福岡都市圏で供給するファミリーマンションや資産運用型マンションの管理事務、点検・保守などのアフターサービスを受託しています。収益は、マンション管理や保守・点検、工事請負から得ています。

その他の事業セグメント

この区分には、不動産売買の仲介業が含まれています。収益は、仲介手数料などから得ています。前期には販売用土地の売却も含まれていましたが、当期は仲介業が主な内容となっています。

セグメント 売上高(2025年1月期) 売上高(2026年1月期)
ファミリーマンション販売事業 36.5億円 62.9億円
資産運用型マンション販売事業 22.9億円 30.2億円
ビルメンテナンス事業 3.4億円 3.5億円
不動産賃貸管理事業 3.2億円 3.2億円
その他の事業セグメント 10.4億円 69百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は変動がありながらも、当期は前期から大きく増加しています。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も、前期に減少したものの、当期は大幅に回復する傾向を示しています。これは、事業環境の変化に対応しつつ、販売活動を強化した結果と考えられます。

項目 2022年1月期 2023年1月期 2024年1月期 2025年1月期 2026年1月期
売上高 113億円 110億円 102億円 76.5億円 100億円
経常利益 12.7億円 18.4億円 18.3億円 5.0億円 9.8億円
経常利益率 11.3% 16.8% 18.0% 6.6% 9.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 8.8億円 12.6億円 12.6億円 3.4億円 7.0億円
1株当たり当期純利益(円) 86.64 124.05 124.31 33.59 68.50

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は、前期から当期にかけて増加しています。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から大きく向上しており、生産性が改善している傾向が見られます。これらの指標は、同社グループが事業規模の拡大とともに、従業員一人ひとりの収益貢献度を高めていることを示しています。

指標 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
従業員1人あたり売上高(連結) 95.6百万円 124.0百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 4.0百万円 9.5百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、事業拡大に伴う投資を積極的に行っている状況です。本業で得た資金を将来の成長に再投資している段階にあることが、財務状況から読み取れます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあります。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回っていますが、前期からは改善傾向を示しています。手元資金は前期から減少しているものの、一定の現金を保有している状況です。

指標 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
純資産 103億円 107億円
自己資本比率 60.0% 53.9%
ROE(自己資本利益率) 3.3% 6.7%
現金及び預金 53.5億円 48.8億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


当連結会計年度における営業活動によるキャッシュフローは、棚卸資産の増加により資金を使用する結果となりました。投資活動によるキャッシュフローも、固定資産の取得や定期預金の預け入れにより資金を使用しています。一方で、財務活動によるキャッシュフローは、プロジェクト開発の進捗や固定資産の取得に伴う長期借入れなどにより資金を獲得しています。

同社グループは、事業用地の取得や建築の委託を先行して行う事業特性があり、その仕入れ資金や金融機関からの調達資金が増加する見込みです。そのため、営業活動および投資活動で資金を使用し、財務活動で資金を調達する傾向が見られます。このような資金の流れは、事業拡大に向けた積極的な投資フェーズにあることを示しており、将来の成長性につながる可能性があります。

項目 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
営業CF △11.4億円 △12.6億円
投資CF △8.4億円 △1.1億円
財務CF 17.2億円 18.1億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △19.8億円 △13.8億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、金利の上昇が業績に影響を及ぼすリスクを認識しています。市場金利が想定を超えて上昇した場合、支払利息の増加や顧客の購買力低下につながる可能性があります。また、福岡都市圏を中心に事業を展開しており、当該地域の経済状況や地価の動向に業績が影響を受けるリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク

人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


コーセーアールイーは、「理想のすまいへ飽くなき挑戦」という経営理念を掲げ、お客様の住生活の充実と地域社会の活性化を目指しています。同社グループは、堅実な成長と持続可能な企業経営を追求する企業風土を持っています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


コーセーアールイーは、「理想のすまいへ飽くなき挑戦」を経営理念としています。同社グループは、適正な利益水準を保持しつつ、資産価値の高いマンションを継続して供給し、堅実な成長を果たすことを目的としています。

著しい環境変化に対応できる柔軟な経営幹部を育成し、従業員満足度を高めながら、持続可能な人的資本経営を磨き上げ、総合不動産業としてのビジネスに果敢に挑戦する企業を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


コーセーアールイーでは、「顧客利益の重視」と「コンプライアンス優先」の営業姿勢を基本としています。コンプライアンスを徹底し、企業統治改革を通じてフレキシブルでサステナブルな企業経営を目指す方針です。

また、DX化を推進し、業務の「見える化」を進めることで、ムリ・ムダを排除し生産性の向上に取り組んでいます。人材の多様化を図り、能力と適性を発揮できる職場を整備するとともに、社員の学び直し(リスキリング)を支援し、新しいことに果敢にチャレンジする企業風土の醸成を図っています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


コーセーアールイーは、組織面においてDX化を推進し、情報管理等の業務の「見える化」を進めることで、生産性の向上に取り組んでいます。人材の多様化を図り、能力と適性を発揮できる職場を整備することも重点テーマです。

社員の学び直し(リスキリング)を支援し、新しいことに果敢にチャレンジする企業風土の醸成を図るとともに、成果を個人に還元することで、更なる成長へのモチベーションを育む好循環を目指しています。また、競合激化と販売物件増加に備え、人員増と育成にも取り組む方針です。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


コーセーアールイーは、取締役会、監査等委員会、および会計監査人を設置し、企業統治の基本体制を構築しています。取締役会と監査等委員会は月1回以上開催され、経営の意思決定プロセスの監視と業務執行の適正性確保に努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社は、代表取締役社長である諸藤敏一氏が筆頭株主であり、発行済株式の24.65%を保有しています。また、株式会社TMIトラストやグランフォーレ会といった関連性の高い株主が上位に名を連ねており、経営陣や関係者が主要な株主として同社を支えていることがうかがえます。

株主名 持株比率
諸藤 敏一 24.65%
株式会社TMIトラスト 20.68%
グランフォーレ会 2.78%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性8名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は諸藤敏一氏が務めています。社外取締役比率は0.0%です。

氏名 役職 主な経歴
諸藤 敏一 取締役社長 (代表取締役) 1980年6月ダイア建設株式会社入社、1982年1月株式会社すまい入社、1992年8月同社代表取締役社長より現職。
山本 健 専務取締役 営業本部長 兼アセットマネジメント営業部長 1989年4月株式会社ダイナ入社、2003年8月同社入社、2023年2月同社専務取締役 営業本部長 兼アセットマネジメント営業部長より現職。
西川 孝之 取締役 レジデンシャル営業部長 1990年7月株式会社すまい入社、1999年4月同社入社、2023年2月同社取締役 レジデンシャル営業部長より現職。
國分 正剛 取締役 事業部長 1988年4月株式会社住総入社、2006年2月同社入社、2019年2月同社取締役 事業部長より現職。
土橋 一仁 取締役 管理部長 1986年4月株式会社福岡銀行入社、2019年4月同社入社、2019年4月同社取締役 管理部長より現職。


社外取締役は、井手森生氏(三和税理士法人代表社員)、柳澤賢二氏(柳沢法律事務所代表)、森川康朗氏(福岡銀行顧問)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員会は社外取締役3名で構成されています。これにより、経営の適正性および効率性の向上を図り、独立した立場から経営に対する監督機能を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社は、役員報酬の決定において透明性と客観性を重視し、指名・報酬諮問委員会を設置しています。監査等委員でない取締役の報酬は固定報酬と業績連動報酬で構成され、業績連動報酬の指標には当事業年度の税金等調整前当期純利益の達成が用いられています。監査等委員である取締役の報酬は固定報酬のみとなっています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 5名 97百万円 19.3百万円
社外役員 3名 9百万円 3.0百万円


同社の役員報酬等の総額は1.1億円であり、報酬の支給対象となった役員は計8名です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。