※本記事は、株式会社ジャストプランニング の有価証券報告書(2026年1月期、2025年2月1日 ~ 2026年1月31日、2026年4月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ジャストプランニングは、外食企業向けにASP事業やシステムソリューション事業を展開しています。インターネットを活用したアプリケーションソフトウェアの提供やシステムメンテナンス、運用サポート業務などを手掛けています。また、物流ソリューション事業や太陽光発電事業も行っています。
単体従業員数は55名、連結従業員数は69名です。セグメントはASP事業、システムソリューション事業、物流ソリューション事業、太陽光発電事業、その他事業の5つです。
主な国内グループ会社は、(連結子会社)サクセスウェイ(物流ソリューション事業)、(連結子会社)JPパワー(太陽光発電事業・その他事業)などです。
ジャストプランニングは、2020年8月にテイクアウト業態向けスマートフォンアプリケーション「iToGo」事業を譲り受け、新しい生活様式に対応した市場ニーズへの対応を強化しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ジャストプランニングは、従業員一人ひとりの個性や才能を重視し、多様な働き方を支援する環境づくりに力を入れています。事業特性に応じた柔軟なキャリアパスの実現や、生産性向上に向けた取り組みを通じて、従業員が健康的に働ける環境を目指している会社です。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、従業員の平均年齢が30代後半であり、平均勤続年数も9年を超えています。このことから、比較的落ち着いた年齢構成の中で、長期的にキャリアを築いている従業員が多い傾向にあることがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,390,000円 |
| 平均勤続年数 | 9.1年 |
| 平均年齢 | 39.5歳 |
| 単体従業員数 | 55人 |
| 連結従業員数 | 69人 |
| 単体のグループ内比率 | 79.7% |
なお、退職給付制度に関する記載はありません。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、従業員一人ひとりが持つ個性や才能を重視し、事業や業務の特性に応じて多様化を図る人材戦略を掲げています。一人ひとりに合わせた柔軟なキャリアパスを実現するため、採用、適材適所の配置、公正な評価制度、教育制度の充実といった個人の成長につながる制度を整えています。
働き方においては、リモートかつフレキシブルな開発体制を構築し、社内の業務ワークフローのDX化を通じて生産性向上に努めています。経験や意欲に応じたキャリア機会の創出や公正な評価を実施し、多様な人材が健康に働くための環境整備に取り組んでいます。特に開発に携わるエンジニアは極めて重要な経営資本と位置づけ、社員の能力向上と開発力強化、多様性向上を通じて高付加価値の実現を目指しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率、および労働者の男女の賃金の差異は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく公表義務の対象項目として選択しておらず、公表されていません。提出会社単体の法定開示データは開示されていません。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ジャストプランニングは、外食産業を中心に、ASP事業、システムソリューション事業、物流ソリューション事業、太陽光発電事業、その他事業を展開しています。これらの事業を通じて、顧客企業の業務効率化や経営支援、再生可能エネルギーの提供など多角的なサービスを提供しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、主に外食産業向けのITソリューションと物流サービスを核として事業を展開しており、継続的なサービス提供による収益モデルが特徴です。インターネットを活用したシステム提供やアウトソーシング業務を通じて、顧客企業の経営をサポートしています。
ASP事業
外食企業向けにインターネット通信インフラを利用したアプリケーションソフトウェアの提供と、システムメンテナンス・運用サポート業務のアウトソーシングを組み合わせた事業です。主力サービスは「まかせてネット」シリーズで、テイクアウト業態向けスマートフォンアプリケーション「iToGo」も展開しています。収益は、導入支援売上と月額利用料金であるASP利用料売上から得ています。運営は、ジャストプランニングが行っています。
システムソリューション事業
外食産業向けに本部管理システム、店舗システム、分析システムなどのアプリケーションソフトウェアの企画、開発、販売を行っています。POSシステムやオーダーエントリーシステムなどのソリューション提供、業務コンサルティングも手掛けています。収益は、ソフトウェア受託開発、POSシステム導入支援、システム運用・業務コンサルティング、ハードウェア導入、消耗品販売などから得ています。運営は、ジャストプランニングが行っています。
物流ソリューション事業
外食チェーン企業等に対し、物流ソリューション(3PL)、マーチャンダイズソリューション、本部業務代行などのサービスを提供しています。収益は、これらのソリューションサービスから得ています。運営は、連結子会社のサクセスウェイが行っています。
太陽光発電事業
自社で保有する太陽光発電設備を用いて、電力会社への売電を行っています。収益は、太陽光発電による電力販売から得ています。運営は、連結子会社のJPパワーが行っています。
その他事業
直営の外食店舗を運営し、店舗運営ノウハウの社員研修、情報システム開発、新システムのテストマーケティング等に活用しています。収益は、外食店舗の運営から得ています。運営は、連結子会社のJPパワーが行っています。
同社グループは本邦以外の外部顧客への売上高がなく、海外での事業展開は行っていません。また、物流ソリューション事業においては、特定の顧客への売上高が一定の割合を占める傾向があります。
| セグメント | 売上高(2025年1月期) | 売上高(2026年1月期) |
|---|---|---|
| ASP事業 | 10.9億円 | 12.2億円 |
| 物流ソリューション事業 | 8.2億円 | 10.0億円 |
| その他の事業セグメント | 1.5億円 | 1.3億円 |
| 太陽光発電事業 | 84百万円 | 99百万円 |
| システムソリューション事業 | 65百万円 | 83百万円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、直近5年間で増加傾向にあり、特に当期は大きく伸びています。経常利益も同様に増加傾向を示しており、親会社株主に帰属する当期純利益も順調に推移しています。
| 項目 | 2022年1月期 | 2023年1月期 | 2024年1月期 | 2025年1月期 | 2026年1月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 21.1億円 | 20.1億円 | 20.7億円 | 22.0億円 | 25.3億円 |
| 経常利益 | 3.5億円 | 4.0億円 | 5.0億円 | 5.0億円 | 6.2億円 |
| 経常利益率 | 16.8% | 20.1% | 24.0% | 22.5% | 24.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2.5億円 | 2.1億円 | 3.5億円 | 3.6億円 | 5.1億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 19.53 | 16.18 | 27.90 | 29.55 | 43.01 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は前期から増加しており、生産性の向上が見られます。また、従業員1人あたり営業利益も前期から増加しており、収益性の改善が進んでいることを示しています。
| 指標 | 2025年1月期 | 2026年1月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 33.9百万円 | 36.7百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 7.5百万円 | 8.8百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
株式会社ジャストプランニングは、堅実な財務基盤と安定したキャッシュフローを維持しています。本業で着実に資金を生み出し、将来に向けた投資も行いながら、手元資金を厚くしている状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な手元資金によって特徴づけられています。当期の自己資本比率は90.4%となっており、プライム市場の非製造業平均と比較しても非常に高い水準を示しています。ROE(自己資本利益率)も13.4%と、プライム市場平均を上回る水準で推移しています。これらの指標は、同社グループが安定した経営を継続し、事業活動を支える強固な財務体質を築いていることを示しています。手元資金も厚く、不測の事態にも対応できる体制が整っていると言えます。
| 指標 | 2025年1月期(前期) | 2026年1月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 36.8億円 | 39.3億円 |
| 自己資本比率 | 91.5% | 90.4% |
| ROE(自己資本利益率) | 10.0% | 13.4% |
| 現金及び預金 | 28.7億円 | 32.5億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業で安定して資金を生み出し、将来への投資も継続している状況を示しています。当期における営業活動によるキャッシュフローは前期から増加し、6.9億円の資金を得ています。これは主に税金等調整前当期純利益や減価償却費によるものです。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出などにより、前期よりもマイナス幅が拡大し、△58百万円の資金を使用しています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いや自己株式取得による支出により、△2.6億円の資金を使用しています。営業活動で得た資金が投資活動による支出を上回るフリーキャッシュフローは前期から増加し、6.4億円となっています。このキャッシュフローの状況は、同社グループが本業で安定的に収益を上げ、事業の成長に必要な投資を行いながらも、資金を効率的に運用していることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性、そして会社の持続的な成長に期待が持てる状況です。
| 項目 | 2025年1月期(前期) | 2026年1月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 3.1億円 | 6.9億円 |
| 投資CF | △23百万円 | △58百万円 |
| 財務CF | △2.7億円 | △2.6億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 2.9億円 | 6.4億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループの事業構造・収益性に関するリスクとして、技術変化への対応力が挙げられています。ASP事業やシステムソリューション事業を取り巻く技術革新の進歩は速く、新技術や新サービス・商品への適応が求められています。また、物流ソリューション事業においては、AIやビッグデータ活用による市場構造の急速な変化に対応し、適合した物流総合管理システムを提供していく必要があります。
③ 人材・組織に関するリスク
人材・組織に関するリスクとして、人材育成が挙げられています。同社グループが継続的成長を成し遂げるためには、優秀な人材の獲得と育成が重要な要素であり、これが計画通りに進まない場合、成長の制約要因となる可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ジャストプランニングは、外食産業を中心に情報基幹システムと運用サービスを提供する企業です。お客様の信頼感を高めることを目指し、情報システムの安定稼働と活用を支援するアウトソーシング業務を展開しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、外食産業向けに情報基幹システムとしてのアプリケーションソフトウェアを提供しています。これに加え、ユーザー側のシステム作業も運用サービスとして手掛けています。
安定した情報システムの稼働と、ユーザー側のシステム活用に関する問題解決をサポートすることを重視しています。このようなアウトソーシング業務を通じて、お客様の信頼感を高めることを目的としたサービス提供を目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、従業員一人ひとりが持つ個性や才能を重視し、事業や業務の特性に応じて多様化を図っています。個人の成長につながる制度として、柔軟なキャリアパスを実現するための採用、適材適所の配置、公正な評価制度、教育制度の充実を整えています。
働き方においては、リモートかつフレキシブルな開発体制を構築し、社内の業務ワークフローのDX化にも取り組むことで生産性向上に努めています。経験や意欲に応じたキャリア機会の創出と公正な評価を実施し、多様な人材が健康に働くための環境整備に取り組んでいます。人権の尊重、従業員の健康・労働環境への配慮や公正・適切な処遇については、性別・年齢・国籍等によって優遇することなく、求められる能力・知識・経験等に基づいて公正に取り扱っています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
国内外食産業は人口減少により市場規模が縮小傾向にあるため、顧客確保が最重点課題とされています。リピート客確保のためのCRMや新規顧客獲得のためのセールスプロモーションに対する情報システムの構築が求められています。
また、経営効率化による利益確保として、業務の効率化や食材ロスの削減に対する情報システム対応も重要です。同社グループは、こうした外食産業の経営課題に対し、ITソリューションをASP事業として提供することを優先的に対処すべき課題と認識しています。開発に携わるエンジニアは極めて重要な経営資本であり、社員の能力向上と開発力強化を通じて、顧客の多様な価値観に応える高付加価値の実現を目指しています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ジャストプランニングは監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が経営の健全性を確保する体制をとっています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
ジャストプランニングの筆頭株主はMYホールディングスであり、事業会社が主要な株主となっています。株式会社オージス総研も大株主として名を連ねており、特定の事業会社が同社の経営を支える資本構成です。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| MYホールディングス | 37.21% |
| オージス総研 | 10.86% |
| 鈴木 崇宏 | 3.14% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
ジャストプランニングの役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.0%です。代表取締役社長は村井芸典氏が務めています。社外取締役比率は16.7%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 村井 芸典 | 代表取締役社長 | 2004年8月アスカティースリー株式会社入社、2017年1月同社代表取締役就任。2018年8月同社入社、2021年4月同社取締役就任。2023年5月同社取締役副社長就任を経て、2026年2月より現職。 |
| 酒井 敬 | 取締役 エンタープライズ事業本部担当 | 2003年4月同社入社、2015年8月同社お客様センター事業部長就任。2019年4月同社取締役就任、2021年4月同社代表取締役社長就任。2026年2月より現職。 |
| 佐久間 宏 | 取締役 | 1983年4月日本電気株式会社入社、1998年4月佐久間公認会計士事務所開所。2000年5月同社取締役就任、2005年2月株式会社サクセスウェイ監査役就任より現職。 |
| 牛﨑 晋一 | 取締役プラットフォーム事業本部担当 | 1997年4月株式会社アスキー入社、2000年11月同社入社。2015年4月同社取締役就任、2021年4月同社情報システム事業部担当就任。2026年2月より現職。 |
| 神崎 真由美 | 取締役管理本部担当 マーケティング本部担当 マーケティング部部長 | 1997年4月都市建設株式会社入社、2009年3月同社入社。2018年4月同社取締役就任、2018年6月株式会社JPパワー代表取締役社長就任。2026年2月より現職。 |
社外取締役は、前中匡史氏(オージス総研取締役常務執行役員)です。
ジャストプランニングは監査役会設置会社です。社外取締役は経営者としての知識と経験に基づき、客観的な視点から重要な意思決定に参加し、経営陣を監視監督する役割を担っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ジャストプランニングの役員報酬は、株主総会で決議された限度額の範囲内で、職務責任や業績を考慮して決定されています。また、企業価値の持続的な向上と株主との価値共有を目的として、業績連動型譲渡制限付株式報酬制度の導入を予定しています。この制度では、業績評価期間における数値目標の達成度合いに応じて、普通株式が発行または処分される仕組みです。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 5名 | 56百万円 | 11.1百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 8百万円 | 7.8百万円 |
| 社外役員 | 3名 | 4百万円 | 1.4百万円 |
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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