【平均年収525万円】セキチュー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年2月期)

【平均年収525万円】セキチュー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年2月期)

セキチューは、DIY用品から家庭用品まで幅広い生活関連用品を取り扱うホームセンター事業と、保有不動産の賃貸を行う不動産賃貸事業を主軸に展開しています。子会社や関連会社を持たず、本体で直接事業を運営しており、直近の業績は増収減益となりました。


※本記事は、株式会社 セキチュー の有価証券報告書(2026年2月期、2025年2月21日 ~ 2026年2月20日、2026年5月14日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


セキチューは、ホームセンター事業と不動産賃貸事業を主軸に展開しています。ホームセンター事業では、DIY用品から家庭用品、カー用品、自転車、レジャー用品まで幅広い生活関連用品を取り扱っています。また、不動産賃貸事業では、保有不動産の賃貸や商業施設の企画・運営管理を行っています。

単体従業員数は310名です。セグメントはホームセンター事業、不動産賃貸事業の2つです。

同社は子会社及び関連会社を有しておらず、ホームセンター事業と不動産賃貸事業を本体で直接運営しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


セキチューは、ホームセンター事業を主軸に展開する企業です。地域社会への貢献を重視し、従業員が長く安心して働ける環境づくりに力を入れています。給与水準や働き方に関する具体的なデータから、同社の職場環境の傾向を読み解くことができます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均勤続年数が比較的長く、安定してキャリアを築いている方が多い傾向が見られます。平均年齢も40代前半であり、経験豊富なベテラン社員が多数在籍していることがうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 5,251,120円
平均勤続年数 15.9年
平均年齢 41.9歳
単体従業員数 310人


同社は従業員の退職給付に充てるため、確定拠出年金制度(企業型)を採用しています。これは、会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


セキチューは、「企業倫理/基本方針」に基づき、人権の尊重と健全な職場環境の実現を重視しています。優秀な人材を個人の属性によらず積極的に採用・登用する方針を掲げ、中途採用者や障がい者の採用にも力を入れています。

ワークライフバランスの実現に向けては、有給休暇の取得促進や全員参加のQC活動を通じた業務改善、作業効率化に取り組んでいます。また、女性の活躍支援にも注力しており、将来的な女性社員比率および女性管理職比率の向上を目指しています。

人材育成においては、階層に応じた教育プログラムを整備し、入社1年目から幹部社員まで社内外のセミナーを通じてスキルアップを図る環境を提供しています。DIYアドバイザーやグリーンアドバイザーなどの専門資格取得支援も行い、従業員のキャリア形成を多角的にサポートしています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 1.5%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 46.9%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 77.7%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 90.2%

多様性・登用


指導的女性社員とは、管理職ではないものの、一定の役職に就き、他の従業員に指導・助言等を行う立場にある女性従業員を指します。

指標 目標(2030年度まで) 実績(当事業年度)
指導的女性社員比率 5.0% 3.3%
女性社員比率 15.0% 12.4%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


セキチューは、ホームセンター事業と不動産賃貸事業を主軸に、地域に密着したサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、ホームセンター事業と不動産賃貸事業の二つの事業を展開しています。ホームセンター事業では、DIY用品、家庭用品、カー用品、自転車、レジャー用品といった生活関連用品全般を取り扱う店舗を運営しています。また、カー用品専門店、自転車専門店、工具買取販売店も経営しています。

収益は、これらの商品の販売や専門店の運営から得ています。不動産賃貸事業では、同社が保有・管理する不動産の賃貸を行うとともに、商業施設の企画・建設および運営管理も手掛けています。この事業からの収益は、不動産の賃料収入などが主な源泉となっています。

同社は子会社や関連会社を持たず、単体でこれらの事業を運営しています。また、本邦以外の外部顧客への売上高はないため、海外での事業展開は行っていません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


直近の業績を見ると、売上高は前期からわずかに増加しました。営業収益も同様に増加傾向を示しています。営業利益および経常利益も前期比で増加となりました。一方で、当期純利益は前期から減少しています。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社のホームセンター事業は、気候状況や景気動向、消費動向等の経済情勢、同業・異業種の小売他社との競争状況に大きな影響を受ける可能性があります。また、競争他社の新規出店等の変動要因により、店舗の採算性が悪化する懸念があります。

③ 人材・組織に関するリスク

自然災害や重大な感染症の発生・蔓延により、従業員の罹災や罹患が発生した場合、人的資源の喪失や業務に支障が出ることにより、同社の業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


セキチューは、「暮らしもっと楽しく、快適な住まいづくりのお手伝い」をスローガンに掲げ、地域社会への貢献と持続可能な社会の実現を目指している会社です。地域のお客様に寄り添い、生活基盤を支える「地域のインフラ」としての役割を果たすことを重視しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は、「暮らしもっと楽しく、快適な住まいづくりのお手伝い」をスローガンに掲げています。地域のお客様に支持される品揃え・品質・価格とサービスを提供できる「地域一番店」を目指しています。また、「地域のインフラ」としてお客様の生活基盤を支える責務と地域社会への貢献を果たすことをビジョンとしています。持続可能な社会の実現が不可欠であると認識し、事業活動を通じて地域社会と共に発展していくことを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は「企業倫理/基本方針」を定め、良き企業市民としての行動、人権の尊重、健全な職場環境を掲げ、理念の共有に努めています。サステナビリティを事業と一体と捉え、持続可能な社会の実現のためガバナンスの強化に取り組む企業風土です。個人の属性によらず優秀な人材を積極的に採用・登用する方針であり、中途採用者や障がい者の採用を積極的に行っています。ワークライフバランス実現のため、有給休暇の取得促進や、全員参加のQC活動を通じた業務改善、作業効率化に取り組む風土があります。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は「営業力の強化」を課題とし、店舗改装による品揃えや設備の見直しを進め、地域のお客様のニーズに対応した店舗づくりを進めています。また、「人材の育成」では、商品知識の習得や次世代人材の育成、業務改善活動「QCサークル」の推進に取り組んでいます。安全で働きやすい職場環境づくりとして、労災の防止や長時間労働の是正にも積極的に取り組むことを課題としています。サステナビリティの観点からは、環境問題への対応、少子高齢化や自然災害といった社会問題への貢献、人的資本の強化を重点テーマとしています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


セキチューは、取締役会の構成とガバナンス体制を通じて、経営の透明性と効率性の向上を目指しています。ステークホルダーとの良好な関係構築に努め、企業価値の最大化を図る方針です。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の筆頭株主は有限会社サウス企画であり、同社は群馬県高崎市に所在しています。セキチュー取引先持株会やセキチュー従業員持株会も上位株主として名を連ねており、これらも同社と同じ住所に本拠を置いています。特定の株主グループが上位を占める資本構成となっています。

株主名 持株比率
有限会社サウス企画 45.24%
セキチュー取引先持株会 9.38%
セキチュー従業員持株会 5.10%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性8名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は関口忠弘氏が務めています。社外取締役比率は100.0%です。

氏名 役職 主な経歴
関口 忠弘 代表取締役社長 2001年2月に同社に入社し、2002年7月には有限会社サウス企画の代表取締役社長に就任。同社では2007年5月に取締役、2008年8月に代表取締役常務を歴任し、2014年2月より代表取締役社長を務め現職。
長谷川 義仁 専務取締役 2000年6月にコメリの取締役人事部長に就任し、2008年7月には同社取締役執行役員商品本部長を歴任。2012年5月に同社取締役に就任し、2015年5月より専務取締役を務め現職。
土田 一聡 取締役 常務執行役員 営業本部長 1994年3月にジョイフル本田に入社後、2003年9月に島忠に入社。2013年9月に同社に入社し、2018年5月より取締役執行役員商品統括部長、2025年3月より取締役常務執行役員営業本部長を務め現職。
銅島 賢 取締役 執行役員経営企画室長 兼管理部長 2009年4月に楽天に入社後、2014年11月に同社に入社。2022年3月より同社執行役員経営企画室長、2024年5月より取締役執行役員経営企画室長兼管理部長を務め現職。
釘島 伸博 取締役 1993年4月に弁護士登録を行い、1995年4月より弁護士法人釘島総合法律事務所の代表を務めています。2018年5月より同社取締役に就任し現職。


社外取締役は、釘島伸博氏(弁護士法人釘島総合法律事務所代表)、高木宏氏(元群馬県警察学校校長・常勤監査等委員)、原口博氏(元有限責任監査法人トーマツ代表社員・監査等委員)、渡辺紀幸氏(元群銀カード代表取締役社長・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、独立性の高い社外取締役が経営の監督機能を果たしています。社外取締役は、法律の専門家、警察行政の経験者、公認会計士、金融機関での経験者など、多様な専門的知見から経営に助言を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、株主総会で承認された範囲内で、業績貢献度や経営状況、経済情勢を考慮して決定されています。取締役の報酬は固定報酬を原則とし、代表取締役社長が個別の職責や成果に基づいて決定しています。監査等委員の報酬は、その独立した職責を考慮し、監査等委員間の協議により決定される仕組みです。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。