※本記事は、ベースフード株式会社 の有価証券報告書(2026年2月期、2025年3月1日 ~ 2026年2月28日、2026年5月28日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ベースフードは、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに。」をミッションに掲げ、完全栄養の主食「BASE FOODシリーズ」の開発・販売を手掛けています。共働き世帯の増加や健康志向の高まりを背景に、栄養バランスの取れた食生活を簡便に実現する商品を提供し、社会課題の解決を目指しています。商品製造は外部に委託するファブレスモデルを採用しています。
単体従業員数は98名です。事業セグメントは完全栄養食事業の1つです。
ベースフードは、完全栄養の主食「BASE FOODシリーズ」の開発と販売を主な事業としています。商品製造は外部業者に委託するファブレスモデルを採用し、自社EC、他社EC、卸販売の3つのチャネルで顧客に直接商品を届けています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ベースフードは、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに。」というミッションを掲げ、食を通じて社会課題解決を目指す企業です。同社では、従業員の平均年間給与が9,047,000円となっており、専門性の高い人材が集まる環境がうかがえます。平均年齢37.1歳、平均勤続年数3.2年というデータからは、比較的若く、活気のある職場環境が想定されます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
ベースフードの従業員は、比較的若年層が中心であり、勤続年数も短めである傾向が見られます。このことは、新しい人材が継続的に加わり、組織全体が活発に動いている成長フェーズにある企業の特徴を示唆しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 9,047,000円 |
| 平均勤続年数 | 3.2年 |
| 平均年齢 | 37.1歳 |
| 単体従業員数 | 98人 |
退職給付制度に関する記載はありません。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
ベースフードは、人材を重要な資産と位置づけ、人的資本の価値最大化が持続的な事業成長とミッション達成に不可欠であると考えています。この方針に基づき、多様性のある組織作りと成果の最大化を目指した労働環境・人事制度の整備に注力しています。
具体的には、「多様性のある組織作り」として、性別・国籍・年齢を問わず多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる採用プロセスを整備し、管理職登用においても成果・能力を評価する基準を設けています。また、「成果最大化を実現し得る労働環境・人事制度」として、リモートワークやフルフレックス制度を導入し、柔軟な働き方を推進しています。採用市場や事業フェーズに合わせた等級・評価制度の見直しや、生成AIを活用した業務効率化にも取り組んでいます。
さらに、「心身の健康維持」にも力を入れており、「All Member MTG」や社員総会「オフサイト」を通じて全社コミュニケーションを促進しています。産業医や心理士、社内カウンセラーによる相談窓口の設置、健康診断や予防接種補助といった包括的なメンタルヘルスケア体制も整備し、従業員が健全な状態で業務に集中できる環境づくりを進めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
同社は女性活躍推進法および育児介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、提出会社単体の法定開示データは開示されていません。
多様性・登用
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 正社員に占める女性比率 | 30.6% |
| 女性管理職比率 | 14.3% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ベースフードは、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに。」というミッションを掲げ、現代社会の栄養に関する課題解決を目指しています。栄養バランスの取れた食生活を、手軽に継続できる「栄養のインフラ」として提供することを目指しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社は、完全栄養の主食を中心としたBASE FOODシリーズ(BASE BREAD、BASE YAKISOBA、BASE RAMEN、BASE Cookies、BASE Pancake Mixなど)の開発と販売を行っています。これらの商品は、低脂質、低糖質、低塩分でありながら、1日に必要な33種類の栄養素をバランスよく摂取できることを特徴としています。商品製造は外部業者に委託するファブレスモデルを採用しています。
収益は主に3つのチャネルから得ています。自社ECでは、顧客に直接販売するD2Cモデルを採用し、約99%が定期購入のサブスクリプションモデルとなっています。これにより、安定した需要予測と売上を確保し、顧客は継続的に栄養バランスの良い食事を自宅で受け取ることができます。また、顧客からのフィードバックを商品開発や改善、マーケティングに活かすことで、「かんたん・おいしい・からだにいい」を追求しています。
他社ECではAmazonや楽天市場などのプラットフォームを通じてセット販売を行い、卸販売ではコンビニエンスストアやドラッグストア、スポーツジムなどで商品を展開しています。これらのチャネルを通じて、同社商品への認知拡大と顧客体験の定着を図っています。海外事業も展開しており、越境ECは累計3地域で展開し、中長期的な成長を見据えたアジア圏を中心とした展開地域の拡大と商流構築に取り組んでいます。なお、当事業年度において、伊藤忠商事株式会社への販売実績が総販売実績の11.6%を占めています。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社の直近の業績は、売上高が前期からわずかに減少した一方で、営業利益、経常利益、当期純利益は大幅な増益となりました。売上高は卸販売における環境変化により減少しましたが、自社ECでの効率重視の広告運用が奏功し、売上総利益率の高水準維持と継続的な固定費比率の改善により、利益面では大きく伸長しています。サブスクリプション会員数は増加し、顧客継続率も改善傾向にあります。
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社の財務基盤は、事業活動を支える安定性や、予期せぬ事態への対応力を示しています。キャッシュフローは、資金の出入りを通じて、同社の事業の安定性や成長性、将来に向けた投資の状況を判断する上で重要な情報となります。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社の財務基盤は、自己資本比率や手元資金の状況から判断されます。これらの指標は、事業活動を支える安定性や、予期せぬ事態への対応力を示しています。入社後の雇用や給与の安定性を考える上で、財務基盤の厚みは重要な要素となります。
| 指標 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | - | - |
| ROE(自己資本利益率) | - | - |
| 現金及び預金等 | - | - |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
キャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動における資金の流れを示しています。これらの資金の流れは、同社の事業の安定性や成長性、将来に向けた投資の状況を判断する上で重要な情報となります。入社後の雇用や給与の安定性を考える上で、資金の使途や調達状況は重要な要素となります。
| 項目 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | - | - |
| 投資CF | - | - |
| 財務CF | - | - |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | - | - |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社は特定の商品への依存度が高い状態にあります。売上高構成のポートフォリオ拡充に向けて、新商品の開発を進め、特定商品への依存の低減を図っています。
また、特定の製造委託先への依存度が高いこともリスクとして挙げられています。同社は製造拠点の分散化や他の製造委託先起用の拡充など、特定の製造委託先への依存による不測のリスク軽減に努めています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社は小規模組織であり、マネジメントや技術者を含む重要な人材が流出した場合や、新たな人材を確保できない場合には、競争力や社会的信用、業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ベースフードは、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに。」というミッションを掲げ、食を通じて社会の健康課題解決を目指す企業です。誰もが健康でいられる社会の実現に向け、事業を展開しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社は「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに。」をミッションとしています。さらに、「人生を楽しみ尽くす基盤のある世界に。」というビジョンを掲げています。
1食に必要な栄養素を全てとれる完全栄養食を提供することで、バランスの取れた食事を楽しみながら、誰もが健康でいられる社会の実現を目指しています。同社の事業自体が持続可能な社会実現のための解決策になり得ると考えています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社は「人材」を重要な資産と認識しており、人的資本の価値最大化が持続的な事業成長とミッション達成につながると考えています。そのため、多様性のある組織作りや成果の最大化を目的とした労働環境・人事制度の整備に取り組んでいます。
性別・国籍・年齢等を問わず多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境をイノベーションの源泉と捉え、多様な視点を事業推進に活かす組織づくりを進めています。個人のポテンシャルを最大限に引き出すため、リモートワークやフルフレックス制度を導入し、柔軟な働き方を推進しています。
従業員が心身ともに健全な状態で業務に集中できるよう、「All Member MTG」や社員総会「オフサイト」を通じて全社コミュニケーションを促進しています。また、産業医・心理士・社内カウンセラーによる相談窓口の設置など、包括的なメンタルヘルスケア体制も整備しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社は、事業成長を継続するために、商品ラインナップの拡充とおいしさの向上を必要不可欠な課題と認識しています。顧客ニーズを的確に把握し、スピーディーな商品開発・改善、および完全栄養ではない製品と同等以上のおいしさを実現するための技術開発を強化しています。
分子工学や微生物工学などのディープテック分野における知識やノウハウを活用し、デジタルテックとディープテックを組み合わせた商品開発と改善のスピードアップを図っています。また、サステナビリティの観点からは、温室効果ガス削減への貢献、健康格差の解消、災害食としての機能強化、イノベーション創出と食料安全保障への貢献、スポーツ・文化活動を通じた健康増進支援、食の安全・安心の確保を重点テーマとしています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会が経営の重要事項を決定し、監査等委員会が独立した立場から取締役の職務執行を監査する体制を採用しています。この体制により、経営の効率性と健全性の確保に努めています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社の筆頭株主は代表取締役である橋本舜氏です。上位株主には、立花証券やMBFアクセラレーションといった法人株主のほか、複数の個人株主が名を連ねています。代表取締役が多くの株式を保有しており、経営に対する影響力が大きい資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 橋本舜 | 32.61% |
| 立花証券 | 26.49% |
| MBFアクセラレーション | 6.91% |
| 牧寛之 | 6.55% |
| 齋藤竜太 | 1.30% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は5名(男性5名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役は橋本舜氏が務めています。社外取締役比率は80.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 橋本 舜 | 代表取締役 | 2012年4月 株式会社ディー・エヌ・エー入社。2016年4月 同社代表取締役より現職。2026年4月 akippa株式会社社外取締役より現職。 |
社外取締役は、田中道昭氏(日本ストラテジック・ファイナンス総合研究所代表取締役社長)、長瀬大樹氏(長瀬大樹公認会計士事務所代表・監査等委員)、田中宏隆氏(UnlocX代表取締役CEO・監査等委員)、永井公成氏(法律事務所ネクシード代表・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、社外取締役4名のうち3名が監査等委員である取締役を務めています。社外取締役は客観的かつ中立的な立場から助言・提言を行い、監視・監督機能の強化に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬は固定報酬を基本としています。報酬額は、株主総会で承認された報酬限度額の範囲内で、経営環境や各役員の職位、職責、経営能力、功績などを総合的に勘案して決定されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 3名 | 29百万円 | 9.7百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 2百万円 | 2.3百万円 |
| 社外役員 | 7名 | 17百万円 | 2.4百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬等の総額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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