※本記事は、SREホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
SREホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は144名、グループ連結従業員数は533名です。
同社グループは、「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」を掲げるライフテックカンパニーです。連結子会社15社を中心に、ソニーグループの知見とリアル実業を融合し、不動産・ヘルスケア・金融領域で「AI×実務支援(BPO・コンサル)」の一気通貫モデルを展開しています。
主な国内グループ会社は、(連結子会社)SRE AI Partners、メディックスなどです。
なお、SREホールディングスは中長期的なROE向上に向けた事業ポートフォリオ再編の一環として、子会社および関連資産の減損損失を計上し、一部子会社の役割を見直しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
SREホールディングスは、リアルビジネスとテクノロジーを融合した独自のビジネスモデルを推進しており、その成長を支える人材の育成と獲得に力を入れています。多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナル人材が活躍できる環境を整備し、イノベーションを創出し続ける組織づくりを目指しています。従業員のモチベーション維持と成果への公正な評価を重視した給与体系と評価制度を構築していることが特徴です。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
SREホールディングスは、比較的若い年齢層の従業員が多く、平均勤続年数も短めであることから、活発な人材の流動性や組織の成長フェーズにあることがうかがえます。多様な経験を持つ人材が新たな挑戦を続ける環境が提供されていると考えられます。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,371,000円 |
| 平均勤続年数 | 2.6年 |
| 平均年齢 | 35.6歳 |
| 単体従業員数 | 144人 |
| 連結従業員数 | 533人 |
| 単体のグループ内比率 | 27.0% |
なお、直近の主要子会社のデータは以下の通りです。
| 会社名 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
|---|---|---|---|
| メディックス | 42.7歳 | 8.6年 | 3,393,000円 |
SREホールディングスグループは、従業員の退職給付制度として、確定拠出制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する)を採用しています。また、一部の連結子会社では確定給付制度(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)も採用しています。これらの制度は、同社および連結子会社の従業員に適用されます。退職一時金制度は一部の連結子会社で採用されていますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。確定拠出制度への当連結会計年度の要拠出額は48,530千円です。簡便法を適用した確定給付制度における退職給付に係る負債の期末残高は503百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
SREホールディングスグループは、「リアル × テクノロジー」のビジネスモデルを推進し、社会的価値の創出と企業価値の向上を目指す経営戦略を掲げています。この戦略達成のため、同社のValueを体現し、「成長と変革」に挑戦する「情熱ある行動者」の確保と育成を人材戦略の基本方針としています。多様なプロフェッショナル人材の獲得と、個々の専門性・エンゲージメントを最大限に高める社内環境整備に注力し、イノベーションを創出し続ける組織づくりを進めています。
従業員が経営戦略の達成に向けて高いモチベーションを維持し、成果に対して公正に報いるための給与体系と評価制度を構築しています。個々の役割の重要性、変革への挑戦、業績・事業成長への貢献度を多角的に評価し、持続的な企業価値向上への貢献意欲を促すインセンティブ機能を持たせた報酬決定を行っています。
同社グループは、人材を「資本」と捉え、その価値を最大限に引き出すことが持続的な成長に不可欠と考えており、特に育成制度の充実を重視しています。職種別の専門研修やセミナー参加の促進、資格取得支援制度によるスキルアップ支援を既に実施しており、今後は先進的な研修制度やプロジェクト参加による実務スキル取得制度の更なる充実を図る方針です。
また、多様な人材が長く活躍できるよう、魅力的な報酬やキャリアパスの構築、福利厚生、働き方改革などの社内環境整備も重要視しています。健康診断受診項目の拡充や健康促進制度、確定拠出年金、従業員持株会などの財産形成促進制度を整備しており、処遇の見直しを中心に更なる充実を目指しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 6.5% |
| 男性育児休業取得率 | 40.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 68.1% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) | 66.4% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) | 181.4% |
人材育成に関する目標
| 指標 | 目標達成時期 | 実績 |
|---|---|---|
| 資格取得支援制度の拡充 | 2027年4月 | 2023年4月より、一部の資格において支援制度を拡充。今後も職種別支援制度拡充を実施 |
| 管理職向け研修の拡充(目標設定・評価の連動性強化等) | 2027年10月 | 2023年10月より目標設定、管理方法を一新。管理職に向けた目標設定研修及びマニュアル展開を実施 |
| 職種ごとのキャリアパスのモデルケース提示 | 2027年4月 | エンジニア職のスキル表を作成し、スキルに応じた処遇や役職の設定を検討 |
| Purpose研修 | 2027年10月 | - |
社内環境整備に関する目標
| 指標 | 目標達成時期 | 実績 |
|---|---|---|
| 実力に応じた昇格機会の拡充 | 2027年4月 | - |
| 健康促進支援制度・施策の拡充 | 2027年10月 | - |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
SREホールディングスは、AIと実業を融合させた独自のビジネスモデルで、不動産やヘルスケアなどの社会インフラ領域の課題解決に取り組むライフテックカンパニーです。同社グループは持株会社として、AIクラウド&コンサルティング事業とライフ&プロパティソリューション事業を主軸に事業を展開しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
SREホールディングスグループは、「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」ことを掲げ、AIクラウド&コンサルティング事業とライフ&プロパティソリューション事業を二つの軸としています。同社グループは「実業を内包した業界特化型ライフテックカンパニー」として、ソニーグループの知見とリアル実業を融合し、不動産・ヘルスケア・金融領域において「AI×実務支援(BPO・コンサル)」の一気通貫モデルを展開しています。
ライフ&プロパティソリューション領域で蓄積した現場データやノウハウを、AIクラウド&コンサルティング事業でAIクラウドソリューションやBPaaSソリューションとして具現化しています。これを実業に還元することで競争力を高める、循環型の事業モデルを構築しています。社会課題である少子高齢化や労働力不足に対応するため、ヘルスケア・介護現場のDX支援や、相続・承継・採用支援へのテクノロジー活用による業務効率化を進めています。
同社グループの事業セグメントは三つあり、ライフ&プロパティソリューション事業が最も収益規模が大きく、次いでAIクラウド&コンサルティング事業が続きます。本邦の外部顧客への売上高が連結売上高の大部分を占めており、海外比率は低い傾向にあります。
AIクラウド&コンサルティングセグメント
このセグメントは、業界特化型AIと実業オペレーションから得られるデータを循環させる独自のビジネスモデルを中核としています。ライフ&ヘルスケアソリューションでは、医療・介護・ヘルスケア領域の事業会社や施設を対象に、業界特化型AIクラウドサービスおよびBPaaSソリューションを提供しています。プロップテックソリューションでは、不動産業務に特化したAIクラウドサービスを提供しており、AI査定CLOUDなどが主要プロダクトです。
収益は、AIクラウドサービスやAIコンサルティングサービスから得ています。
ライフ&プロパティソリューションセグメント
このセグメントは、AIを活用した不動産仲介サービス、物件選定、ファンド運用を組み合わせた事業展開を行っています。不動産開発では、独自のソーシング・ネットワークを活用した不動産の企画・開発・売却を行っており、マンション・オフィス・ショッピングセンター・ホテル・シニアレジデンスなど多様なアセット種別を対象としています。開発・取得した物件は不動産ファンドへ売却し、フロー収益からストック収益への転換を図っています。
アセットマネジメントでは、子会社を通じて不動産ファンドを運用し、取得報酬・期中報酬・売却報酬等のアセットマネジメントフィーをストック収益として積み上げています。収益は、ライフ&プロパティソリューションサービスや不動産賃貸収入、不動産の譲渡収益などから得ています。当連結会計年度においては、AI9合同会社、AI8合同会社、RELAインベストメント1号合同会社が主要な顧客となっています。
その他事業
このセグメントは、中長期的なサステナブルグロースを見据え、リアルビジネスに関するパイロットプロジェクトを展開しながら、新規プロダクトやサービスの開発を推進しています。収益は、リアルビジネス運営から得ています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| ライフ&プロパティソリューション | 202億円 | 263億円 |
| AIクラウド&コンサルティング | 62.6億円 | 65.1億円 |
| その他事業 | 2.3億円 | 79百万円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は過去5期にわたり一貫して増加傾向にあります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も同様に増加を続けており、安定した成長を示しています。
特に当期は、売上高が前期から大きく伸び、営業利益、経常利益も大幅な増加となりました。親会社株主に帰属する当期純利益も前期から増加しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 136億円 | 185億円 | 242億円 | 267億円 | 329億円 |
| 経常利益 | 13.0億円 | 15.4億円 | 20.6億円 | 29.0億円 | 38.4億円 |
| 経常利益率 | 9.6% | 8.3% | 8.5% | 10.9% | 11.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8.9億円 | 11.5億円 | 13.9億円 | 17.0億円 | 18.4億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 57.38 | 71.12 | 85.83 | 105.46 | 114.25 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から増加しています。従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から増加しており、従業員一人ひとりの生産性が向上している傾向が見られます。
これらの指標の改善は、事業規模の拡大と効率的な運営が進んでいることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 54.8百万円 | 61.6百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 6.4百万円 | 7.8百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
SREホールディングスの財務状況は、事業活動において資金を使用し、それを財務活動で補うことで、事業拡大を支えている状況を示しています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
SREホールディングスの財務基盤は、自己資本比率とROEにおいてプライム市場平均を上回る水準を示しています。これは、同社グループが安定した経営を維持しつつ、効率的な資本活用を行っていることを示唆しています。手元資金である現金及び預金も増加しており、事業運営の柔軟性を高めている状況です。これらの財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 143億円 | 163億円 |
| 自己資本比率 | 44.8% | 31.1% |
| ROE(自己資本利益率) | 13.2% | 12.7% |
| 現金及び預金 | 43.8億円 | 83.5億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
SREホールディングスの当連結会計年度におけるキャッシュフローは、営業活動による資金が使用に転じ、投資活動による資金も使用となっています。これは主に、棚卸資産の増加が営業活動による資金減少の主要因であり、事業拡大に向けた運転資金の増加を示しています。投資活動では、無形固定資産の取得や子会社株式の取得による支出があり、事業基盤の強化に向けた投資が継続しています。
これらの資金使用を補うため、財務活動では長期借入れによる収入が増加し、多額の資金を獲得しています。結果として、フリーキャッシュフローはマイナスとなっており、事業活動と投資活動で資金を使用し、その資金を財務活動で調達している状況です。この資金の流れは、同社グループが事業拡大フェーズにあり、成長のための投資を積極的に行っていることを示唆しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 4.4億円 | △85.4億円 |
| 投資CF | △13.7億円 | △6.0億円 |
| 財務CF | 19.4億円 | 131.2億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △9.3億円 | △91.5億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、AI及びIT業界における競合激化のリスクを認識しています。また、大手不動産ポータルサイトが同社グループのクラウドソリューションと同様のサービス提供を開始した場合、競争が激化する可能性があります。これらのリスクは、同社グループの事業構造や収益性に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、AIクラウド&コンサルティング事業において、高度なテクノロジーやAI技術に関する知識を有する人材の確保を最優先事項としています。人材が十分に確保できない場合や、高い専門性を持つ役職員が社外に流出した場合、同社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
SREホールディングスは、「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」ことを掲げ、AIとリアルビジネスの融合を通じて社会課題の解決を目指すライフテックカンパニーです。同社グループは、持続的な成長と企業価値向上に向け、独自の事業モデルと人材を重視する企業風土を築いています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」ことを経営の基本方針として掲げています。ライフテックカンパニーとして、AIクラウド&コンサルティング(AICC)事業とライフ&プロパティソリューション(L&P)事業の二つを軸に事業を展開しています。L&P領域で蓄積される現場データやノウハウをAIクラウドソリューションとして具現化し、「実業の現場知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す」という独自の事業モデルを構築しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、環境、社会、ガバナンスをはじめとするサステナビリティ課題への取り組みを重要な経営課題と捉えています。実務有用性の高いテクノロジーの創出・社会実装を通じた社会的課題の解決、環境・社会貢献をテーマとした「住・生活」環境の提案を柱としています。また、多様な人材の活用と従業員が会社と共に成長する機会の提供、高度なコーポレート・ガバナンスとコンプライアンス意識を備えた組織を目指しており、人材を「資本」と捉え、その価値を最大限に引き出すことが持続的な成長に不可欠であると考えています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、持続的成長の実現に向け、ミッションに共感し、高い専門性や技術力を有する優秀な人材の確保及び育成を重要な課題と認識しています。経営トップ自らが採用活動にコミットし、執務環境の整備や人事諸制度の導入を通じて組織体制の強化を図っています。また、情報管理体制の強化や生成AI等の先進的技術の探索と事業活用にも取り組み、他社模倣困難なAIの開発とビジネス機会の獲得を目指しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
SREホールディングスは、取締役会と監査等委員会を設置しており、経営の透明性と監視機能の充実を目指しています。執行役員制度を導入し、経営の効率化と意思決定の迅速化を図る体制です。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社グループは、ソニーグループを筆頭株主とする資本構成となっています。複数の機関投資家や信託銀行も上位株主として名を連ねており、幅広い株主層に支えられていることがうかがえます。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ソニーグループ | 23.26% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 16.64% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 8.61% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は5名(男性4名・女性1名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。代表取締役社長兼CEOは西山和良氏が務めています。社外取締役比率は60.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 西山 和良 | 代表取締役 社長 兼 CEO | 2003年7月ソニー入社。2014年4月同社代表取締役社長(代表取締役 社長 兼 CEO)より現職。 |
社外取締役は、原田潤氏(あおばアドバイザーズ代表取締役・監査等委員)、太田彩子氏(ベレフェクト代表取締役・監査等委員)、琴坂将広氏(慶應義塾大学総合政策学部教授・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会での議決権を持つ監査等委員が取締役の職務執行を監査しています。社外取締役が監査等委員を兼務することで、経営陣から独立した立場で監督機能を果たしています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社では、取締役の報酬を金銭報酬(固定報酬・業績連動報酬)と非金銭報酬(譲渡制限付株式報酬)で構成しています。業績連動報酬と譲渡制限付株式報酬は、前連結会計年度の売上高、売上総利益、営業利益、当期純利益などの定量的な業績目標への達成度や企業価値向上への貢献度を勘案して決定されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 2名 | 1.2億円 | 60.9百万円 |
| 社外役員 | 3名 | 27百万円 | 9.0百万円 |
なお、取締役(監査等委員及び社外取締役を除く)に対する非金銭報酬等は、譲渡制限付株式報酬です。当事業年度の業績連動報酬及び株式報酬は、前連結会計年度の営業利益(3,107百万円)等に基づいて決定されています。
個人別報酬が開示されている役員は、西山和良氏(1.02億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
💬キャリコネで会社の実態を確認する
決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。
ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。
企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。



上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。