※本記事は、ReYuu Japan株式会社 の有価証券報告書(2025年10月期、2024年11月1日 ~ 2025年10月31日、2026年1月30日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ReYuu Japanは、情報通信関連事業を展開しており、リユースモバイル端末を中心とした取引を軸に事業を展開しています。具体的には、スマートフォン、タブレット、パソコン等の通信端末機器のリユース品の売買を行っています。
単体従業員数は34名です。同社の事業セグメントは情報通信関連事業の単一です。
ReYuu Japanは、リユース関連事業としてスマートフォン、タブレット、パソコン等の通信端末機器のリユース品売買を展開しています。また、法人向け通信端末機器のレンタル等の事業も行っています。
ReYuu Japanは、2025年3月25日に親会社であった株式会社ショーケースによる株式譲渡が行われ、同社は親会社に該当しなくなりました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ReYuu Japanはリユース関連事業を主要事業としており、持続可能な社会の実現に貢献する事業を展開しています。このような事業特性を持つ同社では、どのような給与水準や働き方が提供されているのでしょうか。
ここでは、同社の給与水準、従業員の在籍傾向、そして人材育成や多様性に関する取り組みについて詳しく見ていきます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
ReYuu Japanでは、従業員の平均年齢が40代前半であり、平均勤続年数も一定の期間を示しています。これは、同社が特定の専門性を持ち、経験を積んだ人材が活躍している環境であることを示唆しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,291,620円 |
| 平均勤続年数 | 7.14年 |
| 平均年齢 | 41.6歳 |
| 単体従業員数 | 34人 |
同社は、従業員の退職給付制度として、確定給付型と確定拠出型の両方を採用しています。確定給付型は給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度であり、確定拠出型は会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。
これらの制度は国内の従業員を対象としています。退職一時金制度も採用していますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
ReYuu Japanは、人々や社会に貢献できるサービスの提供を目指し、人材への積極的な投資を通じて、挑戦する姿勢と実行力を兼ね備えた社員の育成に取り組んでいます。同社が求める人材像は「社員一人ひとりが自発的に学び、考え、確実に業務を遂行するのみならず、新たな価値を生み出す改善や創意工夫を自立的・継続的に行う人材」です。
リユース関連事業は、通信やスマートフォンの専門知識・スキルの要求レベルが非常に高く、社員一人ひとりの能力開発と自己研鑽に注力しています。この人材の採用・育成・定着に向けて、中期経営計画では「採用体制の強化」「育成環境の整備」「魅力的な職場環境の構築」に取り組む方針です。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
当社は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律および育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ReYuu Japanは、情報通信関連事業を単一セグメントとして展開しています。同社はリユースモバイル端末を中心とした取引を軸に事業を行っています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社の事業は、リユース関連事業とその他の事業の二つの区分で構成されています。主力であるリユース関連事業では、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの通信端末機器のリユース品を売買しています。これらの機器は、サプライヤーからの仕入れや、消費者および企業からの直接買い取りによって調達され、モバイルリファビッシュセンターで査定、データ消去、クリーニングなどの処理が施されます。販売先はMVNO事業者、携帯代理店、卸売業者、小売業者、一般企業、海外市場のほか、自社運営サイトや外部ECモールでの個人向けオンライン販売も行っています。
その他の事業では、法人向けに通信端末機器のレンタルサービスを提供しています。このレンタル事業では、リユース関連事業で調達・整備された通信端末機器が活用され、顧客からレンタル利用料を収受するモデルです。リユース関連事業が同社の事業の大部分を占めており、その他の事業も成長を見せています。海外市場での販売ネットワーク拡充も進められており、グローバル展開を強化する動きが見られます。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社の直近の業績は、売上高が増加傾向にある一方で、利益面では損失を計上しています。
当事業年度における同社の売上高は前期から増加しました。これは、主力のリユースモバイル端末の販売が堅調に推移し、販売台数も前期比で増加したことによるものです。新経営体制のもと、販売促進力の強化や国内外における調達ネットワークの拡充が進められたことが、取扱台数の安定確保に寄与しています。
一方で、当事業年度の営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも損失となりました。しかし、当第3四半期会計期間および当第4四半期会計期間においては四半期ベースで営業黒字を達成しており、黒字基調が確立しつつある状況です。これは、上半期に実施された棚卸資産の計画的放出による在庫構成の最適化が収益力向上に繋がったためと説明されています。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
ReYuu Japanは、過去の営業損失から黒字体質への転換を進め、資金流動性も確保している状況です。現在の財務基盤がどのような状態にあるかを確認することは、入社後の安定性を考える上で重要です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
ReYuu Japanの財務基盤に関する具体的な数値は開示されていません。そのため、自己資本の厚みや手元資金の状況について、詳細な分析はできません。
| 指標 | 2024年10月期(前期) | 2025年10月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | - | - |
| ROE(自己資本利益率) | - | - |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
ReYuu Japanのキャッシュ・フローに関する具体的な数値は開示されていません。そのため、事業活動、投資活動、財務活動における資金の流れについて、詳細な分析はできません。
同社は営業損失が続いていたものの、当事業年度は売上高が増加し、下半期には営業黒字を達成するなど、黒字体質への転換を進めています。資金面でも十分な流動性を確保していると判断されており、今後の事業の安定化と成長が、雇用や給与の安定性にとって重要な要素となります。
| 項目 | 2024年10月期(前期) | 2025年10月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | - | - |
| 投資CF | - | - |
| 財務CF | - | - |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | - | - |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
ReYuu Japanは、過去に営業損失を計上したことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象が存在していました。しかし、同社は調達ネットワークの拡充や販売力強化の施策を進め、当事業年度は売上高が増加し、下半期には営業黒字を達成しています。
資金面でも十分な流動性を確保しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断されています。
② 事業構造・収益性に関するリスク
ReYuu Japanの事業構造に関するリスクとして、リユース関連事業への高い依存度が挙げられます。同事業が売上構成比の98.1%を占めており、同事業の業績が悪化した場合、同社の業績に影響をおよぼす可能性があります。
また、主要な販売先として株式会社インターネットイニシアティブと株式会社オプテージの2社への売上高が相対的に大きく、これらの取引状況が同社の業績に影響をおよぼす可能性も指摘されています。
③ 人材・組織に関するリスク
人材・組織に関するリスクの記載はありません。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ReYuu Japanは、リユースモバイル端末事業を軸に、持続的な企業価値の向上と社会貢献を目指す会社です。透明性と高い倫理観を重視し、社員一人ひとりの成長を通じて事業を拡大していく企業風土が特徴です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
ReYuu Japanは、リユースモバイル端末を扱うリユース関連事業を軸に、「ReYuu(リユー)」をコーポレート・アイデンティティとして掲げています。この「ReYuu」には、「リユースの輪を広げる」「選ばれる理由がある」「Re(何度も)+Yuu(結う=繋げる)」という想いが込められています。
同社は、持続的な企業価値の向上を目指し、安定的に拡大するリユースモバイル業界で、お客様のニーズを捉えたサービスや商品の迅速な提供に努めています。透明性と高い倫理観に基づく企業活動を通じて社会貢献を果たし、経営基盤の強化と人材育成により持続的な成長を実現していく方針です。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
ReYuu Japanは、「ReYuu(リユー)」をコーポレート・アイデンティティとし、リユース関連事業を通じてSDGs達成への貢献を目指しています。同社は、透明性と高い倫理観に基づいた企業活動を重視しており、公正な企業活動を徹底するため「コンプライアンス・マニュアル」を整備しています。また、法令と社会倫理の遵守を図るべく、内部統制委員会による啓蒙活動にも努めています。
同社が求める人材像は、「社員一人ひとりが自発的に学び、考え、確実に業務を遂行するのみならず、新たな価値を生み出す改善や創意工夫を自立的・継続的に行う人材」です。人々や社会に貢献できるサービスの提供を目指し、挑戦する姿勢と実行力を兼ね備えた社員の育成に力を入れています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
ReYuu Japanは、経営上の重要な課題としてDX化と業務効率化の推進を掲げています。事業規模の拡大に対応するため、商品の入荷から出荷までの業務プロセスを一元的に管理する体制を整備し、再生・検品業務の効率化に向けたシステム導入や業務フローの見直しを継続しています。
また、人材戦略の強化も重要なテーマです。持続的な企業価値向上のため、人材の採用と育成を成長の源泉と位置づけています。事業拡大を見据え、営業、海外事業、EC、管理部門を中心に採用体制を強化し、人材育成や評価制度の整備を通じて、多様な人材が能力を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ReYuu Japanは、取締役会の監査・監督機能の強化を図るため、監査等委員会設置会社へ移行しています。独立性の高い社外取締役が多数を占める体制で、経営の透明性と説明責任を重視したガバナンス体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社の筆頭株主はシンガポールに拠点を置くSEACASTLE SINGAPORE PTE. LTD.です。上位株主には事業会社が複数名を連ねており、多様な背景を持つ株主によって支えられている資本構成となっています。特定の株主グループが経営に影響力を持つ傾向が見られます。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| SEACASTLE SINGAPORE PTE. LTD. | 24.92% |
| Showcase Capital | 7.46% |
| 兼松コミュニケーションズ | 6.87% |
なお、前事業年度末において主要株主であったショーケースは、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。また、前事業年度末において主要株主でなかったSEACASTLE SINGAPORE PTE. LTD.は、当事業年度末現在では主要株主となっています。株式会社ショーケースおよびShowcase Capitalが株式貸借契約を締結し、実質株主であるショーケースがShowcase Capitalに対し500,000株を貸し付けていることを確認しています。ユニバーサル・デジタル・インクが2025年9月1日現在で1,000,000株を所有している旨が記載されていますが、当事業年度末の株主名簿と相違しており、実質所有株式数の確認ができません。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は10名(男性10名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長CEOは重富崇史氏が務めています。社外取締役比率は60.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 重 富 崇 史 | 代表取締役 社長CEO | 2002年9月株式会社NOVA入社、2007年6月同社入社、2025年1月同社代表取締役社長、2026年1月同社代表取締役社長CEOより現職。 |
| 吉 田 祥 生 | 取締役COO | 2013年3月株式会社サードウェーブエクスチェンジ入社、2022年12月同社入社、2026年1月同社取締役COOより現職。 |
| 谷 口 領 | 取締役 CFO兼CSO | 2005年4月KOBE証券株式会社入社、2025年9月同社入社、2026年1月同社取締役CFO兼CSOより現職。 |
| 川 俣 清 隆 | 取締役 | 2015年3月株式会社FILLERS代表取締役、2026年1月同社取締役より現職。 |
社外取締役は、澤田大輔氏(ミライドア代表取締役会長兼社長・AIフュージョンキャピタルグループ代表取締役社長)、Chow Cheuk Hang氏(Inception Growth Acquisition CEO)、松本高一氏(株式会社アッピア代表取締役・株式会社ラバブルマーケティンググループ取締役)、久保隆氏(天満総合法律事務所パートナー・ミライドア社外取締役・AIフュージョンキャピタルグループ社外取締役・ショーケース取締役(監査等委員))、八角大輔氏(AIフュージョンキャピタルグループ常務取締役)、藪田晃彰氏(日光水産代表取締役会長・静岡エネルギー代表取締役社長・JFI代表取締役社長)です。
同社は、2026年1月30日開催の第38期定時株主総会の承認により、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行しました。取締役会は監査等委員でない取締役7名(うち社外取締役3名を含む)、監査等委員である取締役3名(3名全て社外取締役)からなる体制となっています。監査等委員は、取締役会への出席の他、必要に応じて経営会議等の業務執行に関係する重要会議に参加できる環境を整えており、経営の透明性、説明責任、法令遵守に重点を置いたコンプライアンス体制の構築と維持に努めています。また、ガバナンス委員会、指名報酬委員会、特別委員会といった任意の委員会を設置し、コーポレート・ガバナンス体制の充実と取締役会の実効性強化を図っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬は、企業価値の継続的な向上を図るインセンティブとして、役位や職責に応じた適正な水準を基本方針としています。報酬は固定報酬としての基本報酬と、中長期的な企業価値向上へのインセンティブ付与および株主との価値共有を目的とした譲渡制限付株式等の非金銭報酬で構成されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 7名 | 29百万円 | 4.1百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 6百万円 | 6.0百万円 |
| 社外役員 | 4名 | 9百万円 | 2.3百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、当事業年度中に退任した取締役1名に対し、役員退職慰労金が支給されています。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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