【平均年収754万円】トゥエンティーフォーセブンホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年11月期)

【平均年収754万円】トゥエンティーフォーセブンホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年11月期)

トゥエンティーフォーセブンホールディングスは、トゥエンティーフォーセブン、いなよしキャピタルパートナーズなどを傘下に持つ純粋持株会社です。パーソナルトレーニング事業を主軸に、不動産関連事業も展開しています。直近の業績は売上高を計上したものの、各段階で損失となりました。


目次

※本記事は、株式会社トゥエンティーフォーセブンホールディングス (旧会社名 株式会社トゥエンティーフォーセブン) の有価証券報告書(2025年11月期、2024年12月1日 ~ 2025年11月30日、2026年2月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


トゥエンティーフォーセブンホールディングスは純粋持株会社であり、単体従業員数は9名、グループ連結従業員数は114名です。

同社グループは、連結子会社3社で構成されており、パーソナルトレーニング事業を主軸に、不動産関連事業も展開しています。パーソナルトレーニング事業では「24/7Workout」などのブランドでトレーニングサービスを提供し、不動産関連事業ではリーシングや不動産仲介業務を行っています。

主な国内グループ会社は、いなよしキャピタルパートナーズ(投資事業)、トゥエンティーフォーセブン(パーソナルトレーニング事業)、トゥエンティーフォーセブン北海道などです。

トゥエンティーフォーセブンホールディングスは、2025年6月1日付で持株会社体制へ移行し、商号を変更しました。同時に、パーソナルトレーニング事業を子会社に承継し、新たな子会社の設立や株式取得も行い、グループ再編を進めています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


同社グループは持株会社体制のもと、人的資本の充実に向けた取り組みを進めています。人材の多様性確保や育成、社内環境整備に注力し、従業員が能力を発揮できる基盤づくりを目指しています。労使関係は円満な状況にあると記載されています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社における平均年齢は42.7歳であり、平均勤続年数は3.9年となっています。この数値は、持株会社単体の従業員の年齢構成と在籍期間の傾向を示しています。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 7,545,000円
平均勤続年数 3.9年
平均年齢 42.7歳
単体従業員数 9人
連結従業員数 114人
単体のグループ内比率 7.9%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、短期、中期、長期にわたる経営方針や戦略に影響を与えるサステナビリティ関連のリスクおよび機会に対処するため、人的資本の充実に注力しています。人材戦略の基本方針として、人材の多様性確保、人材育成、社内環境整備の3点を掲げています。

具体的には、性別、国籍、年齢を問わず能力と実績に基づく人材採用・登用、通年採用による多様な人材の確保を進めています。社員への適時適切な研修機会の提供や、能力と実績による人事評価を通じて人材育成を図っています。

また、働きやすい社内制度の整備にも取り組んでおり、在宅勤務やテレワークによる柔軟な働き方の実現、短時間勤務制度の拡充、男性の育児休業促進に向けた説明会の拡充などを進めています。これらの施策を通じて、従業員が能力を発揮しやすい環境づくりを目指しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


同社および連結子会社は、女性活躍推進法および育児介護休業法の規定に基づく公表義務項目として選択しておらず、公表していないため、記載を省略しています。

提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


トゥエンティーフォーセブンホールディングスは、純粋持株会社としてグループ全体の経営戦略を統括しています。パーソナルトレーニング事業を主軸に、不動産関連事業も展開しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


トゥエンティーフォーセブンホールディングスグループは、パーソナルトレーニング事業と不動産関連事業の二つのセグメントで事業を展開しています。純粋持株会社としてグループ全体の経営管理を行い、各子会社がそれぞれの事業を担う体制です。収益モデルは、主にパーソナルトレーニングサービスの提供と、不動産関連の取引から成り立っています。海外での売上高や有形固定資産の記載がないため、事業は主に日本国内で行われていることが示されています。

パーソナルトレーニング事業


この事業では、「24/7Workout」をはじめ、「24/7Pilates」「24/7SPORTS CLUB」といった屋号でパーソナルを中心としたトレーニングサービスを提供しています。顧客のトレーニングやダイエットをサポートするため、プロテインやサプリメント等の物品販売も行っています。収益は、トレーニングサービスの提供と物品販売から得ています。運営は、トゥエンティーフォーセブンおよびトゥエンティーフォーセブン北海道が行っています。

不動産関連事業


この事業では、不動産の売買や賃貸借に係る仲介業務、宅地建物取引業法に基づく宅地建物取引業等の不動産事業を展開しています。また、賃借する物件の一部をサブリースとして賃貸するリーシング事業も行っています。収益は、不動産取引の仲介手数料や賃貸収入から得ています。運営は、トゥエンティーフォーセブン北海道およびトゥエンティーフォーセブンエージェントが行っています。

セグメント 売上高(2024年11月期) 売上高(2025年11月期)
パーソナルトレーニング事業 - 20.4億円
不動産関連事業 - 51百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


トゥエンティーフォーセブンホールディングスグループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しています。そのため、直近の業績推移は当連結会計年度の数値のみが示されています。売上高は計上されていますが、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しています。営業活動によるキャッシュ・フローは減少しており、投資活動によるキャッシュ・フローも減少しています。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは増加しています。

項目 2021年11月期 2022年11月期 2023年11月期 2024年11月期 2025年11月期
売上高 - - - - 20.9億円
経常利益 - - - - △1.8億円
経常利益率 - - - - △8.4%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - - △2.1億円
1株当たり当期純利益(円) - - - - △24.74

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


トゥエンティーフォーセブンホールディングスグループの従業員1人あたり売上高は、当連結会計年度で18.4百万円となっています。また、従業員1人あたり営業利益は△1.6百万円となっており、連結財務諸表を初めて作成した当期において営業損失を計上している状況です。これらの数値は、同社グループの事業規模と従業員数に対する収益創出の状況を示しています。当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期との比較はできません。

指標 2025年11月期
従業員1人あたり売上高(連結) 18.4百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) △1.6百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、財務基盤において自己資本比率が低く、ROEもマイナスとなっています。また、営業活動と投資活動によるキャッシュフローがともにマイナスであり、財務活動で資金を調達している状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率はプライム市場の非製造業平均と比較して低い水準にあります。また、ROE(自己資本利益率)もマイナスとなっており、収益性における課題が見られます。手元資金として一定の現金及び預金を保有していますが、財務基盤の安定性については注意が必要な状況です。

指標 2024年11月期(前期) 2025年11月期(当期)
純資産 1.5億円 89百万円
自己資本比率 - 7.7%
ROE(自己資本利益率) - △176.9%
現金及び預金 6.5億円 5.1億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純損失の計上などにより、△1.5億円の減少となりました。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出などにより、△1.4億円の減少となっています。一方で、財務活動によるキャッシュフローは、株式の発行による収入などにより、1.4億円の増加となりました。この結果、フリーキャッシュフローは△2.9億円となっています。本業で資金を創出できておらず、投資活動も資金減少となっているため、財務活動で資金を調達している状況が示されています。

項目 2024年11月期(前期) 2025年11月期(当期)
営業CF - △1.5億円
投資CF - △1.4億円
財務CF - 1.4億円
フリーCF(営業CF+投資CF) - △2.9億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


同社グループは、当連結会計年度まで6期連続で売上高の減少ならびに経常損失および当期純損失を計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しています。これに対し、新規顧客数増加のための施策拡充やコストコントロールによる経費削減などの対策を実施しています。また、親会社による資金支援や信用力による財務基盤の安定化が期待できることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しています。

② 事業構造・収益性に関するリスク


パーソナルトレーニングジム市場は成長途上ですが、参入障壁が低いため新規参入が増加し、厳しい競合状態になることが想定されています。このような状況で競合がさらに激化した場合には、同社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、新規出店計画において、条件に合致する物件が見つからず計画がスケジュールどおりに進まない場合や、出店エリアの拡大ができない場合にも、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループが今後事業をさらに拡大し、成長を続けていくためには優秀な人材の獲得および育成が重要課題となっています。事業計画に基づく採用活動や教育研修の充実、人事制度の見直し等に努めていますが、こうした人材の獲得および育成が計画どおりに進まなかった場合や、重要な人材が社外に流出した場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


トゥエンティーフォーセブンホールディングスは、「世界中の人々から常に必要とされる企業を創る」という経営理念を掲げ、社会の発展と貢献を目指しています。顧客ニーズの把握と人的資本の充実に注力し、持続的な成長と企業価値の最大化に取り組む企業です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループの経営理念は、「世界中の人々から常に必要とされる企業を創る」です。この理念に基づき、世界中の人々から常に必要とされるサービスおよび商品を世の中に提供し続け、社会の発展と社会貢献に寄与することを目指しています。

理念実現のため、同社グループはウェブマーケティングを中核とし、日々市場動向や成長分野の情報収集を通じて消費者ニーズの把握に努めています。経営戦略としては、主力業態である「24/7Workout」で培ったノウハウとNOVAホールディングス株式会社グループとの協業を活用し、新業態・サービスの開発やフランチャイズ店舗の開発を進め、長期的に成長し続けるための基盤固めを行うことで収益性の向上を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、「世界中の人々から常に必要とされる企業を創る」という経営理念のもと、世の中の潜在的ニーズを顕在化させることを重視しています。ウェブマーケティングを中核に据え、市場動向や消費者ニーズの把握に日々取り組む姿勢が企業文化の根底にあります。

サステナビリティの観点からは、人的資本の充実に戦略的に取り組んでいます。性別、国籍、年齢等を問わず能力および実績による人材採用・登用を推進し、通年採用を通じて多様な人材の確保に努めています。また、社員に対する適時適切な研修機会の提供や、能力と実績に基づく人事評価を通じて人材育成を図っています。働きやすい社内制度の整備にも力を入れており、在宅勤務・テレワークによる柔軟な働き方や短時間勤務制度の拡充、男性の育児休業促進に向けた説明会の拡充などを行っています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、事業環境の変化に対応するため、知名度の向上を重要な課題の一つとしています。知名度向上は新規顧客開拓や優秀な人材の確保に寄与すると考えており、NOVAホールディングス株式会社グループ全体としての広報活動を強化し、様々なメディアを通じた情報発信に努めています。

また、コーポレート・ガバナンス体制の強化も優先的に取り組むべき課題です。上場子会社としての経営の自主性・独立性を維持・強化するため、役員構成を含む機関設計の見直しを図っています。支配株主との取引については、合理性や公正性を重視し、取締役会での審議や利害関係を有しない者からの意見入手を通じて、内部管理体制の強化と企業価値の最大化に努めています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


トゥエンティーフォーセブンホールディングスは監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会を中心にコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。経営の意思決定の迅速化と執行責任の明確化のため、執行役員制を導入しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


トゥエンティーフォーセブンホールディングスの筆頭株主はいなよしキャピタルパートナーズです。同社の代表取締役会長である稲吉正樹氏が代表を務める会社であり、同氏が創業したグループ企業が上位株主として名を連ねています。上位株主の多くが同社グループの経営陣やその関連会社によって占められている傾向が見られます。

株主名 持株比率
いなよしキャピタルパートナーズ 39.60%
NOVAホールディングス 16.43%
小島 礼大 5.07%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は10名(男性8名・女性2名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。代表取締役社長は松木大輔氏が務めています。社外取締役比率は28.6%です。

氏名 役職 主な経歴
稲吉 正樹 代表取締役会長 1992年4月愛知県蒲郡市役所入庁、1996年3月㈲がんばる学園(現ジー・コミュニケーション)設立代表取締役社長、2003年6月㈱ジー・エデュケーション(現NOVAホールディングス)設立代表取締役社長、2015年5月いなよしキャピタルパートナーズ設立代表取締役、2024年7月同社代表取締役会長より現職。
松木 大輔 代表取締役社長 2018年8月NOVAホールディングス取締役開発法人本部長、2019年2月㈱GLR代表取締役、2024年7月同社取締役副社長、2024年10月同社代表取締役社長より現職。
笹井 由佳 取締役副社長 2007年4月㈱ジー・エデュケーション(現NOVAホールディングス)入社、2024年10月NOVAホールディングス執行役Kinder・開発事業本部長、2025年6月㈱トゥエンティーフォーセブンエージェント代表取締役、2026年2月同社取締役副社長より現職。
植原 一雄 取締役パーソナル事業本部本部長 1991年4月日本生命保険相互会社入社、2001年8月アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー日本支社(現メットライフ生命保険)プロフィットセンター本部企業保険部、2016年8月同社取締役パーソナルトレーニング事業部事業部長、2020年2月同社取締役パーソナル事業本部本部長より現職。
石村 元希 取締役 コーポレート本部長 2010年1月㈱ウインローダー入社マーケティングコミュニケーション室長、2015年10月同社管理本部長、2020年3月同社入社人事総務部シニアマネージャー、2025年2月同社取締役コーポレート本部長より現職。


社外取締役は、橋本玄氏(地域金融研究所特別顧問)、中野信治氏(コンヴィクション代表取締役)です。

同社は監査役会設置会社を採用しています。独立性の高い社外取締役および社外監査役を選任することで、経営の客観性と透明性の向上を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


トゥエンティーフォーセブンホールディングスの役員報酬は、固定報酬、業績連動報酬、非金銭報酬(譲渡制限付株式、役員株式給付信託等)で構成されています。役位や職責、事業年度の目標達成状況に応じて支給額が決定される仕組みです。監査役の報酬は株主総会で決定された限度額内で、監査役の協議により決定されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 24百万円 7.9百万円
社外役員 5名 14百万円 2.9百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。取締役の報酬等の総額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれていません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。