【平均年収542万円】竹田iPホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収542万円】竹田iPホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

竹田iPホールディングスは、竹田印刷、光文堂などを傘下に持つ持株会社です。グループ全体で情報コミュニケーションやソリューションセールスなど多岐にわたる事業を展開し、顧客の課題解決を支援しています。直近の業績は増収減益となりました。


目次

※本記事は、竹田iPホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


竹田iPホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は44名、グループ連結従業員数は929名です。

同社グループは、情報コミュニケーション、ソリューションセールス、半導体関連マスク、不動産賃貸の4つのセグメントで事業を展開しています。連結子会社13社を中心に、多岐にわたる分野で顧客の課題解決を支援しています。

主な国内グループ会社は、竹田印刷(情報コミュニケーション)、光文堂(ソリューションセールス)、竹田東京プロセスサービス(半導体関連・マスク)、光風企画などです。

なお、竹田iPホールディングスは2026年4月1日付で連結子会社の光風企画を吸収合併し、経営資源の最適化と効率的な事業運営を進めています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


竹田iPホールディングスは、持株会社としてグループ全体の経営戦略を統括し、人材を重要な資本と位置づけています。同社グループは、従業員一人ひとりが安心して働き、成長を実感しながら能力を発揮できる組織づくりを推進しています。多様な人材の確保・育成・活躍促進、そして働きがいのある職場環境の整備に力を入れている点が特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


竹田iPホールディングスでは、平均勤続年数が15.4年、平均年齢が43.1歳となっており、比較的長く勤める社員が多い傾向が見られます。これは、安定した環境でキャリアを築きたいと考える方にとって、参考となる情報です。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 5,419,000円
平均勤続年数 15.4年
平均年齢 43.1歳
単体従業員数 44人
連結従業員数 929人
単体のグループ内比率 4.7%

退職給付制度


同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する制度)の両方を採用しています。同社グループの退職給付制度は、国内および海外の従業員に適用されています。

退職一時金制度もあり、退職金規程に基づいた一時金または年金が支給されます。当連結会計年度末における退職給付債務は27.2億円、年金資産は12.3億円となっています。

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ 1社目

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性従業員の割合 14.3%
男性従業員の育児休業取得率 100.0%


▼ 2社目

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性従業員の割合 4.4%


▼ 3社目

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性従業員の割合 0.0%
男性従業員の育児休業取得率 100.0%

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


竹田iPホールディングスグループは、「人」を持続的成長を支える重要な資本と位置づけ、従業員一人ひとりが安心して働き、成長や貢献を実感しながら能力を発揮できる組織づくりを進めています。事業環境の変化に対応するため、多様な人材の確保・育成・活躍促進、そして社員が自ら学び、挑戦し、連携できる環境整備を重視しています。

具体的には、自律的な成長を支える人材育成、挑戦と成長を後押しする評価・報酬制度の整備、多様性の確保、働きがいのある職場環境づくりを一体的に推進しています。次世代リーダーや管理職の育成・登用を通じて、将来を担う人材パイプラインの構築にも取り組んでいます。給与その他の給付の額と内容は、グループ各社の事業特性、経営状況、外部労働市場の動向を踏まえ、公正で適切な処遇を行うことを基本方針としています。従業員一人ひとりの職務・役割・貢献度を総合的に勘案した評価結果を処遇に反映する評価・報酬制度を運用し、性別や年齢による不合理な差を設けないよう努めています。賞与は会社業績と評価結果を勘案して支給され、各種手当や福利厚生は法令および社内規程に基づき、従業員の生活安定に配慮した運用が行われています。

同社グループは「竹田iPグループ人的資本に関する方針」と「竹田iPグループ人権方針」を定め、人材の多様性確保と育成、働きがいのある職場環境整備を推進しています。従業員エンゲージメントサーベイを継続的に実施し、社員の意識や組織課題を把握しながら、組織開発や人材育成施策の改善に取り組んでいます。人材育成においては、「能力開発」と「キャリア開発」の両面から体系的な教育体制を整備し、階層別研修やキャリア面談、管理職基礎研修などを通じて成長機会を提供しています。また、労働時間の適正化、年次有給休暇の取得促進、ハラスメント防止、メンタルヘルス対策など、安心して働き続けられる職場環境づくりにも注力しています。テレワーク勤務の実施条件見直しや、生理休暇を「F休暇」へ改めPMSや不妊治療に利用できるよう適用条件を拡大するなどの取り組みも行われています。女性活躍推進に関する「プラチナくるみん」「えるぼし」の認定や、健康経営優良法人の3年連続取得、障がい者雇用におけるSYNC25アカウンタビリティ・サミット協賛やValuable 500加盟など、多様な人材が活躍できる社会の実現に向けた取り組みも進められています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。男性育児休業取得率は、育児介護休業法に基づく公表義務の対象項目として選択しておらず、公表されていません。

指標 数値
女性管理職比率 11.1%
男女賃金差異(全労働者) 83.7%
男女賃金差異(正規雇用) 81.9%
男女賃金差異(非正規雇用) 67.5%

グループ全体(連結)の集計値


この集計値は、提出会社および主要事業会社4社を対象としています。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性従業員の割合 8.8%
男性従業員の育児休業取得率 100%
年次有給休暇の取得率 76.4%
労働者の月ごとの平均残業時間 15.5時間

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


竹田iPホールディングスは、情報コミュニケーション、ソリューションセールス、半導体関連マスク、不動産賃貸の4つのセグメントで事業を展開する持株会社です。多様な事業を通じて顧客の課題解決を総合的に支援しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、情報コミュニケーション、ソリューションセールス、半導体関連マスク、不動産賃貸の4つのセグメントで事業を展開しています。祖業である印刷関連事業の収益力強化に加え、半導体関連マスク事業、BPO・DX領域、グローバルパッケージ事業への投資を通じて、事業ポートフォリオの変革を推進しています。

中長期に目指す姿を「社会の課題解決を総合的に支援するパートナー」と位置付け、中期経営計画「Takeda iP Create a Value Project」を推進しており、成長分野への積極投資や海外事業の強化を重点施策としています。

海外売上高は前期から増加し、海外売上比率も上昇しています。特にグローバルパッケージ事業では、タイでグループ最大規模の新工場が操業を開始しており、海外展開を強化している状況です。

情報コミュニケーション

竹田印刷を中核とし、商業印刷を中心とする各種印刷、ロジスティクス(BPOサポート)、システム関連、プロモーション支援を組み合わせたワンストップソリューションを提供しています。日栄印刷紙工が紙器類やラベル・シール類の印刷を、東海プリントメディアが日刊新聞の印刷を、千代田プリントメディアが商業印刷物や出版印刷物の企画・制作を担っています。

海外では、上海竹田包装印務技術有限公司が中国での包装材・紙器類の企画・販売を、大連光華軟件技術有限公司が印刷用データの制作を、TAKEDA PACKAGING (Thailand) CO., LTD.がパッケージ及び紙管の製造を、TAKEDA PRINTING (Thailand) CO., LTD.が包装用資材及び印刷物の企画・製造・販売をそれぞれ担当しています。収益は、商業印刷物の減少やコスト増加の影響を受けながらも、グローバルパッケージ、BPO・ロジスティクス・DX領域の拡大に取り組むことで得ています。

ソリューションセールス

株式会社光文堂を中核として、印刷機械、その周辺機器、印刷資材の仕入・販売を行っています。株式会社ウィルジャパンが事務用品類等の企画・販売を担当しています。

収益は、印刷関連機材や資材の販売に加え、顧客の設備投資や業務効率化に資する提案型営業、新商品の開発・販売を通じて得ています。資材販売・機械販売ともに好調に推移し、利益率の高い自社ブランド製品の販売増が寄与しています。

半導体関連マスク

竹田東京プロセスサービスと株式会社プロセス・ラボ・ミクロンの国内2社、および中国と東南アジアに展開する海外3社が連携し、各種電子部品用のスクリーンマスク、フォトマスク、半導体パッケージ用バンプマスク、電子部品実装用メタルマスクの製造・販売を行っています。PROCESS LAB.MICRON VIETNAM CO., LTD.はベトナム向けに、TOKYO PROCESS SERVICE(Thailand)CO., LTD.はタイで精密工業写真製版などを、富来宝米可龍(蘇州)精密科技有限公司は中国向けにメタルマスクの製造・販売をそれぞれ担当しています。

収益は、AIサーバーやデータセンター関連需要の拡大を背景とした各種マスクの需要回復と、国内拠点の統廃合や生産体制の再編による生産性向上と固定費最適化を通じて得ています。同社グループの中核成長事業と位置付けられています。

不動産賃貸

同社グループが保有する土地・建物などの有効活用を目的として、連結子会社や外部顧客に対する不動産賃貸事業を行っています。収益は、保有資産の有効活用による安定収益から得ていますが、コスト増加の影響により減益となっています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
情報コミュニケーション 166億円 161億円
ソリューションセールス 115億円 119億円
半導体関連マスク 60.8億円 63.9億円
不動産賃貸 78百万円 79百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は概ね増加傾向にあります。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は変動が見られますが、直近の当連結会計年度では売上高が増加した一方で、利益は減少しました。これは、中期経営計画の2年目として、成長分野への投資や事業ポートフォリオの変革を進めた結果、増収減益となったものです。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 306億円 329億円 317億円 342億円 345億円
経常利益 9.2億円 10.6億円 9.3億円 14.8億円 14.6億円
経常利益率 3.0% 3.2% 2.9% 4.3% 4.2%
親会社株主に帰属する当期純利益 7.6億円 8.4億円 8.5億円 12.5億円 11.1億円
1株当たり当期純利益(円) 46.37 51.15 51.50 75.06 66.75

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は前期からわずかに減少しています。これは、売上高の増加率に対し、連結従業員数が増加したことによるものです。

一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から減少しています。これは、売上高は増加したものの、営業利益が減少した影響を受けています。これらの数値は、同社グループが事業ポートフォートフォリオの変革を進める中で、成長分野への投資や生産体制の再編に取り組んでいる状況を示しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 38.0百万円 37.1百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.5百万円 1.4百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


竹田iPホールディングスグループの財務状況は、事業活動で得た資金を成長分野への投資に充てている段階を示しています。これは、将来に向けた事業ポートフォリオの変革を推進している状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は57.3%であり、プライム市場の製造業平均と比較しても高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は5.9%となっており、前期から減少しました。手元資金である現金及び預金は62.8億円です。これらの財務指標は、同社グループが安定した財務基盤を保ちながら事業を継続していることを示しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 183億円 200億円
自己資本比率 57.8% 57.3%
ROE(自己資本利益率) 7.0% 5.9%
現金及び預金 69.9億円 62.8億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの営業活動によるキャッシュ・フローは11.3億円の収入となりました。これは税金等調整前当期純利益や減価償却費などにより資金が増加した一方、売上債権の増加や法人税等の支払額により資金が減少したためです。投資活動によるキャッシュ・フローは14.6億円の支出となっており、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出が主な要因です。その結果、フリー・キャッシュ・フローは3.3億円のマイナスとなりました。これは成長分野への投資や設備更新、拠点再編等に伴う固定資産取得支出が営業活動によるキャッシュ・フローを上回ったためです。財務活動によるキャッシュ・フローは4.8億円の支出となりました。これは長期借入れによる収入があったものの、リース債務や長期借入金の返済、配当金の支払いが上回ったことによるものです。同社グループは成長投資を積極的に行っている段階であり、今後の事業拡大や収益改善が期待されます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 28.2億円 11.3億円
投資CF △12.7億円 △14.6億円
財務CF △9.2億円 △4.8億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 15.4億円 △3.3億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、印刷関連市場(紙媒体)の長期的な縮小が継続するリスクを認識しています。デジタル化の進展やメディアの多様化により、市場縮小が想定を超えて急激に進んだ場合、業績に大きな影響を与える可能性があります。また、新規事業及び成長領域への取り組みにおいては、市場環境の変化や競争激化などにより、当初想定した成果が得られないリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、持続的な事業発展のために、各分野のプロフェッショナル人材やマネジメント人材の確保・育成を必要としています。優秀な人材の獲得競争が厳しく、計画通りに進まない場合や人材が流出した場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


竹田iPホールディングスは、「溢れるほどの情熱をもって、革新しつづける」を企業理念に掲げ、持続可能な社会への貢献と顧客の課題解決を使命としています。多様な立場の人々が共に新たな価値を創造する「コ・クリエーション」を重視する企業文化が特徴です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


竹田iPホールディングスの企業理念は「溢れるほどの情熱をもって、革新しつづける」です。同社グループは、持続可能な社会に貢献すべく、情熱(passion)をもって革新(innovation)し続けるという決意を「iP」の社名に込めています。
「顧客の課題解決を通じて広く社会に貢献すること」を使命とし、持続可能な社会の実現と同社グループの持続的成長を目指すサステナビリティ経営を推進しています。中長期に目指す姿として「社会の課題解決を総合的に支援するパートナー」を掲げ、「社会から信頼され、必要とされる存在」になることを経営ビジョンとしています。
中期経営計画では、顧客の課題解決を通じた社会貢献、事業ポートフォリオ変革による既存事業の収益力強化と持続的成長、第4の柱の確立、経営基盤の継続的強化を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


竹田iPホールディングスは、企業理念である「溢れるほどの情熱をもって、革新しつづける」を大切にしています。多様性が求められる現代において、「異なる立場の者が共に新たな価値を創造する、コ・クリエーション(共創)の実現」を企業文化として表現しています。
同社グループのサステナビリティ方針は、社是である「熱意・和合・奉仕」と、責任ある行動や顧客への感謝、協調性、個人の成長を促す行動規範の実践にあります。役員・社員はこの行動規範を常に携帯し、行動の基礎としています。
人的資本経営においては、「企業価値向上」と「社員の幸せ」の両立を目指し、人材の多様性確保と育成、働きがいのある職場環境の整備を通じて、持続的成長を実現する強固な組織文化を築くことを基本方針としています。人権尊重も重要な責務と位置づけ、グループ全体で人権尊重の取り組みを推進しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


竹田iPホールディングスは、気候変動対策を企業の重要課題と認識し、2050年度のカーボンニュートラル実現を目指しています。2030年度までにGHG排出量(Scope1及び2)を2020年度比で30%削減するため、省エネルギー活動や再生可能エネルギーの活用などを推進しています。
人的資本経営の推進においては、多様な人材活躍促進、人材育成、働きやすい職場環境の整備、組織風土改革を通じて社員エンゲージメントの向上を図っています。女性管理職比率10%以上を目指すことも重点テーマの一つです。
コーポレート・ガバナンスの強化にも取り組み、取締役会の監督機能強化と意思決定の迅速化、独立性と多様性を備えた構成の維持・発展を進めています。DXの推進と情報セキュリティの強化も重要な課題であり、「社員一人ひとりが輝くためのDX」、デジタル人材の育成、生み出す価値の変革に取り組んでいます。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


竹田iPホールディングスは、企業の社会的責任を果たし持続的な成長を実現するため、コーポレート・ガバナンスの強化・充実を重要な経営課題と考えています。経営の透明性と健全性の確保、迅速な意思決定と適切な事業遂行、法順守と倫理の確保の実現に向けた組織管理体制の整備に取り組んでいます。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社グループの株主構成は、従業員持株会が筆頭株主として会社を支える特徴があります。創業家と見られる個人株主も上位に名を連ねています。また、複数の金融機関が主要株主として名を連ねており、安定した資本基盤を形成していることがうかがえます。

株主名 持株比率
竹田iPホールディングス従業員持株会 6.21%
各務三恵子 4.47%
三菱UFJ銀行 4.18%
三井住友銀行 2.87%
あいち銀行 2.51%


なお、上記の所有株式数は2026年4月1日付で実施された普通株式1株につき2株の株式分割前のものです。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性5名・女性2名)で構成され、女性役員比率は28.6%です。代表取締役会長CEOは木全幸治氏、代表取締役社長COOは細野浩之氏が務めています。社外取締役比率は57.1%です。

氏名 役職 主な経歴
木全幸治 代表取締役会長 CEO 1978年3月同社入社。2002年6月同社取締役中部事業部営業本部長、2010年4月同社代表取締役副社長事業統括担当、2020年4月同社代表取締役社長に就任。2025年4月より現職。
細野浩之 代表取締役社長 COO 1983年4月三菱UFJ銀行入行。2012年7月同社執行役員関東管理部担当部長、2019年6月同社取締役経営統括本部長に就任。2026年4月より現職。


社外取締役は、山本光子氏(パーソルテンプスタッフ相談役)、青木恭美氏(丸の内綜合法律事務所弁護士)、高橋伸夫氏(元NGK株式会社顧問・監査等委員)、田中誠治氏(田中会計事務所所長・監査等委員)です。

同社は、取締役会における監督機能の強化と意思決定の迅速化、中長期的な企業価値の向上を図ることを目的として、監査等委員会設置会社へ移行しました。社外取締役を4名(うち監査等委員である取締役が2名)採用し、取締役会における過半数を確保することで、客観的な視点から取締役の職務執行の妥当性を監督し、経営の健全性を確保しています。2024年5月14日に公表した中期経営計画において、取締役会における社外取締役の割合を過半数とすること、女性取締役を2名以上にすることを目標として掲げており、提出日時点においてこの目標を達成しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の取締役の報酬は、基本となる固定報酬、短期的な業績に連動する業績連動報酬等(賞与)、中長期的な業績と連動性の高い非金銭報酬等(譲渡制限付株式報酬)で構成されています。報酬の種類ごとの比率は、固定報酬:業績連動報酬等:非金銭報酬等=7:2:1を目安としています。監督機能を担う社外取締役の報酬は、その役割と独立性の観点から固定報酬のみとしています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 4名 1.1億円 26.5百万円
監査等委員(社外除く) 1名 9百万円 9.0百万円
社外役員 6名 19百万円 3.2百万円


なお、報酬等の総額には主要な連結子会社の役員としての報酬額44百万円は含まれていません。また、対象となる役員の員数及び報酬額には、2025年6月25日開催の第87回定時株主総会終結の時をもって退任した取締役2名、社外取締役1名、監査等委員である社外取締役1名が含まれています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。