※本記事は、住友精化株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
住友精化は、吸水性樹脂や機能マテリアル、化学品の製造受託などを手掛ける化学メーカーです。同社グループは、紙おむつなどの衛生材料からエレクトロニクスガスまで幅広い製品を提供しています。
単体従業員数は1,038名、連結従業員数は1,438名です。セグメントは吸水性樹脂、機能マテリアル、全社(共通)の3つです。
主な国内グループ会社は、セイカテクノサービス(その他)、セイカリサーチ(同)などです。
機能マテリアルセグメントにおいて、前期にIRラテックス事業が終了しました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
住友精化は、化学メーカーとして吸水性樹脂事業と機能マテリアル事業を展開しています。同社グループでは、従業員の長期的なキャリア形成を支援し、多様な働き方を推進する姿勢が見られます。平均勤続年数や平均年齢から、比較的安定した環境で働くことができる企業であると考えられます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、従業員の長期的な定着を重視する傾向があり、平均勤続年数や平均年齢から、安定したキャリアを築ける環境であることがうかがえます。従業員の年齢構成も比較的バランスが取れており、経験豊富な人材が活躍している様子がうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,848,798円 |
| 平均勤続年数 | 15.64年 |
| 平均年齢 | 38.5歳 |
| 単体従業員数 | 1,038人 |
| 連結従業員数 | 1,438人 |
| 単体のグループ内比率 | 72.2% |
同社は確定給付型の企業年金制度および退職一時金制度を設けています。確定給付型は、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度です。
退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
なお、退職給付債務は71.8億円、年金資産は115.4億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
住友精化は2023年に人財戦略を策定し、「高い専門性を有した多様な人たちが、強いリーダーシップのもと協働し、課題解決に挑戦している」組織を目指しています。この戦略に基づき、「高い専門性を有する人財の確保と育成」「リーダーの選抜と育成」「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進」「働く環境の整備」に積極的に投資する方針です。
従業員の処遇は、経営戦略の実現に必要な人財の確保・定着および成長を目的として決定されます。職務内容、求められる役割、発揮された成果を基本的な基準とし、本人の継続的な能力向上への取り組みや組織への貢献度を考慮した総合的な評価に基づいて行われます。賞与については、従業員の役割に基づく成果や組織への貢献を踏まえ、短期的な業績をより反映させた配分となるよう設計・運用されています。
また、寮・社宅等の福利厚生施策や確定拠出年金・確定給付年金等の各種制度を通じて、従業員の現在および将来にわたる生活基盤の安定を図っています。人材育成では、経験者採用を積極的に推進し、新卒・経験者問わず人財育成体系に基づく各種教育や公募型教育・研修を充実させています。将来のリーダー人財育成のため、外部専門機関のマネジメント研修プログラムへの参加支援や、部長昇格前の世代を対象としたリーダー研修を実施しています。
DE&I推進では、多様な人財が働きやすい職場環境の提供と従業員相互の尊重を深める施策を進めています。具体的には、保存休暇制度の改定(不妊治療の明示)、子の看護休暇・介護休暇の有給化、配偶者出産休暇の拡大、育児休業開始時支援金制度の導入、リカレント教育休職制度の導入、ジョブリターン制度の制定、エフ休暇の創設、子の看護等休暇の改正、出生サポート休職の追加などがあります。働く環境の整備では、健康経営の推進やワーク・ライフ・バランスの向上に取り組んでおり、交替勤務体制の見直し(年間休日数の増加や処遇の見直し)、テレワーク勤務制度の導入、定年年齢の段階的な65歳までの引き上げ、職務グレードの新設、選択定年退職制度の導入などを行っています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。「男女間の賃金差異」に関して、女性管理職の比率が低水準に留まっていることに加えて、女性の新卒採用が増加したことにより、相対的に賃金水準の低い女性労働者の割合が高くなっていることから格差が生じています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 6.67% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 91.67% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 74.52% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) | 73.06% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) | 69.63% |
グループ全体(連結)の集計値
当社グループ全体の数値です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 9.2% |
女性活躍推進に関する指標
| 項目 | 2024年度 | 2025年度 | 目標(2026年度) |
|---|---|---|---|
| 女性社員比率(新卒採用) | 28.6% | 33.3% | 30.0% |
| 女性社員比率(採用全体) | 26.4% | 29.9% | - |
| 女性管理職人数 | 27人 | 32人 | - |
| 女性社員比率(全従業員) | 17.9% | 19.1% | - |
| 女性比率(製造部門を除く) | 25.0% | 25.9% | - |
WLBに関する指標
ワークエンゲージメントは「仕事に対する熱意や取り組み姿勢」を示す指標であり、エンプロイーエンゲージメントは「組織に対する一体感や愛着」を示す指標です。業界は製造・化学・素材等の業界を指しています。
| 項目 | 2024年度 | 2025年度 | 目標(2026年度) |
|---|---|---|---|
| 男性育児休業取得率 | 71.9% | 91.7% | 70.0% |
| 平均時間外労働時間 | 14.8時間 | 14.7時間 | 12.0時間 |
| 年次有給休暇取得率 | 82.1% | 82.3% | 80.0% |
| 年次有給休暇取得日数(一人当たり平均) | 15.59日 | 15.68日 | - |
| 離職率 | 4.6% | 5.4% | 4.0%未満 |
| ワークエンゲージメント(業界平均) | 47.8 (49.5) | 48.3 (49.8) | 業界平均値 |
| エンプロイーエンゲージメント(業界平均) | 44.8 (46.7) | 44.9 (47.0) | 業界平均値 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
住友精化は、吸水性樹脂と機能マテリアルを主軸に事業を展開する化学メーカーです。幅広い産業分野に製品とサービスを提供し、社会の多様なニーズに応えています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、吸水性樹脂、機能マテリアル、その他の事業セグメントで構成されています。主力である吸水性樹脂事業では、紙おむつや生理用品などの衛生材料、ペットシート、ケーブル用止水材といった工業用材料の製造と販売を手掛けています。機能マテリアル事業では、水溶性ポリマーやエレクトロニクスガス、医療用ガス、さらにはガス発生装置の設計・製作・販売まで多岐にわたる製品とサービスを提供しています。
収益は、これらの製品の製造・販売から得られています。特に吸水性樹脂は、販売数量の増加と原燃料市況の変動を販売価格に反映させながら、安定した収益基盤を築いています。機能マテリアルは、特定の事業終了の影響がありつつも、水溶性ポリマーやPSA酸素発生装置の販売拡大により収益を維持しています。
同社グループの売上高は、日本、アジア、中国、欧州、北米など世界各地で構成されており、特定の地域に集中することなく幅広い市場で事業を展開しています。特定の顧客への収益集中は見られず、多様な顧客基盤を持っています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 吸水性樹脂 | 1,155億円 | 1,161億円 |
| 機能マテリアル | 318億円 | 319億円 |
| その他の事業セグメント | 2.4億円 | 2.9億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は緩やかな増加傾向にあります。経常利益は変動が見られるものの、当期は大きく増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益も、当期は前期から増加しています。
当期は、お取引先様に対する製品代金の過剰請求に関連する費用や、機能マテリアル事業の一部製品に関わる減損損失を特別損失として計上しました。しかし、営業活動によるキャッシュ・フローは増加しており、本業でのキャッシュ創出力は堅調に推移しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,156億円 | 1,430億円 | 1,430億円 | 1,476億円 | 1,484億円 |
| 経常利益 | 89.2億円 | 109億円 | 102億円 | 111億円 | 152億円 |
| 経常利益率 | 7.7% | 7.6% | 7.2% | 7.5% | 10.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 59.0億円 | 85.9億円 | 61.7億円 | 59.6億円 | 76.8億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 85.82 | 127.37 | 91.80 | 90.12 | 117.48 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は、前期からわずかに減少しています。一方で、従業員1人あたりの営業利益は前期から大きく増加しており、生産性の向上が見られます。これは、事業活動における効率化が進んだことを示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 104.4百万円 | 103.2百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 7.6百万円 | 10.1百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
住友精化グループの財務状況は、安定した事業活動による資金創出と、将来に向けた投資を両立していることを示しています。本業で得た資金を元手に、着実に成長への投資を進めている状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
住友精化の財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な手元資金によって安定している状況です。自己資本比率はプライム市場の製造業平均を上回っており、強固な財務体質を示しています。ROE(自己資本利益率)は前期から改善しており、収益性の向上が見られます。これらの安定した財務状況は、従業員の雇用や給与の安定性にもつながる状況です。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 943億円 | 1,036億円 |
| 自己資本比率 | 66.6% | 67.8% |
| ROE(自己資本利益率) | 6.3% | 7.8% |
| 現金及び預金 | 169億円 | 182億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
住友精化グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、それを成長投資に充てている状況を示しています。営業活動によるキャッシュフローは前期から増加し、175億円のプラスとなりました。これは税金等調整前当期純利益や減価償却費の増加などが主な要因です。
投資活動によるキャッシュフローは、前期の△209億円の減少から当期は△113億円の減少へとマイナス幅が縮小しました。有形固定資産の取得による支出が主な内訳です。その結果、フリーキャッシュフローは前期のマイナスから当期は61.5億円のプラスに転じており、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金がある優良な状態です。この資金の流れは、同社グループが安定した事業基盤を持ち、将来の成長に向けた投資を継続しながらも、財務的な健全性を維持していることを示しており、雇用や給与の安定性にもつながる状況です。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 137億円 | 175億円 |
| 投資CF | △209億円 | △113億円 |
| 財務CF | 31.9億円 | △50.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △72.3億円 | 61.5億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、事業を展開する市場において、国内外の競合企業による価格競争に晒されるリスクを認識しています。特に吸水性樹脂事業では、コモディティ化や出生数の低下による競争環境の激化が懸念されています。また、原材料の一部を特定の購入先に依存しており、原燃料価格の急激な変動や地政学的要因による調達コストへの影響もリスクとして挙げられています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、少子化等による労働人口の減少を背景に、事業運営に必要な人材の確保や育成が遅れるリスクを認識しています。採用者数の減少や離職者の増加、中期的な成長を牽引する人材の育成遅れが、事業計画達成に影響を及ぼす可能性を指摘しています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
住友精化は、「自利利他 公私一如」という住友の事業精神を根底に持ち、地球環境の保全や社会的課題の解決に貢献することを責務と捉えています。持続可能な社会の発展を目指し、事業活動を通じてステークホルダーの期待に応えることを目指している会社です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
住友精化グループは、「自利利他 公私一如(住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない)」という事業精神を根底に、地球環境の保全や社会的課題の解決に貢献することを責務としています。世界共通の目標であるSDGsの課題に取り組み、持続可能な社会の発展に貢献し、全てのステークホルダーの期待に応えることを目指しています。
同社グループは、サステナビリティ基本方針として、高品質な製品・サービスの提供による産業と暮らしの支援、無事故無災害を最優先とした安全・安定操業、徹底した品質管理を掲げています。また、製品と生産プロセスが人や環境に与える影響を適切に評価し、安全性の確保と環境への配慮に取り組むことを重視しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
住友精化グループは、従業員が心身ともに健康的かつ安全に仕事に取り組める職場環境を提供し、チャレンジする組織風土の醸成を目指しています。また、「人権尊重」を事業継続の基盤と位置付け、「人権方針」を定めています。国際的に宣言されている人権の保護を支持・尊重し、人権デュー・ディリジェンスを通じて負の影響の防止・軽減に努める方針です。
同社グループは、高い専門性を持つ多様な人材が強いリーダーシップのもと協働し、課題解決に挑戦する集団を目指しています。そのために、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進や、従業員相互の尊重を深める施策、健康経営の推進、ワーク・ライフ・バランスの向上に取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
住友精化グループは、中期経営計画の重点施策として「サステナビリティへの取り組み深化」を掲げています。具体的には、「衛生・健康・QOL向上へのアクセス」「ジェンダー平等」「カーボンニュートラル実現」など6項目のマテリアリティを設定し、KPIを定めて目標達成に向けた施策を実行しています。
また、同社グループは、製品の品質確保を最重要課題と認識し、教育強化、品質・取引の再点検によるコンプライアンスの徹底に取り組んでいます。組織間の相互牽制やチェック機能の再構築による実効的な監督・監査の実施、お客様視点・品質視点でのグループ会社運営の実現にも注力しています。役員・従業員のコンプライアンス意識向上を図るため、報酬・給与制度におけるコンプライアンス項目の見直しも検討しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
住友精化は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監査・監督機能の強化と迅速な意思決定を目指しています。社外取締役を複数選任することで、経営の公正性、透明性および効率性を高める体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
住友精化の株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社である住友化学です。同社は3割以上の株式を保有しており、同社グループの経営に大きな影響力を持つ主要株主となっています。その他、信託銀行や金融機関、生命保険会社などが上位株主に名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 住友化学 | 32.43% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 7.50% |
| THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済代行部) | 2.52% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性6名・女性3名)で構成され、女性役員比率は33.0%です。代表取締役社長社長執行役員は織田佳明氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 織田 佳明 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 1986年住友化学工業株式会社入社。同社技術・経営企画室部長、石油化学品研究所長、執行役員、常務執行役員などを歴任。2021年住化分析センター代表取締役社長を経て、2025年6月より同社代表取締役社長、社長執行役員に就任し現職。 |
| 町田 研一郎 | 代表取締役 常務執行役員 | 1985年住友化学工業株式会社入社。同社内部統制推進部長、秘書部長などを経て、2017年同社経理企画室部長。2018年同社取締役執行役員、2021年同社取締役常務執行役員。2025年5月より同社代表取締役常務執行役員に就任し現職。 |
| 東矢 健宏 | 取締役 常務執行役員 | 1993年同社入社。吸水性樹脂事業部部長、スミトモ セイカ アジア パシフィック プライベート リミテッド Managing Directorなどを歴任。2016年執行役員、2020年取締役常務執行役員。2025年6月より同社取締役常務執行役員、機能マテリアル事業部長を経て現職。 |
| 中村 顕治 | 取締役 執行役員 | 1994年同社入社。姫路工場吸水性樹脂製造部長、技術室部長、姫路工場長などを歴任。2024年執行役員製造部門担当、2025年6月より同社取締役執行役員製造部門統括、AKプロジェクト担当、姫路工場長兼生産管理室長を経て現職。 |
| 竹下 憲昭 | 取締役 | 1982年住友化学工業株式会社入社。同社執行役員、代表取締役常務執行役員、代表取締役専務執行役員などを歴任。2025年6月より稲畑産業取締役、同社取締役(非業務執行)に就任し現職。 |
社外取締役は、吉本明子氏(元厚生労働省中央労働委員会事務局長)、岸上恵子氏(元EY新日本有限責任監査法人代表社員・監査等委員)、宮本圭子氏(弁護士法人第一法律事務所社員弁護士・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監査・監督機能の強化と迅速な意思決定を目指しています。社外取締役は、専門的知識と幅広い見識に基づき、経営の監督強化に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社グループの役員報酬は、業績目標の達成と長期的な企業価値向上を目的として設計されています。業務を執行する取締役および経営陣幹部の報酬は、固定報酬である基本報酬と、業績連動報酬である賞与および株式報酬で構成されています。業務を執行しない取締役や監査等委員である取締役は、基本報酬のみが支給される仕組みです。
役員報酬の総額は2億9百万円であり、対象となる役員の合計は15名です。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 8名 | 1.6億円 | 19.6百万円 |
| 社外取締役(監査等委員を除く) | 1名 | 8百万円 | 8.0百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 2名 | 21百万円 | 10.5百万円 |
| 社外取締役(監査等委員) | 4名 | 23百万円 | 5.8百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
💬キャリコネで会社の実態を確認する
決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。
ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。
企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。



上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。