※本記事は、旭有機材株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月17日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
旭有機材は、管材システム事業、樹脂事業、水処理・資源開発事業の3部門にわたり、製品の開発・製造・販売を手掛けています。同社グループは、旭有機材と18の子会社、1つのその他の関係会社で構成されています。
単体従業員数は899名、連結従業員数は1,748名です。セグメントは管材システム事業、樹脂事業、水処理・資源開発事業の3つです。
主な国内グループ会社は、アビトップ(配管材料・販売)、ドリコ(水処理施設の請負、・さく井事業)、ランドウィック(断熱・内装・工事業)などです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
旭有機材は、社員一人ひとりの成長と働きがいを重視し、持続的な企業価値向上を目指す企業です。安定した事業基盤のもと、社員が長く活躍できる環境づくりに力を入れています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、社員の定着を促す環境が整っており、平均勤続年数から長期的なキャリア形成が可能な傾向が見られます。また、平均年齢は働き盛りの世代が中心となっており、経験豊富な人材が活躍していることがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,833,000円 |
| 平均勤続年数 | 16.1年 |
| 平均年齢 | 42.1歳 |
| 単体従業員数 | 899人 |
| 連結従業員数 | 1,748人 |
| 単体のグループ内比率 | 51.4% |
同社グループは、従業員の退職給付に充てるため、主として積立型、非積立型の確定給付制度を採用しています。確定給付型とは、給与や勤続年数に応じて将来の給付額が決まる制度です。
退職給付制度の適用範囲は、旭有機材および一部の連結子会社です。退職一時金制度があり、職能資格と勤続年数を基礎とするポイントに基づいた一時金が支給されます。
なお、退職給付債務は61.7億円、年金資産は77.1億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
旭有機材グループは、質の良い製品と信頼のサービスを提供する「人」を重要な経営資本と位置付けています。企業理念に基づき、会社と社員が一体となって永続的な発展・成長を目指すことを人事方針としています。
具体的には、事業を成長させる人材の継続的な確保と育成、多様な社員を公正に評価し成長機会を提供する人事制度改革、そして社員が活き活きと働ける環境整備の3つのカテゴリーで施策を展開しています。賃金の引上げについては、実質賃金の維持・生活向上と労働市場での競争力強化を重視しています。また、年功的要素を薄め、成果や役割に応じた報酬制度への転換を進める方針です。
企業理念の実現と新中期経営計画・事業戦略の達成には、社員のワークエンゲージメント向上が不可欠と捉え、これを重要な指標としています。次世代リーダーの育成、組織開発の強化、グローバルに活躍できる人材の育成、専門性強化、キャリア開発支援、安全な職場環境の整備、社員の心身の健康推進を重要施策としています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。正規雇用労働者の基本給については、同一資格比較で男性100に対して女性は69.9%~106.3%の幅にあります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 1.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 68.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 80.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 66.0% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ アビトップ㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 3.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 300.0% |
▼ ドリコ㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 1.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 0.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 64.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 70.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 41.7% |
リーダーシップ醸成と組織開発
各指標は旭有機材および国内連結子会社を対象としており、海外連結子会社は対象外です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| リーダー研修(評価者研修)の受講率 | 100% |
| コーチングプロジェクトの延べ参加者数 | 113名 |
強みの伸長による成長の実現
各指標は旭有機材および国内連結子会社を対象としており、海外連結子会社は対象外です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 社員一人あたりの資格取得奨励金支給額 | 2,547円 |
| 社員一人あたりの人材育成投資額 | 99千円 |
| 異文化コミュニケーション研修受講者数 | 105名 |
健康経営の推進と労働安全の維持向上
各指標は旭有機材および国内連結子会社を対象としており、海外連結子会社は対象外です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 喫煙率 | 29.5% |
| ストレスチェック受検率 | 98.6% |
基本施策
各指標は旭有機材および国内連結子会社を対象としており、海外連結子会社は対象外です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性割合 | 1.9% |
| 男性育休取得率(有期雇用を含む) | 46.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(有期雇用を含む) | 68.5% |
| 採用数(新卒、中途) | 新卒43名 中途20名 |
| 離職率(有期雇用を含む) | 6.1% |
| 平均勤続年数(正社員) | 16.1年 |
| コンプライアンス研修 受講率 | 98.2% |
| 情報セキュリティ教育の受講率(e-learning) | 100% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
旭有機材は、管材システム事業、樹脂事業、水処理・資源開発事業の3つの部門を通じて、製品の開発、製造、販売を手掛けています。同社グループは、海外および半導体関連市場を中心に成長を追求する戦略を推進しており、多様な産業分野に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、幅広い産業分野で必要とされる製品やサービスを提供し、それぞれの事業で独自の収益モデルを構築しています。特に、海外市場での展開や半導体関連市場への注力が見られます。
管材システム事業
この事業では、樹脂バルブを主力製品として、樹脂管材市場の拡大を目指しています。耐食性の問題解決や樹脂管材の機能性向上に貢献する製品開発を進めています。
収益は、樹脂バルブ等の基幹製品の販売、樹脂配管材料等を用いたエンジニアリング事業、そして半導体製造装置向けダイマトリックス製品から得ています。運営は、旭有機材、アサヒアメリカ, Inc.が製造・販売を担い、アビトップ、大和興産、アサヒコリア Co., Ltd.、アサヒアジアパシフィック Pte., Ltd.が代理店として販売を行っています。旭有機材商貿(上海)有限公司は旭有機材閥門設備(上海)有限公司が加工・製造した製品と旭有機材で製造した製品の販売を行い、エーオーシーアセンブルには加工・製造を委託しています。アサヒAVヨーロッパGmbHは市場開拓および販売を担っています。当期は全体として前期比で減収となりましたが、半導体製造装置向けダイマトリックス製品は増収となりました。
樹脂事業
この事業では、鋳物用樹脂、鋳物用レジンコーテッドサンド、一般工業用樹脂、発泡材料用樹脂、電子材料用樹脂および誘導体の製造・販売を行っています。半導体の高度化に貢献する低メタル化技術を追求した電子材料製品や、自動車・建設機械等に必要な鋳物部品製造に用いる素形材製品を提供しています。
収益は、電子材料製品、素形材製品、そして現場発泡断熱材やトンネル掘削用の土木材料といった発泡材料製品から得ています。運営は、旭有機材、旭有機材樹脂(南通)有限公司、アサヒモディマテリアルズ Pvt., Ltd.、アサヒユウキザイメキシコ S.A. de C.V.が製造・販売を行い、ランドウィックは断熱材の吹付・内装工事を行っています。当期は全体として前期比で減収となりましたが、中国のFPD分野や国内外の素形材事業は増収となりました。
水処理・資源開発事業
この事業では、水処理施設の設計、施工、維持管理の請負、およびさく井工事の設計、請負を行っています。水資源の有効活用や再生可能エネルギーである地熱発電の蒸気井掘削、温泉開発工事を通じて資源の有効活用に貢献しています。
収益は、水処理設備の設計・施工、維持管理サービス、環境改善薬剤の提供、温泉掘削工事、地熱掘削工事から得ています。運営は、ドリコ、ドリコアクアサーブが水処理施設の設計、施工、維持管理の請負およびさく井工事の設計、請負を行い、旭環美水処理(蘇州)有限公司は水処理設備の製作・販売を行っています。当期は全体として前期比で減収となりましたが、水処理事業は増収となりました。
同社グループは、海外市場を重視しており、特に米国や中国での事業展開を強化しています。当連結会計年度においては、Harrington Process Solutions LLCへの売上高が同社グループ全体の売上高の10.7%を占めており、特定の顧客への収益集中が見られます。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 管材システム事業 | 523億円 | 481億円 |
| 樹脂事業 | 230億円 | 230億円 |
| 水処理・資源開発事業 | 98.2億円 | 89.9億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
直近の連結業績は、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期から減少する結果となりました。これは、海外市場での設備投資の慎重な動きや国内需要の落ち着きに加え、事業基盤強化に伴う労務費や減価償却費等の固定費の増加が影響しています。また、当期は減損損失を計上したことも利益に影響を与えています。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローは安定して資金を獲得しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 647億円 | 771億円 | 874億円 | 852億円 | 801億円 |
| 経常利益 | 70.1億円 | 121億円 | 161億円 | 112億円 | 79.6億円 |
| 経常利益率 | 10.8% | 15.7% | 18.4% | 13.2% | 9.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 47.7億円 | 94.2億円 | 114億円 | 76.2億円 | 33.3億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 249.21 | 491.99 | 594.32 | 401.28 | 177.05 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は前期から減少しました。従業員1人あたり営業利益も前期から減少しています。これは、売上高の減少と固定費の増加が影響しており、一時的な減損損失の計上も利益に影響を与えています。これらの指標は、同社グループの生産性が前期と比較して低下したことを示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 47.7百万円 | 45.8百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 6.2百万円 | 4.3百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況は、事業活動で得た資金を元手に投資を行い、安定した基盤を維持していることが示されています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率は当期で74.5%となっており、プライム市場の製造業平均46.8%と比較して高い水準を示しています。純資産も増加傾向にあります。ROE(自己資本利益率)は当期で4.2%となり、前期から減少していますが、プライム市場平均9.4%を下回る水準です。手元資金である現金及び預金は232億円を確保しており、事業運営に必要な資金を安定的に保持していることがうかがえます。これらの財務基盤は、同社グループの事業活動を支える安定性を示しています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 783億円 | 816億円 |
| 自己資本比率 | 73.4% | 74.5% |
| ROE(自己資本利益率) | 10.3% | 4.2% |
| 現金及び預金 | 241億円 | 232億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは当期に104億円のプラスとなっています。これは、事業活動を通じて安定的に資金を生み出していることを示しています。投資活動によるキャッシュフローは△95.4億円となり、前期に比べて投資支出が大幅に増加しています。これは、有形固定資産の取得による支出が主な要因であり、将来に向けた積極的な投資が行われている状況です。その結果、営業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは9.1億円のプラスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは△17.1億円であり、配当金の支払いや短期借入金の減少などにより資金が減少しています。これらの資金の流れは、同社グループが本業で得た資金を成長投資に充てつつ、安定した財務運営を行っていることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性、そして会社の成長性への期待につながります。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 113億円 | 104億円 |
| 投資CF | △51.6億円 | △95.4億円 |
| 財務CF | △15.7億円 | △17.1億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 61.8億円 | 9.1億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、国内外に生産・営業拠点を有しており、予期しない法令改正や規制強化、戦争・紛争等の政治的または社会的混乱が海外事業活動に支障をきたし、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、製品は石油化学系原料の占める比率が高く、原材料価格の高騰や供給不足が発生した場合、生産活動および経営成績に悪影響を及ぼすリスクがあるとしています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、既存事業の急速な拡大に伴う人材不足を認識しており、人材の流出は技能やノウハウの継承に支障をきたし、会社の成長力が低下するリスクがあるとしています。このリスクに対し、新卒・キャリア採用の両方を活用し、計画的な人材確保に努めています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
旭有機材は、「信頼の品質と真摯な対応による安心の提供」を存在価値とし、ものづくりのプロセスを支えることを使命とする企業です。常に「はじめて」に挑み「違い」をつくることを目指し、グレートニッチトップ企業への飛躍を目指しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
旭有機材は、企業理念において存在価値を「信頼の品質と真摯な対応による安心の提供」と定めています。その実現のために「ものづくりのプロセスを、お役立ちで支える」ことを使命とし、「「はじめて」に挑み「違い」をつくる」ことを目指す姿としています。
同社グループは、専門性の高い独自の技術でお客様の課題解決に真摯に向き合い、ニッチトップ企業として成長してきました。今後は、この企業理念を拠り所とし、グレートニッチトップ企業への飛躍を目指しています。
2030年度を最終年度とする中期経営計画GNT2030を策定し、3つの成長戦略の実行、無形資産の強化、ROICを基軸とした資本効率の向上を基本方針としています。事業ポートフォリオ戦略では、「強化拡大」「事業変革」「深化・安定成長」に分類し、継続的な成長と収益力向上を目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
旭有機材グループは、企業理念に基づき「信頼の品質と真摯な対応による安心の提供」を追求し、社員一人ひとりが「はじめて」に挑み「違い」をつくることを重視する企業文化を醸成しています。同社グループの価値は、社員が真摯に顧客と向き合い、質の良い製品と信頼のサービスを提供することにあると考えています。
人事方針では、事業を成長させる人材の確保と、自らが主役となって仕事に取り組める人創りを掲げています。多様な社員を公正に評価し成長機会を提供すること、社員が活き活きと働ける環境を整備し働きがいと働きやすさを追求することも大切にしています。
グローバルに活躍できる多様な人材を育成し、社員が力を発揮できる組織文化を醸成することで、独自の市場創造とグローバル展開の礎を築くことを目指しています。ワークエンゲージメントの向上を重要な指標とし、リーダーシップ醸成や組織開発、健康経営の推進を重要施策としています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、中期経営計画GNT2030に基づき、各事業部門で課題解決に向けた施策を実行しています。資源開発事業では、人材不足と育成が大きな課題となっており、採用活動の強化に取り組んでいます。
社会課題の解決に資する新規事業の創出にも注力しており、社内外の技術・市場情報の収集や事業部門との連携を通じて、新たなテーマの発掘と育成を強化しています。同社グループの技術・事業基盤を活かした事業機会の探索と事業化検討も進めています。
また、管材システム事業ではエンジニアリングサービスを拡充し、工期短縮や人手不足といった社会課題の解決に貢献しています。素形材事業ではCO2削減や作業環境改善に応える製品開発を推進し、水処理・資源開発事業では省エネルギー・創エネルギー分野への展開や遠隔監視システムの高度化に取り組んでいます。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
旭有機材は、株主をはじめとする全てのステークホルダーとの信頼関係を重視し、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでいます。取締役会と監査等委員会を軸に、透明・公正かつ迅速な意思決定を実現するコーポレート・ガバナンスの強化・充実を目指しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社グループの株主構成は、事業会社が筆頭株主として経営を支える形となっています。上位には複数の信託銀行や海外の機関投資家が名を連ねており、多様な株主によって支えられていることが特徴です。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 旭化成 | 30.80% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 8.50% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 7.10% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は7名(男性5名・女性2名)で構成され、女性役員比率は28.6%です。代表取締役社長執行役員CEOは中野賀津也氏が務めています。社外取締役比率は0.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 中野 賀津也 | 代表取締役 社長執行役員 CEO | 1981年旭化成工業株式会社入社。2009年同社入社。2015年同社取締役。2018年同社代表取締役、社長執行役員、コンプライアンス担当。2025年同社CEOより現職。 |
| 末留 末喜 | 取締役 副社長執行役員 COO | 1992年同社入社。2017年同社取締役。2024年同社専務執行役員、樹脂事業部長。2025年同社副社長執行役員、COO、事業全般担当より現職。 |
| 氷上 英夫 | 取締役 専務執行役員 CFO コーポレート統括本部長 | 1986年旭化成工業株式会社入社。2023年同社入社、執行役員。2023年同社取締役。2025年同社専務執行役員、CFO、コーポレート統括本部長より現職。 |
| 吉村 温子 | 取締役 | 1995年日本電信電話株式会社入社。2021年ロケットジャパン株式会社代表取締役社長兼マネージング・ディレクター。2023年VG-C株式会社代表取締役。2025年同社取締役より現職。 |
社外取締役は、吉村温子氏(PhytoMol-Tech代表取締役CEO)、柏木雅人氏(旭化成ファーマ執行役員・監査等委員)、窪木登志子氏(東京科学大学理事長・学長特別補佐・監査等委員)、福井実氏(産業技術総合研究所研究参与・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社です。取締役会における議決権を有する監査等委員が経営の意思決定に関与することで、取締役会の監督機能の強化とコーポレート・ガバナンスの充実を図っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社では、執行役員を兼務する取締役の報酬は基礎報酬、業績反映報酬、信託型株式報酬で構成されています。業績反映報酬は短期的な業績を、信託型株式報酬は中長期的な企業価値向上を反映するインセンティブとして位置付けられています。社外取締役の報酬は、業績指標に連動しない基礎報酬のみで構成されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 社外役員 | 5名 | 43百万円 | 8.6百万円 |
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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