※本記事は、戸田工業株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
戸田工業グループは、機能性顔料や電子素材の製造・販売を主たる事業としています。自動車やICT機器向けに磁石材料や誘電体材料の事業拡大を進めています。
単体従業員数は357名、連結従業員数は1,037名です。セグメントは機能性顔料、電子素材の2つです。
主な国内グループ会社は、東京色材工業(機能性顔料)、戸田ファインテック(製造請負・派遣)などです。
同社グループは、電子素材事業において戸田アドバンストマテリアルズInc.の解散・清算、ハイドロタルサイト事業の協業解消、BASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社の出資持分譲渡を行いました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
戸田工業は、微粒子合成技術を基盤とする「技術立社」を掲げ、専門性を重視する企業文化が特徴です。社員一人ひとりの成長と組織力の向上を通じて、社会貢献を目指す方針を示しています。長期的なキャリア形成を支援する制度設計がされており、安定して働き続けたいと考える方にとって魅力的な環境と言えるでしょう。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
戸田工業では、平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高めであることから、社員が長期的に定着し、キャリアを築いている傾向がうかがえます。これは、安定した環境で専門性を深めたいと考える方にとって、働きやすい職場である可能性を示しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,215,000円 |
| 平均勤続年数 | 18.4年 |
| 平均年齢 | 46.6歳 |
| 単体従業員数 | 357人 |
| 連結従業員数 | 1,037人 |
| 単体のグループ内比率 | 34.4% |
戸田工業および一部の連結子会社は確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けており、一部の国内連結子会社は中小企業退職金共済制度に加入しています。退職一時金制度がありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
退職給付債務は52.5億円、年金資産は43.8億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
戸田工業は、中期経営計画「Vision2026」において、事業ポートフォリオのマネジメントと技術立社としての競争力強化を推進するため、「人財」を最も重要な経営資源と位置付けています。人財戦略は、事業戦略の実行を支える基盤として、人財育成・配置・評価・処遇を一体で設計・運用することを基本的な考え方としています。同社は「発展のカギは人!」をモットーに、社員の英知を結集し、部門や立場を超えた「すり合わせ」を通じて製品・サービスを創造・製造するサイクルを重視しています。
人事制度では、役割等級および等級ごとに定めたコンピテンシーを基軸とし、各人に期待される役割や行動を明確化しています。その発揮状況や成果を評価し、処遇へ反映する仕組みを採用しています。給与およびその他の給付は、各人に期待される役割・責任および職務遂行の成果を基本として決定されます。この処遇体系は、短期的な成果だけでなく、専門性の向上や行動の質を含めた中長期的な成長を促すことを目的としています。
等級制度および評価制度は、総合職として男女を問わず共通の基準で運用されており、性別による処遇差は設けていません。給与制度は、役割等級および評価結果に基づく処遇を基本としつつ、長期的なキャリア形成を前提とした制度設計となっており、定年年齢までの安定的な処遇形成を通じて、社員の成長・専門性の蓄積および定着を支える仕組みです。Vision2026における人財戦略の重点施策として、「主要部門におけるサクセッションプランの強化」、「女性およびマイノリティのキャリア開発」、「DXの推進を加速する人財育成」を掲げています。
具体的には、2026年度からサクセッションプランの制度化および運用に着手する予定です。女性およびマイノリティのキャリア開発では、アンコンシャス・バイアス研修や女性社員向けシリーズ型研修、育児・介護との両立支援制度の拡充などを実施しています。DX人財育成では、eラーニングや社内研修を通じて業務での活用を意識した段階的な育成を行っています。エンゲージメント向上施策として、男性育児休業取得率100%の維持や、2026年度にGLTD(団体長期障害所得補償保険)の導入を予定しています。また、健康増進に関する取り組みとして、健康管理システムの導入やメンタルヘルス体制の構築、海外赴任者向け健康管理支援プログラム、外部専門機関と連携した相談支援体制(EAP)の整備などを進めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男女賃金差異は、主として管理職層を含む上位等級における男女構成比の差によるものであり、性別による賃金テーブルや評価・処遇制度上の差異によるものではありません。連結子会社は公表義務の対象外のため、記載を省略しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 2.1% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 76.1% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) | 37.5% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) | 74.2% |
働きやすい・働きがいのある職場環境
| 指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
|---|---|---|
| 女性従業員比率 | 25.0% | 20.8% |
| 女性管理職比率 | 10.0% | 2.1% |
| 男性従業員の育休取得率 | 95.0% | 100.0% |
| 従業員エンゲージメント総合満足度 | - | 60.7% |
後継者候補の選抜・育成
| 指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
|---|---|---|
| 次世代幹部候補研修 受講者数 | 6名以上/年 | 0名受講 |
育成環境の充実
| 指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
|---|---|---|
| 一人当たりの教育費用 | 30,000円 | 24,811円 |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
戸田工業グループは、機能性顔料と電子素材の二つの事業セグメントを主軸に、幅広い産業分野に貢献する製品の製造・販売を行っています。独自の技術を活かし、多様な顧客ニーズに応える素材を提供することで収益を上げています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
戸田工業グループは、主に製品の製造・販売を通じて収益を得ています。各セグメントはそれぞれ異なる製品群と市場を持ち、グループ全体の事業ポートフォリオを構成しています。当期は電子素材セグメントの売上高が機能性顔料セグメントを上回っており、グループ全体の売上高の大部分を占めています。
機能性顔料
このセグメントでは、磁性粉末材料や各種着色材料、有機顔料、無機顔料などの製造・販売を行っています。記録材や着色材料の需要は好調に推移しましたが、トナー用材料は一部顧客の在庫調整の影響を受けました。収益は、これらの製品の外部顧客への販売から得ています。運営は、戸田工業が中心となり、東京色材工業、浙江華源応用新材料股份有限公司が行っています。前期と比較して売上高は減少しましたが、原価低減や諸経費削減、製品の価格是正活動によりセグメント利益は増加しました。
電子素材
このセグメントでは、フェライトコンパウンド・フェライト材料、磁石材料、誘電体材料、軟磁性材料、リチウムイオン電池用材料などの製造・販売を行っています。誘電体材料はAIサーバーや周辺機器向けMLCCの需要増加により過去最高の売上高を記録しました。一方で、磁石材料や軟磁性材料は自動車市場の販売減少や中国での競争激化により苦戦しました。収益は、これらの製品の外部顧客への販売から得ています。運営は、戸田工業が中心となり、戸田塑磁材料(浙江)有限公司、戸田工業アジア(タイランド)Co.,Ltd.、浙江東磁戸田磁業有限公司、戸田マテリアルズ、戸田麦格昆磁磁性材料(天津)有限公司、江門協立磁業高科技有限公司、セントラル・バッテリー・マテリアルズ、BASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社が担当しています。前期と比較して売上高は減少しましたが、拡販活動や原価低減、諸経費削減の効果によりセグメント利益は大幅に増加しました。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 電子素材 | 236億円 | 202億円 |
| 機能性顔料 | 80.5億円 | 78.1億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
戸田工業グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は前期から減少傾向にあります。経常利益は直近2期連続で損失を計上していますが、当期は前期よりも損失幅が縮小しました。親会社株主に帰属する当期純利益も直近3期連続で損失となっていますが、当期は前期と比較して損失幅が縮小しています。過去の親会社株主に帰属する当期純利益の大幅な減少には、固定資産に係る多額の減損損失の計上や関係会社の解散・清算に伴う損失計上などが影響しています。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローは当期もプラスを維持しており、本業でのキャッシュ創出力は継続している状況です。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 353億円 | 349億円 | 262億円 | 317億円 | 280億円 |
| 経常利益 | 41.8億円 | 33.5億円 | 11.7億円 | △14.1億円 | △77百万円 |
| 経常利益率 | 11.8% | 9.6% | 4.5% | △4.5% | △0.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 31.2億円 | 32.7億円 | △35.8億円 | △35.6億円 | △34.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 540.59 | 566.50 | △620.00 | △616.44 | △597.39 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
戸田工業グループの従業員1人あたり売上高は、前期と比較して減少しています。一方で、従業員1人あたり営業利益は前期のマイナスからプラスに転じており、改善が見られます。これらの指標は、同社グループの事業規模や収益構造の変化、組織全体の効率性を示すものとなっています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 29.7百万円 | 27.0百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | △0.6百万円 | 0.8百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
戸田工業グループの財務状況を見ると、本業で資金を稼ぎ出している一方で、最終的な利益は損失を計上しています。資金の流れはプラスで推移している状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率は18.9%で、前期の21.7%から減少しています。これはプライム市場の製造業平均46.8%と比較すると低い水準です。ROE(自己資本利益率)はマイナスとなっています。手元資金である現金及び預金は72.8億円で、前期から減少しています。これらの数値は、同社グループの財務基盤が安定性に課題を抱えていることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性を検討する上で注視すべき点です。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 118億円 | 98.2億円 |
| 自己資本比率 | 21.7% | 18.9% |
| ROE(自己資本利益率) | - | -32.0% |
| 現金及び預金 | 80.8億円 | 72.8億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの当期のキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは33.2億円のプラスとなりましたが、前期から減少しています。これは主に売上債権や棚卸資産の減少による資金増加が、仕入債務の減少や法人税等の支払いによる資金減少を上回ったことによるものです。投資活動によるキャッシュフローは△9.9億円のマイナスとなり、前期よりもマイナス幅が縮小しています。これは有形固定資産の取得による支出などが、利息及び配当金の受取額などを上回ったことによるものです。
財務活動によるキャッシュフローは△31.8億円のマイナスとなり、前期からマイナス幅が拡大しています。これは主に長期借入金等の返済による支出が、長期借入れによる収入を上回ったことによるものです。結果として、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは23.3億円のプラスとなり、前期から増加しています。同社グループは本業で資金を創出し、投資活動も行いつつ、自由に使える資金を確保している状況です。これは、事業運営に必要な資金を自力で生み出す能力があることを示しており、雇用や給与の安定性にも寄与する要素であると考えられます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 38.2億円 | 33.2億円 |
| 投資CF | △18.9億円 | △9.9億円 |
| 財務CF | △21.3億円 | △31.8億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 19.3億円 | 23.3億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、グローバルに事業展開していることから、国内外の政治・経済情勢悪化やサプライチェーンの分断等により、企業収益が悪化する恐れがあります。また、市場環境の変化が激しい中で、新製品の開発が計画通りに進展しない場合や技術革新による新製品が出現した場合には、競争力が低下する可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、経営戦略やグローバル経営に必要なマネジメント能力及び専門性を有した人材の確保が重要であると考えています。少子高齢化や労働人口減少により人材獲得競争が激化し、優秀な人材の確保が困難となる場合、経営成績に重大な影響を与える可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
戸田工業は、200年を超える歴史を持つ技術立社として、独自の微粒子合成技術を中核に、社会課題解決を支援する企業です。同社グループは「人財」を最大の経営資本と捉え、持続的な成長と社会貢献を目指しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループのパーパスは「微粒子の可能性を、世界の可能性に変えていく。」です。経営理念では、酸化鉄で培った微粒子合成技術を深化させながら「永遠に生々発展する」ことを掲げています。誠実・信頼を基盤とし、創造力と製造力を結集させ、独創性に富む新素材とソリューションを通じて広く社会に貢献することを目指しています。
同社グループは、マテリアリティで定めた2031年3月期のあるべき姿の実現に向け、中期経営計画「Vision2026」を推進しています。この計画では「事業ポートフォリオマネジメントの強化」を経営方針とし、選択と集中を徹底することで、収益構造の質的改善と筋肉質な経営体質への転換を図っています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、サステナビリティを「企業と社会・地球の生々発展」と定義し、事業活動を通じて社会課題解決を支援しています。そのために、革新的な微粒子合成技術による未来社会への貢献、持続可能なサプライチェーンの構築、より良い企業市民であることを大切にしています。
「発展のカギは人!」をモットーに、社員の英知を結集し、部門や立場を超えた「すり合わせ」を通じて製品・サービスを創造・提供するサイクルを重視しています。同社グループが求める人物像は、意欲と柔軟性、主体性を持ってチャレンジを続け、高い専門性と倫理観を持ち、組織連携を重視する人財です。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、事業の持続的な遂行を見据え、経営および事業を担う人財の中長期的な確保・育成を重点課題としています。人財構成の変化を踏まえた人財ポートフォリオの最適化に取り組む方針です。
人財獲得環境の変化に対応し、採用競争力の維持・向上と専門人財の定着・活躍できる体制整備を進めています。社員一人ひとりのキャリア形成に対する納得性を高め、配置・育成に関する透明性と公平性を確保することで、多様な人財が能力を発揮できる環境を整備しています。
「Vision2026」の実現に向け、人財施策相互の連動性と運用の実効性を高め、人財戦略全体の深化を図ることも今後の重点テーマです。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
戸田工業は、監査等委員会設置会社として、取締役会による執行のモニタリング機能強化と透明性の高い経営を推進しています。株主やステークホルダーの権利と利益を平等に守ることを基本原則としています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
戸田工業の株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社であるTDKです。同社は戸田工業の主要な取引先でもあり、資本と事業の両面で関係が深いことがうかがえます。その他、信託銀行や複数の個人株主が上位に名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| TDK | 21.77% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 7.64% |
| 堤 浩二 | 3.82% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
戸田工業の役員は11名(男性10名・女性1名)で構成され、女性役員比率は9.1%です。代表取締役社長執行役員は久保恒晃氏が務めています。社外取締役比率は54.5%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 久保 恒晃 | 代表取締役社長執行役員 兼 調達物流部 管掌 | 1988年4月同社入社。浙江東磁戸田磁業有限公司総経理、戸田磁鉄(深圳)有限公司総経理などを経て、2021年6月同社取締役。2024年6月より現職。 |
| 寳來 茂 | 取締役会長執行役員 | 1984年4月同社入社。執行役員、取締役副社長、代表取締役社長などを歴任し、2024年6月より現職。 |
| 松岡 大 | 取締役専務執行役員 創造本部長 兼 事業統括室 副室長 兼 知財特許グループ 管掌 | 1991年4月TDK入社。同社執行役員 技術・知財本部本部長を経て、2023年4月同社入社。2024年6月より現職。 |
| 友川 淳 | 取締役常務執行役員 経営企画室長 兼 営業本部・事業統括室 管掌 | 1995年4月同社入社。理事、執行役員、常務執行役員 営業本部管掌などを経て、2024年6月より現職。 |
社外取締役は、橋山秀一氏(TDK CTO兼技術・知財本部長)、袖野玲子氏(芝浦工業大学システム理工学部教授・指名・報酬諮問委員)、生嶋太郎氏(TDK執行役員戦略本部長)、長谷川臣介氏(長谷川公認会計士・税理士事務所代表・指名・報酬諮問委員)、金澤浩志氏(弁護士法人中央総合法律事務所パートナー・指名・報酬諮問委員)、浦勇和也氏((同)マージナル代表社員・指名・報酬諮問委員長)です。
戸田工業は監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役を含む11名で構成されています。独立社外取締役が取締役総数の3分の1以上を占め、経営の独立性と透明性の強化を図っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
戸田工業の役員報酬は、業務執行を担う社内取締役に対しては、基本報酬、業績連動報酬、株式報酬の3つの要素で構成されています。一方、監督機能を担う社外取締役には、独立性の観点から基本報酬のみが支給される仕組みです。業績連動報酬は、個別および連結の当期純利益、売上高、営業利益の達成度に基づいて算定されます。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 4名 | 88百万円 | 22.0百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 9百万円 | 9.0百万円 |
| 社外取締役 | 6名 | 29百万円 | 4.8百万円 |
役員報酬の総額は1.26億円であり、対象となる役員は11名です。なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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