【平均年収1058万円】三和ホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収1058万円】三和ホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

三和ホールディングスは、三和シヤッター工業、昭和フロントなどを傘下に持つ持株会社です。グループ連結従業員数は1万人を超え、米州での事業強化も進めています。直近期は減収減益となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は増加を続けています。


目次

※本記事は、三和ホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


三和ホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は41名、グループ連結従業員数は13,174名です。

同社グループは、ビル商業施設建材製品や住宅建材製品といった建築用金属製品の製造・販売、およびメンテ・サービスを主な事業としています。子会社98社と関連会社11社からなる計110社で構成されています。

主な国内グループ会社は、三和シヤッター工業、昭和フロント(ビル商業施設建材製品)、三和エクステリア新潟工場などです。

直近では、米州において自動ドアサービスおよび施工会社のPasco Doorsを買収し、事業強化を図っています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


三和ホールディングスは、シャッターやドア、間仕切などの開口部商品をグローバルに展開する同社グループの持株会社です。同社グループでは、従業員のエンゲージメント向上を重視し、個人の成長と組織の活性化を通じて企業価値を高める人材戦略を推進しています。多様な働き方を支援し、安全で健康的な職場環境の整備にも力を入れています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が45歳8ヶ月、平均勤続年数が17年5ヶ月となっており、長期にわたってキャリアを築く従業員が多い傾向が見られます。従業員の定着性が高く、安定した環境で業務に取り組むことができると考えられます。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 10,575,428円
平均勤続年数 17年5ヶ月
平均年齢 45歳8ヶ月
単体従業員数 41人
連結従業員数 13,174人
単体のグループ内比率 0.3%


同社グループは、従業員の退職給付制度として、給付額が事前に決まっている確定給付型と、会社が拠出した資金を従業員が運用する確定拠出型の両方を採用しています。退職一時金制度もあり、給与と勤務期間に基づいた一時金が支給されます。確定給付制度における退職給付債務は251億円、年金資産は284億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、「個人の創造力を結集してチームワークにより、企業価値を高めます」という経営理念のもと、人材を最も重要な経営資源と位置づけています。従業員のエンゲージメント向上を目指し、個人の成長と組織の活性化を通じて、働きがいと魅力あふれる企業への進化を図っています。

報酬制度においては、職務内容と役割に応じた基本給を基礎とし、個人の業績評価や組織・会社全体の業績を反映させる仕組みです。昇給や賞与は、成果に応じた業績評価と、与えられた役割に対して発揮できた能力を評価する能力評価に基づいて決定されます。定期的な上司からのフィードバック面談を通じて、従業員の成長をサポートしています。

人材育成では、従業員が保有する能力を最大限に発揮し、自己実現を図れるよう、あらゆる取り組みを行っています。広い視野を持ち、全体最適の視点で自律的に業務を推進できる人材づくりを目指し、成長の場や機会を提供しています。また、人権の尊重を基本姿勢とし、多様な価値観を認め、人格と個性を尊重する健康的で安全な職場環境の整備に努めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

連結子会社の法定開示データ


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ 三和シヤッター工業

男女の賃金差異は、男性に比べて女性の勤続年数が短期間であり、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合が低いためです。

指標 数値
男性労働者の育児休業取得率 73.3%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 57.6%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 63.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 58.8%


▼ ㈱鈴木シャッター

男女の賃金差異は、男性に比べて女性の勤続年数が短期間であり、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合が低いためです。

指標 数値
男性労働者の育児休業取得率 42.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 68.4%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 68.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 64.4%


▼ 三和タジマ㈱

男女の賃金差異は、男性に比べて女性の勤続年数が短期間であり、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合が低いためです。

指標 数値
男性労働者の育児休業取得率 88.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 74.6%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 76.8%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 67.4%

人材育成


対象は三和シヤッター工業㈱のデータです。

指標 数値
1人あたり年間研修時間 31.1時間
デジタル教育(基礎編)受講率 83.8%
デジタル教育(応用編)受講人数 81人

ダイバーシティの推進


女性従業員比率と女性管理職比率は連結グループ全体のデータ、その他は三和シヤッター工業㈱のデータです。

指標 数値
女性従業員比率(連結) 20.9%
女性従業員比率(三和シヤッター工業㈱) 14.7%
新卒女性採用比率(三和シヤッター工業㈱) 26.6%
女性管理職比率(連結) 15.2%
男性育児休業取得率(三和シヤッター工業㈱) 73.3%

安全と健康


肥満率と喫煙率は国内グループ全体のデータ、その他は三和シヤッター工業㈱のデータです。

指標 数値
肥満率(BMI25以上)(国内グループ) 35.5%
喫煙率(国内グループ) 29.1%
ハイリスク者受診率(三和シヤッター工業㈱) 65.6%
有給休暇取得率(三和シヤッター工業㈱) 56.8%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


三和ホールディングスは、ビル商業施設建材製品や住宅建材製品の製造・販売、およびメンテ・サービスをグローバルに展開する持株会社です。同社グループは、日本、北米、欧州、アジアの4つの地域セグメントで事業を展開しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、建築用金属製品の製造・販売と、それに付随するメンテ・サービスを主な事業としています。主力製品にはシャッター、ドア、間仕切、窓、ガレージドア、自動ドア、エクステリア製品などがあり、ビルや商業施設、住宅向けに幅広く提供しています。収益は主に顧客との請負工事契約から得ており、製品の引渡時や工事の進捗に応じて収益を認識するモデルです。

同社グループは、日本、北米、欧州、アジアの4つの報告セグメントで事業を展開しており、各地域で独立した経営単位が包括的な戦略を立案し、事業活動を行っています。

日本

シャッター製品、シャッター関連製品、ビル用ドア製品、間仕切製品、ステンレス製品、フロント製品、窓製品、住宅用ドア製品、エクステリア製品、住宅用ガレージドア製品、自動ドア製品、ファサード製品、メンテ・サービス事業等を手掛けています。コストアップに対応した売価転嫁の浸透とメンテ・サービス、環境対応製品が好調に推移し、売上高・利益ともに増加しました。運営は三和シヤッター工業が行っています。

北米

シャッター製品、シャッター関連製品、産業用セクショナルドア製品、住宅用ガレージドア製品、ガレージドア等開閉機、自動ドア製品、メンテ・サービス事業等を提供しています。市場動向と関税影響に対応した拡販施策と売価転嫁を推進し、生産性改善によるコスト削減にも注力しましたが、売上高・利益ともに減少しました。運営はOverhead Door Corporationが行っています。

欧州

シャッター製品、シャッター関連製品、ドア製品、産業用セクショナルドア製品、住宅用ガレージドア製品、ガレージドア等開閉機、メンテ・サービス事業等を提供しています。低調な市場環境と各種コストの上昇が影響し、売上高は微増しましたが、利益は大幅に減少しました。運営はNovoferm GmbHが行っています。

アジア

シャッター製品、シャッター関連製品、ドア製品、産業用セクショナルドア製品、メンテ・サービス事業等を手掛けています。台湾は堅調に推移したものの、華東事業の市場が厳しい状況にあり、売上高・利益ともに減少しました。運営は上海宝産三和門業有限公司、三和捲閘(香港)有限公司、安和金属工業股份有限公司、VINA-SANWA COMPANY LIABILITY LTD.、鈴木鐵閘(香港)有限公司、三和喜雅達(上海)投資有限公司、三和諾沃芬門業(常熟)有限公司、AUB Limitedが行っています。

同社グループの売上高は日本と北米のセグメントが大部分を占めており、海外事業の展開が広いため、為替変動の影響を受ける可能性があります。特定の顧客への売上高が連結売上高の10%以上を占めることはありません。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
日本 2,876億円 2,912億円
北米 2,454億円 2,417億円
欧州 1,143億円 1,149億円
アジア 151億円 127億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、直近5年間で増加傾向にありましたが、当期は前期から微減となりました。経常利益も同様に増加傾向でしたが、当期は前期から減少しています。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は、5期連続で増加を続けています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 4,690億円 5,882億円 6,111億円 6,624億円 6,607億円
経常利益 341億円 528億円 649億円 840億円 806億円
経常利益率 7.3% 9.0% 10.6% 12.7% 12.2%
親会社株主に帰属する当期純利益 228億円 331億円 432億円 575億円 598億円
1株当たり当期純利益(円) 103.40 149.71 196.03 264.61 281.61

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期からわずかに減少しました。従業員1人あたり営業利益(連結)も同様に前期から減少しています。これらの指標は、同社グループの収益体質や組織効率の傾向を示すものとなります。従業員数が増加する中で、1人あたりの売上高と営業利益が減少傾向にあることは、今後の生産性向上への取り組みが注目される点です。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 50.5百万円 50.2百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 6.1百万円 6.0百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループの財務基盤は、事業活動で得た資金を元手に、安定した経営を維持している状況です。手元資金の厚みや自己資本の状況から、現在の財務状態を把握できます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率やROEの推移から安定した状況を示しています。自己資本比率はプライム市場の製造業平均(46.8%)を大きく上回る水準で推移しており、強固な財務体質を構築していることがうかがえます。ROEもプライム市場平均(9.4%)を上回る水準を維持しており、効率的な資本活用ができている状況です。手元資金も潤沢に確保されており、事業環境の変化や不測の事態にも対応できる体制が整っています。これらの状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素であると考えられます。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 3,242億円 3,510億円
自己資本比率 60.2% 63.6%
ROE(自己資本利益率) 19.0% 17.8%
現金及び預金 1,255億円 1,156億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、その資金を投資や株主還元に充てている状況を示しています。当期における営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益の計上により資金が増加しました。投資活動によるキャッシュフローは、固定資産の取得等により資金が減少しましたが、前期に比べて減少幅は縮小しています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いや自己株式の取得等により資金が減少しました。

これらの結果、本業で得た資金が投資活動による支出を上回るフリーキャッシュフローはプラスを維持しており、事業の成長と安定した財務運営を両立していることがうかがえます。この資金の流れは、同社グループが安定した事業基盤を持ち、将来に向けた投資余力も確保していることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素であると考えられます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 769億円 614億円
投資CF △302億円 △179億円
財務CF △429億円 △527億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 468億円 435億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループは、商品開発が市場や業界の変化するニーズへの対応が遅れた場合、競争力の低下につながるリスクを認識しています。また、為替や金利の変動が事業活動に影響を及ぼす可能性があり、特に海外各地域の現地通貨建て項目は為替レートによって連結財務諸表に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループは、必要な人材を継続的に獲得する競争が激化しており、人材獲得や育成が計画どおりに遂行できない場合、人材不足が生じるリスクを認識しています。これにより、業務遂行能力の低下が長期的に業績および財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


三和ホールディングスは、「安全、安心、快適を提供することにより社会に貢献します」という使命のもと、グローバルに事業を展開しています。お客様の満足を追求し、個人の創造力を結集したチームワークで企業価値を高めることを目指す企業です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「安全、安心、快適を提供することにより社会に貢献します」を使命としています。経営理念では、「お客さますべてが満足する商品、サービスを提供します」「世界の各地域で評価されるグローバルな企業グループとなります」「個人の創造力を結集してチームワークにより、企業価値を高めます」を掲げています。

長期経営ビジョン「三和グローバルビジョン2030」では、「To be a Global Leader of Smart Entrance Solutions ~高機能開口部のグローバルリーダーへ~」を目指す姿としています。気候変動やデジタル化で変化する社会のニーズに応える高機能な開口部ソリューションをグローバルに提供することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、「お客さまの信頼の向上のために感謝と誠意をもって業務活動を行なう」といった行動指針を定めています。また、「ルールを遵守し、自由闊達で風通しのよい、やりがいのある職場づくりを行なう」ことも行動指針の一つです。

コンプライアンス行動規範では、商品・サービスの安全性を最優先に考え、法令違反や不正を防止するための体制強化と意識向上に取り組んでいます。PDCAを行動規範の一つとして位置付け、現状に満足せず問題意識を持って取り組み、努力を積み重ねることをモットーとしています。

人材を最も重要な経営資源と考え、従業員が能力を最大限に発揮し、自己実現を図れるよう支援する方針です。個人の多様な価値観を認め、人格と個性を尊重し、差別的扱いは行わないことを基本姿勢としています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、中期経営計画2027において、サステナビリティ経営と人的資本経営の推進を重点テーマとしています。「ものづくり」「環境」「人」「グループの経営基盤」をテーマに各KPIを定め、取り組みを推進しています。

「人」への取り組みを強化し、「個」の成長と「組織」の成長の循環による人的資本の最大化を目指しています。個人の行動変容や職場内・組織間コミュニケーションの活性化等によるエンゲージメントの向上も目指しています。

防災・環境対応製品とスマート化製品・サービスによる事業拡大、デジタル化とものづくり革新による生産性向上と能力増強にも取り組んでいます。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


三和ホールディングスは、監査等委員会設置会社として、取締役会と監査等委員会を設置しています。経営の透明性と効率性を高める体制が構築されています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


三和ホールディングスの株主構成を見ると、筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)であり、複数の信託銀行や金融機関が上位に名を連ねています。これは、同社が幅広い機関投資家によって支えられていることを示しています。特定の事業会社や創業家が過半数の株式を保有している状況ではありません。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 14.13%
日本カストディ銀行(信託口) 6.59%
三井住友銀行 4.78%
第一生命保険 3.23%
CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL 2.94%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は10名(男性9名・女性1名)で構成され、女性役員比率は10.0%です。代表取締役社長執行役員社長は髙山靖司氏が務めています。社外取締役比率は40.0%です。

氏名 役職 主な経歴
髙山 靖司 代表取締役社長 執行役員社長 2006年10月同社入社、2012年6月取締役、2017年4月代表取締役社長、2020年4月執行役員社長より現職。
山崎 弘之 取締役 専務執行役員 経営企画部門担当 2017年9月同社入社、2020年6月取締役、2024年4月専務執行役員より現職。
道場 敏明 取締役 専務執行役員 グローバル事業部門担当 2014年4月同社入社、2022年6月取締役、2024年4月専務執行役員より現職。
髙山 盟司 取締役 2006年10月同社入社、2017年6月取締役(非常勤)より現職。


社外取締役は、横田正仲氏(日本能率協会コンサルティング常任顧問)、石村弘子氏(シンコム・システムズ・ジャパン代表取締役)、米澤常克氏(伊藤忠丸紅鉄鋼代表取締役会長・監査等委員)、五木田彬氏(五木田・三浦法律事務所代表・監査等委員)、Michael Morizumi氏(パシフィックIR代表取締役・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会における経営意思決定と執行役員の業務執行を分離することで、経営の効率化と監督機能の強化を図っています。独立社外取締役が5名(50%)選任されており、客観的な視点からの経営監視体制が構築されています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


三和ホールディングスの役員報酬は、基本報酬、業績連動報酬、譲渡制限付株式報酬で構成されています。監査等委員である取締役および社外取締役に対しては、基本報酬のみが支給される仕組みです。報酬割合のモデルケースは、基本報酬35%:業績連動報酬45%:非金銭報酬20%と設定されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 3名 3.0億円 99.0百万円
監査等委員(社外除く) 2名 34百万円 17.0百万円
社外取締役(監査等委員を除く) 2名 25百万円 12.5百万円
社外取締役(監査等委員) 3名 64百万円 21.3百万円


個人別報酬が開示されている役員は、髙山靖司氏(1.44億円)、髙山盟司氏(1.36億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。