※本記事は、TOA株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
TOAグループは、音響分野と映像分野を中心に製品の製造・販売および関連事業を展開しています。国内外に30社のグループ会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。
単体従業員数は823名、連結従業員数は3,083名です。セグメントは日本、アジア・パシフィック、欧州・中東・アフリカ、アメリカ、中国・東アジアの5つです。
主な国内グループ会社は、アコース(音響関連製品の開発および生産)、タケックス(映像関連製品の開発および生産)、TOAエンジニアリング、ジーベックなどです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
TOAは音響・映像機器の製造・販売を通じて社会に貢献する企業グループです。同社グループでは、従業員の成長を重視し、多様な働き方を尊重する環境づくりに力を入れています。給与水準や人材育成、働きがいに関する具体的な取り組みが示されています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、従業員が比較的長く勤める傾向が見られ、平均年齢も中堅層が厚い構成となっています。これは、安定した環境でキャリアを築きたいと考える方にとって、参考となる情報です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,470,000円 |
| 平均勤続年数 | 15.4年 |
| 平均年齢 | 42.9歳 |
| 単体従業員数 | 823人 |
| 連結従業員数 | 3,083人 |
| 単体のグループ内比率 | 26.7% |
同社および連結子会社は、従業員の退職給付として確定給付制度と確定拠出制度を採用しています。確定給付型は給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度、確定拠出型は会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。
退職一時金制度があります。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
当連結会計年度における退職給付債務は66.9億円、年金資産は52.2億円となっています。確定拠出制度への要拠出額は378百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、長期経営戦略「NEXT100 TOA」において「人と技術を育てる」ことを原動力と位置づけ、「個性が光る強いチームをつくる」ことを目指しています。この実現のため、「自律的な成長支援」「マネジメント力強化」「挑戦が生まれる仕組みづくり」の3点を人材戦略の重要なテーマとして展開しています。
賃金制度は、給与(月給)と年2回の賞与で構成され、従業員の業績成果と期待される役割に応じた適正な対価を支払うことを基本としています。人事評価制度との高い連動性を確保し、役割等級制度により等級や役割に応じた処遇を明確化しています。また、連結業績に連動した賞与制度を導入しており、当期は4年連続でベースアップを実施しています。
人事評価制度は、役割に応じた行動や組織への貢献を評価する「役割発揮評価」と、目標達成度を評価する「業績評価」から成り立っています。「役割発揮評価」は給与に、「業績評価」は賞与に反映される仕組みです。具体的な取り組みとしては、勤務時間を学びや能力開発にあてる「Learning40」の正式導入や「自己啓発支援制度」の拡充、全従業員を対象とした「AIリテラシー教育」を実施しています。さらに、キャリア自律と組織活性化を目的とした「社内インターンシップ」や、従業員が未来の事業アイデアを創出する「未来キャンバス」プロジェクトも推進しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データを示します。連結子会社は公表義務の対象外のため、記載を省略しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 2.2% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 77.7% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 63.9% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち正規労働者) | 65.6% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち非正規労働者) | 74.7% |
エンゲージメントに関する指標
これらの指標は連結グループでの算出が困難なため、提出会社の指標を記載しています。エンゲージメントサーベイは、個人と組織の成長を促すモニタリング指標として定期的に実施されています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 総合スコア(2024年度) | 66.3pt |
| 総合スコア(2025年度) | 67.3pt |
ダイバーシティ推進に関する目標
これらの指標は連結グループでの算出が困難なため、提出会社の指標を記載しています。管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合に関する目標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職の割合(2027年度期初目標) | 3.2%以上 |
健康経営推進の状況・指標
これらの指標は連結グループでの算出が困難なため、提出会社の指標を記載しています。健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定更新を継続して受けています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 健康経営度総合評価(2024年度) | 52.8 |
| 健康経営度総合評価(2025年度) | 54.4 |
年次有給休暇取得率
これらの指標は連結グループでの算出が困難なため、提出会社の指標を記載しています。年次有給休暇の取得率に関する目標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 年次有給休暇取得率(2024年度) | 70.9% |
| 年次有給休暇取得率(2025年度) | 72.6% |
| 年次有給休暇取得率(2027年度目標) | 75.0%以上 |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
TOAグループは、音響分野と映像分野を中心に、製品の製造から販売、および関連する事業をグローバルに展開しています。人々の安心、信頼、感動を支える価値を提供し、笑顔あふれる社会づくりに貢献することを目指しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、音響機器や映像機器の企画・開発から製造、販売までを一貫して手掛けています。事業は地域別に「日本」「アジア・パシフィック」「欧州・中東・アフリカ」「アメリカ」「中国・東アジア」の5つのセグメントで構成されており、各地域で包括的な戦略を立案し事業活動を展開しています。特定の顧客への売上集中は見られません。
日本
当セグメントでは、同社グループが企画・開発した音響製品や映像製品の開発および製造を行っています。製品の販売に加え、エンジニアリングサポートや鉄道車両関連製品の製造販売、ソフト企画制作、音響ホール・スタジオ等の管理・運営といった専門機能も提供しています。
収益は、製品の販売、エンジニアリングサポート、鉄道車両関連事業、ソフト企画制作、音響ホール・スタジオ等の管理・運営から得ています。運営は、TOA、アコース、PT. TOA GALVA INDUSTRIES.、得洋電子工業股份有限公司、タケックス、TOA VIETNAM CO.,LTD.、TOAエンジニアリング、ジーベック、TOA Communication Systems, Inc.が行っています。
アジア・パシフィック
当セグメントでは、主に製品の販売を行っています。インドネシアでの新庁舎向け、タイでの官公庁向け、マレーシアでの空港向け、シンガポールでの工場向けといった多様な施設への納入が進んでいます。
収益は、製品販売から得ています。運営は、TOA ELECTRONICS PTE LTD他5社が行っています。
欧州・中東・アフリカ
当セグメントでは、製品の販売に加え、放送システムソリューションの開発・販売も手掛けています。中東地域での建設需要の取り込みや大型都市開発プロジェクトへの納入、南アフリカでの官公庁や大型発電プラント向けの納入、欧州での市況回復による販売が堅調に推移しています。
収益は、製品販売および放送システムソリューションの開発・販売から得ています。運営は、TOA Electronics Europe G.m.b.H.、PA-Vox Holding B.V.他が行っています。
アメリカ
当セグメントでは、製品の販売を主に行っています。アメリカでは小売店や工場向け、カナダでは教育市場や鉄道施設向けの納入が進んでいます。
収益は、製品販売から得ています。運営は、TOA ELECTRONICS, INC.他1社が行っています。
中国・東アジア
当セグメントでは、製品の販売を行っています。香港での病院向け納入や、中国での空港向け、台湾での工場向けの納入が進んでいます。
収益は、製品販売から得ています。運営は、TOA (CHINA) LIMITED.他2社が行っています。
同社グループの事業セグメント別売上高は以下の通りです。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 日本 | 296億円 | 326億円 |
| アジア・パシフィック | 99.9億円 | 102億円 |
| 欧州・中東・アフリカ | 65.3億円 | 76.5億円 |
| アメリカ | 27.1億円 | 30.2億円 |
| 中国・東アジア | 18.3億円 | 19.0億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの業績は、過去5期間にわたり売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも増加傾向を示しています。特に当期は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の全てが過去最高を記録しました。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 409億円 | 451億円 | 488億円 | 506億円 | 554億円 |
| 経常利益 | 24.1億円 | 21.0億円 | 37.1億円 | 39.2億円 | 52.4億円 |
| 経常利益率 | 5.9% | 4.7% | 7.6% | 7.7% | 9.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 14.7億円 | 17.6億円 | 20.0億円 | 23.7億円 | 33.1億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 45.08 | 54.51 | 62.61 | 78.75 | 105.89 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は前期から増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から増加しており、収益性の改善が進んでいることが示されています。これらの指標の改善は、組織全体の効率化や事業活動の成果が従業員一人ひとりの貢献に結びついていることを示唆しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 16.1百万円 | 18.0百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 1.1百万円 | 1.5百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループは、安定した財務基盤を築き、事業活動を通じて着実に資金を生み出している状況です。これらの財務状況は、長期的な視点での事業継続性や成長性を示すものとなっています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の製造業平均を大きく上回る水準で推移しており、安定性が高いことを示しています。手元資金も増加傾向にあり、事業運営における資金的な余裕がある状況です。一方で、ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回っています。これらの状況は、同社グループが堅実な経営を行っており、長期的な視点での雇用や給与の安定性につながる可能性があります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 526億円 | 616億円 |
| 自己資本比率 | 72.1% | 76.0% |
| ROE(自己資本利益率) | 4.9% | 6.1% |
| 現金及び預金 | 190億円 | 274億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは増加しており、安定して資金を生み出している状況です。投資活動によるキャッシュフローも増加しており、定期預金の預入および払戻による収入などが主な要因となっています。これにより、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローもプラスで推移しており、自由に使える資金が豊富にあることを示しています。財務活動によるキャッシュフローも増加しており、自己株式の売却や株式の発行による収入が資金増加に貢献しています。これらのキャッシュフローの状況は、同社グループが堅実な資金繰りを行っており、事業の安定性や将来の成長に向けた基盤が整っていることを示唆しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 56.2億円 | 58.8億円 |
| 投資CF | △24.0億円 | 10.6億円 |
| 財務CF | △20.9億円 | 27.6億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 32.2億円 | 69.5億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、日本に加えて海外4セグメントで事業を展開しており、海外各国における景気後退や法律・規制の変更、政治的要因、テロ・戦争などによる社会的混乱といった海外活動にかかるリスクを認識しています。また、外貨による輸出入取引や海外子会社を有しているため、為替相場の変動による為替リスクも存在します。さらに、製品の生産に必要な原材料や半導体を含む電子部品等の調達難や価格高騰といった調達リスクも挙げられています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、持続的な成長と企業価値の向上には有能な人材の確保と育成が重要であると認識しています。しかし、人材不足や転職活動の活発化を背景に、優秀な人材が流出するリスクがあることを挙げています。これに対し、持続的なベースアップや各種階層別教育、多様性を活かすための環境整備を推進しています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
TOAは、「Smiles for the Public 人々が笑顔になれる社会をつくる」という企業目的を掲げ、社会に価値を提供し続けることを目指しています。長期的な視点で、人や技術への投資を強化し、持続的な成長を追求する企業風土があります。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
TOAは、「Smiles for the Public 人々が笑顔になれる社会をつくる」という企業目的を掲げています。同社グループは、創業100周年を迎える2034年度を節目として、次の100年を生きていく会社を目指す長期経営戦略「NEXT100 TOA」をスタートしています。
この戦略では、「人」と「技術」への投資を強化し、将来の飛躍的成長に向けた土台づくりを加速することを基本方針としています。次期中期経営基本計画においては「事業構造の再定義」を起点に、変革の道筋を定めています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、企業目的実現に向けた行動指針として「三つの安心」を掲げています。これは「お客様が安心して使用できる商品をつくる」「取引先が安心して取引きできるようにする」「従業員が安心して働けるようにする」というものです。
また、日常業務で大切にする価値観として「信用」「協力」「堅実」「先進」の「四つの言葉」を定めています。企業活動の原点をお客様に置き、「お客様に何を買っていただくのか」を常に問い行動することを重視しています。
同社グループは「人」と「技術」への投資を強化し、「個性が光る強いチームをつくる」ことを目指しています。人材戦略では「自律的な成長支援」「マネジメント力強化」「挑戦が生まれる仕組みづくり」を重要なテーマとしています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、長期経営戦略「NEXT100 TOA」において、2034年度に向けた変革のステージを「再定義」「洗練」「新生」の3つに区分しています。次期中期経営基本計画では「事業構造の再定義」を起点に、将来の飛躍的成長に向けた土台づくりを加速することを基本方針としています。
重点施策として「報せるソリューションの革新」「顧客支援ソリューションの進化」「新規事業開発」「事業成長を支えるヒト・モノ・情報基盤の強化」を掲げています。特に「事業成長を支えるヒト・モノ・情報基盤の強化」では、人的資本の強化とデジタルを起点とした業務再設計により生産性向上を目指しています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
TOAは監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が企業統治を担っています。執行役員制度を導入し、経営の意思決定と業務執行を分離することで、迅速な対応と監督機能の強化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
TOAの株主構成を見ると、筆頭株主はTOA取引先持株会です。上位株主には、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)のような機関投資家のほか、公益財団法人神戸やまぶき財団などの財団法人、さらにはTOAグループ従業員持株会といった同社グループの関係者が名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| TOA取引先持株会 | 8.36% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 8.22% |
| 公益財団法人神戸やまぶき財団 | 5.76% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.0%です。代表取締役社長は谷口方啓氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 谷口 方啓 | 代表取締役社長 | 1994年同社入社後、TOA CORPORATION (UK) LIMITED社長、経営企画室長などを歴任。2023年6月より代表取締役社長に就任し、現職。 |
| 早川 宏 | 取締役 執行役員 国内営業本部長 | 1986年同社入社後、営業本部九州沖縄営業部長、執行役員ソリューション営業本部長などを歴任。2026年4月より取締役執行役員国内営業本部長に就任し、現職。 |
| 西野 崇 | 取締役 執行役員 海外事業本部長 | 1995年同社入社後、アコース株式会社社長、PT. TOA GALVA INDUSTRIES.社長などを歴任。2024年6月より取締役執行役員海外事業本部長に就任し、現職。 |
| 音野 徹 | 取締役 執行役員 開発本部長 | 1987年同社入社後、オーディオ開発本部オーディオ開発部長、タケックス株式会社社長などを歴任。2026年4月より取締役執行役員開発本部長に就任し、現職。 |
社外取締役は、村田雅詩氏(元参天製薬常勤監査役・株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ社外取締役)、半田実氏(グリーンサイクル代表取締役社長・有明興業マテリアルズ代表取締役社長)です。
同社は監査役会設置会社であり、社外取締役2名を選任することで、経営の健全性と透明性の向上を図っています。社外取締役は業務執行から独立した客観的な視点から経営に対し意見を述べる役割を担っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬は、職位に応じた固定報酬と、会社業績および個人の成果に応じた業績連動報酬を基本としています。取締役の報酬は、金銭報酬(固定報酬、業績連動報酬)と非金銭報酬(譲渡制限付株式)で構成され、金銭報酬80%、非金銭報酬20%を目安としています。監査役の報酬は、経営からの独立性を確保するため固定報酬のみで構成されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 5名 | 97百万円 | 19.4百万円 |
| 社外取締役 | 2名 | 13百万円 | 6.5百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 20百万円 | 20.0百万円 |
| 社外監査役 | 2名 | 10百万円 | 5.0百万円 |
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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