【平均年収670万円】フェローテック 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収670万円】フェローテック 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

フェローテックは、大泉製作所などを傘下に持つ持株会社です。半導体やFPD製造装置関連製品、温調機器などを手掛け、多数の従業員を擁するグループで事業を展開しています。直近では売上高、営業利益、経常利益が増加しましたが、純利益は減少しました。


目次

※本記事は、
株式会社フェローテック
(旧会社名 株式会社フェローテックホールディングス)
の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


フェローテックは持株会社であり、単体従業員数は519名、グループ連結従業員数は16,858名です。

同社グループは、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置に使用される真空シール、石英製品、セラミックス製品などの開発、製造、販売を主な事業としています。また、温調機器などに使われるサーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体、センサおよびその応用製品も手掛けています。連結子会社80社を含む98社で構成されています。

主な国内グループ会社は、大泉製作所(電子デバイス・車載関連)などです。

フェローテックは2025年7月1日付で株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズを吸収合併し、純粋持株会社から事業持株会社へ移行しました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


フェローテックグループは、グローバルな事業展開を通じて、多様な人材の活躍を重視する企業文化を育んでいます。従業員一人ひとりが自律的に行動し、働きがいを感じられる組織を目指し、地域特性に合わせたマネジメントを推進しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は平均年齢が40代前半であり、平均勤続年数も10年を超えていることから、比較的落ち着いた環境で長く働く従業員が多い傾向が見られます。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 6,705,000円
平均勤続年数 10.4年
平均年齢 42.4歳
単体従業員数 519人
連結従業員数 16,858人
単体のグループ内比率 3.1%


同社および一部の連結子会社は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

なお、退職給付債務は34.5億円、年金資産は31.6億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


フェローテックグループは、企業理念である「顧客に満足を、地球にやさしさを、社会に夢と活力を」の実現と中期経営計画の達成を支える基盤は人材であると認識し、人材重視を重要な経営戦略と位置付けています。創業時よりトランスナショナルな企業を目指し、従業員のあらゆる属性に関係なく優秀な人材を登用し、社員一人ひとりが志をもって自律的に行動でき、働きがいを持つことができる組織づくりを進めています。また、マネジメントの現地化により、迅速な意思決定と地域の特性に合わせたビジネス・組織運営を行っています。

従業員の給与その他の給付の額および内容については、「成果」と成果を創出するための「課題解決プロセス」に焦点を当て、職務の内容、役割および成果等を反映した人事制度および給与規程に基づき決定しています。中長期的な企業価値の向上と人材の確保・定着を図る観点から、今後、株式報酬制度(RSU等)を組み合わせて決定していく方針です。会社業績・部門業績・個人業績に連動した報酬制度の運用および継続的かつ高い水準での従業員の報酬引き上げにも取り組んでいます。

同社グループは、経営戦略との連動から人材戦略を「高度専門人材の確保・育成」「グローバル人材の活用・拠点間マネジメント強化」「企業文化の浸透による人材基盤強化」の3つの重点テーマに整理しています。具体的には、人物本位の採用・登用、次世代人材の育成、成果とプロセスに基づく評価・処遇、ならびに安全・健康で働きやすい職場環境の整備等の施策を推進しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 5.1%
男性労働者の育児休業取得率 70.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 90.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 92.6%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 77.5%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ㈱大泉製作所

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 16.7%
男性労働者の育児休業取得率 0.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 75.5%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 72.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 78.0%


▼ 東洋刃物㈱

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 52.5%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 76.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 57.6%

優秀な人材獲得と多様性


これらの指標は提出会社単体の実績であり、連結グループ全体のものではありません。

指標 数値
採用者の女性比率 14.8%

安心して働くことができる環境整備


これらの指標は提出会社単体の実績であり、連結グループ全体のものではありません。

指標 数値
新卒・中途採用者の3年後定着率 80.4%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


フェローテックグループは、半導体やフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造装置関連製品、電子デバイス、車載関連製品の開発、製造、販売を手掛けています。多岐にわたる製品群を通じて、エレクトロニクス産業の基盤を支える事業構造となっています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、半導体等装置関連事業、電子デバイス事業、車載関連事業、およびその他の事業セグメントの4つの区分で事業を展開しています。半導体関連市場の成長や生成AI投資の活発化が、同社グループの収益に大きな影響を与えています。

半導体等装置関連事業

この事業では、真空シールや各種製造装置向け金属加工製品、石英製品、セラミックス製品、CVD-SiC製品、シリコンパーツ、石英坩堝の生産、および装置部品洗浄などを行っています。半導体全体および半導体製造装置の需要が伸長する中で、真空シールや金属加工製品、セラミックス製品が大きく売上を伸ばしました。一方で、CVD-SiC製品や石英坩堝は減収となりました。

収益は、半導体製造装置やプロセスに使用される各種部材やサービスの提供から得ています。

電子デバイス事業

この事業では、サーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体、センサを生産しています。生成AIサーバー投資に伴う光トランシーバー向けサーモモジュールの需要が高水準で推移し、売上増加に貢献しました。パワー半導体用基板もエネルギー分野向けなどで売上を伸ばしています。

収益は、主にサーモモジュールやパワー半導体用基板などの電子デバイス製品の販売から得ています。

車載関連事業

この事業では、サーモモジュール、パワー半導体用基板、センサを生産しています。主要市場である電気自動車(EV)市場の調整局面を受け、サーモモジュールとパワー半導体用基板の販売が減少しました。特にAMB基板の販売価格下落が利益面で影響を与えています。

収益は、車載向け電子デバイス製品の販売から得ていますが、市場環境に左右される傾向があります。

その他の事業セグメント

「その他」の区分には、ソーブレード、工作機械、太陽電池用シリコン製品などの事業が含まれています。工作機械や太陽電池用シリコン製品が前期比で減収となりました。

収益は、多角的な製品群の販売から得ていますが、一部事業の縮小が見られます。

同社グループの売上高は、中国、米国、日本、その他の地域から得ており、特に中国での売上高が最も大きくなっています。また、特定の顧客であるLAM RESEARCH CORPORATIONへの売上高が全体の10%以上を占めています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
半導体等装置関連事業 1,652億円 1,851億円
電子デバイス事業 505億円 576億円
車載関連事業 305億円 292億円
その他の事業セグメント 282億円 170億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、過去5年間で継続的に増加傾向にあります。直近の連結会計年度では、営業利益および経常利益も前期から増加しました。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は前期から減少しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 1,338億円 2,108億円 2,224億円 2,744億円 2,889億円
経常利益 260億円 424億円 265億円 256億円 261億円
経常利益率 19.4% 20.1% 11.9% 9.3% 9.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 267億円 297億円 152億円 157億円 149億円
1株当たり当期純利益(円) 668.06 644.81 322.65 334.13 317.88

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は前期からわずかに減少しています。一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)は前期から増加しており、生産性の向上が見られます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 17.2百万円 17.1百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.5百万円 1.6百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループの財務状況は、事業活動による資金創出力と、将来に向けた投資のバランスを示しています。キャッシュフローの状況からは、本業で安定的に資金を生み出しつつ、成長のための投資を積極的に行っていることがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


フェローテックの財務基盤を見ると、自己資本比率は前期から減少傾向にあり、プライム市場の製造業平均と比較するとやや低い水準となっています。ROE(自己資本利益率)も前期から減少しており、プライム市場平均を下回っています。一方で、手元資金である現金及び預金は増加しており、一定の流動性を確保している状況です。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 3,235億円 3,621億円
自己資本比率 39.4% 37.6%
ROE(自己資本利益率) 7.1% 6.0%
現金及び預金 1,177億円 1,299億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


当連結会計年度の営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益や減価償却費の増加により、前期に比べて増加となりました。これは本業で安定的に資金を生み出していることを示しています。投資活動によるキャッシュフローは、定期預金の純増加額や有形固定資産の取得による支出が増加したため、前期よりも大幅な資金の使用となりました。

この結果、フリーキャッシュフローはマイナスとなっており、本業で得た資金を上回る規模で、将来の成長に向けた積極的な投資を行っている状況です。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入れによる収入が増加したことで、前期に比べて資金の増加となりました。これらの資金の流れは、同社グループが成長投資フェーズにあることを示しており、将来の事業拡大への期待が持てます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 261億円 293億円
投資CF △396億円 △669億円
財務CF 190億円 388億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △136億円 △376億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、エレクトロニクス産業の製品需給動向及び設備投資動向の影響を受ける傾向があります。特に半導体等装置関連セグメントの主力製品は、半導体業界の景気循環や設備投資動向に左右される可能性があります。

また、電子デバイスセグメントのサーモモジュールやパワー半導体用基板、センサは、自動車産業における新車販売台数の影響を受ける傾向があります。特にEV市場の動向が販売に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、事業拡大に必要な人材の採用が困難となる可能性や、重要な人材が社外に流出するリスクを認識しています。グローバル展開しているため、海外拠点ではヘッドハンティングやジョブホップが行われる環境にあるとしています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


フェローテックグループは、エレクトロニクス産業を主軸に、ものづくりにおける要素技術を追求するグローバル企業です。企業理念に基づき、顧客、地球、社会への貢献を通じて、成長を続けることを目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


フェローテックグループは、「顧客に満足を」「地球にやさしさを」「社会に夢と活力を」という企業理念を掲げています。エレクトロニクス産業に留まらず、ものづくりにおける要素技術を拡充し、高品質の製品を国際競争力のある価格で世界に送り出すグローバル企業を目指しています。

世界での市場シェアを高め、安定的な収益体質の企業集団を形成することを経営の基本方針としています。ステークホルダーにとって「成長する楽しみが持てる企業」であり続けることに努めています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、企業活動のあらゆる面で「顧客に満足を」「地球にやさしさを」「社会に夢と活力を」という企業理念に基づいています。社内には「顧客を尊敬、従業員を尊敬し、勤勉と信用を尊重し、着実に行動し、革新を追求する」という指針を浸透させています。

組織・人材に関する基本方針として、従業員のあらゆる属性に関係なく優秀な人材を登用し、社員一人ひとりが志をもって自律的に行動できる組織を目指しています。また、働きがいを持つことができる組織であること、そしてマネジメントの現地化により迅速な意思決定と地域特性に合わせたビジネス運営を行うことを重視しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループが対処すべき課題として、人材強化と企業文化の醸成を挙げています。人材を広く募り育成していくことを事業の永続性につながるものと捉え、人材重視を重要な経営戦略と位置付けています。

各事業において研修・トレーニングを実施し、人材の採用・育成を推進しています。また、人材が最大限の能力を発揮しながら同じ事業目的に向かうために、良い企業文化を醸成していくことが重要であると考えています。

内部管理面では、業務の適正を確保する体制整備に努め、J-SOXに対応した内部統制システムの運営をグループ各社で実施しています。適正な財務諸表の作成を保証する体制の強化を目指し、適切な運営と監査を継続的に行っています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


フェローテックは、企業価値向上とステークホルダーからの信頼獲得を目指し、経営の健全性を重視したガバナンス体制を構築しています。取締役会は多様性を考慮した構成で、迅速かつ的確な意思決定と業務執行の監督を行っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


フェローテックの株主構成を見ると、筆頭株主は海外の機関投資家であるMSIP CLIENT SECURITIESです。上位には複数の海外金融機関や証券会社が名を連ねており、多様な投資家によって支えられている資本構成となっています。

株主名 持株比率
MSIP CLIENT SECURITIES 6.60%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT 4.43%
JPモルガン証券 4.42%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


フェローテックの役員は12名(男性10名・女性2名)で構成され、女性役員比率は16.7%です。代表取締役社長執行役員グループCEOは賀賢漢氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。

氏名 役職 主な経歴
賀 賢漢 代表取締役 社長 執行役員 グループCEO 1993年4月同社入社。2001年6月同社取締役。2011年6月同社代表取締役副社長兼執行役員事業統括担当。2020年7月同社代表取締役社長執行役員兼グループCEOより現職。
山村 丈 代表取締役 副社長 管理統括、欧米・アジア事業担当 執行役員 1996年4月同社入社。2008年6月同社取締役。2011年4月同社代表取締役副社長。2023年10月同社代表取締役副社長執行役員管理統括、欧米・アジア事業担当より現職。
並木 美代子 取締役 事業管理・総務担当 執行役員 1996年1月同社入社。2011年6月同社執行役員事業管理部長兼人事部長。2022年6月同社取締役執行役員事業管理・人事担当兼事業管理統括室長。2025年4月同社取締役執行役員事業管理・総務担当兼事業管理統括室長より現職。
武田 明 取締役 財務経理・経営管理担当 執行役員 1989年4月三菱UFJ銀行入行。2019年8月同社入社。2022年6月同社取締役執行役員財務経理・企画担当兼財務経理統括室長。2023年6月同社取締役執行役員財務経理・経営管理担当兼財務経理統括室長より現職。
佐藤 昭広 取締役 経営戦略・社長特命事項担当 執行役員 1992年4月東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行。2015年6月同社入社。2023年6月同社取締役執行役員経営戦略・社長特命事項担当兼社長室長より現職。
藤本 健太郎 取締役 人事・法務・情報システム担当 執行役員 1994年4月山一證券入社。2020年9月同社入社。2023年6月同社執行役員総務法務統括室長。2025年6月同社取締役執行役員人事・法務・情報システム担当兼コーポレート統括室長より現職。


社外取締役は、磯巧氏(アルファ監査法人パートナー)、勝田裕子氏(名取・大木法律事務所パートナー)、永守知博氏(エルステッドインターナショナル代表取締役社長)です。

フェローテックは監査役会設置会社であり、社外取締役3名と社外監査役2名が独立役員として指定されています。社外役員は、経営の透明性と遵法性を確保するため、客観的な視点から経営を監督する役割を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


フェローテックの役員報酬は、執行役員を兼務する取締役に対しては、固定の基本報酬に加え、短期業績連動報酬と中長期業績連動報酬(株式報酬)で構成されています。代表取締役社長の報酬構成比率は、基本報酬、短期業績連動報酬、株式報酬が概ね1:1:1を目安としています。社外取締役と監査役の報酬は、その役割と責任を考慮し、固定の基本報酬のみで構成されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 7名 10.5億円 1.50億円
監査役(社外除く) 1名 16百万円 16.0百万円
社外役員 7名 32百万円 4.6百万円


同社グループの報酬等の総額は10億97百万円であり、対象となる役員の員数は15名です。

個人別報酬が開示されている役員は、賀賢漢氏(14.98億円)、山村丈氏(1.39億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。