※本記事は、日本電計株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月18日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
日本電計グループは、電子計測器の販売、修理、校正を主軸に事業を展開しています。国内では日本電計および子会社が、中国では電計貿易(上海)有限公司が、その他の地域では現地法人がそれぞれ事業を担当しています。
単体従業員数は679名、連結従業員数は1,214名です。報告セグメントは「日本」「中国」「その他」の3つとなっています。
主な国内グループ会社は、アイコーエンジニアリング、ユウアイ電子(各種電子計測器の修理、校正)、新栄電子計測器、ホクエンなどです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
日本電計は、計測技術を核とした事業を通じて社会貢献を目指しており、社員を最大の資産と位置付けています。そのため、社員の成長と働きがいを重視した人事制度や処遇改善に積極的に取り組む傾向が見られます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高い水準にあります。このことから、社員が長期的にキャリアを築きやすい環境であると考えられます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,570,000円 |
| 平均勤続年数 | 13.1年 |
| 平均年齢 | 42.2歳 |
| 単体従業員数 | 679人 |
| 連結従業員数 | 1,214人 |
| 単体のグループ内比率 | 55.9% |
同社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の制度を採用しています。これらの制度は国内の従業員に適用されています。
退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。当連結会計年度末における退職給付債務は124百万円、年金資産は53百万円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
日本電計グループは、社員を最大の資産と捉え、「みんなが幸せになれる企業」という企業理念のValuesに基づき、社員の人間的な成長を最大限サポートすることを経営の重要課題としています。社員が幅広い知識・専門性を備えることが企業価値向上の源泉となるという考え方のもと、人的資本経営を実践しています。
従業員の給与・報酬は、賃金規程、等級管理規程、人事考課規程といった人事制度に基づいて運用されています。毎年実施される評価会議の結果が昇降格・昇降給や賞与に反映され、基本給の引き上げ(ベースアップ)はマクロ環境や外部水準、業績動向を踏まえて取締役会で決定されています。
同社は、人材育成と社内環境整備を基本方針とし、社員のモチベーションやスキル向上を目的とした人的資本投資を積極的に行っています。具体的には、2022年に人事制度を見直し、給与水準の是正やダイバーシティを念頭に置いた等級制度の再構築、評価制度の見直し、キャリア申告制度の導入を進めました。2026年4月には新制度の運用を開始し、シニア人材の活用に関する検討も開始しています。
処遇改善としては、2022年の人事制度改定に加え、3年連続で賃上げを実施しました。2023年4月には退職金制度を見直し、確定拠出型年金制度を導入し、2025年には賞与水準の引き上げや所得補償保険(GLTD保険)への加入、2026年4月にはカフェテリアプランを導入しています。採用強化では、新卒の初任給引き上げや就業体験の充実化、中途採用チャネルの拡充と人材専門会社との連携強化を通じて、多種多様なスキルを持つ人材の確保に注力しています。教育体制の充実にも取り組み、等級制度の改定に合わせた階層別研修や職種別研修、経営幹部養成プログラム、金融リテラシー研修などを実施し、組織力向上を図っています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
女性活躍推進法および育児介護休業法に基づき算出した、提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 0.4% |
| 男性育児休業取得率 | 62.5% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 70.1% |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 68.3% |
| 男女賃金差異(非正規雇用) | 90.7% |
グループ全体(連結)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率(連結) | 4.0% |
人材育成・エンゲージメント
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 社員エンゲージメントサーベイ 総合満足度 | 4.00点 |
| 社員エンゲージメントサーベイ 勤続意向 | 4.12点 |
| 研修実施回数 | 33回 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
日本電計は、電子計測器の販売、修理、校正などを手掛けるテクニカル商社です。国内外に展開する事業を通じて、幅広い産業の技術開発や設備投資を支援しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、電子計測器、電源機器、環境試験機器などの販売、修理、校正サービスを主軸としています。自動化・省力化を目的とした設備投資や、成長分野への研究開発投資が底堅く推移する市場で事業を展開しています。
同社グループは、2030年を見据えた成長戦略「INNOVATION2030」の第2期中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」に基づき、コアビジネスの安定成長と事業領域の拡大を推進しています。お客様へのシステム提案力の強化や、サプライチェーンの変革を捉えたグローバル展開にも注力しています。
同社グループの事業は、地域別に「日本」「中国」「その他」の3つの報告セグメントで構成されています。各現地法人は独立した経営単位として、地域ごとの戦略を立案し事業活動を展開しています。
日本
日本では、電子計測器、電源機器、環境試験機器などの販売、修理、校正サービスを提供しています。自動車業界における次世代自動車やADAS・自動運転の技術開発、電子・電機業界におけるAI、データセンター、高速・大容量通信、GX、防衛関連分野など、幅広い分野での積極的な投資が収益源となっています。運営は、日本電計、アイコーエンジニアリング、ユウアイ電子、新栄電子計測器、ホクエンが行っています。
中国
中国では、販売子会社である電計貿易(上海)有限公司と電計科技発展(上海)有限公司が、電子計測器などの販売事業を展開しています。景気減速の影響が残る中でも、受注強化により増収増益を達成しました。一方、受託試験場を運営する電計科技研発(上海)股份有限公司の収益は苦戦しました。
その他事業
東南アジアを中心としたその他の地域では、タイ、インドネシア、フィリピンなどの販売子会社は収益が底堅く推移しました。一方で、韓国、ベトナム、米国、インドの販売子会社は収益が伸び悩む状況が見られました。運営は、NIHON DENKEI (MALAYSIA) SDN.BHD.、NIHON DENKEI (THAILAND) CO.,LTD.、DENKEI KOREA CO.,LTD.、NIHON DENKEI VIETNAM CO.,LTD.、NIHON DENKEI INDIA PRIVATE LTD.、PT.NIHON DENKEI INDONESIA、TAIWAN DENKEI SOLUTION CO.,LTD.、NIHON DENKEI PHILIPPINES,INC.、DENKEI CORPORATION AMERICAS、DENKEI EUROPE GMBH、DENKEI EUROPE HUNGARY KFT.が行っています。
同社グループの海外売上高は、当連結会計年度で連結売上高の25.0%を占めており、前期の21.3%から増加しています。特に中国地域での売上高が大きく伸びています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 日本 | 965億円 | 1,020億円 |
| 中国 | 170億円 | 224億円 |
| その他事業 | 77.6億円 | 86.8億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間の業績は、売上高が継続的に増加傾向にあります。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も、概ね増加傾向で推移しています。直近の当連結会計年度では、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期から増加となりました。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 919億円 | 1,048億円 | 1,085億円 | 1,212億円 | 1,331億円 |
| 経常利益 | 30.3億円 | 40.0億円 | 48.1億円 | 47.3億円 | 50.8億円 |
| 経常利益率 | 3.3% | 3.8% | 4.4% | 3.9% | 3.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 22.5億円 | 29.1億円 | 29.5億円 | 29.7億円 | 36.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 191.35 | 248.41 | 255.47 | 260.86 | 322.82 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、当連結会計年度で前期から増加しています。従業員1人あたり営業利益(連結)は、前期から横ばいとなっています。これらの指標は、同社グループの事業規模拡大と収益創出能力の推移を示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 104.5百万円 | 109.7百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 4.1百万円 | 4.1百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
日本電計グループの財務状況は、事業活動と投資活動を通じた資金の流れから、現在の成長フェーズにおける資金の動きが見られます。自己資本と手元資金の状況、そしてキャッシュフローの推移から、同社グループの財務基盤の安定性を確認します。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤を見ると、自己資本比率は前期から上昇し、プライム市場の製造業平均を下回る水準にあります。ROE(自己資本利益率)は前期から改善し、プライム市場平均を上回る水準を示しています。手元資金である現金及び預金は前期から減少していますが、一定の残高を維持しています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 307億円 | 334億円 |
| 自己資本比率 | 40.3% | 41.6% |
| ROE(自己資本利益率) | 10.4% | 11.7% |
| 現金及び預金 | 103億円 | 81.9億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローを見ると、当期は営業活動によるキャッシュフローが前期の収入から支出に転じ、36.2億円の支出となりました。これは主に売上債権の増加が棚卸資産の減少を上回ったことによるものです。投資活動によるキャッシュフローは前期の収入から支出に転じ、1.2億円の支出となりました。これは投資有価証券の売却収入を有形固定資産の取得支出が上回ったことなどが要因です。
その結果、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは前期の収入から支出に転じ、37.4億円の支出となっています。財務活動によるキャッシュフローは前期に比べて増加し、15.9億円の収入となりました。これは主に短期借入金の増加によるものです。
当期は事業活動の拡大に伴う運転資金の増加や有形固定資産の取得などにより資金が流出しており、短期借入金で資金を調達している状況です。これは事業の成長フェーズにおける資金需要の増加を示唆しており、今後の事業展開や資金調達の動向が、従業員の雇用や給与の安定性、そして会社の成長性に影響を与える可能性があります。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 2.5億円 | △36.2億円 |
| 投資CF | 3.1億円 | △1.2億円 |
| 財務CF | 15.1億円 | 15.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 5.6億円 | △37.4億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、電子計測器の需要が自動車業界や電機業界の景気後退、およびそれに伴う設備投資計画への影響を受ける市場経済状況のリスクを認識しています。また、電子計測器業界における厳しい価格競争の激化により、収益性を保てなくなる可能性も指摘されています。
海外での事業展開においては、現地の法的規制や慣習、国際情勢の変化等に起因する予測不能な事態が発生した場合に、業績と財務状況に影響が及ぶ可能性があります。さらに、日本からの商品輸出取引が中心であり、米ドル建ての売掛金や入金が多いため、円と米ドルの為替の急激な変動による為替差損のリスクも挙げられています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、ユーザー企業のキーパーソンのニーズに的確に対応できる幅広い商品知識と情報収集力を持った営業担当者の確保・育成が、将来の成長と成功に大きく依存すると認識しています。有能な人材の確保や育成ができなかった場合、業績や財務状況、将来の成長に影響が及ぶ可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
日本電計グループは、計測技術を通じて社会に貢献することを存在意義とし、テクニカル商社への転身を目指しています。社員を最大の資産と捉え、持続的な成長と企業価値向上を追求する企業風土が特徴です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
日本電計グループは、Purpose(存在意義)として「計測技術で社会に貢献」を掲げています。Vision(目指す姿)は「テクニカル商社への転身」であり、計測技術をさらに向上させ、お客様への貢献を通じて社会貢献を果たすことを目指しています。
同社グループは、2030年を見据えた成長戦略「INNOVATION2030」の第2期となる中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」に基づき、さらなる進化を図っています。今後も業界のリーディングカンパニーとして企業価値向上を目指す方針です。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
日本電計グループは、Values(価値観)として「お客様に信頼される企業」「誠実で高い倫理観をもった企業」「みんなが幸せになれる企業」「地球を大切にする企業」を掲げています。サステナビリティを事業を通じた社会問題の解決への貢献と捉え、企業理念に基づきステークホルダーの発展と持続可能な社会の実現を目指しています。
同社グループは「社員」を最大の資産と考え、社員の人間的な成長とお客様への付加価値提供が企業価値向上の源泉であるという人的資本経営を実践しています。人事制度の基本方針には「社員を大切にする」「成果主義をより鮮明にする」「男女・国内外平等を実践する」「モチベーションが上がる仕組みとする」が含まれています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
日本電計グループは、中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」に基づき、コアビジネスの安定成長、システム提案力の強化、成長市場への事業領域拡大、グローバル展開を推進しています。社員を最大の資産と捉え、企業理念や経営戦略に資する人材の確保と、社員のスキル・モチベーション向上に向けた人的資本投資を積極的に行っています。
また、中長期的な企業価値向上を見据えたシステム関連投資を継続し、経営基盤の強化を図っています。ROE(自己資本利益率)10%以上を経営上の重要指標と位置付け、安定的かつ持続的な確保を目指しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
同社は監査等委員会設置会社であり、社外取締役を複数選任することで、経営の透明性と客観性の確保に努めています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社の株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社であるあいホールディングスが務めています。その他、特定の事業会社や持株会が上位に名を連ねており、多様な主体によって支えられている資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| あいホールディングス | 21.53% |
| 有限会社高田興産 | 8.58% |
| 日本電計取引先持株会 | 5.97% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は11名(男性10名・女性1名)で構成され、女性役員比率は9.1%です。代表取締役社長営業本部長は和田史宣氏が務めています。社外取締役比率は45.5%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 和田 史宣 | 代表取締役社長 営業本部長 | 1988年7月同社入社後、茨城営業所所長、国際センター長、海外営業本部長などを歴任。2024年4月常務取締役営業本部長、2025年4月専務取締役営業本部長を経て、2026年4月より現職。 |
| 梶原 琢也 | 専務取締役 事業本部長 | 1989年3月同社入社後、千葉営業所所長、新事業推進室室長、国内営業本部副本部長などを歴任。2022年4月常務取締役営業本部長を経て、2024年4月より現職。 |
| 秋山 昌彦 | 専務取締役管理本部長 | 1990年4月三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。支社長などを歴任後、2020年11月同社入社。2021年6月取締役管理本部長、2024年4月常務取締役管理本部長を経て、2026年4月より現職。 |
| 森田 幸哉 | 取締役会長 | 1987年3月同社入社後、三重営業所所長、名古屋営業所所長、海外営業本部副本部長などを歴任。2022年4月代表取締役社長を経て、2026年4月より現職。 |
| 柳 丹峰 | 取締役 | 1991年8月同社入社後、上海電恵測試儀器設備有限公司董事長、取締役中国・台湾担当、海外営業本部長などを歴任。2022年4月代表取締役会長、2025年4月取締役会長を経て、2026年4月より現職。 |
| 須田 克彦 | 取締役営業本部副本部長 国内営業統括部長 | 1996年7月同社入社後、オートモーティブ市場推進部長、事業推進統括部長などを歴任。2025年6月取締役営業本部副本部長国内営業統括部長東海・中部エリア担当を経て、2026年4月より現職。 |
社外取締役は、佐久間涼氏(プールス取締役・アイグリーズ代表取締役)、下村規夫氏(岩崎通信機常務執行役員)、小倉義夫氏(元ローデ・シュワルツ・ジャパン代理店営業部部長・監査等委員長)、藤原敏夫氏(元岩崎通信機第二営業部担当部長・監査等委員)、呰真希氏(石本哲敏法律事務所弁護士・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、社外取締役が5名選任されています。これにより、経営の透明性と客観性を確保し、実効性のある経営監視体制を構築しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬は、基本報酬(月額)と前期の業績を勘案した業績による加算で構成されています。役員報酬の世間相場や株主への配当金、社員への賞与月数、内部留保の充実等を総合的に勘案し、公平かつ適正な支給を目指しています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 8名 | 2.5億円 | 30.9百万円 |
| 社外役員 | 7名 | 35百万円 | 4.9百万円 |
同社役員への報酬総額は2.8億円であり、対象となる役員の合計は15名です。
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