※本記事は、白銅株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
白銅グループは、金属製品およびプラスチック製品の加工ならびに販売を主たる業務としています。同社グループは、白銅と複数の連結子会社で構成され、日本、北米、中国、その他の地域で事業を展開しています。
単体従業員数は322名、連結従業員数は401名です。同社グループのセグメントは、日本、北米、中国、その他の地域の4つです。
主な国内グループ会社は、AQR(非鉄金属加工販売)などです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
白銅は、プライム市場に上場する企業として、安定した事業基盤を持つ会社です。同社グループでは、従業員の成長と働きがいを重視し、多様な人材が活躍できる環境づくりに力を入れています。給与水準や福利厚生、人材育成への取り組みを通じて、従業員が長期的にキャリアを築けるような働き方を推進していることがうかがえます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
白銅では、従業員が長く安心して働ける環境が整っている傾向が見られます。平均勤続年数や平均年齢から、一定の経験を積んだ人材が定着していることがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,775,748円 |
| 平均勤続年数 | 15.7年 |
| 平均年齢 | 41.5歳 |
| 単体従業員数 | 322人 |
| 連結従業員数 | 401人 |
| 単体のグループ内比率 | 80.3% |
白銅グループは、従業員の退職給付制度として確定給付型と確定拠出型の両方を採用しています。これらの制度は国内グループ会社および海外子会社を含む範囲で適用されています。
退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
白銅グループは、中期経営計画の実現に向け、人材基盤の強化を重要な経営課題と位置付け、人的資本への投資を推進しています。新卒採用とキャリア採用を機動的に活用し、必要な人材の確保と人員構成の最適化を図っています。また、戦略遂行に必要な専門性を高めるため、組織を機能別に編成し、各部門で専門人材の育成を進めています。
従業員一人ひとりが主体的に挑戦し、自律的に成長する「自律型人材」の育成が、組織全体の生産性向上および企業価値向上につながると考えています。人材への支出を将来の成長を支える「投資」と捉え、適切な処遇改善を通じて従業員のモチベーション向上を図り、成長の好循環の実現を目指しています。
給与等の決定方針においては、公正性・透明性を重視した処遇体系を整備しています。基本報酬は、発揮された能力および担う役割に応じた報酬体系を採用しており、賞与については、会社業績および個人の貢献度を反映する業績連動型賞与を導入しています。
同社グループは、人的資本に関わる方針として「教育・育成方針」と「社内環境整備方針」を制定しています。教育・育成方針では、新人から管理職までの階層別研修、部門別・業務別の専門研修、自己研鑽できる機会・環境の提供、その他オーダーメイド型の教育などを実施しています。社内環境整備方針では、安全で健康的な職場環境の確保、多様な個性と能力を尊重し自己実現できる組織風土の実現、自己実現への支援と実行者への評価の3つの指針を定めています。
具体的な取り組みとして、「従業員満足度向上」では業績連動型賞与の採用や福利厚生制度の充実、新入社員へのフォローアップ面談などを実施しています。「ダイバーシティの促進」では70歳までの定年後再雇用制度の導入、外国人従業員への日本語教育、女性従業員の管理職への積極登用、男性従業員の育児休業取得推進などに取り組んでいます。「安全で健康的な職場環境の整備」では二次健康診断費用負担、ストレスチェックの実施、ハラスメント教育などを推進しています。「社員教育の拡充」では教育委員会を発足し、階層別・部門別のスキルマップ整備と研修制度構築、資格取得奨励制度の拡充、教育費用の補助、語学研修制度の導入などを行っています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合は連結会社を対象とした数値であり、その他の指標は提出会社単体のデータです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 11.4% |
| 男性従業員の育児休業取得率(全労働者) | 89.7% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 76.7% |
| 男女賃金差異(正規雇用労働者) | 70.8% |
| 男女賃金差異(非正規雇用労働者) | 78.4% |
従業員満足度向上
その他の指標は、提出会社を対象としております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 離職率(全労働者) | 12.8% |
| 年次有給休暇消化率 | 77.5% |
| 男性従業員の育児休業取得率(全労働者) | 89.7% |
ダイバーシティの促進
連結会社を対象としております。中途採用者の管理的地位にある労働者比率は実績値が高いため、比率の維持を前提に今後の目標は定めておりません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 11.4% |
| 管理的地位にある労働者に占める中途採用者の割合 | 65.7% |
| 管理的地位にある労働者に占める外国人労働者の割合 | 11.4% |
安全で健康的な職場環境の整備
その他の指標は、提出会社を対象としております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 労働災害度数率 | 2.8 |
| ハラスメント発生事例件数 | 0件 |
社員教育の拡充
その他の指標は、提出会社を対象としております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 全従業員の1人当たり年間教育投資金額 | 76千円 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
白銅グループは、金属製品およびプラスチック製品の加工と販売を主たる業務としています。材料の仕入れから加工、短納期での顧客への提供までを一貫して行い、顧客の多様なニーズに応える事業構造となっています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、材料メーカーや同業他社から仕入れた約5,700品目サイズの製品を標準在庫品として工場に常時在庫し、注文に応じて切断やフライス加工を施し、短納期で顧客に提供しています。また、工場に在庫していない製品を直接顧客に届ける特注品の販売も手掛けています。収益は主に、アルミニウム、伸銅、ステンレスなどの金属製品やプラスチック製品の販売から得ています。
特定の業界への依存度が高い傾向が見られ、特に半導体製造装置業界、航空・宇宙業界、工作機械業界の設備投資動向が同社グループの経営成績に大きな影響を与えています。直近では、半導体製造装置業界向けの需要が低迷した一方、航空・宇宙業界向けや官需向けの販売量が増加しました。
同社グループの事業セグメントは、所在地別に日本、北米、中国、その他の地域の4つに分類されています。
日本
日本では、材料メーカーや同業他社から仕入れた製品を標準在庫品として工場に在庫し、顧客の注文に応じて加工して提供しています。また、特注品の販売も行っています。収益は、金属製品やプラスチック製品の販売から得ています。運営は、白銅と株式会社AQRが行っています。
北米
北米では、新規顧客開拓や新規事業の準備など、新たな海外事業の拡大に積極的に取り組んでいます。収益は、金属製品やプラスチック製品の販売から得ています。運営は、Hakudo USA Inc.およびWest Coast Aluminum & Stainless, LLCが行っています。
中国
中国では、連結子会社の上海白銅精密材料有限公司が製品を仕入れて工場に在庫し、注文に応じて加工して中国の顧客に提供しています。在庫のない製品についても、仕入れて直接顧客に届けています。収益は、金属製品やプラスチック製品の販売から得ています。運営は、上海白銅精密材料有限公司が行っています。
その他の事業セグメント
その他の地域であるタイでは、連結子会社のHakudo(Thailand)Co., Ltd.が製品を仕入れて外部倉庫に在庫し、現地企業に販売を行っています。収益は、金属製品やプラスチック製品の販売から得ています。運営は、Hakudo(Thailand)Co., Ltd.が行っています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 日本 | 579億円 | 594億円 |
| 北米 | 51.0億円 | 50.9億円 |
| 中国 | 17.5億円 | 19.3億円 |
| その他の事業セグメント | 16.5億円 | 17.2億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、過去5年間で増加傾向にあります。しかし、直近の連結会計年度では、売上高は増加したものの、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は減少に転じています。これは、粗利益率の高い標準在庫品の販売量減少や、工場の新設・増床に伴う固定費の増加、販管費の増加などが影響しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 554億円 | 616億円 | 573億円 | 664億円 | 681億円 |
| 経常利益 | 43.7億円 | 39.9億円 | 28.5億円 | 32.1億円 | 31.9億円 |
| 経常利益率 | 7.9% | 6.5% | 5.0% | 4.8% | 4.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 29.6億円 | 27.4億円 | 19.2億円 | 22.4億円 | 21.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 261.34 | 241.37 | 168.99 | 197.23 | 189.24 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期から増加しています。これは、売上高の増加が従業員数の増加を上回ったことを示しています。一方で、従業員1人あたり営業利益は前期から減少しており、売上高の増加が利益に直結しにくい状況が見られます。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 166.9百万円 | 169.8百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 7.5百万円 | 7.2百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
白銅グループの財務基盤は、自己資本比率や手元資金の状況から安定した状態を示しています。また、キャッシュフローの状況からは、本業で着実に資金を生み出し、将来に向けた投資も行っていることがうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
白銅の財務基盤は、自己資本比率が53.5%と、プライム市場の製造業平均46.8%を上回る水準で推移しています。これは、安定した経営基盤を示しており、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素です。ROE(自己資本利益率)は8.7%となっており、プライム市場平均の9.4%と比較するとやや下回る水準です。現金及び預金は76.7億円と手元資金も厚く、不況時にも耐えうる財務体質であると言えます。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 238億円 | 255億円 |
| 自己資本比率 | 53.1% | 53.5% |
| ROE(自己資本利益率) | 9.7% | 8.7% |
| 現金及び預金 | 54.7億円 | 76.7億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
白銅グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが44.9億円の増加となりました。これは、税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費の増加、売上債権の減少などが主な要因です。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出などにより13.7億円の減少となりました。これは、埼玉第二工場の新設など、生産体制強化のための設備投資を積極的に行っていることを示しています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いや子会社株式の取得による支出などにより10.5億円の減少となりました。結果として、自由に使える資金であるフリーキャッシュフローは31.2億円のプラスとなっており、本業で安定的に資金を生み出しつつ、将来の成長に向けた投資も行い、さらに配当も実施できる健全な財務状況にあると言えます。これは、入社後の雇用や給与の安定性、そして会社の持続的な成長に期待が持てる状況を示しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 17.8億円 | 44.9億円 |
| 投資CF | △8.9億円 | △13.7億円 |
| 財務CF | △11.3億円 | △10.5億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 8.9億円 | 31.2億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
白銅グループは、主要販売品目であるアルミニウムや伸銅等の非鉄金属の価格が原材料市況によって変動するリスクを抱えています。原材料市況が大きく変動した場合、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、半導体製造装置業界およびFPD製造装置業界向けの売上高比率が高く、これらの業界サイクルによって業績が影響を受ける可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
白銅グループは、人材の確保および育成に関するリスクを認識しています。これは、事業の持続的な成長において重要な要素であり、組織の安定性にも関わる点です。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
白銅は、素材を通じて社会に貢献するという強い理念を持ち、従業員のチャレンジ精神と持続可能な社会の実現を重視する企業です。同社グループがどのような価値観を大切にし、どのような組織を目指しているのかを見ていきましょう。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
白銅は、経営理念として「私たちは、関係する全ての人に信頼されるとともに、モノづくりに関わる人々へ商品・便利・安心の提供を通じて、社会に貢献します」を掲げています。この理念の実現のため、あらゆるステークホルダーとの信頼関係を築き、従業員一人ひとりのチャレンジ精神を原動力として、持続可能な社会の発展に貢献し続けることを目指しています。また、ブランドスローガン「あたらしい、を、素材から。」には、優れた生産材が新たな発想やイノベーションを生み、産業の持続的発展に貢献するという考えが込められています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
白銅グループは、経営理念の実現に向けて従業員一人ひとりのチャレンジ精神を原動力としています。また、サステナビリティ基本方針では、ESGやSDGsを考慮したサステナビリティ経営を推進し、企業価値向上と持続可能な社会の実現への貢献を両立させることを掲げています。
同社グループは「社内環境整備方針」を制定し、安全で健康的な職場環境の確保を最優先しています。良好なコミュニケーションと心身の健康保持・増進、ハラスメント防止に取り組む方針です。多様な個性と能力を尊重し、失敗を恐れず果敢に挑戦できる組織風土の実現を目指しています。挑戦して成果を出した従業員には報いるため、公正で透明性のある評価と支援の仕組みを提供しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
白銅グループは、優先的に対処すべき経営課題として「経営基盤の強化」と「サステナビリティ経営の推進」を掲げています。経営基盤の強化においては、人的資本強化による社員のレベルアップやモチベーション向上、ガバナンスの効いた管理体制の強化、DX推進による業務効率化と業務改革に取り組んでいます。また、2025年4月より組織体制の変更を実施し、組織目標の明確化と管理体制の強化を図っています。サステナビリティ経営の推進では、サステナビリティ基本方針のもと、7つのマテリアリティに取り組み、社会貢献と持続的な企業価値向上を目指しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
白銅は、取締役会と監査等委員会を設置する監査等委員会設置会社です。取締役会は社外取締役が過半数を占める構成となっています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
白銅の株主構成を見ると、機関投資家や事業会社が上位に名を連ねています。筆頭株主はK&Pアセット・マネジメント合同会社であり、キッズラーニングネットワーク株式会社、有限会社双光がそれに続いています。複数の個人株主も上位に位置しており、多様な主体によって支えられている資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| K&Pアセット・マネジメント合同会社 | 12.08% |
| キッズラーニングネットワーク | 10.04% |
| 有限会社双光 | 9.98% |
| N&Nアセット・マネジメント合同会社 | 8.15% |
| 山田 智則 | 5.95% |
(注)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を切り捨てています。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.1%です。代表取締役社長は山田哲也氏が務めています。社外取締役比率は55.6%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 山田 哲也 | 代表取締役社長 | 1998年8月同社入社、2026年4月より同社代表取締役社長。 |
| 山田 光重 | 専務取締役 | 2015年4月同社取締役特注品営業部門管掌兼特注品営業本部長、2026年4月より同社専務取締役(CFO)経営管理本部管掌。 |
| 角田 浩司 | 取締役会長 | 1986年7月白銅(廣成)入社、2012年4月同社代表取締役社長、2026年4月より同社取締役会長。 |
社外取締役は、古河潤一氏(古河林業代表取締役社長・指名・報酬等諮問委員)、石本雅敏氏(元デサント代表取締役社長・指名・報酬等諮問委員)、額田一氏(額田公認会計士事務所代表・指名・報酬等諮問委員・監査等委員)、高間徹氏(株式会社高間アソシエイツ代表取締役社長・指名・報酬等諮問委員・監査等委員)、田尻佳菜子氏(森・濱田松本法律事務所パートナー・指名・報酬等諮問委員・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、社外取締役が過半数を占める監査等委員会を設置しています。また、任意の指名・報酬等諮問委員会を設置し、取締役の指名や報酬について独立性と客観性を確保しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
白銅の役員報酬は、基本報酬、業績連動報酬、および非金銭報酬としての譲渡制限付株式で構成されています。業績連動報酬は、税金等調整前当期純利益を指標とする業績連動賞与と、当社株価とTOPIXを指標とする株価連動賞与から成り立っています。これにより、株主と取締役の利益の関連性を強め、適切な経営判断を促すことを目的としています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 3名 | 1.7億円 | 55.7百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 29百万円 | 29.0百万円 |
| 社外取締役(監査等委員を除く) | 2名 | 19百万円 | 9.5百万円 |
なお、総額には期中に退任した役員の報酬が含まれます。また、取締役の支給額には、2026年6月24日開催予定の第77回定時株主総会において決議予定の賞与が含まれています。
連結報酬等の総額が1億円以上の役員は開示されていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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