【平均年収652万円】西日本鉄道 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収652万円】西日本鉄道 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

西日本鉄道は、鉄道・バスなどの運輸業を基盤に、不動産、流通、物流、レジャー・サービスなど多岐にわたる事業をグループ各社とともに展開しています。地域社会の発展に貢献し、直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、西日本鉄道株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月18日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


同社グループは、鉄道・バスなどの運輸業を基盤に、不動産、流通、物流、レジャー・サービス、その他事業を多角的に展開しています。地域社会の発展に貢献する幅広い事業を手掛けています。

単体従業員数は5,009名、連結従業員数は19,505名です。セグメントは運輸業、不動産業、流通業、物流業、レジャー・サービス業、その他の6つです。

主な国内グループ会社は、当社、筑豊電気鉄道、当社、西鉄バス北九州、亀の井バス、福岡西鉄タクシー、久留米西鉄タクシー、西鉄ステーションサービス、西鉄エンジニアリング、その他9社などです。

同社グループは、農業分野に特化したヒノマルグループを連結子会社化し、事業領域を拡大しました。また、バス事業では西鉄バス宗像、西鉄バス二日市、西鉄観光バスを吸収合併し、運行基盤の再編・強化を進めています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


西日本鉄道は、地域に根差した多様な事業を展開する同社グループの中核企業です。安定した事業基盤のもと、従業員の長期的なキャリア形成を支援する働き方が特徴として挙げられます。地域社会の発展に貢献しながら、従業員一人ひとりが働きがいを感じられる環境づくりを目指していることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


西日本鉄道では、従業員の平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高めであることから、長期にわたって安定して働き続けることができる環境が整っている傾向が見られます。経験豊富な従業員が多く在籍し、培われた知識やスキルが組織内で継承されていることがうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 6,519,510円
平均勤続年数 18.0年
平均年齢 46.3歳
単体従業員数 5,009人
連結従業員数 19,505人
単体のグループ内比率 25.7%


西日本鉄道は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。これらの制度は同社および連結子会社を対象としています。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、退職給付債務は350億円、年金資産は353億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


西日本鉄道は、「人を活かす経営」を基本方針とし、従業員の多様性を尊重し、働く喜びや生きがいが実感できる組織を目指しています。持続的な成長と生産性向上を通じて付加価値を最大化し、生み出した収益・成果に基づいて賃金の引き上げを行うとともに、教育訓練等を通じた処遇改善にも積極的に取り組む方針です。

具体的には、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性向上に資するよう、キャリアパスの明確化やリスキリング支援などの教育訓練に注力しています。長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」では、人財・組織戦略として「マネージャー(管理職)の創出」「高度なマネジメント人財の計画的な創出」「事業の継続・拡大に狙いを絞った計画的な人財創出」「自律的なキャリア形成と適所適財の両立」の4つの重要課題を掲げ、これらの実現に向けた各種取り組みを推進しています。健康経営も重要なテーマとして位置づけ、社長執行役員を最高責任者とする体制で推進しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。労働者の男女の賃金の額の差異は、勤続年数、働き方、雇用形態別の人数構成等の差によるものであり、賃金制度上の性別による差はありません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 7.1%
男性労働者の育児休業等取得率 96.3%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 75.8%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 79.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 60.2%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ 西鉄バス北九州㈱

労働者の男女の賃金の額の差異は、勤続年数、働き方、雇用形態別の人数構成等の差によるものであり、賃金制度上の性別による差はありません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 -
男性労働者の育児休業等取得率 75.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 84.3%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 88.8%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 87.2%


▼ 福岡西鉄タクシー㈱

労働者の男女の賃金の額の差異は、勤続年数、働き方、雇用形態別の人数構成等の差によるものであり、賃金制度上の性別による差はありません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 9.1%
男性労働者の育児休業等取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 68.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 78.5%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 77.1%


▼ ㈱西鉄ステーションサービス

労働者の男女の賃金の額の差異は、勤続年数、働き方、雇用形態別の人数構成等の差によるものであり、賃金制度上の性別による差はありません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 25.0%
男性労働者の育児休業等取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 68.7%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 103.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 85.5%

人的資本に関する任意開示指標


提出会社単体の任意開示データです。

指標 数値
年次有給休暇取得率 92.1%
健康診断後の再検査受診率 75.3%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


西日本鉄道は、運輸業を中核に、不動産業、流通業、物流業、レジャー・サービス業など多岐にわたる事業を展開する企業グループです。地域に根差した事業から国際的な物流まで、幅広い領域でサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、多角的な事業ポートフォリオを通じて収益を上げています。主要な事業セグメントは、運輸業、不動産業、流通業、物流業、レジャー・サービス業、そしてその他の事業セグメントで構成されています。各事業が相互に連携し、安定した収益基盤を構築しています。

運輸業

電車やバスによる旅客輸送サービスを主に行っています。収益は、定期外収入と定期収入から得ています。当連結会計年度では、旅客人員の増加により営業収益は前期から増加しましたが、人件費の増加により営業利益は前期から減少しました。

不動産業

オフィスビルや商業施設、賃貸住宅の貸付、戸建住宅や分譲マンションの販売を主に行っています。収益は、施設の貸付や住宅販売から得ています。当連結会計年度では、「ONE FUKUOKA BLDG.」の開業や分譲マンションの販売が寄与し、営業収益、営業利益ともに前期から増加しました。

流通業

生鮮食品や日用品、生活雑貨などの商品販売を主に行っています。収益は、商品販売から得ています。当連結会計年度では、既存店売上の増加や改装店舗、新規店舗の開業が寄与し、営業収益、営業利益ともに前期から増加しました。

物流業

航空機や船舶を利用した国際的な貨物運送サービスを主に行っています。収益は、貨物運送サービスから得ています。当連結会計年度では、為替変動による円換算額の増加や輸出入取扱高の増加が寄与し、営業収益は前期から増加し、営業利益は前期から大きく増加しました。

レジャー・サービス業

宿泊施設や娯楽施設の提供を主に行っています。収益は、宿泊サービスや娯楽施設サービスから得ています。当連結会計年度では、客室単価の上昇や新規ホテルの開業が寄与し、営業収益、営業利益ともに前期から増加しました。

その他の事業セグメント

ICカード事業、車両整備関連事業、建設関連事業、金属リサイクル事業、農業関連事業など多岐にわたる事業を行っています。収益は、各事業のサービス提供から得ています。運営は、農業関連事業においてヒノマルグループが行っています。当連結会計年度では、ヒノマルグループの子会社化が寄与し、営業収益、営業利益ともに前期から増加しました。

同社グループの営業収益は日本国内が中心ですが、アジア、北米、ヨーロッパといった海外地域からも一定の収益を得ており、海外事業も一定の規模を占めています。

セグメント 営業収益(2025年3月期) 営業収益(2026年3月期)
物流業 1,474億円 1,523億円
不動産業 759億円 830億円
運輸業 801億円 823億円
流通業 719億円 739億円
レジャー・サービス業 483億円 542億円
その他の事業セグメント 199億円 284億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績を見ると、営業収益は全体として増加傾向にあります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も、直近の期間において大きく増加しており、堅調な推移を示しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
営業収益 4,272億円 4,946億円 4,116億円 4,435億円 4,742億円
経常利益 140億円 279億円 245億円 287億円 372億円
経常利益率 3.3% 5.6% 6.0% 6.5% 7.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 98.7億円 184億円 247億円 208億円 322億円
1株当たり当期純利益(円) 125.31 233.10 314.00 267.21 423.28

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり営業収益は前期から増加しており、従業員1人あたり営業利益も前期から増加しています。これらの指標は、同社グループ全体の生産性が向上している傾向を示しており、事業活動における効率性の改善がうかがえます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり営業収益(連結) 23.4百万円 24.3百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.4百万円 1.5百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、本業で安定的に資金を創出し、事業活動と投資活動を通じて自由に使える資金も確保しています。これにより、財務基盤の安定性と将来に向けた投資余力を両立させている状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均を上回っており、安定した状態を示しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を上回る水準で推移しており、効率的な経営が行われていることがうかがえます。手元資金も十分に確保されており、事業運営の安定性につながる要素となっています。これらの財務状況は、長期的な視点での雇用や給与の安定性にも寄与すると考えられます。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 2,560億円 2,930億円
自己資本比率 31.8% 34.6%
ROE(自己資本利益率) 8.7% 12.1%
現金及び預金 513億円 469億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当連結会計年度におけるキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは収入となり、前期に比べて増加しています。これは税金等調整前当期純利益や減価償却費の計上などによるものです。

投資活動によるキャッシュフローは支出となりましたが、前期に比べて支出額は減少しています。これは主に固定資産の取得による支出があった一方で、固定資産の売却による収入も影響しています。

その結果、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは収入となり、前期の支出から大きく改善しました。財務活動によるキャッシュフローは支出となっており、社債の償還や自己株式の取得による支出が主な要因です。これらの資金の流れは、同社グループが本業で安定的に資金を創出し、投資を賄いつつ、財務的な健全性を保っている状況を示しています。この資金状況は、長期的な視点での雇用や給与の安定性、そして将来の成長性にもつながるものと言えます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 156.1億円 386.1億円
投資CF △745.5億円 △303.4億円
財務CF 392.3億円 △133.2億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △589.4億円 82.7億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループは、地政学リスクおよびカントリーリスクを認識しています。海外における戦争・国際紛争等の発生による事業の中断・停止や、日本との政情不安に伴う訪日旅行客の減少による売上や利益の減少がリスクとして挙げられています。

また、金利・為替等の変動に関するリスクも存在します。急激な為替変動による多額の為替差損発生や、急激な金利変動による利益の減少、不動産売却価格の低下がリスクとして認識されています。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループは、人財戦略(人財不足・人財確保)に関するリスクを挙げています。人財の確保や育成が不十分であることによる業務の遅滞や経営効率の悪化がリスクシナリオとして示されています。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


西日本鉄道は、「『出逢いをつくり、期待をはこぶ』事業を通して、“あんしん”と“かいてき”と“ときめき”を提供しつづけ、地域とともに歩み、ともに発展します。」という企業理念を掲げています。地域に密着した多様な事業を展開しながら、サステナブルな成長と「人を活かす経営」を目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「『出逢いをつくり、期待をはこぶ』事業を通して、“あんしん”と“かいてき”と“ときめき”を提供しつづけ、地域とともに歩み、ともに発展します。」という「にしてつグループの企業理念」を経営の基本方針としています。中長期的な経営戦略として、長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」を公表しています。このビジョンでは、「濃(こま)やかに、共に、創り支える ~Grow in harmony with you~」を基本スタンスとし、事業の進化と新領域への挑戦を両輪としたビジネスモデルの変革を掲げています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、企業理念の実践をサステナブル経営と位置づけています。地域社会、お客さま、従業員等多くのステークホルダーの期待に応え続けることを重視しています。グループ全従業員の行動規範(準則)として「にしてつグループコンプライアンス方針」を定めています。また、従業員の多様性を尊重し、働く喜びや生きがいが実感できる「人を活かす経営」を目指しており、「エンゲージメントの高い組織づくり」の実現が重要であると考えています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、第17次中期経営計画において「人とノウハウとブランド力で拓く、新たな成長ステージ」をテーマに掲げています。重点戦略として「AX等による競争力の強化と更なる生産性の向上」や「事業戦略遂行に必要な人財等の供給力強化に向けた人的資本経営の強化」を推進しています。また、「サステナブル経営の深化」も重要な取り組みの一つです。人的資本経営においては、サクセッションプランの推進や人財ポートフォリオの策定、高度専門人財の確保を通じて、戦略実現に必要な人財の確保・育成に取り組んでいます。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


西日本鉄道は監査等委員会設置会社であり、執行役員制度を導入することで、業務執行と監督の役割を明確化しています。これにより、透明・公正かつ迅速な経営の意思決定を目指す体制が構築されています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の株主構成を見ると、筆頭株主は信託銀行(信託口)であり、安定的な機関投資家が上位に名を連ねています。また、地域の主要金融機関である福岡銀行や西日本シティ銀行も上位株主として名を連ねており、地域に根差した事業基盤を支える資本構成となっています。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 8.92%
福岡銀行 4.96%
西日本シティ銀行 3.97%
日本カストディ銀行(信託口) 3.67%
日本生命保険相互会社 2.95%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は12名(男性9名・女性3名)で構成され、女性役員比率は25.0%です。代表取締役社長執行役員は林田浩一氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
倉 富 純 男 代表取締役会長取締役会議長 1978年4月同社入社。2013年6月同社代表取締役社長、2016年6月同社社長執行役員。2021年4月同社代表取締役会長より現職。鳥越製粉社外取締役、福岡銀行社外取締役も務めています。
林 田 浩 一 代表取締役 1988年4月同社入社。2021年4月同社代表取締役、同社社長執行役員より現職。RKB毎日ホールディングス社外取締役も務めています。
松 本 義 人 代表取締役 1991年4月同社入社。2025年4月同社副社長執行役員、2025年6月同社代表取締役より現職。
大 格 淳 取締役 1985年4月同社入社。2020年6月同社専務執行役員より現職。黒崎播磨社外監査役も務めています。
松 藤 悟 取締役 1987年4月同社入社。2020年6月同社取締役、2023年4月同社常務執行役員より現職。富士ピー・エス社外取締役も務めています。


社外取締役は、津野喜久代氏(九州電力執行役員)、松尾美枝氏(三井トラスト・アセットマネジメント社外取締役)、河原畑徹氏(元国土交通省九州運輸局長・監査等委員)、柴戸隆成氏(ふくおかフィナンシャルグループ代表取締役会長・監査等委員)、松岡恭子氏(大央代表取締役社長・監査等委員)、永田理氏(元トヨタ自動車九州代表取締役社長・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社を採用しています。独立性の高い社外取締役を選任することで、取締役および社長執行役員以下の執行役員の職務執行に対する取締役会の監督機能を高めています。社外取締役は、経営の方針や改善への助言、経営の監督、ステークホルダーの意見の反映といった役割を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、監査等委員でない取締役(社外取締役を除く)および役付執行役員に対しては、基本報酬、短期業績連動賞与、中期業績連動賞与、株式報酬で構成されています。一方、監査等委員である取締役および社外取締役には、職務の性質を踏まえ基本報酬(月例の固定報酬)のみが支給されます。業績連動報酬は、連結事業利益、連結ROA、連結ROE、連結EBITDAといった中期経営計画の目標指標の達成度に応じて変動する仕組みです。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 6名 3.1億円 51.2百万円
監査等委員(社外除く) 1名 36百万円 36.0百万円
社外役員 7名 74百万円 10.6百万円


上記株式交付信託報酬は、当事業年度に係る株式交付ポイント(1ポイントは同社株式1株)に対する株式報酬引当金繰入額です。

個人別報酬が開示されている役員は、林田浩一氏(1.01億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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