※本記事は、神奈川中央交通株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
神奈川中央交通グループは、神奈川県を中心に旅客自動車事業、不動産事業、自動車販売事業、その他の事業を多角的に展開しています。地域に密着した公共交通サービスを基盤としつつ、生活インフラを支える幅広い事業を手掛けています。
単体従業員数は3,757名、連結従業員数は6,432名です。セグメントは旅客自動車事業、不動産事業、自動車販売事業、その他の事業の4つです。
主な国内グループ会社は、当社、神奈中観光、神奈中タクシー、海老名相中、当社、神奈中タクシー、神中興業、、水島商事などです。
直近では、2025年4月1日付で神奈川中央交通東と神奈川中央交通西を吸収合併し、また、2026年1月7日付で水島商事、林間商事、エムエス企画の全株式を取得し連結子会社化するなど、グループ再編を進めています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
神奈川中央交通は、旅客自動車事業を中核とする地域密着型の企業グループです。地域に根差した事業特性から、安定した働き方が期待できる可能性があります。人材育成や多様な働き方への取り組みを通じて、従業員が長期的に活躍できる環境づくりに注力していることがうかがえます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、従業員の平均年齢が高く、平均勤続年数も長い傾向が見られます。これは、従業員が長期にわたってキャリアを築いていることを示しており、安定した環境で働き続けられる可能性がうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,926,186円 |
| 平均勤続年数 | 17.3年 |
| 平均年齢 | 52.3歳 |
| 単体従業員数 | 3,757人 |
| 連結従業員数 | 6,432人 |
| 単体のグループ内比率 | 58.4% |
同社および連結子会社は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を導入しています。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
退職給付債務は30.9億円、年金資産は49百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
神奈川中央交通は、長期ビジョン「Vision 2030 NEXT 神奈中」に基づき、多様化する顧客ニーズに応え、新たなサービス創造に挑戦する人材の確保・育成を重視しています。特に、労働集約型であるバス事業の中核を担う運転士人材の確保と定着を重要課題と捉え、女性や外国人材の採用多様化、待遇改善、職場環境整備に取り組んでいます。
従業員の給与は「職能資格賃金制度規程」に基づき、職能資格に応じて決定されます。職能資格は、年次要件と職能基準書に基づく業務・能力・基礎評価により毎年査定される仕組みです。
人的資本経営を推進するため、「人財戦略委員会」を設置し、「人材育成」「社内環境」「健康経営推進」の3つの分科会を通じて具体的な施策を進めています。運転職では養成運転士制度や自社教習コースを活用した訓練、事務職ではDXスキルアップ研修や女性マネジメント研修など、職種に応じた育成プログラムを展開しています。また、ダイバーシティ&インクルージョンの推進や育児介護両立支援、健康経営の推進にも力を入れており、従業員が働きがいを感じ、健康に活躍できる環境づくりを目指しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 3.2% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 89.3% |
| 労働者の男女の賃金差異(全労働者) | 70.1% |
| 労働者の男女の賃金差異(正規雇用労働者) | 83.2% |
| 労働者の男女の賃金差異(パート・有期労働者) | 95.8% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ 神奈中タクシー株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 0.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 60.0% |
| 労働者の男女の賃金差異(全労働者) | 69.3% |
| 労働者の男女の賃金差異(正規雇用労働者) | 83.0% |
| 労働者の男女の賃金差異(パート・有期労働者) | 89.4% |
▼ 株式会社神奈中商事
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 4.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金差異(全労働者) | 43.7% |
| 労働者の男女の賃金差異(正規雇用労働者) | 88.1% |
| 労働者の男女の賃金差異(パート・有期労働者) | 59.6% |
▼ 株式会社神奈中スポーツデザイン
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 0.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金差異(全労働者) | 59.7% |
| 労働者の男女の賃金差異(正規雇用労働者) | 79.8% |
| 労働者の男女の賃金差異(パート・有期労働者) | 86.8% |
人材の多様性の確保
提出会社単体の指標および目標の開示をしております。
| 項目 | 2025年度(実績) |
|---|---|
| 女性労働者の割合(運転職) | 1.6% |
| 女性労働者の割合(整備職) | 0.7% |
| 女性労働者の割合(事務職) | 29.9% |
| 女性管理職比率(係長職以上) | 5.1% |
| 男女間賃金格差(正規雇用労働者) | 83.2% |
労働環境の整備
提出会社単体の指標および目標の開示をしております。
| 項目 | 2025年度(実績) |
|---|---|
| 年次有給休暇取得率(全従業員) | 92.5% |
| 年次有給休暇取得率(運転職) | 95.4% |
| 年次有給休暇取得率(整備職) | 93.6% |
| 年次有給休暇取得率(事務職) | 77.1% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 89.3% |
| 特定保健指導受診率 | 96.7% |
| 肥満者率 | 38.8% |
| 喫煙者率 | 34.6% |
| 自動車運送事業者の「働きやすい職場認証制度」 | 2つ星 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
神奈川中央交通グループは、神奈川県を中心に、旅客自動車事業を基盤とし、不動産、自動車販売、その他の事業を展開しています。地域に密着した多様なサービスを提供することで収益を上げています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、乗合バス、タクシー、貸切バスといった交通サービスを主軸に、不動産の賃貸・分譲、自動車の販売・整備、さらには飲食や流通など、幅広い事業を通じて収益を上げています。これらの事業は相互に連携し、地域社会のニーズに応える形で展開されています。海外の外部顧客への売上高はなく、特定の主要顧客への収益集中も見られません。
当期における外部顧客への売上高を見ると、旅客自動車事業が最も大きく、次いで自動車販売事業、その他の事業セグメント、不動産事業の順となっています。前期と比較すると、旅客自動車事業、不動産事業、自動車販売事業は売上高が増加しました。一方、その他の事業セグメントは売上高が減少しています。
旅客自動車事業
乗合バス、貸切バス、タクシーの運行を通じて、地域住民や観光客の移動を支えています。収益は、運賃収入や貸切料金、タクシーの利用料金などから得ています。運営は、神奈中タクシー、神奈中観光などが行っています。
不動産事業
賃貸事業と分譲事業を展開しています。収益は、賃貸物件の家賃収入や、戸建分譲の販売収入から得ています。
自動車販売事業
商用車販売と輸入車販売を行っています。収益は、トラックなどの新車・中古車販売や車両整備収入から得ています。運営は、神奈川三菱ふそう自動車販売、神奈中相模ヤナセなどが行っています。
その他の事業セグメント
流通事業、飲食事業、ホテル事業、資源リサイクル事業など多岐にわたります。収益は、商用車架装の受注、飲食店の売上、ホテルの宿泊料などから得ています。運営は、横浜車輌工業、神奈中システムプラン、神奈中商事などが行っています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 旅客自動車事業 | 570億円 | 577億円 |
| 自動車販売事業 | 341億円 | 403億円 |
| その他の事業セグメント | 203億円 | 220億円 |
| 不動産事業 | 66.4億円 | 67.3億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
過去5期間の業績を見ると、売上高は増加傾向にあります。一方で、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、直近の当期において前期から減少しています。営業利益も当期は前期から減少する結果となりました。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 978億円 | 1,039億円 | 1,171億円 | 1,181億円 | 1,268億円 |
| 経常利益 | 25.9億円 | 49.1億円 | 77.5億円 | 77.5億円 | 66.6億円 |
| 経常利益率 | 2.6% | 4.7% | 6.6% | 6.6% | 5.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 18.4億円 | 15.8億円 | 32.6億円 | 50.8億円 | 36.2億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 149.79 | 129.00 | 265.88 | 414.28 | 294.99 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、当期において前期から増加しています。従業員1人あたり営業利益(連結)は、当期において前期から横ばいの傾向を示しています。これらの指標は、同社グループの事業規模拡大と効率性の維持を示しており、安定した収益体質を維持する傾向が見られます。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 18.2百万円 | 19.7百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 1.1百万円 | 1.1百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
神奈川中央交通グループの財務状況は、本業で安定した資金を生み出しつつ、将来に向けた積極的な投資を行っている段階を示しています。これにより、事業の成長と安定性の両面を追求していることがうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率は34.2%であり、前期からやや低下しています。これはプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準を示しており、安定した財務基盤を維持していることがうかがえます。
ROE(自己資本利益率)は6.0%で、前期から低下しており、プライム市場平均を下回っています。手元資金である現金及び預金は35.1億円となっており、事業運営に必要な流動性を確保している状況です。これらの財務状況は、同社グループが事業活動を継続し、従業員の雇用や給与の安定性を支える基盤となっていることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 634億円 | 697億円 |
| 自己資本比率 | 34.9% | 34.2% |
| ROE(自己資本利益率) | 9.1% | 6.0% |
| 現金及び預金 | 42.7億円 | 35.1億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの当期の営業活動によるキャッシュフローは91.7億円の収入となり、前期から増加しています。これは税金等調整前当期純利益に減価償却費などを加減した結果によるものです。
投資活動によるキャッシュフローは169.1億円の支出となり、前期から支出が増加しています。これは主に固定資産の取得による支出が要因となっています。
財務活動によるキャッシュフローは69.9億円の収入となり、前期から収入が増加しています。これは長期借入れによる収入などが主な要因です。これらの結果、フリーキャッシュフローは77.4億円のマイナスとなっており、本業で得た資金を上回る投資を行っている成長投資フェーズにあることを示しています。同社グループは事業の拡大や効率化に向けた投資を積極的に進めており、これが将来の成長と安定した雇用・給与の基盤となる可能性があります。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 84.3億円 | 91.7億円 |
| 投資CF | △127.4億円 | △169.1億円 |
| 財務CF | 54.1億円 | 69.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △43.1億円 | △77.4億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、各種感染症の拡大および長期化により、旅客自動車事業をはじめとする多くの事業でお客様の行動変容に伴い需要が減少するリスクを認識しています。また、気候変動対策としてカーボンニュートラルへの取り組みが不十分であると評価された場合、企業価値が低下し、業績と財政状況に負の影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、主要な事業である旅客自動車事業をはじめ労働集約型の事業が多いため、人材の不足が業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があると認識しています。特に乗合バス事業における路線の維持やタクシー事業の稼働率減少につながるリスクを挙げています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
神奈川中央交通グループは、地域社会の発展と持続可能な未来に貢献することを目指し、お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現を追求する企業です。変化する社会のニーズに柔軟に対応し、新たな価値創造に挑戦し続けることを重視しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
神奈川中央交通グループの経営理念は、「お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献します」と掲げられています。この理念に基づき、同社グループは「お客さまの視点に立ち、期待に応える価値を提供すること」「地域の明日を考え、みなさまとともに歩むこと」「従業員が働くよろこびを実感できる、活気ある企業を目指すこと」を経営方針としています。
また、同社グループは2030年度を最終年度とする長期ビジョン「Vision 2030 NEXT 神奈中~地域価値創造型企業にむけて~」を2023年4月に策定しました。この長期ビジョンでは、「地域価値の創造」「事業ポートフォリオの再構築」「サステナビリティ経営の推進」の3つの方針を掲げています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
神奈川中央交通グループは、経営理念に基づき「お客さまの視点に立ち、期待に応える価値を提供すること」「地域の明日を考え、みなさまとともに歩むこと」「従業員が働くよろこびを実感できる、活気ある企業を目指すこと」を重視しています。同社グループの「ありたい姿」は、「多様化するお客さまニーズに応え続けるために、時代の変化に柔軟に対応し、新たなサービスの創造に挑戦し続ける」ことです。
サステナビリティ基本方針として、「安全・安心なサービス・商品を提供することを通じて、環境負荷の低減や社会課題の解決など地域に新しい価値を創造し、「持続可能な社会の実現」と「持続的な企業価値の向上」を目指す」ことを掲げています。マテリアリティ(重要課題)として「安全・安心の追求」「脱炭素社会への貢献」「地域社会との共創」「多様な人材が活躍できる職場づくり」「ガバナンスの充実」を特定し、取り組んでいます。多様な人材が活躍する働きがいのある職場を目指し、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを全社で推進しており、仕事と育児介護の両立支援や従業員の健康経営にも注力しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
神奈川中央交通グループは、少子高齢社会による国内マーケットの縮小、コロナ禍による生活様式の変化、デジタル技術の進展、カーボンニュートラルやSDGsへの対応、人手不足といった経営環境に直面しています。これらの課題に対し、中期経営計画(2024年度~2026年度)では「持続可能なモビリティサービスの実現」「不動産関連領域の強化」「「ゆたかなくらし」への貢献」を重点課題としています。
また、重点戦略として「環境戦略」「人財戦略」「デジタル戦略」を掲げています。具体的には、EV車両の導入や再生可能エネルギーの活用による脱炭素社会への貢献、全ての社員が能力を発揮できる環境整備や運転職の待遇改善による人材確保、生成AIや最新テクノロジーを活用したビジネスモデル変革とサイバーリスク対応を推進しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
神奈川中央交通の取締役会は、社内取締役と社外取締役で構成されています。同社は監査等委員会設置会社として、コーポレート・ガバナンスの充実に努めています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
神奈川中央交通の筆頭株主は小田急電鉄であり、同社グループの事業運営において重要な位置を占めています。その他、金融機関や信託銀行、事業会社が上位株主として名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 小田急電鉄 | 45.41% |
| 横浜銀行(常任代理人 日本カストディ銀行) | 4.99% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 3.23% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性7名・女性2名)で構成され、女性役員比率は22.2%です。代表取締役社長社長執行役員は今井雅之氏が務めています。社外取締役比率は66.7%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 今 井 雅 之 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 1992年4月同社入社。2017年6月同社取締役、経営企画部長。2023年4月同社代表取締役社長、社長執行役員に就任し、現在に至る。 |
| 大 木 芳 幸 | 取締役 専務執行役員 | 1984年4月同社入社。2008年6月同社取締役、事業開発部長。2013年6月同社常務取締役。2020年4月同社専務執行役員に就任し、現在に至る。 |
社外取締役は、星野晃司氏(小田急電鉄代表取締役会長)、結城正博氏(横浜ゴム取締役・指名・報酬諮問委員会委員長)、森重俊也氏(元国土交通省国土交通審議官)、木野綾子氏(法律事務所キノール東京弁護士)、網本重之氏(網本重之公認会計士事務所公認会計士・監査等委員・指名・報酬諮問委員会委員)、片桐春美氏(片桐春美公認会計士事務所公認会計士・監査等委員・指名・報酬諮問委員会委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が取締役会において議決権を持つことで、監査・監督機能の実効性を高めています。社外取締役は、豊富な経験と幅広い知見に基づき、業務執行に対する監督機能を果たし、取締役会の機能強化に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
神奈川中央交通の役員報酬は、役員区分によって構成が異なります。監査等委員である取締役および社外取締役には基本報酬のみが支払われます。一方、その他の取締役には基本報酬に加えて、事業年度ごとの業績に連動する業績連動報酬が支給されます。業績連動報酬の一部は自社株取得制度に充てられ、中長期的な業績向上へのインセンティブとして機能しています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 3名 | 92百万円 | 30.7百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 23百万円 | 23.0百万円 |
| 社外取締役 | 6名 | 68百万円 | 11.3百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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