【平均年収606万円】ナガワ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収606万円】ナガワ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

ナガワは、ユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売、建設機械の販売・レンタルを主軸に展開しています。直近の業績では、売上高は増加傾向にあり、利益は安定して推移しています。


目次

※本記事は、株式会社ナガワ の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月15日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ナガワは、ユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売、建設機械の販売・レンタルを主軸とする事業を展開しています。幅広い分野で社会インフラを支える製品とサービスを提供しています。

単体従業員数は552名です。セグメントはユニットハウス事業、モジュール・システム建築事業、建設機械レンタル事業の3つです。

ナガワは、ユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売、建設機械の販売・レンタルを主に行っており、これらの事業を同社が担っています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社ナガワは、事業の継続と持続的な成長のため、人材戦略を重要な課題と位置付けています。従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境整備に力を入れており、多様な人材の確保や育成に積極的に取り組む姿勢が見られます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均勤続年数が8年9ヶ月、平均年齢が38.53歳となっており、比較的安定した人材構成である傾向がうかがえます。従業員が長期的にキャリアを築ける環境が整備されていると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 6,055,269円
平均勤続年数 8年9ヶ月
平均年齢 38.53歳
単体従業員数 552人


同社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方の制度を採用しています。2024年10月1日に確定給付企業年金制度から確定拠出年金制度へ移行しました。

なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は「明るく・元気に・前向きに」を企業理念に掲げ、人材を最も重要な経営資本の一つと位置付けています。事業環境の変化に柔軟に対応し、持続的成長を実現するため、人的資本への投資を重要施策として推進しています。特に、営業力・技術力・施工力の強化に加え、多様な価値観を受け入れる組織風土の醸成と、従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境整備に取り組んでいます。

具体的には、次世代経営人材の育成、専門性の向上に向けた教育研修の充実、女性活躍推進を含むダイバーシティ推進、安全衛生の強化、働き方改革の推進などを図っています。また、デジタル技術活用や業務改革を推進する中で、自律的に変革を担う人材の育成を進めるとともに、公正な評価・処遇制度の整備により、従業員の成長と企業成長の好循環を目指しています。

人材戦略においては「人材戦略」と「社内環境の整備」を基本方針として推し進めています。多様な人材の確保として外国人やシルバー人材の雇用を促進し、人材育成の観点から従業員のキャリア構築を積極的に支援するための資格取得の援助と報奨金制度を導入しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 46.1%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 65.1%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 65.0%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 93.1%

人材育成

指標 数値
外国人の雇用 0人
シルバー人材の雇用 0人
資格取得の援助及び報奨金制度 43人(400千円支給)
女性労働者からの管理職登用 0人

社内環境の整備

指標 数値
ノー残業デーの拡充 2日/週
男性労働者の育児休業取得 46.1%
労働者の男女の賃金格差(正規雇用労働者) 65.0%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ナガワは、ユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売、そして建設機械の販売・レンタルを主な事業としています。これらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、主に国内市場において事業を展開しており、特定の販売先への収益集中は見られません。各事業セグメントは、それぞれの専門性を活かして収益を上げています。

ユニットハウス事業

ユニットハウスの製造、販売、レンタルを行っています。常設展示場の運営や生産工程へのロボット導入により、販売体制と生産体制の強化に努めています。収益は、ユニットハウスの販売収入とレンタル収入から得ています。この事業の売上高は前期からほぼ横ばいで推移していますが、利益は増加しています。

モジュール・システム建築事業

モジュール・システム建築の施工と販売を手掛けています。展示場の効果により幅広い業界からの需要が増加していますが、市場の職人不足や資材高騰が影響し、受注の鈍化が見られます。収益は、モジュール・システム建築の施工と販売から得ています。この事業の売上高および利益は前期から減少しています。

建設機械レンタル事業

建設機械の販売とレンタルを提供しています。北海道新幹線工事が稼働率を押し上げ、付加価値営業の強化や環境対策を考慮した建設機械の拡販も進めています。収益は、建設機械の販売とレンタルから得ています。この事業の売上高および利益は前期から大きく増加しています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
ユニットハウス事業 291億円 291億円
モジュール・システム建築事業 52.4億円 51.4億円
建設機械レンタル事業 9.6億円 11.8億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の過去の業績を見ると、売上高は緩やかな増加傾向にあります。経常利益は概ね横ばいで推移しており、親会社株主に帰属する当期純利益も安定した水準を維持しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 306億円 317億円 326億円 - -
経常利益 46.9億円 46.7億円 46.4億円 - -
経常利益率 15.3% 14.8% 14.3% - -
親会社株主に帰属する当期純利益 30.2億円 31.3億円 31.2億円 - -
1株当たり当期純利益(円) 192.51 199.15 198.41 - -

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社は、事業活動で得た資金を効率的に運用し、財務基盤を安定させています。投資活動では収入が支出を上回る状況となっています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社は強固な財務基盤を構築しており、安定した経営状況を示しています。自己資本比率はプライム市場の製造業平均と比較して高い水準にあり、不測の事態にも対応できる体制が整っています。一方で、ROEはプライム市場平均を下回っており、資本の効率的な活用が今後の課題となる可能性があります。豊富な手元資金は、事業の継続性や将来の成長投資を支える基盤となり、従業員の雇用や給与の安定性にも寄与すると考えられます。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産合計 616億7千2百万円 692億4千5百万円
自己資本比率 88.4% 87.3%
ROE(自己資本利益率) 6.8% 6.4%
現金及び現金同等物 114億3千3百万円 143億7千6百万円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、当期に26.6億円のプラスとなりました。これは前期と比較して減少しています。主な増加要因は税引前当期純利益や減価償却費などですが、貸与資産の取得による支出や法人税等の支払額が減少要因となっています。

投資活動によるキャッシュフローは、当期に20.0億円のプラスとなりました。これは前期と比較して増加しており、投資有価証券の売却による収入が主な増加要因です。財務活動によるキャッシュフローは、当期に△17.1億円のマイナスとなり、配当金の支払いや自己株式の取得による支出が主な要因となっています。

事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは、当期に46.6億円のプラスとなりました。これは本業で安定的に資金を生み出し、投資活動も収入超過となっていることを示しています。この資金状況は、同社の事業継続性や成長への投資余力を示しており、従業員の雇用や給与の安定性にもつながるものと考えられます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 43.8億円 26.6億円
投資CF 14.1億円 20.0億円
財務CF △15.3億円 △17.1億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 57.9億円 46.6億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、主要顧客である建設・土木業界の公共投資や民間設備投資の動向に経営成績が左右される可能性があります。また、ユニットハウス事業では、同業者間競争の激化による製品価格やレンタル価格の下落がリスクとして挙げられています。特に、代理店経由の商流が約75%を占めるため、代理店での取り扱い停止や競争激化も経営に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は、モジュール・システム建築事業において市場の職人不足が受注の鈍化に影響を与えていると認識しています。このため、社員の資格取得によるプロ集団の形成や技術者の育成、技術者不足の解消に努める方針を示しています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ナガワは、社会の繁栄とともに歩む企業であることを目指し、トリプルボトムラインを意識した経営を行っています。企業価値、環境的価値、経済的価値の3つの視点から、企業の社会的責任を果たすことを重視しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ナガワは、社会の繁栄とともに歩む企業であることを経営方針としています。企業が成長する中で、社会のどの分野で貢献できるのか、地球環境の保全にどのように貢献できるのかを常に意識しています。これを実践するため、「トリプルボトムライン」(企業価値、環境的価値、経済的価値)の3つの視点から企業の社会的責任を果たすことを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


ナガワは、社会的価値、環境的価値、経済的価値の「トリプルボトムライン」を意識し、全社一丸となって企業の社会的責任を果たすことを重視しています。コーポレートガバナンス、コンプライアンス遵守、リスクマネジメントに誠実に取り組み、経営の透明性と健全性を高めることを大切にしています。また、循環型社会の実現に向けた独自の取り組みを推進しています。事業の継続と成長のため、人材戦略と社内環境の整備を重要課題とし、多様な人材の確保や従業員のキャリア構築支援に取り組む企業風土です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


ナガワは、人材育成のための資格取得支援を通じて建築施工体制の強化を図ることを課題としています。また、モジュール・システム建築事業のさらなる拡大のため、M&A推進による人材確保と業容拡大に取り組んでいます。資格取得によるプロ集団の形成も重点テーマの一つです。コーポレートガバナンス、コンプライアンス遵守、リスクマネジメントに誠実に取り組み、経営の透明性と健全性を確保し、継続的な企業価値向上に努めています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が連携して経営の透明性と健全性の確保に努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の筆頭株主は代表取締役会長である髙橋修氏です。上位株主には、同氏の親族や同社役員が複数名を連ねており、創業家が同社の資本構成において重要な位置を占めていることがうかがえます。また、機関投資家や信託銀行も上位株主として名を連ねています。

株主名 持株比率
髙橋 修 12.96%
THE SFP VALUE REALIZATIONMASTER FUND LIMITED(常任代理人 立花証券株式会社) 12.32%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 9.16%
髙橋 学 6.45%
菅井 賢志 4.71%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は11名(男性10名・女性1名)で構成され、女性役員比率は9.1%です。代表取締役社長は濱野新大氏が務めています。社外取締役比率は37.5%です。

氏名 役職 主な経歴
髙橋 修 代表取締役会長 1988年同社入社、取締役企画室長、専務取締役第一営業本部長などを経て、2008年代表取締役社長に就任。2023年4月より現職。
濱野 新大 代表取締役社長 2007年同社入社、名古屋営業所所長、札幌営業所所長、営業本部次長などを経て、2019年6月取締役企画室部長兼海外事業推進室長に就任。2026年4月より現職。
新村 亮 専務取締役管理本部長 1998年同社入社、企画室長兼海外事業推進室長などを経て、2015年6月取締役企画室長兼海外事業推進室長に就任。2026年4月より現職。
菅井 賢志 常務取締役技術本部長 1993年同社入社、埼玉営業所所長、企画室部長などを経て、2005年6月取締役企画室部長に就任。2023年4月より現職。
溝口 真樹 常務取締役製造本部長 1996年同社入社、富山営業所所長、金沢営業所所長などを経て、2013年NAGAWA(THAILAND)Co.,Ltd.社長に就任。2026年4月より現職。


社外取締役は、木之瀨幹夫氏(紀尾井坂テーミス綜合法律事務所弁護士)、猪岡修治氏(元株式会社横河システム建築代表取締役社長)、高橋淳子氏(高橋淳子税理士事務所代表)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役3名と社外監査役2名が経営の透明性と健全性の確保に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、基本報酬と賞与で構成されています。報酬額の算定にあたっては、業績に加えて、事業年度ごとの経営方針や目標達成状況、貢献度が総合的に考慮されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 5名 1.5億円 30.3百万円
監査役(社外除く) 1名 17百万円 17.3百万円
社外役員 5名 27百万円 5.3百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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