【平均年収577万円】プラザホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収577万円】プラザホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

プラザホールディングスは、プラザクリエイト、ストアクロスなどを傘下に持つ持株会社です。グループ連結従業員数は約500名で、イメージング事業とモバイル事業を展開しています。直近期は売上高が増加したものの、利益は減少となりました。


目次

※本記事は、株式会社プラザホールディングス の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


プラザホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は14名、グループ連結従業員数は498名です。

同社グループは、プリントショップのフランチャイズ展開や経営、Webサイト運営によるデジタルプリントサービス、写真関連商材の販売を行うイメージング事業と、携帯端末等の販売を行うモバイル事業を事業内容としています。子会社4社を中心に事業活動を展開しています。

主な国内グループ会社は、プラザクリエイト(イメージング事業・モバイル事業)、ストアクロス(イメージング事業)、BY THE PARK(イメージング・事業)などです。

2024年8月30日付で、プラザホールディングスは株式会社BY THE PARKの株式を取得し、簡易株式交換により完全子会社化しました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


プラザホールディングスは、持株会社としてグループ全体の経営戦略を統括しています。同社グループは「みんなの広場をつくる。」というビジョンのもと、多様な人材の確保と育成、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を重視した人材マネジメントを行っています。従業員が意欲を持って活躍できる環境づくりに力を入れていることが特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


プラザホールディングスは、従業員の定着を重視し、長期的なキャリア形成を支援する傾向が見られます。平均勤続年数や平均年齢から、比較的安定した環境で働くことができる会社であると考えられます。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 5,774,393円
平均勤続年数 12.9年
平均年齢 43.1歳
単体従業員数 14人
連結従業員数 498人
単体のグループ内比率 2.8%


【退職給付制度】
同社グループは確定給付型の退職給付制度を採用しており、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる仕組みです。この制度は国内グループ会社に適用されています。

退職一時金制度もあります。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


プラザホールディングスグループは、「みんなの広場をつくる」というビジョンのもと、多様な人材の確保と育成を人材戦略の基本方針としています。組織の持続的成長と企業価値向上を目指し、明確なビジョンの共有、活躍人材の発掘・育成、パフォーマンス管理、社内コミュニケーションの強化、変化に対応する学習文化の醸成、およびダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでいます。

従業員の給与その他の給付の額及び内容については、市場水準や職務の貢献度、個人の業績評価等を考慮した人事制度に基づき決定されています。人材育成においては、スキルや知識だけでなく、同社の企業風土に合った人材の確保と育成に注力しています。

社内環境整備では、専門性や経験、感性、価値観といった知と経験のダイバーシティ促進に積極的に取り組んでいます。性別や年齢などに関係なく様々な人材が活躍できる環境や仕組みを整備し、新卒採用に加えて即戦力となる中途採用も積極的に行っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。男性労働者の育児休業取得率およびパート・有期労働者の男女賃金差異は開示されていません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 50.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 61.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 84.5%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ㈱プラザクリエイト

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 25.6%
男性労働者の育児休業取得率 50.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 68.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 83.5%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 118.1%


▼ ㈱ストアクロス

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 0.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 128.3%


▼ ㈱BY THE PARK

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 50.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 20.6%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 59.8%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 119.1%

多様性・登用

指標 目標 実績(当連結会計年度)
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 30% 26.9%

育児・介護支援

指標 目標 実績(当連結会計年度)
男性労働者の育児休業取得率 30% 50.0%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社プラザホールディングスは、持株会社としてグループ全体の戦略的なマネジメントを担い、主にイメージング事業とモバイル事業の2つのセグメントで事業活動を展開しています。多様な製品・サービスを通じて収益を上げており、それぞれの事業が異なる顧客層と収益モデルを持っています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、プリントショップのフランチャイズ展開や経営、Webサイトを通じたデジタルプリントサービスや写真関連商材の販売を行うイメージング事業と、携帯端末等の販売を行うモバイル事業を主軸としています。それぞれの事業が独自の強みと収益源を持っています。

イメージング事業

フォトショップのフランチャイズ展開や経営、Webサイト運営を通じて、デジタルプリントサービスや写真関連商材の販売を行っています。近年は「なんでもダビング」サービスが好調に推移しているほか、DIYクラフトキット「つくるんです」事業や、パーソナル・ミーティング・ボックス「One-Bo」の販売も堅調です。収益は、デジタルプリントサービス、写真関連商材の販売、写真撮影サービスなどから得ています。

モバイル事業

携帯ショップを運営し、携帯端末等の販売を行っています。スマートフォンの販売単価が改善傾向にあるほか、販売後の利用サポートを行うサブスクリプションサービスの加入者が順調に増加しており、新たな収益源となっています。また、法人顧客に対しては、端末販売に加えて中小企業のDX推進をサポートしています。収益は、携帯端末等の販売から得ています。

同社グループの事業は国内が中心であり、海外売上高の開示はありません。モバイル事業においては、特定の取引先への売上集中が見られます。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
モバイル事業 150億円 153億円
イメージング事業 36.4億円 38.8億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、過去5年間で変動が見られます。第35期から第37期にかけては減少傾向にありましたが、第38期以降は増加に転じています。経常利益は第36期に大きく落ち込みましたが、その後は回復し、第38期には増加しました。しかし、当期は減少に転じています。親会社株主に帰属する当期純利益も同様に、第36期に損失を計上した後、第38期まで回復しましたが、当期は減少しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 217億円 191億円 176億円 186億円 192億円
経常利益 2.5億円 1.2億円 2.6億円 3.9億円 3.3億円
経常利益率 1.1% 0.6% 1.5% 2.1% 1.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 1.2億円 △2.0億円 59百万円 2.8億円 2.1億円
1株当たり当期純利益(円) 9.80 △84.17 24.34 117.23 88.66

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は前期から増加しており、事業活動における生産性の向上がうかがえます。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から増加しており、効率的な事業運営が進んでいることを示しています。これらの指標の改善は、同社グループが従業員一人ひとりの貢献度を高めながら事業を推進していることを表しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
従業員1人あたり売上高(連結) 34.7百万円 38.6百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 0.6百万円 0.7百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


プラザホールディングスは、本業で安定的に資金を生み出し、財務基盤を維持している状況です。手元資金も確保されており、事業活動に必要な資金を安定的に調達していることが示されています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


プラザホールディングスの自己資本比率は、当期で20.8%となっています。これは前期の19.1%から増加しており、財務の健全性が向上していることを示しています。プライム市場の非製造業平均(24.2%)と比較すると、やや低い水準にあります。

ROE(自己資本利益率)は当期で9.1%となり、前期の12.4%から減少しました。プライム市場平均(9.4%)と比較すると、当期は平均を下回る水準となっています。現金及び預金は当期で18.7億円となり、前期の16.8億円から増加しており、手元資金の厚みが増している状況です。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 22.2億円 23.1億円
自己資本比率 19.1% 20.8%
ROE(自己資本利益率) 12.4% 9.1%
現金及び預金 16.8億円 18.7億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


プラザホールディングスの当期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが8.4億円の収入、投資活動によるキャッシュフローが△0.6億円の支出、財務活動によるキャッシュフローが△5.9億円の支出となりました。本業の稼ぎを示す営業キャッシュフローは前期から増加しており、安定して資金を生み出している状況です。

投資活動によるキャッシュフローは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出の減少や有形固定資産の取得による支出の増加が主な要因となり、支出額が前期から減少しました。フリーキャッシュフローは7.8億円の収入となり、本業で得た資金が投資を上回っていることを示しています。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入れによる収入の減少や自己株式の取得による支出の減少が主な要因となり、支出額が前期から増加しました。これらの資金の流れから、同社グループは本業で安定的に資金を創出し、事業活動に必要な投資を行いつつ、財務基盤を維持していることがうかがえます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 7.5億円 8.4億円
投資CF △1.8億円 △0.6億円
財務CF △1.2億円 △5.9億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 5.7億円 7.8億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

モバイル事業においては、スマートフォンの買い替えサイクルの長期化や通信キャリア会社のインセンティブ施策の見直しが、同社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、販売実績においてソフトバンク株式会社への依存度が高い傾向にあり、特定の取引先への販売実績の変動が業績に影響を及ぼすリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク

店舗従業員の確保と定着率の向上が課題となっています。人手不足に伴う求人コストや賃金水準の高騰、従業員が十分に確保できない場合のサービスレベル低下が、同社グループの業績に影響を与える可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


株式会社プラザホールディングスは、時代の変化に対応しながら「みんなの広場をつくる。」というビジョンを掲げ、多様な事業を展開しています。同社グループは、人と人との豊かなつながりを生み出すことを大切にする企業文化を持っています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


プラザホールディングスは、「みんなの広場をつくる。」というビジョンを掲げています。同社グループは、写真屋のパレットプラザから始まり、モバイルショップ、DIYキットブランドの『つくるんです®』、個室ブースの「One-Bo(ワンボ)」、カフェアパレル事業、グランピング事業など、時代の変化と共に事業の形を変えてきました。これらの事業を通じて、人と人との豊かなつながりを生む「みんなの広場」を提供し、人の「一生」に関わっていくことを大切にしています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


プラザホールディングスは、「みんなの広場をつくる。」というコーポレートビジョンの実現に向け、「地域社会への貢献」「多様な仲間と広場をつくる」「つくる責任 つかう責任」を柱としたサステナブルな取り組みを進めています。同社グループでは、明確なビジョンとリーダーシップのもと、活躍人材の発掘と育成、人材のパフォーマンス管理、社内コミュニケーションを重視しています。また、適応性と学習文化の醸成、そしてダイバーシティ&インクルージョンを推進し、多様な人材が活躍する職場環境を通じて創造性とイノベーションを促す企業風土を目指しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


プラザホールディングスは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指し、既存事業の収益基盤強化と新規事業による新たな収益源の創出に取り組んでいます。同社グループは、モバイル事業において人材教育投資を継続し、お客様満足度向上と継続的な関係強化を図っています。また、イメージング事業ではフランチャイズ加盟店との強いパートナーシップを築き、DIYクラフトキット『Rolife』では顧客との関係強化に努めています。

同社グループは、グループ全体の内部統制の充実と事業リスクへの対応を不可欠と考え、コーポレートガバナンスへの積極的な取り組みを通じて企業価値の向上に注力しています。さらに、SDGsに関連する社会的課題の解決に向けた多角的な取り組みを検討し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


プラザホールディングスは監査等委員会設置会社であり、取締役会と監査等委員会が連携してコーポレート・ガバナンスを強化しています。社外取締役が経営の監視機能において重要な役割を担っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


プラザホールディングスの筆頭株主は中部写真であり、同社グループの代表取締役社長が中部写真の代表取締役社長も務めています。その他、富士フイルムやソフトバンクといった事業会社が大株主として名を連ねています。特定の株主グループが経営に影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
㈱中部写真 37.85%
富士フイルム㈱ 16.53%
ソフトバンク㈱ 9.07%
㈱日本カストディ銀行(信託口) 4.61%
MSIP CLIENT SECURITIES 3.80%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は6名(男性6名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は大島康広氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。

氏名 役職 主な経歴
大島康広 代表取締役 社長 1988年3月に同社設立、代表取締役社長に就任。中部写真代表取締役社長、プラザクリエイトモバイリング代表取締役社長などを歴任し、現在に至ります。
新谷隼人 取締役 2017年4月リクルート大阪市場開発グループマネージャー、2019年5月プラザクリエイト入社。2021年6月に同社取締役に就任し、プラザクリエイト代表取締役社長などを務め、現在に至ります。
堤 俊之 取締役 2006年12月プラザクリエイト入社。2018年7月同社財務経理部長、2021年6月同社執行役員を経て、2023年6月に同社取締役に就任し、現在に至ります。


社外取締役は、村田真一氏(弁護士・監査等委員)、林公一氏(公認会計士・税理士・監査等委員)です。

同社は2018年6月28日より監査等委員会設置会社に移行しています。監査等委員である社外取締役が専門的かつ客観的な意見を取り入れ、業務執行の監視機能を強化しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


プラザホールディングスの役員報酬は、連結会計年度ごとの業績などを考慮し、取締役と監査等委員の協議によって決定されます。株主総会で定められた報酬限度額の範囲内で、代表取締役社長が担当職務や貢献度を勘案して決定する仕組みです。業績連動報酬は含まれていません。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 3名 70百万円 23.5百万円
監査等委員(社外除く) 1名 4百万円 3.6百万円
社外役員 2名 4百万円 1.8百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。