【平均年収498万円】イメージ情報開発 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収498万円】イメージ情報開発 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

イメージ情報開発は、グループ各社とともにIT戦略支援からシステム構築、運用保守、業務アウトソーシングまで総合的なサービスを提供しています。直近期は増収減益となりました。


目次

※本記事は、イメージ情報開発株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


イメージ情報開発は、業務改革や課題解決を進める企業に対し、IT戦略支援からシステム設計構築、運用保守、業務アウトソーシングまで総合的なサービスを提供しています。特定のメーカーやパッケージソフトに依存せず、顧客企業のビジネス戦略に沿った柔軟なシステム実現とワンストップサービスが特徴です。

単体従業員数は3名、連結従業員数は57名です。セグメントはITソリューション、BPO・サービスの2つです。

主な国内グループ会社は、イメージ情報システムなどです。

なお、2026年3月31日をもって、株式会社エンジニアファーム、株式会社バニヤンズ、株式会社TENJIN SYSTEM CONSULTINGの全株式を売却し、連結子会社はイメージ情報システム株式会社の1社体制となりました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


情報サービス事業を展開するイメージ情報開発グループは、多様な人材の活躍を重視し、働きやすい環境整備に力を入れていることがうかがえます。従業員一人ひとりの専門性とキャリア形成を支援し、長期的な就業を支えるための制度設計を進めているようです。

柔軟な働き方や男性の育児休業取得促進など、具体的な施策を通じて、従業員が安心して能力を発揮できる職場環境を目指しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均年齢が比較的高く、平均勤続年数は短めとなっています。これは、特定の専門性を持つ人材が活躍している可能性や、組織の変革期にある可能性を示唆しているかもしれません。

項目 数値
平均年間給与 4,984,000円
平均勤続年数 3.0年
平均年齢 58.0歳
単体従業員数 3人
連結従業員数 57人
単体のグループ内比率 5.3%


同社グループは、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)を採用しています。この制度は当社グループ全体に適用されています。

退職一時金制度があります。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


イメージ情報開発グループは、情報サービス事業の持続的成長の源泉を多様な人材の活躍にあると認識しており、性別・年齢・国籍等にかかわらず、すべての従業員が能力を最大限に発揮できる職場環境の整備を中長期的な成長戦略の最重要課題と位置付けています。

人材育成においては、従業員一人ひとりの専門性とキャリア形成を支援するため、業務を通じた育成(OJT)を基本としつつ、技術・知識の習得機会の提供に努めています。職位・職務に応じた評価・育成を性別によらず行うことで、多様な人材の活躍を推進する方針です。

社内環境整備では、従業員が長期にわたり安心して働き続けられる環境の整備を進めています。具体的には、柔軟な働き方(フレックスタイム制等)の運用充実による就業継続の支援(予定)、男性の育児休業取得促進による家庭責任の分担推進、人事評価及び昇給・昇格プロセスの透明性確保と定期的な検証に取り組んでいます。また、労働者の男女の賃金の差異の縮小に向けた取り組みも中期的に推進しており、女性技術者の新卒・中途採用の積極化や採用プロセスにおける無意識の偏見の排除等を通じて解消を目指しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


当社グループの法定開示データです。労働者の男女の賃金の差異は、管理職に占める女性比率の低さ、勤続年数の男女差、技術職における女性比率の低さが主たる要因と分析されており、その解消に取り組んでいます。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の額の差異 76.8%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


イメージ情報開発は、業務改革や課題解決を進める企業に対し、IT戦略の支援からシステムの設計構築、運用保守、業務アウトソーシングまでを総合的に提供する企業グループです。特定のメーカーやパッケージソフトに依存せず、顧客企業のビジネス戦略に沿った柔軟なシステム実現とワンストップでの総合的なサービス提供を特徴としています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、企業が抱えるIT関連の課題に対し、コンサルティングから具体的なシステム導入、その後の運用までを一貫してサポートしています。顧客のニーズに合わせて最適なソリューションを提供することで、安定的な収益基盤を構築しています。国内の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えており、事業は国内市場に集中しています。主要な顧客としては、沖電気工業株式会社や株式会社アイオスが挙げられています。

同社グループの事業は、「ITソリューション」と「BPO・サービス」の2つの報告セグメントで構成されています。

ITソリューション

この事業では、IT戦略の支援、システムの設計構築、運用・保守、IT関連機器やソフトウェアの仕入・販売、自社開発パッケージソフトウェアの製造・販売を行っています。収益は、コンサルティング、設計、構築、運用、保守、商品販売などから得ています。運営は、イメージ情報開発と同社の子会社であるイメージ情報システム株式会社が行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しています。

BPO・サービス

この事業では、決済処理や会員管理などの業務を代行しています。収益は、決済代行事業や業務アウトソーシングサービスから得ています。主にイメージ情報システム株式会社が事業を展開しています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
ITソリューション 5.3億円 6.1億円
BPO・サービス 1.1億円 1.2億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、当連結会計年度において前期から増加しました。一方で、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、当連結会計年度において損失が拡大する結果となりました。

損失拡大の主な要因としては、計画していた受注や製品販売が想定通りに進まなかったこと、売上原価に占める労務費の割合が増加したことなどが挙げられます。また、のれん償却費の負担、新株発行費用、減損損失の計上、貸倒引当金繰入といった一時的な費用も利益を圧迫しました。営業活動によるキャッシュ・フローは減少しており、早期の業績回復とフリーキャッシュフローの創出が課題となっています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 9.3億円 5.5億円 5.3億円 6.5億円 7.3億円
経常利益 10百万円 △1百万円 △7百万円 △69百万円 △2.0億円
経常利益率 1.0% △0.1% △1.4% △10.7% △26.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 6百万円 51百万円 △21百万円 △37百万円 △2.6億円
1株当たり当期純利益(円) 3.19 25.08 △10.28 △18.14 △119.39

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、当連結会計年度において前期から増加しました。これは、売上高の増加が従業員数の増加を上回ったことを示しています。

一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)は、当連結会計年度において前期から損失が拡大しました。売上高の増加があったにもかかわらず、売上原価や販売費及び一般管理費の増加、特にのれん償却費や減損損失といった一時的な要因が利益を圧迫したことが影響しています。この状況は、組織全体の収益性改善が今後の重要な課題であることを示唆しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 12.0百万円 12.8百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) △1.3百万円 △3.1百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、当連結会計年度において継続して営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が続いています。この状況を解消するため、資本増強と事業構造改革を推進している段階です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


イメージ情報開発の財務基盤を見ると、自己資本比率は当期に63.0%となり、前期の46.2%から上昇しています。これはプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準を示しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は当期に△55.3%となり、プライム市場平均を下回る状況です。手元資金である現金及び預金は当期に8.2億円となり、前期の2.8億円から増加しています。財務基盤の強化は、入社後の雇用や給与の安定性にも影響を与える可能性があります。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 3.1億円 6.3億円
自己資本比率 46.2% 63.0%
ROE(自己資本利益率) - △55.3%
現金及び預金 2.8億円 8.2億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、当連結会計年度は営業活動によるキャッシュフローが△94百万円の減少、投資活動によるキャッシュフローが△12百万円の減少となり、フリーキャッシュフローは△1.1億円の減少となりました。これは本業の資金繰りが厳しく、事業活動と投資活動で資金が流出している状況を示しています。財務活動によるキャッシュフローは6.5億円の増加となっており、主に株式発行による収入や借入による収入で資金を調達していることがわかります。同社グループは早期の業績回復とフリーキャッシュフローの創出を課題としており、今後の事業構造改革の進捗が、入社後の雇用や給与の安定性、そして会社の成長性に影響を与える可能性があります。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF △8百万円 △94百万円
投資CF △18百万円 △12百万円
財務CF △67百万円 6.5億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △25百万円 △1.1億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

同社グループは、当連結会計年度において継続して営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しています。このため、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況が引き続き存在していると認識されています。同社グループは、資本業務提携による資本増強や連結子会社の除外、サイブリッジグループとの連携強化による事業構造改革を進め、営業損益等の黒字化を計画しています。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、情報サービス業界における競争激化やAI技術の発展による競争激化、主要顧客であるクレジット業界の環境変化といった事業環境のリスクを認識しています。また、システム開発分野における特定の取引先への依存や、セキュリティ関連ソフトウエア商品の特定メーカーへの依存も、業績に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、人材の新たな確保と育成が業績向上に重要であると認識しています。人材の確保または育成ができなかった場合、同社グループの将来の成長や業績に影響を与える可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


イメージ情報開発は、「先取の精神」と「先進ITの習得」を理念に掲げ、独創的なサービスを通じて企業の変革と発展に貢献することを目指しています。顧客のビジネスモデル構築を支援し、継続的な成長を図ることを重視する会社です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


イメージ情報開発グループは、「先取の精神を持って先進ITの習得に努め、その応用による独創的サービスを創造し、変革を目指す企業の発展に貢献する」ことを経営理念としています。長期にわたり、金融・製造業・サービス業などの企業や、地域の商店街・商工会議所等へのサービス提供を継続してきました。

激動する経済社会において、顧客の競争優位なビジネスモデル構築を支援するため、先端技術と広範な業界・業務ノウハウを組み合わせたビジネスソリューションを提供しています。顧客企業や業界への理解を深め、提携企業との連携を強化することで、ビジネスソリューションの提供力を強化し、継続的な成長を実現することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


イメージ情報開発グループは、情報サービス事業の持続的成長の源泉を多様な人材の活躍にあると認識しています。性別・年齢・国籍等にかかわらず、すべての従業員が能力を最大限に発揮できる職場環境の整備を重要な経営課題と位置づけています。

従業員一人ひとりの専門性とキャリア形成を支援するため、業務を通じた育成(OJT)を基本としつつ、技術・知識の習得機会の提供に努めています。職位・職務に応じた評価・育成を性別によらず行うことで、多様な人材の活躍を推進する方針です。また、従業員が長期にわたり安心して働き続けられる環境の整備を進めており、柔軟な働き方の運用充実や男性の育児休業取得促進、人事評価プロセスの透明性確保に取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


イメージ情報開発グループは、中期経営計画において、適切な組織再編とガバナンス体制の強化を重点施策として掲げています。グループ編成の最適化とガバナンス体制の強化に取り組む方針です。

また、事業推進力の強化として、サービス・製品の競争力向上、採用・育成の強化、営業力の強化を進めています。会社環境の改善にも注力しており、オフィス等の職場環境やストックオプション等の報酬面の改善に取り組む予定です。サステナビリティの観点からは、労働者の男女の賃金の差異縮小に向けた取り組みを中期的に推進しています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


イメージ情報開発の取締役会は、社外取締役1名と社内取締役3名で構成されています。監査役会は常勤の社内監査役1名、非常勤の社外監査役2名、社内監査役1名で構成される監査役会設置会社です。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


イメージ情報開発は、サイブリッジ合同会社が筆頭株主として39.23%の株式を保有しています。その他、イメージ企画やNBIといった関連会社が上位株主として名を連ねています。特定の株主グループが同社グループの経営に大きな影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
サイブリッジ合同会社 39.23%
イメージ企画 18.45%
NBI 6.03%


なお、前事業年度末において主要株主でなかったサイブリッジ合同会社は、当事業年度末現在では主要株主となっています。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性6名・女性2名)で構成され、女性役員比率は25.0%です。代表取締役社長は半田基実氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
半田 基実 代表取締役 社長 1990年日立システムエンジニアリング株式会社入社。2003年株式会社USENシステム部長。2009年株式会社レコチョクシステム本部長。2013年夢の街創造委員会株式会社取締役システム管掌。2016年株式会社LUXA執行役員開発統括本部長。2026年同社代表取締役社長より現職。
中川 祐輝 取締役副社長 2007年大和証券エスエムビーシー株式会社入社。2010年マスターピース・グループ株式会社入社、2014年同社取締役。2023年クリアデラ株式会社代表取締役。2025年窪田製薬ホールディングス株式会社取締役監査等委員。2026年同社取締役副社長経営管理部長より現職。
水口 翼 取締役会長 2004年株式会社シンクマーク(現サイブリッジグループ株式会社)設立代表取締役。2013年株式会社ユーザー・センタード・デザイン(現サイブリッジホールディングス株式会社)代表取締役。2023年サイブリッジ合同会社職務執行者。2023年株式会社fonfun代表取締役社長。2026年同社取締役会長より現職。


社外取締役は、松井都氏(YNP代表取締役)、小堀優氏(豊島総合法律事務所パートナー)、長江直菜氏(Skyrocket在籍)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役および社外監査役が中立的な立場から経営の監督・監査を行う体制を整備しています。これにより、経営の健全性と透明性の向上を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


イメージ情報開発の役員報酬は、基本報酬が中心となる体系を採用しています。役員がその役割を十分に発揮できるよう、報酬等の算定方法に関する方針を定めています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 16百万円 5.4百万円
監査役(社外除く) 1名 1百万円 0.7百万円
社外役員 5名 6百万円 1.1百万円


当社の役員報酬は基本報酬のみであり、非金銭報酬等は含まれておりません。取締役の報酬等の総額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。