【平均年収841万円】池田泉州ホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収841万円】池田泉州ホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

池田泉州ホールディングスは、池田泉州銀行、池田泉州信用保証などを傘下に持つ持株会社です。銀行業務を中心に、証券、リース、信用保証など多岐にわたる金融サービスを提供し、グループ連結従業員数は2,244名です。直近期は増収増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社池田泉州ホールディングス の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月15日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


池田泉州ホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は16名、グループ連結従業員数は2,244名です。

同社グループは、銀行法に基づき子会社の経営管理を行う持株会社です。銀行業務を中心に、証券業務、債権管理回収業務、リース業務、信用保証業務、クレジットカード業務など多岐にわたる金融サービスを提供しています。連結子会社23社を中心に事業を展開しています。

主な国内グループ会社は、池田泉州銀行(銀行業)、池田泉州信用保証(銀行業・(信用保証業務))、池田泉州リース(リース業)、池田泉州TT証券(その他・(証券業務))などです。

当連結会計年度において、池田泉州キャピタル事業承継ファンド絆4号投資事業有限責任組合への出資、および池田泉州M&Aソリューション、池田泉州インベストメントの設立により、これらが連結の範囲に含まれています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社池田泉州ホールディングスは、持株会社としてグループ全体の人材戦略を推進し、持続的な企業価値向上を目指しています。同社グループは、人材を「資本」と捉え、その知識や能力を最大限に活かすことで、地域社会の発展と自らの成長に貢献する方針です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均勤続年数が11.8年、平均年齢が42.9歳となっており、比較的長く勤める従業員が多い傾向が見られます。これは、従業員が安定してキャリアを築ける環境があることを示唆しています。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 8,411,000円
平均勤続年数 11.8年
平均年齢 42.9歳
単体従業員数 16人
連結従業員数 2,244人
単体のグループ内比率 0.7%


同社グループは、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の制度を採用しています。この制度は国内グループ会社に適用されています。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

なお、退職給付債務は233億円、年金資産は618億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、人的資本経営を経営の重要課題と位置付け、人材を「資本」として捉え、その知識、技能、能力、適性を最大限に活かすことで、持続的な企業価値向上と経営理念の実現を図ることを目的としています。2024年4月には「人的資本経営基本方針」を制定し、人材マネジメントの高度化に取り組んでいます。スローガンは「人に集い、仕事に集う」であり、人材マネジメントの5要素(採用、育成、配置、評価、報酬)のうち、「育成(=成長支援)」を最も中心的な要素としています。

給与体系については、池田泉州銀行の決定方針が示されており、毎月の定例給与(資格給、職位役割給)と定例外給与(時間外勤務手当、通勤手当等)で構成されています。賞与は年2回、業績と個人評価を反映して支給され、業績が計画を上回った場合には業績連動加算金が支給される制度も導入されています。給与水準は、物価動向、業績・財務状況、他社の給与動向を判断基準に、職員組合との協議を経て見直されます。

具体的な人材育成の取り組みとして、職員の自律的な成長を促すため、社外での経験や人脈を組織に還元する「兼業制度」や、他部署での業務に挑戦できる「社内複業制度」を導入しています。また、多様な人材が活躍できるよう、テレワークやフレックスタイムの活用推進、女性活躍支援に取り組んでいます。職員の心身の健康増進にも注力し、産業保健スタッフによる健康指導や休暇取得奨励を実施しています。2024年4月には「池田泉州ホールディングスグループ人権方針」を制定し、人権尊重の取り組みを一層強化しています。さらに、従業員持株会や譲渡制限付株式インセンティブ制度を導入し、雇用者の資産形成支援も行っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

連結子会社の法定開示


池田泉州銀行単体の法定開示データです。管理職とは『課長』以上の職位にある者を指します。役付者とは、部下を持つ職務にある『課長代理』『調査役』以上の職位にある者を指します。男女間賃金格差における非正規雇用労働者については、正規雇用労働者の所定労働時間で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しています。

指標 数値
女性管理職比率 20.8%
女性役付者比率 30.8%
男女間賃金格差(正規) 72.2%
男女間賃金格差(非正規) 74.5%
男女間賃金格差(合計) 61.5%
男性育休取得率 108.2%
女性育休取得率 93.1%
男女育休取得率 100.0%
男性育休取得日数(平均) 8.6営業日
経験者採用比率 27.6%
障害者雇用比率 2.47%
有給休暇取得率 52.7%
月平均時間外勤務 13.9時間
ストレスチェック受検率 97.9%
喫煙率 13.0%

全体KPI


HD全体は同社グループ全体を指します。人的資本経営指数は、人材魅力度と仕事魅力度について職員へのアンケートを実施し、100点満点のスコアに換算したものです。

指標 数値
人的資本経営指数 71.1

人材育成


HD全体は同社グループ全体を指します。BK単体は池田泉州銀行単体を指します。

指標 数値
人材育成投資額 5.5億円
社内公募・複業 54名
FP1級資格保持者 231名

デジタル人材


HD全体は同社グループ全体を指します。

指標 数値
デジタルコア人材 119名
デジタルベース人材 136名

エンゲージメント


HD全体は同社グループ全体を指します。BK単体は池田泉州銀行単体を指します。挑戦する風土は、嘱託・パートタイマーを含むグループ全役職員を対象にしたエンゲージメントサーベイにおける肯定的回答率です。従業員持株会加入率は、2025年度に池田泉州銀行の正行員から同社グループ子会社を含めた全職員に加入対象を拡大したことから、HD全体の持株会加入率を併記しています。

指標 数値
エンゲージメントスコア(総合) 68.4
挑戦する風土(肯定的回答) 45.0%
自己都合退職率(3年平均) 3.5%
従業員持株会加入率(正行員) 91.9%
特定保健指導実施率 71.6%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


池田泉州ホールディングスは持株会社として、銀行業務を主軸に多様な金融サービスを提供する同社グループの経営管理を担っています。同社グループは、銀行業、リース業、証券業務、債権管理回収業務、信用保証業務、クレジットカード業務など、幅広い金融サービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、銀行業務を中心に、リース業務やその他の金融サービスを通じて収益を上げています。預金や貸出、有価証券投資といった伝統的な銀行業務に加え、リース事業や証券、クレジットカード事業など多角的な金融サービスを展開し、顧客の多様なニーズに応えることで収益を確保するモデルとなっています。

銀行業

銀行業務および信用保証業務を行っています。株式会社池田泉州銀行が預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、信託業務、外国為替業務などの広範なサービスを提供しています。また、01銀行が預金業務や貸出業務を、池田泉州信用保証や近畿信用保証が住宅ローン等の保証業務を担っています。収益は、預金・貸出業務、有価証券投資、信託業務、保証業務などから得ており、同社グループの事業の中で最も大きな割合を占め、前期から増加しています。

リース業

産業機械、工作機械、電子計算機・事務用機器、自動車などのリース業務を行っています。運営は、池田泉州リースおよび池田泉州オートリースが行っています。収益は、これらのリース契約から得ており、前期から増加しています。

その他の事業セグメント

証券業務、債権管理回収業務、オンデマンド型交通事業、M&A支援業務、クレジットカード業務、投資業務、コンピューターソフト開発・販売業務、情報サービス提供業務など、多岐にわたる事業を展開しています。また、株式会社池田泉州銀行の従属業務も行っています。収益は、これらの多様な金融サービスおよび関連業務から得ており、前期から増加しています。

同社グループの経常収益は、本邦の外部顧客からの収益が連結損益計算書の90%を超えており、国内事業が中心となっています。また、特定の顧客に対する経常収益が連結損益計算書の10%以上を占めることはなく、収益源が分散している状況です。

セグメント 経常収益(2025年3月期) 経常収益(2026年3月期)
銀行業 750億円 959億円
リース業 121億円 132億円
その他の事業セグメント 60.0億円 83.4億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの業績は、直近5年間で経常収益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに変動が見られます。当連結会計年度においては、経常収益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期から増加しました。経常利益率は前期からわずかに上昇する傾向を示しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは当連結会計年度に前期から大きく減少しましたが、これは貸出金の増加による支出が大きかった一方で、預金の増加による収入などがあったためです。投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の取得による支出が売却および償還による収入を上回り、支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払額を主な要因として支出となっています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
経常収益 816億円 892億円 852億円 931億円 1,174億円
経常利益 140億円 121億円 160億円 195億円 252億円
経常利益率 17.2% 13.5% 18.8% 21.0% 21.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 114億円 95.0億円 109億円 132億円 173億円
1株当たり当期純利益(円) 37.99 33.89 38.78 47.28 62.29

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり経常収益(連結)は、前期から当期にかけて増加しています。また、従業員1人あたり経常利益(連結)も前期から当期にかけて増加する傾向を示しています。これらの指標の増加は、同社グループ全体の収益性および生産性が向上していることを示しています。組織全体の効率化が進み、従業員一人ひとりが生み出す価値が高まっている状況がうかがえます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり経常収益(連結) 41.3百万円 52.3百万円
従業員1人あたり経常利益(連結) 8.7百万円 11.2百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、本業で得た資金を将来に向けた投資に充てている状況です。財務基盤の厚みと資金の流れから、経営の安定性を確認できます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤を見ると、純資産は当期に増加しています。自己資本比率は前期からわずかに上昇し、ROE(自己資本利益率)も改善傾向を示しています。手元資金である現金預け金は潤沢な水準を維持しており、不測の事態への耐性があることがうかがえます。これらの財務状況は、同社グループで働く上での雇用や給与の安定性につながる重要な要素です。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 2,402億円 2,539億円
自己資本比率 3.7% 3.8%
ROE(自己資本利益率) 5.5% 7.1%
現金預け金 8,550億円 7,080億円


なお、銀行は預金が主な負債のため、一般的な計算式による自己資本比率は構造上低くなります。規制上は国内基準4%以上・国際統一基準8%以上が求められます。

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、当連結会計年度の営業活動による資金の出入りは275億円の収入となりました。これは貸出金の増加による支出があったものの、預金の増加や譲渡性預金の増加などにより収入を確保したためです。投資活動によるキャッシュフローは、有価証券の取得による支出が売却収入を上回り、1,702億円の支出となりました。これにより、フリーキャッシュフローは1,427億円の支出となっています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いを主因として48億円の支出となりました。同社グループは、事業活動で得た資金を将来に向けた投資に積極的に充てている状況であり、これは今後の成長性につながる可能性があります。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 1,657億円 275億円
投資CF △1,015億円 △1,702億円
財務CF △46億円 △48億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 643億円 △1,427億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、関西地区を主要な営業基盤としています。主要な営業地域の経済が悪化した場合、取引先の業況悪化等を通じて信用リスクが増大し、同社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、同社グループの主要な営業基盤では、既存のメガバンクや他の地元金融機関に加え、近隣地銀の参入等もあり、今後一層の競争激化が予想されます。計画している営業戦略が奏功しないこと等により、同社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループでは、職員の能力向上に努めるとともに、各々の職員が能力を最大限発揮できる職場環境の整備に努めています。しかしながら、他の金融機関や異業種との競合の結果として同社グループの求める人材を確保できない場合、また、人材の流出や士気の低下、法令等遵守の観点から問題となる行為等が発生した場合には、同社グループの経営成績や業務遂行に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


池田泉州ホールディングスグループは、地域社会との「幅広いご縁」と「進取の精神」を大切にし、お客さまのニーズに応えるサービスを通じて「愛される」グループを目指しています。地域と共に持続的な成長を実現していくことを重視する企業風土が特徴です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「幅広いご縁」と「進取の精神」を大切にし、地域の皆さまに「愛される」グループを目指しています。ミッションとして、お客さま本位の業務運営を通じ、同社グループの知見やアライアンスを活用することで、地域のお客さまの挑戦を支え、夢をかたちにすることを掲げています。また、透明性の高い経営を実現し、ステークホルダーの信頼に応えることを目指しています。

ビジョンは、バランスの取れた財務基盤と適切なリスクアペタイトのもと、お客さまへ持続的に価値を提供し、皆さまから「愛される」存在となることです。同社グループの「パーパス」は「未来に掲げる志」であり、「向かう方向に進むうえでの拠りどころ」と位置付けられています。長期ビジョン(10年後目指す姿)では、大阪・関西のハブとなり、“皆さまのあしたを描くパートナーとして、まっさきに選ばれる存在”を目指し、地域と共に持続的な成長を実現するとしています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


池田泉州ホールディングスグループのバリューは、「幅広いご縁」と「進取の精神」で新しい価値を取り入れ、自ら考え行動し付加価値を生み出す人材の成長を支援することです。また、高い倫理観を醸成し、法令遵守と環境に配慮した企業活動を通じて社会的信頼向上に努めることを掲げています。

人的資本経営の基本的価値観として「人に集い、仕事に集う」をスローガンにしています。これは、成長し続ける同社グループの「人」に魅力を感じ、切磋琢磨したいと希望する者が集うこと、そしてお客さまの課題解決を目指すチャレンジングな「仕事」に意欲を持つ者が集うことを意味しています。人材マネジメントでは「育成(=成長支援)」を中心とし、採用、配置、評価、報酬の5要素が密接に関連しているとされています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


池田泉州ホールディングスグループは、2025年度の「第5次中期経営計画Plus」で掲げた「徹底したソリューションビジネスの構築・提供」の目標を達成しました。今後は、お客さま起点・現場起点でのソリューションの深化を目指しています。同社グループは、パーパスを制定し、向こう10年の「長期経営戦略」と2026年度から2028年度までの「第6次中期経営計画」を策定しました。

長期経営戦略におけるマテリアリティ(重要課題)として、「大阪・関西企業の持続的な成長」「おもしろく、いきいきとした暮らしへの貢献」「地域社会との共創・共生」を挙げています。また、「パーパスを基軸とした人的資本経営」「DXによる生産性向上とサービス高度化」「健全で強靭な経営基盤の確立」も重要課題です。第6次中期経営計画の重点戦略には、サステナビリティ・地域課題解決型金融の展開として、地域・社会課題の解決に資する投融資・サービスを強化することが含まれています。具体的には、サステナブルファイナンス、事業再生、人材・DX支援、ライフプランニング等に取り組むとしています。経営基盤強化戦略では、人的資本経営と組織変革の推進、デジタル戦略の推進・生産性向上、企業価値向上に向けた取り組みを掲げています。人的資本経営ではER(職員との関係性)強化を通じたエンゲージメント向上を、デジタル戦略では生成AIの活用による生産性向上を目指しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


池田泉州ホールディングスは、指名委員会等設置会社として、社外取締役が過半数を占める委員会を通じて経営の透明性と客観性の向上を図っています。代表執行役への権限委譲により、機動的な意思決定と監督強化を両立する体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社グループの株主構成を見ると、上位には信託銀行や海外の機関投資家が名を連ねています。これらの株主が同社グループの安定的な経営を支える基盤となっています。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行 11.80%
日本カストディ銀行 10.16%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL 9.25%
池田泉州銀行従業員持株会 4.20%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 2.03%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は18名(男性14名・女性4名)で構成され、女性役員比率は22.2%です。代表執行役社長兼CEOは阪口広一氏が務めています。社外取締役比率は60.0%です。

氏名 役職 主な経歴
阪口 広一 取締役代表執行役社長兼CEO 1988年4月池田銀行(現池田泉州銀行)入行。2016年6月同行執行役員、2021年6月同行取締役常務執行役員、2023年6月同社取締役専務執行役員を経て、2025年6月より同社取締役代表執行役社長兼CEO、池田泉州銀行代表取締役頭取兼CEOより現職。
塚越 治 取締役代表執行役副社長 1988年4月泉州銀行(現池田泉州銀行)入行。2017年6月同行執行役員、2019年5月同社執行役員、2023年6月同社取締役専務執行役員を経て、2025年6月より同社取締役代表執行役副社長、池田泉州銀行代表取締役副頭取より現職。
藤原 孝嘉 取締役執行役専務 1988年4月泉州銀行(現池田泉州銀行)入行。2017年6月同行執行役員、2018年6月同社執行役員、2022年10月同社常務執行役員を経て、2025年6月より同社取締役執行役専務、池田泉州銀行取締役専務執行役員より現職。
鵜川 淳 取締役会長(非業務執行) 1980年4月池田銀行(現池田泉州銀行)入行。2006年11月同行執行役員、2012年6月同社取締役、2018年6月同社代表取締役社長兼CEOを経て、2025年6月より同社取締役会長(非業務執行)、池田泉州銀行取締役会長(常勤監査等委員)、ダイキン工業社外監査役より現職。


社外取締役は、小笠原敦子氏(元毎日新聞社大阪本社副代表)、金子啓子氏(極東開発工業社外取締役)、久川秀仁氏(元エクセディ相談役・指名委員長)、坂田信以氏(日立造船社外取締役)、福田健次氏(堂島法律事務所パートナー・監査委員長)、山村輝治氏(元ダスキン顧問)です。

同社は2025年度中に監査役会設置会社から指名委員会等設置会社へ移行しました。社外取締役が過半数を占める指名・報酬・監査の3つの委員会を設置することで、経営の透明性・客観性の向上を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、企業価値の持続的な向上と金融業としての健全性確保を目的とした報酬体系となっています。業務執行を担う執行役の報酬は、固定報酬としての基本報酬、業績連動報酬、および株式報酬で構成されています。一方、監督機能を担う取締役(社外取締役を含む)の報酬は基本報酬のみです。

譲渡制限付株式報酬制度を導入しており、従来の株式報酬型ストック・オプションに代えて譲渡制限付株式を付与しています。不正行為が認められた場合には付与した株式を無償取得できるクローバック条項も設け、ガバナンスの強化を図っています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) - 31百万円 -
執行役 - 37百万円 -
監査役(社外除く) - 9百万円 -
社外役員 - 51百万円 -


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。