【平均年収718万円】フォーバル・リアルストレート 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収718万円】フォーバル・リアルストレート 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

フォーバル・リアルストレートは、企業のオフィス移転における不動産仲介から内装工事、インフラ手配まで多様なソリューションをグループ各社とともに展開しています。連結従業員数は114名です。


目次

※本記事は、株式会社フォーバル・リアルストレート の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月29日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


フォーバル・リアルストレートは、企業のオフィス移転時に発生する多様なソリューションニーズに対応する事業を展開しています。不動産物件の仲介から内装工事、各種インフラやオフィス機器・什器の手配まで、トータルなサポートを提供しています。

単体従業員数は113名、連結従業員数は114名です。同社グループのセグメントはソリューション事業の1つです。

主な国内グループ会社は、フォーバル(情報通信コンサルタント業)、第一工芸社などです。

2026年4月1日付で、フォーバル・リアルストレートは株式会社第一工芸社の全株式を取得しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社フォーバル・リアルストレートは、オフィス環境の構築からITインフラ、不動産、内装デザイン、什器販売まで、幅広いサービスを提供する企業グループです。同社グループは、社員一人ひとりの成長を重視し、多様な働き方を支援する方針を掲げています。専門性の追求と組織的な連携を通じて、顧客への提供価値最大化を目指しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、比較的若い年齢層の従業員が活躍しており、平均勤続年数は標準的な水準となっています。これは、事業の成長フェーズにおいて、新しい人材が積極的に加わり、組織が活性化している傾向を示していると言えるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 7,179,000円
平均勤続年数 5.8年
平均年齢 38.9歳
単体従業員数 113人
連結従業員数 114人
単体のグループ内比率 99.1%


同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の企業年金制度を採用しています。この制度は同社グループ全体で適用されています。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、「既存事業の進化」と「新規事業への挑戦」を軸に、顧客への提供価値を最大化し、事業成長を目指しています。この目標達成のためには、社員一人ひとりの成長を促す仕組みづくりと組織体制の整備が不可欠であると認識しています。

新たな人事評価制度の構築を進めており、成果だけでなく行動や成長プロセスも適切に評価する方針です。従業員給与等の決定方針は明文化されていませんが、個々の職務内容や役職に応じた適切な報酬水準を設定しています。給与および賞与は、各従業員の半期ごとの評価を踏まえ、職務内容や職責を勘案して決定されます。

営業部門には個人の成果または部門の業績に連動したインセンティブ制度が導入されています。また、個人の成果や部門の業績に加え、同社グループの業績達成度を賞与(決算賞与)に連動させる仕組みも導入されています。さらに、役員等および従業員を対象とした「譲渡制限付株式報酬制度」を通じて、株主との価値共有と中長期的な企業価値向上への貢献意欲を高めています。

人材育成においては、採用強化に加え、マネージャー層向け研修の実施や推奨資格の拡充といった施策を推進しています。各事業部では専門性の追求と人材育成を目指し、SI事業部ではIT関連基礎知識からセキュリティ対策、業務生産性向上に資する提案力向上を、OC事業部では不動産領域におけるビル資産価値向上や空室対策、内装領域における環境配慮や採用課題支援を、D1事業部では什器販売からオフィス空間構築までワンストップで顧客に伴走する専門知識の習得を推進しています。

多様性の推進にも注力しており、女性や障がいのある従業員の活躍を支援するとともに、出産・育児・介護などライフステージに応じた支援制度の整備を進めています。テレワークや在宅勤務の導入、長時間労働の是正、有給休暇取得の促進など、誰もが柔軟に働ける職場づくりに取り組んでいます。社員の心身の健康を重視し、メンタルヘルスに関するサーベイの実施や健康経営の推進強化(タニタ健康プログラムの導入)にも取り組んでいます。社内コミュニケーションの活性化のため「FRSコミュニティサークル」を設け、心身の健康促進と社内交流を支援しています。2026年1月からは、社員が外部の医療専門家へ直接かつ匿名で相談可能な外部福利厚生サービスを導入しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データであり、当社から連結子会社への出向者を含みます。男女の賃金格差は、主に勤続年数の長い社員や給与の高い職群の社員における男性比率が高いことによるものです。

指標 数値
管理職に占める女性従業員の割合 18.8%
男性育児休業等の取得率 100.0%
男女の賃金格差(全従業員) 75.8%
男女の賃金格差(正規従業員) 76.5%
男女の賃金格差(非正規従業員) 54.6%

人的資本と多様性への取組み

指標 数値
管理職に占める女性従業員の割合(2025年度目標値) 30.0%
全従業員に占める女性従業員の割合 34.5%
全従業員に占める女性従業員の割合(2025年度目標値) 40.0%
男性育児休業等の取得率(2025年度目標値) 50.0%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社フォーバル・リアルストレートは、オフィス移転時の多様なニーズに対応するソリューション事業を展開しています。顧客企業のオフィス移転をトータルでサポートすることで収益を上げています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、企業のソリューションニーズが最も高まるオフィス移転時において、不動産物件の仲介から内装工事、各種インフラやオフィス機器・什器の手配までをトータルにサポートするソリューション事業を行っています。この事業は単一セグメントとして構成されています。

収益は、不動産仲介業務と内装工事およびそれに付随するサービスから得ています。不動産仲介業務では賃貸借契約締結時点で収益を認識し、内装工事業務では履行義務を充足した時点で収益を認識しています。その他付随するサービスに関する業務については、一時点で履行義務が充足されるものと、サービスの進捗度に応じて一定期間にわたり収益を認識するものが含まれます。

同社グループは本邦以外の外部顧客への売上高がなく、地域ごとの情報に該当事項はありません。また、特定の主要な顧客への収益集中もありません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループは第32期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前の連結経営指標等については記載がありません。当連結会計年度における売上高は45.6億円、経常利益は1.4億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.7億円となりました。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 - - - - 45.6億円
経常利益 - - - - 1.4億円
経常利益率 - - - - 3.1%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - - 1.7億円
1株当たり当期純利益(円) - - - - 6.98

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は40.0百万円、従業員1人あたりの営業利益は1.2百万円となっています。連結財務諸表の作成が当連結会計年度からであるため、前期との比較データはありません。これらの数値は、同社グループの現在の事業規模と従業員数に基づいた生産性を示しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) - 40.0百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) - 1.2百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


株式会社フォーバル・リアルストレートは、堅実な財務基盤とキャッシュフローを維持しており、事業活動を通じて安定した資金を創出しています。将来に向けた投資と株主還元もバランス良く行われている状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率やROE(自己資本利益率)からその健全性を確認できます。手元資金の厚みは、不況時や予期せぬ事態への耐性を示す指標となります。これらの指標は、入社後の雇用や給与の安定性を判断する上で重要な情報となります。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 6.4億円 7.5億円
自己資本比率 - 39.8%
ROE(自己資本利益率) - 24.4%
現金及び預金 7.6億円 9.7億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当連結会計年度におけるキャッシュフローは、営業活動による資金がプラスとなっています。これは本業で安定的に資金を稼ぎ出していることを示しています。投資活動によるキャッシュフローもプラスとなっており、投資有価証券の売却による収入が主な内訳です。

財務活動によるキャッシュフローはマイナスとなっており、剰余金の配当による支出が主な要因です。結果として、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローはプラスであり、本業で得た資金で投資を賄い、さらに余剰資金を生み出している状況です。このようなキャッシュフローの状況は、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた余力も持っていることを示しています。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF - 1.9億円
投資CF - 80百万円
財務CF - △63百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) - 2.8億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

不動産取引や内装工事等に関する法的規制の改廃、解釈の変更、または新たな法的規制が設けられた場合、同社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、個人情報が外部に漏洩した場合や不正使用された場合には、信用の失墜や損害賠償等により業績に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

女性活躍の一つの指標である男女の賃金の差異は同社で75.8%となっています。この差は、主に給与が高くなる傾向にある勤続年数の長い社員における男性比率が高いこと、また、給与の高い職群の社員における男性比率が高いことによるものと考えています。この解消に向けて、女性の定着向上や管理職・上級管理職・役員の女性比率を適正に上げる取り組みを進めています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


フォーバル・リアルストレートは、社員・家族・顧客・株主・取引先と共に歩み、社会価値創出を通じてそれぞれに幸せを分配することを目指しています。ワークプレイスの創造を通じて「働き方」と「場」の最適解を提供し、顧客企業の経営課題解決に貢献する企業です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


フォーバル・リアルストレートは、「社員・家族・顧客・株主・取引先と共に歩み社会価値創出を通してそれぞれに幸せを分配することを目指す」という経営理念を掲げています。この理念のもと、ワークプレイスの創造を通じて「働き方」と「場」の在り方の最適解を提供し、経営課題の解決に貢献することを目標としています。同社グループは、継続的に成長することを目標とし、中期経営計画を発表しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、社員一人ひとりの成長への投資を企業の持続的発展を支えるものと考えています。成果だけでなく行動や成長過程も適正に評価する新たな人事評価制度の再構築を進め、推奨資格の拡充に取り組んでいます。多様性の推進にも注力し、女性や障がいのある従業員の活躍を支援するとともに、ライフステージに応じた支援制度の整備や柔軟な働き方を推進しています。

社員の心身の健康を重視し、メンタルヘルスに関するサーベイの実施や健康経営の推進強化に取り組んでいます。社内コミュニケーションの活性化のため「FRSコミュニティサークル」を設け、社是の唱和を通じた理念の共有も図っています。また、安心して就業を継続できる環境整備の一環として、社員が外部の医療専門家へ直接かつ匿名で相談可能な外部福利厚生サービスを導入しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、持続可能な企業成長を支えるため、社員一人ひとりの成長を促す仕組みづくりと経営体制の整備に取り組んでいます。人材面では、成果だけでなく行動や成長過程も適正に評価する新たな人事評価制度の構築を引き続き進め、推奨資格の拡充に取り組んでいます。事業成長を支える人材の採用強化と育成体制の整備を進め、今後は次世代幹部やマネージャー層に向けた研修を拡充していきます。

ガバナンス面では、持続的な企業価値の向上とステークホルダーからの信頼確保を目的として、ガバナンス体制の強化に取り組んでいます。具体的には、取締役会や監査体制の強化、社内規程や業務フローの見直しを継続的に行っています。また、コンプライアンスおよび情報セキュリティに関する社内教育を継続的に実施し、全従業員の意識向上を図る取り組みを進めています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


フォーバル・リアルストレートは、取締役会と監査等委員会を設置する体制を採用しています。これにより、経営の意思決定と監視機能の強化を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


フォーバル・リアルストレートの筆頭株主は事業会社であるフォーバルです。同社は発行済株式の過半数を保有しており、フォーバル・リアルストレートの経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。また、FRS従業員持株会も上位株主として名を連ねています。

株主名 持株比率
フォーバル 51.16%
FRS従業員持株会 1.69%
石原勝 1.14%
飯島功市郎 1.04%
吉田浩司 1.03%


なお、フォーバルは2026年3月30日をもって日本証券金融株式会社との間で926,100株の消費貸借契約を成立させています。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


フォーバル・リアルストレートの役員は8名(男性8名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は芳賀直樹氏が務めています。社外取締役比率は28.6%です。

氏名 役職 主な経歴
芳賀直樹 代表取締役社長 1997年フォーバル入社後、同社で営業部長などを歴任。2023年執行役員、2024年取締役を経て、2025年4月より同社代表取締役社長に現職。
里村歩 常務取締役事業統括部長 1995年フォーバルテレコム入社。同社営業部長を経て、2014年より同社SI営業部部長。2022年執行役員、2024年取締役、2025年4月より常務取締役事業統括部長に現職。
早川慎一郎 常務取締役管理本部長 1998年ラオックスヒナタ入社。2004年同社入社後、経理財務部長、取締役管理部長を歴任。2025年4月より常務取締役管理本部長に現職。
加藤康二 取締役 1996年フォーバル入社。同社経理部長、取締役管理本部長などを経て、2009年6月より同社取締役に現職。フォーバル常務取締役、ヴァンクール代表取締役社長も務める。


社外取締役は、吉川正幸氏(吉川公認会計士事務所開設)、永井公成氏(法律事務所ネクシード開設)です。

同社は監査等委員会設置会社制度を採用しています。監査等委員会は監査等委員である取締役3名(うち2名は社外取締役)で構成され、外部からの客観的かつ中立的な経営監視機能を果たしています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


フォーバル・リアルストレートの役員報酬は、固定給としての基本報酬、短期インセンティブ報酬としての賞与、そして中長期インセンティブ報酬としての譲渡制限付株式報酬で構成されています。これにより、毎期の業績改善と中長期的な企業価値向上へのインセンティブを付与する設計となっています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 4名 89百万円 22.3百万円
監査等委員(社外除く) 1名 7百万円 7.2百万円
社外役員 2名 6百万円 3.0百万円


なお、報酬等の支給人員は、期末現在の役員数と異なる場合があります。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。