【平均年収770万円】グローバルセキュリティエキスパート 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収770万円】グローバルセキュリティエキスパート 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

グローバルセキュリティエキスパートは、企業の情報通信ネットワークの安全を確保するサイバーセキュリティ専門企業です。中堅企業や官公庁を主な顧客とし、教育を軸とした多面的なサービスを展開しています。直近期は売上高、利益ともに増加し、生産性も向上しました。


目次

※本記事は、グローバルセキュリティエキスパート株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


同社グループは、企業の情報通信ネットワークの安全を確保し、不正侵入や情報漏洩などから企業を守るサイバーセキュリティ専門企業です。中堅企業や官公庁を主な顧客とし、「サイバーセキュリティ教育カンパニー」をコンセプトに、教育を軸とした多面的なサービスを提供しています。

単体従業員数は187名、連結従業員数は221名です。同社グループはサイバーセキュリティ事業の単一セグメントで事業を展開しています。

主な国内グループ会社は、(連結子会社)CyberSTARなどです。

セキュリティ人材事業は2024年4月1日付で新設分割によりCyberSTAR株式会社として設立され、連結子会社となっています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


グローバルセキュリティエキスパートは、サイバーセキュリティ分野の専門性を重視し、人材の確保と育成に力を入れています。従業員のウェルビーイングと働きやすさを追求し、柔軟な働き方を支援する環境整備に取り組んでいます。専門性を高めながら、長期的なキャリア形成を目指せる環境が特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


グローバルセキュリティエキスパートでは、平均年齢が41.0歳、平均勤続年数が4.7年となっています。これは、比較的若年層の従業員が多く、新しい人材が継続的に加わっている状況を示していると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 7,695,000円
平均勤続年数 4.7年
平均年齢 41.0歳
単体従業員数 187人
連結従業員数 221人
単体のグループ内比率 84.6%


グローバルセキュリティエキスパートは、従業員の退職給付制度として、確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)と確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の複数事業主制度を採用しています。この制度は提出会社に適用され、連結子会社では退職給付制度を採用していません。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


グローバルセキュリティエキスパートは、サイバーセキュリティ業界における専門人材の確保と育成を事業競争力の源泉と位置づけ、持続的な成長と社会の発展を目指す人材戦略を推進しています。従業員の役割、責任、成果に応じた公正かつ透明性の高い報酬体系を構築し、市場水準との整合性も考慮しています。

報酬は基本給、賞与、各種手当で構成され、職務内容や能力、業績評価に基づいて決定されます。賞与には会社業績と個人評価が反映され、株式給付信託(J-ESOP)などのインセンティブ制度も導入し、中長期的な企業価値向上への貢献意識を高めています。

また、多様な人材の採用と継続的な人材育成に注力しており、入社後の教育・研修や自社教育講座の活用を通じて専門性の向上を支援しています。テレワーク勤務、選択式時差出勤、時間単位有給制度といった柔軟な働き方を推進し、福利厚生制度の拡充を通じて従業員のウェルビーイングとエンゲージメント向上を図っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データを示します。連結子会社は女性活躍推進法および育児介護休業法に基づく公表義務の対象ではないため、記載を省略しています。男性育児休業取得率および男女賃金差異は、公表されていません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 16.7%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


グローバルセキュリティエキスパートは、サイバーセキュリティに特化した専門企業です。企業の情報通信ネットワークの安全確保と、セキュリティ人材の育成を目的とした多角的なサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、「サイバーセキュリティ教育カンパニー」をコンセプトに掲げ、「教育」を軸としたサイバーセキュリティに関するサービスを展開しています。主な顧客は、中堅企業を中心とした民間企業や官公庁です。AI技術の発達やIoT機器の普及、企業のDX推進に伴い増大するサイバーセキュリティリスクへの対策を支援しています。

同社グループの事業は、主に以下の3つの部門で構成されています。

サイバーセキュリティ事業

企業のサイバーセキュリティに関する課題に対し、現状の可視化、リスク分析、改善策の提案を行うコンサルティングサービスを提供しています。ハッカーと同様の技術を持つ専門エンジニアによる脆弱性診断サービスや、最新の脅威に対応するセキュリティ製品・サービスの提供も行っています。また、企業の役職員を対象としたセキュリティリテラシー向上のための訓練サービスも提供しており、標的型メール訓練サービス「トラップメール®」やe-ラーニングサービス「Mina Secure®」があります。

収益は、コンサルティング、脆弱性診断、セキュリティソリューション、セキュリティ訓練といった多岐にわたるサービスから得ています。この事業は同社グループの事業の中で最も大きな規模となっています。

セキュリティ教育事業

セキュリティエンジニアおよびITエンジニア向けに、セキュリティに関するトレーニングと認定資格試験を提供しています。米国EC-Council International社との契約に基づき、国際的に認知度の高い認定トレーニングや資格試験を日本国内で提供しています。また、同社が開発した「SecuriST(セキュリスト)認定脆弱性診断士」トレーニングも提供しており、企業や官公庁のセキュリティエンジニアだけでなく、ITに関わる幅広い層が受講しています。

収益は、各種トレーニングコースの提供や認定資格試験の実施から得ています。この事業は前期と比較して大きく伸長しています。

セキュリティ人材事業

セキュリティ人材に特化したSES(システムエンジニアリングサービス)を提供しています。パートナー企業のIT人材を同社グループのセキュリティ教育によってリスキリングし、顧客企業に提供するビジネスモデルを確立しています。日本におけるセキュリティ人材不足を背景に、セキュリティ人材を確保したい企業のニーズを捉え、大きく成長しています。

収益は、セキュリティ人材の提供サービスから得ています。この事業は前期と比較して大きく伸長しており、連結子会社であるCyberSTAR株式会社が運営を担っています。

同社グループの売上高は本邦の外部顧客への販売が大部分を占めており、特定の地域に集中している傾向があります。また、兼松エレクトロニクスへの売上高が一定の割合を占めています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
サイバーセキュリティ事業 6兆1,576億円 7兆1,790億円
セキュリティ人材事業 1兆6,489億円 2兆3,474億円
セキュリティ教育事業 9,952億円 1兆4,957億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近2期の業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて増加傾向を示しています。特に当期は、すべての事業において売上高が前期比で大きく増加しました。人的資本への投資を拡充したものの、それを上回る売上高の大幅な増加により、売上高営業利益率も上昇しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 - - - 88.0億円 110億円
経常利益 - - - 15.6億円 22.2億円
経常利益率 - - - 17.8% 20.2%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - 10.1億円 14.9億円
1株当たり当期純利益(円) - - - 67.24 98.85

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は前期から当期にかけて増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も同様に増加しており、従業員一人ひとりの稼ぐ力が高まっていることを示しています。これらの指標の改善は、事業規模の拡大と効率的な運営が寄与していると考えられます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 45.1百万円 49.9百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 8.3百万円 10.1百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


グローバルセキュリティエキスパートの財務状況は、事業活動で安定的に資金を生み出し、投資活動も行いつつ、手元に資金を残している状況を示しています。これは、同社グループが安定した財務基盤を構築していることを示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


グローバルセキュリティエキスパートの財務基盤を見ると、自己資本比率は前期から上昇し、当期は44.2%となっています。これはプライム市場の製造業平均46.8%に近い水準であり、非製造業平均24.2%を大きく上回っています。ROE(自己資本利益率)も前期から上昇し、当期は39.8%とプライム市場平均9.4%を大きく上回る水準を示しています。手元資金である現金及び預金も増加しており、これらの指標は同社グループの安定した財務状況を示しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 30.8億円 44.0億円
自己資本比率 37.8% 44.2%
ROE(自己資本利益率) 32.8% 39.8%
現金及び預金 13.9億円 16.4億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


グローバルセキュリティエキスパートのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、当期に11.3億円の増加となりました。これは税金等調整前当期純利益の増加が主な要因となっています。投資活動によるキャッシュフローは、無形固定資産や投資有価証券の取得による支出があり、当期は1.5億円の支出となりました。

フリーキャッシュフローは当期に9.8億円のプラスとなり、本業で得た資金が投資を上回る状況を示しています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いと長期借入金の返済により、当期は7.3億円の支出となりました。これらのキャッシュフローの状況は、同社グループが安定した事業活動を通じて資金を創出し、将来への投資も行いつつ、健全な財務運営を行っていることを示しており、雇用や給与の安定性につながる傾向があります。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 10.2億円 11.3億円
投資CF △4.1億円 △1.5億円
財務CF △4.6億円 △7.3億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 6.1億円 9.8億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、中堅企業を主な顧客とするサイバーセキュリティ事業を展開しており、経済環境の変化等により需要が著しく低迷するリスクがあります。また、現在競合は少ないと考えているものの、中堅企業向けに最適化したサービスを提供する競合が出現した場合、事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

サイバーセキュリティ業界では専門知識を有する人材の不足が共通課題となっており、同社グループの業容が拡大する一方で十分な人材を確保できない場合、サービス提供の遅れや生産性の低下等により事業展開に影響を及ぼすリスクがあります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


グローバルセキュリティエキスパートは、「サイバーセキュリティ教育カンパニー」をコンセプトに掲げ、日本の情報セキュリティレベル向上に貢献することを理念としています。同社グループは、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、持続的な成長を目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


グローバルセキュリティエキスパートグループは、「サイバーセキュリティ教育カンパニー」をコンセプトに掲げています。情報セキュリティ・サイバーセキュリティに特化した専門会社として、セキュリティコンサルティングや脆弱性診断、サイバーセキュリティソリューション、教育サービスを提供しています。

長年の知見を社会に還元し、日本の情報セキュリティレベル向上に貢献することを理念としています。中長期的な経営戦略としては、「教育」を軸に中堅・中小企業に最適化したサービスを提供し、顧客の自衛力を高め、日本の情報セキュリティレベルを底上げすることを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


グローバルセキュリティエキスパートグループは、事業活動を通じて社会課題を解決し、社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。公正かつ透明性の高い経営と、多様な人材が活躍し働きやすい環境の整備を重視しています。

人的資本への投資を重要視しており、従業員のウェルビーイング実現が中長期的な企業価値向上に寄与すると考えています。多様な属性、才能、経験等をもった人材を積極的に採用し、自己研鑽を促進することで継続的な人材育成に取り組む方針です。

柔軟な働き方を可能にするため、テレワーク勤務、選択式時差出勤、時間単位有給制度などを導入しています。従業員インセンティブや福利厚生制度の拡充を通じて、多様な人材が健康でモチベーション高く働ける環境を整備しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


グローバルセキュリティエキスパートグループは、優先的に対処すべき事業上の課題として複数のテーマに取り組んでいます。AI時代にあわせたビジネスの進化として、セキュリティとAIを融合した人材の育成・提供を推進しています。

日本全国への商圏拡大を目指し、拠点の新設を含む全国展開を進め、サービス提供体制の確立に取り組んでいます。また、「サイバーセキュリティ教育カンパニー」としての訴求を強化し、「プラス・セキュリティ」人材の育成にも注力しています。

パートナー企業のIT人材をセキュリティ人材へとリスキリングし、SES(システムエンジニアリングサービス)として提供するビジネスモデルも確立しています。関係会社管理の強化を通じて、パートナー企業との提携関係を構築しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


グローバルセキュリティエキスパートは、取締役会、監査等委員会、会計監査人を設置し、内部監査担当を置く体制でコーポレート・ガバナンスを構築しています。監査等委員が経営の意思決定に加わることで、監査・監督機能の強化を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


グローバルセキュリティエキスパートの筆頭株主はビジネスブレイン太田昭和であり、事業会社が主要な株主として同社を支えています。また、兼松エレクトロニクスも上位株主として名を連ねており、特定の事業会社が大きな持株比率を占める資本構成となっています。

株主名 持株比率
ビジネスブレイン太田昭和 39.56%
兼松エレクトロニクス 20.26%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 三菱UFJ銀行) 3.36%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は13名(男性13名・女性-名)で構成され、女性役員比率は-%です。代表取締役社長は青柳史郎氏が務めています。社外取締役比率は46.2%です。

氏名 役職 主な経歴
青柳 史郎 代表取締役 社長 1998年4月 ビーコンインフォメーションテクノロジー(現 ユニリタ)入社。2009年1月 クラウドテクノロジーズ 取締役 セキュリティ事業本部長。2012年3月 同社入社。2018年4月 同社 代表取締役社長より現職。
原 伸一 代表取締役 副社長 1991年4月 アマダメトレックス(現 アマダ)入社。2000年4月 アドバンスト・リンク 代表取締役。2018年4月 同社入社 執行役員副社長兼経営企画本部長。2023年4月 同社 代表取締役副社長より現職。
三木 剛 常務取締役 エリア統括本部 本部長 2007年10月 神戸デジタル・ラボ入社。2017年10月 同社 取締役 サービス推進本部長 兼 セキュリティソリューション事業部長。2019年8月 同社入社。2026年4月 同社 常務取締役 エリア統括本部 本部長より現職。
中村 貴之 常務取締役 教育事業本部 本部長 2001年4月 ソフトバンク・テクノロジー入社。2019年11月 同社入社 営業本部担当部長。2023年6月 同社 取締役 営業本部 本部長。2025年6月 同社 常務取締役 教育事業本部 本部長より現職。
吉見 主税 取締役 西日本支社 支社長 2005年5月 パナッシュ(現 EPコンサルティングサービス)入社。2016年6月 同社 取締役 ITソリューション事業部長。2020年4月 同社 取締役 ITソリューション事業本部長。2024年4月 同社 取締役 西日本支社 支社長より現職。
鈴木 貴志 取締役 サイバーセキュリティ事業本部 副本部長 テクノロジー統括部 統括部長 サイバーセキュリティ研究所 所長 1992年4月 三菱電機入社。2014年5月 同社入社。2018年4月 同社 執行役員 サイバーセキュリティ研究所 所長。2025年4月 同社 取締役 サイバーセキュリティ事業本部 副本部長 テクノロジー統括部 統括部長 サイバーセキュリティ研究所 所長より現職。
後藤 慶 取締役 サイバーセキュリティ事業本部 副本部長 2003年4月 日本サードパーティ入社。2020年4月 同社入社 ITソリューション事業本部 副本部長。2023年6月 同社 執行役員 CX本部 本部長 兼 PS事業部長。2025年6月 同社 取締役 サイバーセキュリティ事業本部 副本部長より現職。


社外取締役は、近藤壮一氏(兼松エレクトロニクス専務取締役)、岡田幸憲氏(ビジネスブレイン太田昭和執行役員企画・管理本部長)、上野宣氏(トライコーダ代表取締役)、井上純二氏(スカイディスク常勤監査役)、古谷伸太郎氏(理経非常勤監査役)、水谷繁幸氏(東京神谷町綜合法律事務所弁護士)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会、監査等委員会、会計監査人を設置しています。社外取締役は経営に対する独立した立場から適切な指導を行い、コーポレートガバナンスの有効性を高めるため、全取締役の半数以上となるよう選任する方針です。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


グローバルセキュリティエキスパートの役員報酬は、基本報酬、業績連動型の役員賞与、そして中長期インセンティブとしての株式報酬で構成されています。社外取締役および監査等委員である取締役には、業務執行から独立した立場であるため基本報酬のみが支給される仕組みです。株式報酬は、勤務継続型と業績連動型の2種類があり、中長期的な企業価値向上へのインセンティブと株主との価値共有を目的としています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 7名 2.2億円 32.0百万円
社外取締役 4名 30百万円 7.4百万円


なお、報酬等の総額および人数には、無報酬の社外取締役2名が含まれていません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。