【平均年収612万円】暁飯島工業 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年8月期)

【平均年収612万円】暁飯島工業 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年8月期)

暁飯島工業は、空気調和や給排水衛生などの設備工事の設計・施工、保守管理を主軸に、太陽光発電事業や不動産事業も展開しています。直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、暁飯島工業株式会社 の有価証券報告書(2025年8月期、2024年9月1日 ~ 2025年8月31日、2025年11月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


暁飯島工業は、空気調和や給排水衛生などの設備工事の設計・施工、保守管理を主軸事業としています。また、太陽光発電事業や不動産の売買・賃貸を行うその他事業も展開しています。

単体従業員数は144名です。セグメントは設備事業、太陽光発電事業、その他事業の3つです。

同社は、空気調和、給排水衛生等設備工事の設計・施工及び保守管理を主な事業としています。これに加え、太陽光発電事業や不動産の売買・賃貸も自社で手掛けています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


暁飯島工業は、従業員の安定したキャリア形成と働きがいを重視している企業です。長年にわたり培ってきた技術力と人材を基盤に、持続可能な社会への貢献を目指しています。従業員が安心して長く働ける環境づくりに力を入れていることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均勤続年数が長く、安定してキャリアを築ける環境が整っていることが示されています。平均年齢も比較的高い水準であり、経験豊富な人材が多数活躍していることがうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 6,120,000円
平均勤続年数 16.5年
平均年齢 42.1歳
単体従業員数 144人


同社は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方の退職給付制度を採用しています。退職一時金制度もあり、退職金規程に基づく社内積立の退職一時金制度を採用しています。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は、従業員を企業の重要な経営資源と位置づけ、持続的成長には人材育成が最も重要であると認識しています。お客様のニーズに応える「技術力と人材を備えるトータルエンジニアリング集団」の育成を目指し、多様な人材の確保と個々の能力を最大限に発揮できる環境づくりに注力しています。

具体的には、従業員一人ひとりが高い専門性を持って仕事に取り組めるよう、必要な研修やプログラムを提供しています。また、技術継承のためのOJTやキャリア形成支援にも努めています。ダイバーシティの推進にも力を入れ、多様な個性や柔軟な発想、能力を最大限に発揮できるよう、ワーク・ライフ・バランスを推進し、風通しが良く働きやすい環境整備に取り組んでいます。

さらに、環境に配慮した「茨城エコ事業所」の最高位「AAA」認定や、社員の健康を重視した「いばらき健康経営推進事業所」への登録認定を通じて、社内環境の整備にも積極的に取り組んでいます。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体のデータを示します。男女賃金差異は、女性活躍推進法に基づく公表義務の対象項目として選択しておらず、公表されていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 1.5%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%

人材育成及び確保

指標 数値
e-ラーニング一人当たり受講件数 1回(年)
新卒入社3年未満の離職率 11.1%
省エネ計算、省エネ補助金、BIM、ZEB等の講習会参加回数 14回

ダイバーシティの推進

指標 数値
女性管理職比率 1.5%
技術系従業員に占める女性比率 4.5%

ワーク・ライフ・バランスの推進

指標 数値
有給休暇消化率 49.6%
有給休暇平均消化日数 9日
育児休業取得率(男性) 100.0%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


暁飯島工業は、空気調和や給排水衛生などの設備工事の設計・施工、および保守管理を主な事業としています。社会インフラを支える重要な役割を担い、人々の生活に不可欠な設備の提供を通じて収益を上げています。また、太陽光発電事業も手掛けており、再生可能エネルギー分野にも貢献しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、主に設備工事を担う「設備事業」と、再生可能エネルギー分野の「太陽光発電事業」を展開しています。設備事業は同社の基盤となる事業であり、空気調和設備や給排水衛生設備などの設計から施工、その後の保守管理までを一貫して手掛けています。この事業は、建設プロジェクトの受注を通じて収益を得るモデルです。

太陽光発電事業は、発電した電力を販売することで収益を得ています。この事業は、同社の管理部門が兼務して運営しています。その他事業も展開していますが、その規模は非常に小さいです。同社の売上高は、特定の顧客に大きく集中することなく、多岐にわたるプロジェクトから得られています。海外での売上高は開示されていません。

セグメント 売上高(2024年8月期) 売上高(2025年8月期)
設備事業 86.4億円 89.4億円
太陽光発電事業 1.9億円 1.9億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも増加傾向を示しています。特に営業利益と経常利益は大幅に増加しており、収益性が向上していることがうかがえます。当期純利益も堅調に伸びており、全体として好調な業績推移となっています。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社では、従業員1人あたりの収益や利益に関する具体的な数値データは開示されていません。そのため、直近の期間における従業員1人あたりの稼ぐ力の詳細なトレンドを分析することはできません。企業の生産性や効率性を測る上で重要な指標ですが、開示情報からはその推移を読み取ることが難しい状況です。

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


暁飯島工業は、安定した財務基盤を維持しながら、本業で得た資金を将来の成長に向けた投資に充てています。資金の流れからは、事業活動が順調に進んでいることがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率が高く、手元資金も厚い状態です。これは、事業活動を通じて安定的に資金を確保し、財務的な健全性を保っていることを示しています。このような財務状況は、事業の継続性や将来の成長投資の余力に繋がる要素となります。

指標 2024年8月期(前期) 2025年8月期(当期)
純資産 68億10百万円 75億54百万円
自己資本比率 66.1% 68.9%
ROE(自己資本利益率) 8.2% 10.5%
現金及び預金等 50億43百万円 56億9百万円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローがプラスであり、投資活動による支出を上回るフリーキャッシュフローを確保しています。これは、事業活動で安定的に資金を生み出し、その資金を将来の成長に向けた投資に充てながらも、手元に余剰資金を残している状態を示しています。財務活動によるキャッシュフローがマイナスであることは、借入金の返済や配当金の支払いなどが行われていることを意味します。これらの資金の流れから、同社は安定した事業運営と計画的な投資を行っており、雇用や給与の安定性にも繋がる堅実な経営状況にあることがうかがえます。

項目 2024年8月期(前期) 2025年8月期(当期)
営業CF 15.6億円 12.0億円
投資CF △2.7億円 △4.5億円
財務CF △4.0億円 △1.9億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 12.9億円 7.5億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、主に茨城県を中心に営業活動を展開しており、当該地域の投資状況や経済状況、天災等が業績に影響を及ぼす可能性を認識しています。また、資機材の市況変動により急激な高騰があった場合、請負金額に反映させることが困難となり、経営成績及び財政状態に影響を及ぼすリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は、今後の事業戦略として営業部門や施工部門において優秀な人材を確保し育成していくことが重要な課題であると認識しています。求める人材を確保・育成できない場合、受注高の確保に支障をきたし、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


暁飯島工業は、創業以来培ってきた技術力と誠実さを基盤に、持続可能な社会への貢献を目指す企業です。お客様からの信頼を大切にし、社員の成長と地域の繁栄を追求する企業文化を築いています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は「健全なる企業活動を通じ 誠意を以って 社会に貢献する」ことを経営の基本方針としています。どのような環境下でも持続的発展が可能な企業となり、ステークホルダーの期待に応える企業価値の向上を目指しています。

2021年8月期より中期経営計画「NEXT Akatsuki Eazima VISION2030~選ばれる会社へ~」を策定し、10年後のありたい姿として3つのビジョンを掲げています。空間のスペシャリストとしてお客様に「頼られる存在」であり続けること、きれいな水と空気を次世代に繋ぎ持続可能な社会の実現に挑戦するトータルエンジニアリング集団であること、そして社員の幸せと地域の繁栄を追求し成長し続ける会社であることを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は社是である「健全なる企業活動を通じ 誠意を以って 社会に貢献する」を掲げ、サステナビリティへの取り組みを重要な経営課題と位置づけています。行動憲章に従い、環境や社会のさまざまな課題解決を通じて持続可能な地域社会の実現に貢献しています。

従業員は重要な経営資源であると認識し、「技術力と人材を備えるトータルエンジニアリング集団」の育成に努めています。多様な人財を育成・確保し、個々の能力を十分に発揮できるよう必要な研修やプログラムを提供しています。

また、ダイバーシティ方針を制定し、役員と従業員一人ひとりの多様な個性や柔軟な発想、能力を最大限発揮できる職場環境を推進しています。ワーク・ライフ・バランスを推進し、自由闊達で風通しがよく、違いを尊重し偏見のない働きやすい環境整備に取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、中期経営計画の第Ⅱ期(2024年8月期~2026年8月期)において、新たなステージへの挑戦を位置づけています。重点項目の一つとして「魅力ある企業」を掲げ、サステナビリティへの取り組みを重要な経営課題としています。

持続可能な地域社会の実現に貢献し、企業価値の向上に努める方針です。次世代に繋ぐべく、技術の伝承や人材への教育投資を積極的に実施し、「技術力と人材を備えるトータルエンジニアリング集団」を育成していくことを目指しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


暁飯島工業は、株主総会、取締役会、監査等委員会、会計監査人を設置する体制を採用しています。取締役会は、監査等委員でない取締役と監査等委員である取締役で構成され、経営の健全性と透明性の維持を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


暁飯島工業の株主構成を見ると、筆頭株主は投資会社とみられる株式会社UH Partners 3です。その他、事業会社である光通信や、同社の取引先持株会、複数の金融機関が上位株主として名を連ねています。特定の株主グループが過半数を占めるような構成ではなく、多様な主体によって支えられていることが特徴です。

株主名 持株比率
株式会社UH Partners 3 7.48%
光通信 7.34%
暁飯島工業取引先持株会 5.54%
水戸信用金庫 5.38%
株式会社UH Partners 2 5.24%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性7名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は植田俊二氏が務めています。社外取締役比率は42.9%です。

氏名 役職 主な経歴
植田 俊二 代表取締役社長社長執行役員 1984年4月同社入社、2008年9月執行役員、2016年11月取締役を経て、2019年11月より現職。
白石 学 取締役 常務執行役員茨城事業部長 1995年4月同社入社、2016年9月執行役員、2019年11月取締役を経て、2021年11月より現職。
岩井 淳 取締役 上席執行役員 東京事業部長 1988年4月暁建設工業株式会社(現同社)入社、2016年9月執行役員を経て、2020年11月より現職。
片桐 倫明 取締役 上席執行役員 管理統括部長 1999年2月同社入社、2019年9月執行役員、2021年11月より現職。


社外取締役は、根本幸司氏(税理士事務所所長・常勤監査等委員)、植崎明夫氏(法律事務所所長・監査等委員)、大庭幸生氏(茨城税理士法人代表社員・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が経営の意思決定過程や職務執行を監査し、経営の健全性を確保する体制を整えています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


暁飯島工業の役員報酬は、固定報酬である基本報酬、業績連動報酬としての賞与、そして非金銭報酬等である譲渡制限付株式報酬で構成されています。業績連動報酬は賞与額計上前当期純利益を指標とし、譲渡制限付株式報酬は企業価値向上へのインセンティブと株主との価値共有を目的としています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 4名 77百万円 19.2百万円
監査等委員(社外除く) 1名 2百万円 1.9百万円
社外役員 3名 8百万円 2.7百万円


なお、賞与は当事業年度における役員賞与引当金繰入額です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。