【平均年収464万円】篠崎屋 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

【平均年収464万円】篠崎屋 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

篠崎屋は、豆腐・豆乳などの大豆加工食品の企画・開発・販売を手掛ける企業です。直近の業績は売上高が増加し、利益も黒字転換となりました。


目次

※本記事は、株式会社 篠崎屋 の有価証券報告書(2025年9月期、2024年10月1日 ~ 2025年9月30日、2025年12月15日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


篠崎屋は、豆腐・豆乳などの大豆加工食品および関連商品の企画・開発・販売を手掛ける企業です。店舗名「三代目茂蔵」の直営店による小売事業を中心に、加盟店への卸売や販売指導、業務用卸売、通販事業も展開しています。

単体従業員数は20名です。セグメントは小売事業、その他事業の2つです。

篠崎屋は、豆腐・豆乳などの大豆加工食品及び関連商品の企画・開発・販売、小売加盟店への販売指導を中心とした豆腐版SPAを展開しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


篠崎屋は、食を通じて人々の豊かな生活をサポートすることを目指しており、従業員の働きがいや職場環境の改善にも力を入れています。多様な働き方を推進し、人材の能力を最大限に活かすための取り組みを進めていることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均勤続年数が10年を超えており、比較的長く在籍する傾向が見られます。平均年齢も40代前半となっており、経験豊富な従業員が安定して活躍している様子がうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 4,644,000円
平均勤続年数 10.8年
平均年齢 43.0歳
単体従業員数 20人


なお、退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


篠崎屋は、食を通じて持続可能な社会への責任を果たし、人々の豊かな生活を目指すことをサステナビリティに関する考え方の基本としています。この豊かな生活には、健康であること、経済的な負担の軽減、そして会話をする楽しみが含まれると考えています。

人材戦略においては、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を重視しています。多様性を認め合い、人材の能力を最大限に活かすことで、すべての従業員がやりがいを持って働くことができる環境を目指しています。事業の成長と並行して、職場環境や各種制度の改善に努める方針です。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。各指標は、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づき算出されています。男女賃金差異については、管理監督者に占める男性の割合が高いことや、多様な働き方として短時間労働を選択する女性が多いことなどが要因として挙げられています。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 0.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 33.7%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 56.5%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 100.1%

人材育成・エンゲージメント

指標 数値
有給取得率 70.1%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


篠崎屋は、豆腐や豆乳などの大豆加工食品、および関連商品の企画・開発・販売を手がける企業です。小売加盟店への販売指導も行い、豆腐版SPA(Specialty store retailer of Private label Apparel)として事業を展開しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は主に、大豆加工食品の企画・開発・販売、小売加盟店への販売指導を中心とした事業を行っています。消費者にとって価値のある商品づくりを目指し、「よりいいものをより安く」提供することで、「三代目茂蔵」ブランドの強化を図っています。

小売事業

このセグメントでは、店舗名「三代目茂蔵」の直営店を運営し、小売事業を展開しています。健康をキーワードに「茂蔵オリジナル商品」の開発を強化し、弁当類や菓子類などを中心に顧客単価の向上に努めています。収益は、直営店での商品販売から得ています。

その他事業

その他事業は、「三代目茂蔵」の加盟店への卸売事業と販売指導、業務用得意先への卸売事業、および通販事業で構成されています。加盟店への卸売や業務用得意先への販売、通販サイトでの販売が主な収益源となっています。


■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の売上高は前事業年度と比較して増加しました。営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前事業年度の損失から黒字に転換し、収益性が改善する傾向を示しています。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社の単体従業員数は20人であり、平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は10.8年となっています。従業員の平均年間給与は4,644,000円であり、これらの数値は同社の従業員構成や働き方の傾向を示すものと言えます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社の経営の安定性について、財務基盤や資金の流れ、事業を取り巻くリスクの観点から現状を分析します。
入社後の働きやすさや将来性を検討する上で、これらの情報が参考となります。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率やROE、手元資金の状況から安定性を評価します。
これらの指標は、事業の持続性や将来の成長投資の余力を示すものです。

指標 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
自己資本比率 - -
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動を通じた資金の出入りを示しています。
これらの資金の流れは、同社の事業の収益力や成長戦略、財務健全性を判断する上で重要な情報となります。

項目 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、消費者の嗜好の変化による影響を受けやすい商品を扱っており、需要動向に合った商品開発が行われない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、年間仕入総額の36.4%を特定の取引先である株式会社ハギワラから仕入れており、同社との売買条件変更や契約更新が円滑に進まない場合、店舗運営や業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は多くのパートタイム従業員が業務に従事しており、今後の人口態様の変化により、適正な労働力を確保できない可能性があります。
また、社会保険や労働条件に関わる諸制度に変更がある場合、人件費の増加となり、同社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


篠崎屋は、「よりいいものをより安く」提供することを使命とし、消費者の健康と幸せに貢献することを目指している会社です。全従業員が共通の行動規範を持ち、日々の業務に取り組んでいます。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は、「よりいいものをより安く」提供することを通じて、全ての人の生きていくための糧となり、全ての人の健康と幸せに貢献することを使命としています。常に消費者としての感覚を忘れず、消費者にとって価値のある商品づくり、人づくり、店づくりを目指しています。持続的・安定的な成長を図ることを経営の重要課題と認識し、事業を推進しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社では、全従業員の行動規範として「1.全ての事に感謝します。2.全ての事に正直でいます。3.全ての事にあきらめず挑戦します。4.全ての事を大切にします。5.全ての事のルールを守ります。」を掲げています。また、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進し、多様性を認め合い、人材の能力を最大限に活かすことを重視しています。すべての従業員がやりがいを持って働ける職場環境の改善や各種制度の改善に努める方針です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、持続的・安定的な成長を実現させるため、人材の確保・育成を重要な課題と認識しています。多様な働き方を推奨し、適正な評価を行うことで優秀な人材を確保し、従業員の教育・能力開発に積極的に取り組む方針です。また、社会的責任を果たすべく、全社的にコンプライアンス体制の整備強化に注力しています。フードロスの軽減にも取り組み、店舗での売り切り指導や製造企業からのアウトレット商品の買い取りなどを通じて食品ロス低減を目指しています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


篠崎屋は、取締役会と監査役会を設置する体制で経営されており、社外役員による監督機能も導入しています。取締役会は経営の意思決定と業務執行の監督を担い、監査役会が経営全般の監視を行っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


篠崎屋の筆頭株主は、同社の取締役会長である樽見茂氏です。上位株主には、同氏のほか、同社取引先持株会や鈴木物産などが名を連ねています。創業家や関連する組織が上位株主として同社の経営を支えている構成となっています。

株主名 持株比率
樽見 茂 21.40%
篠崎屋取引先持株会 3.55%
鈴木物産 2.63%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性7名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は関根雅之氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
関根 雅之 代表取締役社長 商品開発グループ長 1993年11月同社入社。2006年4月同社商品開発部長兼卸事業部長。2011年12月同社取締役商品開発グループ長兼商品開発部長。2023年12月より現職。
樽見 茂 取締役会長 1987年1月有限会社篠崎屋食品(現同社)設立、代表取締役社長。2016年12月同社代表取締役会長。2023年12月より現職。
矢立 実 取締役 管理グループ長兼経営企画部長兼IR室長 2000年9月同社入社。2013年12月同社取締役管理グループ長。2014年2月より現職。


社外取締役は、永田淳一氏(バリュークリエイション代表取締役社長)です。

同社は監査役会設置会社であり、監査役会は常勤監査役1名と社外監査役2名で構成されています。社外取締役1名と社外監査役2名が、それぞれの専門的見地から経営の監視と意思決定の妥当性確保に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


篠崎屋の役員報酬は、株主総会で決議された限度額内で、固定報酬としての基本報酬のみが支払われる仕組みです。取締役および監査役ともに、基本報酬が報酬全体の100%を占める構成となっています。また、役員持株会を通じて自社株式の購入を奨励し、企業業績への責任と貢献を促しています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 49百万円 16.2百万円
監査役(社外除く) 1名 7百万円 7.2百万円
社外役員 3名 4百万円 1.3百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。