※本記事は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社 の有価証券報告書(2025年9月期、2024年10月1日 ~ 2025年9月30日、2025年12月12日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。
1. 企業概要:どんな会社?
GMOペイメントゲートウェイは、GMOインターネットグループの連結子会社として、決済代行事業、金融関連事業、決済活性化事業を展開しています。オンライン・対面決済サービスから、加盟店向け融資、後払い決済、マーケティング支援まで多岐にわたるサービスを提供しています。
単体従業員数は594名、連結従業員数は882名です。セグメントは決済代行事業、金融関連事業、決済活性化事業の3つです。
主な国内グループ会社は、(連結子会社)GMOイプシロン、GMOペイメントサービス(金融関連事業)、GMOフィナンシャルゲート(決済代行事業)などです。
GMOペイメントゲートウェイは、2025年1月8日付で株式会社エンペイ(現 GMOエンペイ株式会社)の株式を取得し、子会社化しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
GMOペイメントゲートウェイは、決済代行事業を主軸とする企業であり、その事業特性から専門性の高い人材が活躍する環境がうかがえます。従業員の平均年齢や勤続年数からは、一定の経験を積んだ人材が在籍し、キャリアを形成している傾向が見られます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、従業員の平均勤続年数が6.3年、平均年齢が37.5歳となっており、比較的若手から中堅層が中心となって活躍している様子がうかがえます。単体従業員数は594人であり、連結従業員数882人に対して約67%を占めています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 10,973,370円 |
| 平均勤続年数 | 6.3年 |
| 平均年齢 | 37.5歳 |
| 単体従業員数 | 594人 |
| 連結従業員数 | 882人 |
| 単体のグループ内比率 | 67.3% |
同社グループは、退職後給付制度として、主に確定拠出制度を採用しています。確定拠出型は、会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
GMOペイメントゲートウェイグループは、「企業は人なり」という理念のもと、人材への投資を推進しています。特に「多様な人材の尊重」「自発的なキャリア形成支援」「Well-beingの向上」の3つのテーマを掲げ、パートナー(従業員)一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境構築を目指しています。
人材戦略の推進体制として、取締役副社長を含む経営陣で構成される人事戦略会議を週1回設置し、採用、育成、評価、報酬、Well-being経営、ダイバーシティ経営などを管掌しています。同社グループの賃金制度では性別による処遇の違いはなく、年齢や性別にかかわらず実力と成果に基づいた評価・賃金制度を運用しているとのことです。
具体的な取り組みとして、「全員で採用し、全員で育てる」ポリシーのもと、多様性を尊重する組織風土を醸成しています。女性の活躍推進では、GMOインターネットグループの「スピリットベンチャー宣言」に基づき、人種・国籍・性別・学歴・言葉・宗教の差別を排除し、実力本位で活躍機会均等を実現しています。育児・介護と仕事の両立支援では、企業主導型保育施設「GMO Bears」や「パパママ相談窓口」、マタニティ休暇、配偶者出産休暇、親孝行手当、ファミリーサポート制度、介護相談窓口「スマケア」などを整備し、ハイブリッドワークや時差通勤制度も導入しています。
自発的なキャリア形成支援としては、「企業は人を育てる場所」との認識のもと、独自の育成プログラムを強化しています。パートナー全員が年1回キャリアについて考え、異動やジョブローテーションの希望を申請できる「キャリアデザイン制度」を運用し、管理職向けには「LEP(Leadership Empowerment Program)」という研修プログラムを提供しています。Well-beingの向上では、「Well-being With Partners」を掲げ、CWO(Chief Well-being Officer)を中心に「食」「癒」「躍」「医」の豊富なプログラムを通じて、パートナーの健康で活動的な生活を支援しています。具体的には、管理栄養士監修のランチを提供する「GMO Yours」、マッサージ&おひるねスペース「GMO Bali Relax」「GMO Siesta」、フィットネスジム「GMO OLYMPIA」などの施設や、定期的なヘルスチェック、健康相談窓口「ココカラ」といった支援を展開しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性の割合 | 15.3% |
| 男性の育児休業取得率 | 75.0% |
| 男女の賃金の差異(全社員) | 75.0% |
| 男女の賃金の差異(うち正規雇用社員) | 76.8% |
| 男女の賃金の差異(うちパート・有期社員) | 104.7% |
グループ全体(連結)の集計値
対象は海外連結子会社を除いた国内連結会社です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性の割合 | 14.5% |
| 男性の育児休業取得率 | 88.0% |
| 男女の賃金の差異(全社員) | 70.2% |
| 男女の賃金の差異(うち正規雇用社員) | 72.9% |
| 男女の賃金の差異(うちパート・有期社員) | 92.7% |
多様な人材の尊重 ~ダイバーシティ&インクルージョン~
実績・目標は提出会社となります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性パートナー比率 | 29.4% |
| 女性管理職比率 | 15.3% |
| 女性採用比率(新卒+キャリア採用) | 25.5% |
| 男性育児休業取得率 | 75.0% |
| 男性育児休業復職率 | 100% |
自発的なキャリア形成支援 ~人材育成~
実績・目標は提出会社となります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| エンゲージメント | 73.0点 |
| 研修受講総時間 | 23,650時間 |
| 1人当たり研修受講時間 | 34.4時間 |
| 研修関連費用 | 1,793万円 |
| 1人当たり平均研修費用 | 2.6万円 |
Well-beingの向上 ~健康・安全~
実績・目標は提出会社となります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 定期健康診断受診率 | 100% |
| 有所見者率 | 57.5% |
| ストレスチェック受検率 | 100% |
| 健康アプリ登録率 | 100% |
| 年次有給休暇取得率 | 81.9% |
| 適度な運動習慣率 | 22.6% |
| 良質な睡眠率 | 62.4% |
| 喫煙率 | 21.3% |
| 特定保健指導実施率 | 31.5% |
| 高ストレス者率 | 11.4% |
| 就業継続者率 | 100% |
| メンタルヘルス休業者率 | 1.6% |
| ワークエンゲイジメント | 2.7点 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
GMOペイメントゲートウェイは、インターネットインフラ事業に属し、決済代行、金融関連、決済活性化の3つの事業を展開しています。同社グループは、多様な決済サービスと金融ソリューションを通じて、事業者や消費者の利便性向上に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、決済代行事業を主軸に、金融関連事業、決済活性化事業を展開しています。主にオンライン課金分野、継続課金分野、対面分野における決済代行サービスを提供し、金融機関や事業者に対するBaaS(Banking as a Service)支援も行っています。収益モデルは、サービス導入時の初期費用、月額固定費、データ処理の件数に応じた従量費、そして売上代金に対する手数料など、多岐にわたります。
決済代行事業
主にオンライン課金・継続課金の決済代行サービスと対面の決済代行サービスを提供しています。EC市場の成長を背景に、あらゆる業態の加盟店開拓や幅広い事業者でのサービス利用拡大に注力しています。
収益は、サービス利用料や決済端末代金、売上代金に対する手数料から得ています。運営は、GMOイプシロン、GMOペイメントサービス、GMOフィナンシャルゲート、GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.などが行っています。
金融関連事業
加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者向けレンディングサービス、送金サービスなどを提供しています。後払い決済サービスも展開しており、BtoB取引向けやBNPLサービスも含まれます。
収益は、後払い決済サービスの手数料、レンディングサービスからの金利収益、送金サービスの手数料などから得ています。運営は、GMOペイメントサービスなどが行っています。
決済活性化事業
同社グループ加盟店の売上向上に繋がるマーケティング支援サービスやセキュリティ強化サービスを提供しています。医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理システムなども手掛けています。
収益は、マーケティング支援サービスや予約管理システムの利用料などから得ています。運営は、GMOリザーブプラスなどが行っています。
同社グループの売上収益は、日本国内が大部分を占めていますが、米州やアジア地域からの売上収益も得ています。前期には特定の顧客への売上集中が見られましたが、当期は特定の顧客への売上集中はありません。
| セグメント | 売上収益(2024年9月期) | 売上収益(2025年9月期) | セグメント利益(2024年9月期) | セグメント利益(2025年9月期) | 利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 決済代行事業 | 559億円 | 617億円 | 252億円 | 298億円 | 48.3% |
| 金融関連事業 | 165億円 | 192億円 | 41.0億円 | 54.1億円 | 28.2% |
| 決済活性化事業 | 15.1億円 | 17.7億円 | 3.7億円 | 4.2億円 | 23.7% |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
解説①:
同社グループの業績は、過去5期間にわたり売上収益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益のいずれも増加傾向を示しています。特に直近の当期においては、売上収益が前期からさらに伸長し、利益も順調に増加しています。これは、同社グループの事業が着実に成長していることを示しています。
| 項目 | 2021年9月期 | 2022年9月期 | 2023年9月期 | 2024年9月期 | 2025年9月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 417億円 | 503億円 | 631億円 | 738億円 | 825億円 |
| 税引前利益 | 133億円 | 348億円 | 206億円 | 275億円 | 319億円 |
| 税引前利益率 | 31.9% | 69.1% | 32.7% | 37.3% | 38.7% |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 88.2億円 | 242億円 | 135億円 | 187億円 | 218億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 117.98 | 318.45 | 177.68 | 246.62 | 287.79 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
解説:
同社グループの従業員1人あたり売上収益(連結)は、当期に93.5百万円となりました。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も当期に35.5百万円となりました。これらの数値は、同社グループの事業活動における従業員一人あたりの貢献度を示しています。
| 指標 | 2024年9月期 | 2025年9月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上収益(連結) | - | 93.5百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | - | 35.5百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況は、安定した経営基盤と成長への投資余力を示しています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、安定性と成長性を兼ね備えています。自己資本比率はプライム市場の非製造業平均を上回る水準で推移しており、強固な財務体質を示しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を大きく上回っており、効率的な資本活用による収益性の高さがうかがえます。手元資金も潤沢であり、事業環境の変化や不測の事態にも対応できる体制が整っています。これらの財務状況は、従業員の雇用や給与の安定性にも寄与する基盤となっています。
| 指標 | 2024年9月期(前期) | 2025年9月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本 | 1,029億円 | 1,130億円 |
| 自己資本比率 | 29.9% | 27.8% |
| ROE(自己資本利益率) | 19.2% | 20.2% |
| 現金及び現金同等物 | 1,741億円 | 2,200億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出しつつ、将来の成長に向けた投資を継続している状況を示しています。当連結会計年度の営業活動によるキャッシュフローは、税引前利益の増加や預り金の増加により、前期から増加しました。これは、同社グループが事業活動を通じて着実に資金を獲得していることを示しています。
投資活動によるキャッシュフローは、無形資産の取得や投資有価証券の取得、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が増加したため、前期から使用額が増加しました。これは、事業拡大や技術革新への対応に向けた積極的な投資が行われていることを示しています。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入れや社債の発行による収入があった一方で、短期借入金の減少や配当金の支払いにより、前期から使用額が減少しました。
結果として、フリーキャッシュフローはプラスを維持しており、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金がある状態です。このキャッシュフローの状況は、同社グループが安定した事業運営を基盤とし、将来の成長に向けた投資を継続していることを示しており、従業員の雇用安定性や給与水準の維持・向上に繋がる健全な財務状況であると言えます。
| 項目 | 2024年9月期(前期) | 2025年9月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 494.7億円 | 537.6億円 |
| 投資CF | △52.3億円 | △73.3億円 |
| 財務CF | △37.3億円 | △12.4億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 442.4億円 | 464.3億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、決済代行業界における競合他社の模倣・追随、新たな技術を活用したサービスの出現、低価格競争の展開により、業績に影響を受ける可能性があります。また、電子商取引(EC)市場の普及が低迷したり停滞したりした場合にも、非対面決済代行事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。
海外事業においては、予期しない法律・規制の変更や経済環境の変化、戦争・テロリズム等の社会的・政治的混乱、貸倒リスク、為替リスクが顕在化し、同社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、事業規模の拡大に応じた人材育成や外部からの人材採用が計画どおりに進まない場合、または在職する人材の社外流出が生じた場合に、業績および今後の事業発展に影響を与える可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
GMOペイメントゲートウェイは、「社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する」という経営理念を掲げています。同社グループは、日本の決済プロセスのインフラとして、安全で便利な決済の実現を使命としています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
GMOペイメントゲートウェイグループは、「社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する」を経営理念としています。同社グループは、日本の決済プロセスのインフラとなり、消費者と事業者にとって安全で便利な決済の実現に貢献することを使命としています。
この理念に基づき、同社グループは「時流への適応」「存在価値の確立」「利益の条件の追求」「株主への責務」を基本方針に掲げています。具体的には、製品の技術的優位性の確保や成長市場でのスピード感のある提案活動、お客様視点のサービスを通じた独自性の追求、収益性向上による業界での地位確立を目指しています。また、健全なビジネス展開と経済合理性を重視し、株主価値の向上にも努めています。決済業界のリーディングカンパニーとして、EC市場を中心としたオンライン決済および対面決済のインフラを担い、日本のEC化率向上やDX推進、キャッシュレス比率向上に貢献することを目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
GMOペイメントゲートウェイグループは、GMOインターネットグループで共有する「GMOイズム」のもと、「社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する」という経営理念を掲げています。この「同志」とは、信じあえる高潔な役職員、お客様、お取引いただいている事業関連者を指します。
同社グループの役職員には、豊かな心、真の問題解決力、高い専門性を発揮し、お客様と価値の交換を行うことが求められています。また、自己完結度の高いビジネスマンを目指し、成果、姿勢、マインド全ての面で見本となることを重視しています。
GMOインターネットグループの「スピリットベンチャー宣言」では、「人種・国籍・性別・学歴・言葉・宗教、すべての差別を排除する。実力本位。」という行動指針を明示し、多様性の尊重と活躍機会均等の実現に努めています。人的資本に関する戦略では、「企業は人なり」という理念のもと、「多様な人材の尊重」「自発的なキャリア形成支援」「Well-beingの向上」の3テーマを推進しています。パートナー(従業員)の心身の健康を支援する「Well-being With Partners」も掲げています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
GMOペイメントゲートウェイグループは、優先的に対処すべき課題として、情報セキュリティの強化に取り組んでいます。クレジットカード情報等の重要な情報を管理するため、各種認証取得を通じて厳格な情報セキュリティマネジメントシステムを運用しています。
また、システム開発力の強化も重要な課題です。競争力のある製品提供のため、技術やサービスをタイムリーに採用し、開発要員の確保とシステム開発力・サービス強化に努めています。
さらに、サステナビリティ経営の推進にも力を入れています。同社グループは、オンライン化・キャッシュレス化・ペーパーレス化・DX・金融包摂等を支援する事業活動を推進しています。2023年9月期より自社オペレーションの温室効果ガス排出量(Scope1、2)を実質ゼロとするカーボンニュートラルを実現し、SBTiより「ネットゼロ認定」を取得しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
GMOペイメントゲートウェイは、取締役会と監査等委員会を設置し、経営の効率性と適法性の確保に努めています。また、指名報酬委員会や特別委員会を設けることで、客観的かつ公正な視点からガバナンス体制を強化しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
GMOペイメントゲートウェイは、GMOインターネットグループを筆頭株主としています。同社グループは、親会社であるGMOインターネットグループからの支援を受けながら事業を展開しており、安定した資本基盤のもとで経営が行われています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| GMOインターネットグループ | 40.72% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 10.08% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 7.14% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は15名(男性12名・女性3名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。代表取締役社長は相浦一成氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 相浦 一成 | 代表取締役 社長 | 1986年日本アイ・ビー・エム入社。2000年カード・コール・サービス(現 GMOペイメントゲートウェイ)代表取締役社長。2012年GMOペイメントゲートウェイ代表取締役社長より現職。 |
| 村松 竜 | 取締役副社長企業価値創造戦略統括本部長 | 1994年日本合同ファイナンス入社。1999年ペイメント・ワン代表取締役。2012年GMOペイメントゲートウェイ取締役副社長企業価値創造戦略統括本部長より現職。 |
| 礒﨑 覚 | 取締役副社長コーポレートサポート本部長 | 1984年日本アイ・ビー・エム入社。2011年GMOペイメントゲートウェイ上席執行役員システム本部担当。2017年GMOペイメントゲートウェイ取締役副社長コーポレートサポート本部長より現職。 |
| 熊谷 正寿 | 取締役会長 | 1991年ボイスメディア(現 GMOインターネットグループ)代表取締役。2008年GMOインターネット(現 GMOインターネットグループ)代表取締役会長兼社長グループ代表。2012年GMOペイメントゲートウェイ取締役会長より現職。 |
| 安田 昌史 | 取締役 | 2000年公認会計士登録。インターキュー(現 GMOインターネットグループ)入社。2016年GMOペイメントゲートウェイ取締役より現職。 |
| 山下 浩史 | 取締役 | 1985年日本アイ・ビー・エム入社。2007年GMOインターネット(現 GMOインターネットグループ)入社。2018年GMOペイメントゲートウェイ取締役より現職。 |
| 新井 輝洋 | 取締役 | 1999年インタキュー(現 GMOインターネットグループ)入社。2001年新井会計事務所開業。2021年GMOペイメントゲートウェイ取締役より現職。 |
| 稲垣 法子 | 取締役 | 2003年グローバルメディアオンライン(現 GMOインターネットグループ)入社。2003年税理士登録。2021年GMOペイメントゲートウェイ取締役より現職。 |
| 川﨑 友紀 | 取締役 | 2011年弁護士登録。2012年GMOインターネット(現 GMOインターネットグループ)入社。2020年GMOペイメントゲートウェイ取締役より現職。 |
| 島原 隆 | 取締役 | 1985年住友銀行(現 三井住友銀行)入社。2018年GMOインターネット(現 GMOインターネットグループ)グループ金融事業推進室長。2021年GMOペイメントゲートウェイ取締役より現職。 |
社外取締役は、甲斐文朗氏(元日本銀行金融研究所参事役)、肱黒真之氏(元日本アイ・ビー・エム デジタルサービス代表取締役社長・常勤監査等委員)、岡本和彦氏(元サイバーソース代表取締役社長・監査等委員)、外園有美氏(外園有美公認会計士事務所代表・監査等委員)、大川治氏(弁護士法人堂島法律事務所パートナー・弁護士・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役5名を含む15名で構成されています。社外取締役は独立した立場から経営の客観的な監査・監督を行い、経営全般に助言することで経営の適正性を高める役割を担っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
GMOペイメントゲートウェイの役員報酬は、固定報酬、業績連動型の役員賞与、および中長期の業績に連動する株式報酬で構成されています。これは、持続的な成長と企業価値向上へのインセンティブとして機能するよう設計されています。社外取締役には、業務執行からの独立性を重視し、固定報酬のみが支払われる方針です。取締役(監査等委員及び社外取締役を除く)の報酬は、指名報酬委員会の審議を経て取締役会で決定されます。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 3名 | 3.8億円 | 1.27億円 |
| 社外役員 | 6名 | 42百万円 | 7.1百万円 |
役員報酬の総額は9名に対して4.2億円となっています。
個人別報酬が開示されている役員は、相浦一成氏(1.95億円)、村松竜氏(1.36億円)、礒﨑覚氏(1.41億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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