【平均年収463万円】ホリイフードサービス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年11月期)

【平均年収463万円】ホリイフードサービス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年11月期)

ホリイフードサービスは、和風ダイニングレストランを中心とした外食産業を、グループ各社とともに北関東・首都圏・東北エリアで展開しています。直近期の業績は、売上高と経常利益が減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は増加しました。


目次

※本記事は、ホリイフードサービス株式会社 の有価証券報告書(2025年11月期、2025年4月1日 ~ 2025年11月30日、2026年2月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ホリイフードサービスは、和風ダイニングレストランを中心とした外食産業を営む企業グループです。同社グループは、北関東、首都圏、東北の3つのエリアで多様な業態の店舗を展開しています。

単体従業員数は132名、連結従業員数は140名です。セグメントは北関東エリア、首都圏エリア、東北エリア、その他の4つです。

主な国内グループ会社は、ホリイ物流(酒類及び食料品の卸売)などです。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ホリイフードサービスは、食の分野で事業を展開する企業として、従業員の働きがいと成長を重視しています。ここでは、同社の給与水準や働き方に関する具体的なデータ、そして人材育成への取り組みについてご紹介します。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均年齢と勤続年数から、比較的安定した人材構成が見て取れます。長期間にわたりキャリアを築くことが可能な環境が整っていると言えるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 4,632,000円
平均勤続年数 10.5年
平均年齢 40.7歳
単体従業員数 132人
連結従業員数 140人
単体のグループ内比率 94.3%


同社は、国内の従業員を対象とした確定拠出型の「特定退職金共済制度」に加入しています。この制度は、会社が拠出した資金を従業員が運用するタイプです。

なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ホリイフードサービスは、「それでお客様は満足か!」というスローガンのもと、店長を中心とした「共育及び共学」の精神で、若手社員やパートナーに成長の機会を提供し、組織の活性化を図っています。多様な人材が活躍できる環境整備に力を入れており、特に営業店における女性社員の雇用率拡大を目標に掲げています。

従業員一人ひとりが働きがいを感じ、能力を十分に発揮できるよう、ワークライフバランスを整えながら、安心して働き続けられる職場環境づくりを進めています。今後も性別や年代に関わらず、多様な人材の採用と登用を通じて、持続的な成長を目指す方針です。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。女性管理職比率および男性育児休業取得率は、有価証券報告書では開示されていません。

指標 数値
男女賃金差異(全労働者) 44.7%
男女賃金差異(正規雇用労働者) 85.0%
男女賃金差異(パート・有期労働者) 88.0%

多様性・登用


2025年11月期を対象とした提出会社単体のデータです。

指標 数値
営業部門における女性社員採用(実績) 5名

健康・安全


2025年11月期を対象とした提出会社単体のデータです。

指標 数値
社員の一月あたり平均残業時間(実績) 20時間19分

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ホリイフードサービスは、和風ダイニングレストランを中心とした外食産業を展開しています。同社グループは、地域別のセグメントで事業を運営し、顧客との契約から収益を得るモデルとなっています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、和風ダイニングレストランを中心とした外食産業を営んでいます。既存店の効率的な運営に注力し、自社アプリ会員やLINE会員の獲得を強化することで予約に繋げています。原材料価格やエネルギーコスト、採用関連コストの上昇に対応するため、季節商品の入れ替えに合わせたグランドメニューの変更や価格の見直しも行っています。

今後は、既存店舗の業況改善と安定を主軸としつつ、インバウンド需要に対応した新規出店により事業規模の拡大を目指しています。同社グループの事業は、主に以下の地域別セグメントで構成されています。

北関東エリア

茨城県、栃木県、群馬県に店舗を展開しています。郊外に立地する比較的長期保有の店舗が多く、家族での食事利用を想定した業態への変更を進めています。収益は、主に飲食サービスの提供から得ています。

首都圏エリア

東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に店舗を展開しています。駅前に立地する店舗が大半を占めています。新たにカジュアルイタリアン業態「ボンジョルノ食堂」や、インバウンド需要に対応した「エンペラーステーキ」1号店を出店し、今後の主力業態として育成する計画です。収益は、主に飲食サービスの提供から得ています。

東北エリア

宮城県、福島県、山形県に店舗を展開しています。北関東エリアと同様に郊外に立地する店舗が多数を占めています。収益は、主に飲食サービスの提供から得ています。

同社グループは本邦以外の外部顧客への売上高がなく、海外事業は展開していません。また、外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先はありません。

セグメント 売上高(2024年11月期) 売上高(2025年11月期)
北関東エリア 21.6億円 15.0億円
首都圏エリア 18.1億円 12.5億円
東北エリア 8.0億円 4.7億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの業績は、直近の連結会計年度において売上高と経常利益が減少する一方、親会社株主に帰属する当期純利益は増加しました。これは、決算期変更に伴い当連結会計年度が8ヶ月間となった影響が大きいです。前連結会計年度は12ヶ月間であったため、単純な比較はできません。

項目 2021年11月期 2022年11月期 2023年11月期 2024年11月期 2025年11月期
売上高 - - - 47.7億円 32.2億円
経常利益 - - - 1.8億円 1.6億円
経常利益率 - - - 3.8% 4.9%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - 1.8億円 1.8億円
1株当たり当期純利益(円) - - - 30.92 29.08

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は前期から減少しています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から減少する傾向が見られます。これは、決算期変更により当連結会計年度が8ヶ月間となった影響が考えられます。

指標 2025年3月期 2025年11月期
従業員1人あたり売上高(連結) 35.9百万円 23.0百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.5百万円 1.1百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


ホリイフードサービスは、本業で安定的に資金を生み出し、事業活動と投資活動を通じて資金を増やしています。これにより、財務基盤を強化している状況がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率とROEの推移から確認できます。当期の自己資本比率は29.6%であり、前期の15.7%から増加しています。これはプライム市場の非製造業平均と比較しても高い水準を示しています。

ROE(自己資本利益率)は当期24.4%で、前期の37.7%からは減少していますが、プライム市場平均を大きく上回る水準です。手元資金である現金及び預金は、当期末に20.6億円と前期末の18.1億円から増加しており、潤沢な資金を確保している状況です。これらの財務指標は、同社グループが安定した経営基盤を築いていることを示しています。

指標 2024年11月期(前期) 2025年11月期(当期)
純資産 5.2億円 10.8億円
自己資本比率 15.7% 29.6%
ROE(自己資本利益率) 37.7% 24.4%
現金及び預金 18.1億円 20.6億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが当期1.4億円のプラスとなっています。これは主に税金等調整前当期純利益や減価償却費の増加によるものです。前期の1.9億円からは減少していますが、安定して資金を生み出している状況です。

投資活動によるキャッシュフローは当期11百万円のプラスとなり、前期の△34百万円から増加しています。これは主に定期預金の払戻しによる収入があった一方で、有形固定資産の取得による支出も行われたためです。財務活動によるキャッシュフローは当期2.1億円のプラスで、株式の発行による収入が主な増加要因となっています。

これらの結果、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは当期1.5億円のプラスを維持しており、本業で得た資金を投資に回しつつ、手元に資金を残している優良な状態を示しています。この資金状況は、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた投資余力も確保していることを示唆しています。

項目 2024年11月期(前期) 2025年11月期(当期)
営業CF 1.9億円 1.4億円
投資CF △34百万円 11百万円
財務CF 47百万円 2.1億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 1.6億円 1.5億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、外食市場の縮小や競合の激化、消費者ニーズの変化により、主力業態の集客力が低下するリスクを認識しています。特に「忍家」業態への依存度が高い状況です。また、主要業態の収益が酒類販売の動向に左右される傾向があり、新業態の開発が想定通りに進まない場合も業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、店舗運営において高品質な商品とサービスを提供するための優秀な人材を必要としています。特に店舗責任者の育成に時間を要するため、人材育成が順調に進まない場合や、必要な人材を確保できない場合には、事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ホリイフードサービスは、「総合飲食企業として、働く者が誇りの持てる企業を目指す」という創業の精神を掲げ、お客様の笑顔と満足を追求する企業です。従業員満足度も重視し、事業に関わる全ての人の夢と幸福の実現を目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ホリイフードサービスは、「総合飲食企業として、働く者が誇りの持てる企業を目指す」という創業の精神を経営の根幹に置いています。スローガンである「それでお客様は満足か!」のもと、一人でも多くの笑顔を実現することを事業の根幹と位置付けています。

成熟する外食産業において、多様化するニーズに応え、価値ある商品や感動的なサービスを提供することで、お客様や地域社会に貢献することを目指しています。お客様満足度と従業員満足度を高め、企業価値の増大を図り、事業に関わる全ての皆様の夢と幸福を実現していく方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、「それでお客様は満足か!」のスローガンのもと、店長を中心に共に学び育つ「共育及び共学の精神」を大切にしています。有能な若手社員やパートナーにチャンスを与え、組織の活性化につなげて成長してきました。

ダイバーシティの推進にも力を入れており、年齢や性別に関係なく多様な人材が活躍できる環境や仕組みの整備を進めています。特に営業店所属社員の女性雇用率拡大を目標に掲げ、ワークライフバランスを整えながら、従業員一人ひとりが働きがいをもって能力を発揮できる職場環境の整備を進めています。

サステナビリティに関する考え方として、「永遠の「食」を追求し、食分野において貢献し、企業価値を高めることで、社会に貢献して行きたい」という方針を持っています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、顧客満足度及び従業員満足度の向上を重要な課題としています。具体的には、QSC(クオリティ・サービス・クリンリネス)レベルの向上を推進し、従業員の資質向上のための教育指導体制を確立しています。

また、営業実績に連動した報奨制度の充実により、営業努力が正当に報われる就労環境の整備を進めています。商品力の強化として、安心安全かつオリジナリティ溢れる商品体系の構築や、業態ごとのキラーコンテンツ導入を図っています。

業態構成の適正化、人事制度・教育体制の充実、管理体制の確立、自然災害や新たな感染症への対応も今後の重点テーマとして取り組んでいます。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ホリイフードサービスは監査役制度を採用しており、取締役会と監査役会を設置しています。取締役会には社外取締役が、監査役会には社外監査役がそれぞれ含まれる体制です。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ホリイフードサービスの筆頭株主は事業会社であるCCHです。上位株主には個人名も複数見られ、特定の事業会社が大きな割合を占める資本構成となっています。

株主名 持株比率
CCH 47.12%
堀井 克美 4.05%
三菱UFJeスマート証券 3.47%
清水 伸昭 2.28%
ホリイフード従業員持株会 1.17%


(注)所有株式数の割合については、表示数値以下を切り捨て処理により算定し記載しております。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は10名(男性10名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は藤田明久氏が務めています。社外取締役比率は14.3%です。

氏名 役職 主な経歴
藤田 明久 代表取締役社長 1987年4月日本料理篁入店、1989年10月朋栄森林開発入社、1996年10月同社入社。2005年10月営業部長、2013年4月執行役員営業統括部長兼南関東事業部長、2015年6月同社取締役、2020年4月同社代表取締役社長より現職。
大貫 春樹 取締役統括本部長兼経営管理本部長 1985年4月常陽産業入社、1992年4月同社入社。2000年10月営業本部長、2001年4月同社取締役、2017年6月経営管理本部長兼システム開発室長、2025年11月統括本部長兼経営管理本部長より現職。
根本 央紀 取締役購買物流部長 1995年4月八光商事入社、1997年4月水明荘入社、1997年8月司旅館ホテル沼津キャッスル入社、2000年4月プロスパー入社、2001年5月ホリイプロジェクト入社。2020年6月同社取締役、2024年4月購買物流部長より現職。
高鍬 仁一 取締役 2005年9月グッドスタッフ入社、2005年11月レボリューション代表取締役、2015年4月シティクリエイションホールディングス取締役、2022年12月シティクリエイションホールディングス代表取締役、2024年12月同社取締役より現職。
伊藤 大貴 取締役 2013年4月グッドスタッフ入社、2020年10月テガラミル入社、2022年11月DEITA入社。2024年9月DEITA執行役員、2025年6月同社取締役より現職。
鈴木 健之 取締役 2005年4月アカギ入社、2006年8月グッドスタッフ入社、2009年7月リムジンタクシー入社、2015年4月シティクリエイションホールディングス入社。2024年10月シティクリエイションホールディングス管理本部長兼経理部長、2025年6月同社取締役より現職。


社外取締役は、四ツ倉宏幸氏(税理士法人Y&パートナーズ代表社員)です。

同社は監査役会設置会社です。社外取締役は税理士としての専門的見識に基づき、取締役会の監督機能強化を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ホリイフードサービスでは、取締役の報酬限度額を年額200百万円以内、監査役の報酬限度額を年額30百万円以内と定めています。個々の報酬額は役員規定に基づき、使用人の給与等を勘案して取締役会または監査役会の協議により決定されています。報酬は固定報酬が中心であり、業績連動報酬や退職慰労金は含まれていません。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 6名 30百万円 5.0百万円
監査役(社外除く) 1名 5百万円 4.8百万円
社外役員 3名 4百万円 1.2百万円


報酬等の総額が1億円以上の役員はいないため、個人別の報酬開示は行われていません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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