0 編集部が注目した重点ポイント
①第3四半期累計で過去最高益を更新し、通期予想に対し営業利益78.6%と堅調に推移する
主要事業の伸長により、売上高および各段階利益において第3四半期累計の過去最高を達成しました。オートモーティブ事業での価格改定や金融保証事業の拡大が寄与しており、通期目標の達成に向けて非常にポジティブな進捗を見せています。転職者にとっても、成長が加速する勢いのある環境といえます。
②新規クライアントの業務開始と東北地方での拠点網拡充で事業基盤を強化する
2025年に入り、オートモーティブおよびグローバル事業で新規獲得クライアントの業務が稼働開始しました。また、青森県三沢市に「青森BPO三沢ブランチ」を新設するなど、東北エリアでのオペレーション体制を「面」で広げています。拠点の拡大に伴い、地方でのキャリア形成やマネジメント職の機会が拡大する可能性があります。
③総還元性向70%以上を目指す積極的な株主還元策で資本効率の向上を推進する
中期経営計画に基づき、2027年3月期までに総還元性向70%以上とする方針を掲げています。2025年11月からは上限10億円の自己株式取得を開始しており、資本コストを意識した経営が鮮明です。利益を成長投資と還元にバランスよく配分する安定した財務基盤は、中長期的な就業を考える上で大きな安心材料となります。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.5
当第3四半期連結累計期間は、アシスタンスサービスを提供する主要事業および金融保証事業が極めて堅調に推移し、増収増益を達成しました。特にプロパティ事業やグローバル事業の成長が著しく、営業利益においても前年同期比で6.8億円の増加となっています。財務面では、受取利息や為替差益(3.09億円)も利益を押し上げる要因となりました。
通期予想に対する進捗状況は、売上高で75.2%、営業利益で78.6%、経常利益にいたっては83.0%に達しています。当初の計画に対し、すべての指標において基準となる75%を超過、または概ね達成しており、業績の進捗は非常に堅調と評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.11
オートモーティブ事業
事業内容:損害保険会社や自動車メーカー向けに、ロードサービス等のBPOサービスを提供。
業績推移:売上高22,449百万円(+9.6%)、営業利益2,662百万円(+1.6%)と増収増益。
契約台数の堅調な増加に加え、クライアント企業に対する委託料改定の妥結が収益改善に寄与しています。協力会社への支払単価改定による仕入れコスト増を価格転嫁で吸収しつつ、新規獲得クライアントの業務が10月より本格稼働。手配件数も増加傾向にあり、現場のオペレーション管理やクライアント折衝のスキルが求められています。
プロパティ事業
事業内容:マンション修繕やコインパーキング「パークアシスト」のメンテナンス等を提供。
業績推移:売上高7,341百万円(+15.9%)、営業利益607百万円(+21.7%)と大幅増益。
賃貸住宅向け駆けつけサービス「ホームアシスト」が安定的に推移しています。不採算クライアントとの交渉継続により収益性が向上し、利益率は大幅に改善。安定フェーズに入ったサービスをいかに質を落とさず適正化するかが鍵となっており、事業管理の専門性が高く評価されるフィールドです。
グローバル事業
事業内容:海外旅行保険の対応や、駐在員向け医療サポート(ヘルスケアプログラム)を展開。
業績推移:売上高7,759百万円(+14.7%)、営業利益994百万円(+14.0%)と好調。
主力のヘルスケアプログラムが堅調なほか、新規クライアント獲得と円安効果が追い風となっています。海外拠点での現地スタッフ採用拡充など、ビジネスモデル強化に向けた先行投資を継続しつつ増益を確保。多言語対応やグローバルな拠点運営に知見のある人材にとって、活躍の機会が広がっています。
カスタマー事業
事業内容:ECサイトや各種サービスのカスタマーサポート代行、コンタクトセンター運営。
業績推移:売上高4,945百万円(▲1.0%)、営業利益704百万円(+34.7%)と利益重視の展開。
既存業務の「取捨選択」を断行し、収益性の高い案件にリソースを集中させた結果、減収ながらも営業利益が大幅増となりました。センターの運営効率化と品質向上を両立させる、デジタル技術活用やオペレーション設計のスキルが非常に重視されています。
金融保証事業
事業内容:家賃債務保証、医療費用保証、介護費用保証等を提供。グループ会社「イントラスト」が主導。
業績推移:売上高8,865百万円(+14.4%)、営業利益2,025百万円(+17.7%)と高成長。
主力商品の家賃債務保証に加え、医療・介護分野の保証サービスが二桁成長を継続しています。生活に密着した保証サービスの需要は底堅く、審査・債権管理の専門性や、医療機関・不動産会社向けの提携推進を担うプロフェッショナルが求められています。
IT事業・ソーシャル事業
事業内容:SCMシステム提供(IT)、女子スポーツチーム運営や保育事業(ソーシャル)。
業績推移:IT事業は投資先行で減益、ソーシャル事業はスポンサー収入増で増収。
IT事業ではプログラム開発者への先行投資を実施しており、内製化に向けたエンジニア採用を強化中。ソーシャル事業は地域活性化を通じたグループ認知度の向上を目的としており、保育・スポーツ支援など多角的な社会貢献を志向する人材にとって魅力的な環境です。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.21
当社グループは、AI等のデジタル技術を活用した効率化を進める一方で、「人ならではの高度な問題解決能力」を追求し、クライアントから高い評価を得ています。深刻な人手不足が続く国内市場において、企業のコア業務への集中を支援するBPO需要は極めて堅調です。
今後の成長戦略として、青森・岩手・秋田などの東北エリアを中心とした「面」でのオペレーション拠点網拡充を加速させます。2025年に開設された「青森BPO三沢ブランチ」に加え、2026年には「秋田BPO潟上キャンパス」の開設も予定されており、新たなリーダー職や管理部門のポストが生まれる可能性が高いでしょう。また、中期経営計画での積極的な株主還元姿勢は、収益力に対する経営陣の自信の表れであり、安定した成長企業でのキャリアを望む方に最適なフェーズといえます。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
「不便さやお困りごとを解決する」という同社のコンセプトに共感し、デジタル技術(AI)とホスピタリティを融合させた次世代のBPOサービスに挑戦したいという軸が有効です。特に、委託料改定の妥結といった「サービスの質に見合った価格交渉」に成功している点は、自社のサービス品質に誇りを持っている証拠です。「自社の価値を正しく伝え、クライアントと対等なパートナーシップを築きたい」という意欲は高く評価されるでしょう。
面接での逆質問例
・「東北地方での拠点網拡充が進んでいますが、各拠点間の連携を深めるためのナレッジ共有や組織運営において、どのような課題や期待がありますか?」
・「デジタル技術の導入による業務効率化が進む中で、同社が定義する『人ならではの高度な解決能力』を現場スタッフが磨くための支援・研修体制について教えてください。」
・「中期経営計画の還元方針から、強固な収益基盤を感じます。今後、さらなる成長を牽引する次なる注力セグメントや投資領域はどこに設定されていますか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
やる気があれば管理職へステップアップ出来る
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(30代後半・その他・女性) [キャリコネの口コミを読む]繁忙期は有給希望休はほぼ通りません
繁忙期は有給、希望休はほぼ通りません。コールセンターという業務上、退勤時間前に電話が鳴ってしまい残業...といったことは必ずあります。
(20代後半・コールセンタースタッフ・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 第3四半期 決算短信
- 2026年3月期 第3四半期 決算説明資料



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