0 編集部が注目した重点ポイント
① 売上・利益ともに2期連続で過去最高を更新する
2025年12月期は売上高181億円、経常利益18.5億円に達し、2期連続の過去最高更新を果たしました。前の中期経営計画を最終年度を待たず前倒しで達成しており、極めて勢いのある成長フェーズにあります。求職者にとっては、拡大する事業規模の中で新たなポストや役割に挑戦できる絶好の機会といえます。
② 最大9.0%の給与引き上げで人的資本投資を強化する
2025年度より、全社平均3.9%、最大9.0%の給与水準引き上げを断行しました。「一人ひとりが主役」をビジョンに掲げ、持続的な待遇向上を推進しています。業績の還元が給与という形で明確に示されている点は、専門性を活かして正当な報酬を得たい転職希望者にとって大きな魅力です。
③ 2030年に経常利益30億円を目指す新中計を策定する
2026年から2030年までの新中期経営計画を始動させました。2030年度に売上高221億円、経常利益30億円を目指す野心的な目標を掲げています。今後5年間で52億円の成長投資を計画しており、M&Aや新規事業開発、AI活用による生産性向上など、攻めの姿勢でキャリアを築ける環境が整っています。
1 連結業績ハイライト
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.6
当連結会計年度における業績は、売上高18,136百万円、経常利益1,857百万円と、過去最高益を大幅に更新しました。特に利益面では前年比46.6%増と、当初予想を大きく上回るペースで伸長。安定的な収益源である定常収入(保守料やクラウド利用料などのストック収入)も87億円を突破し、強固な経営基盤を確立しています。
2025年12月期の通期計画に対する進捗状況は極めて順調であり、新中期経営計画のスタートに向けた理想的な着地となりました。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.4
流通クラウド事業
事業内容: 食品小売業・卸売業に特化したクラウドサービスを提供。業界特有の商習慣を反映した「シェアクラウド」が主力です。
業績推移: 売上高53.0億円。各種サービス改定により増収を確保する一方、人件費増やソフトウェア償却費により微減益となりました。
注目ポイント: 中大規模顧客向けの次世代基幹システム「@rmsV6」の展開が本格化。小売・卸・メーカー間の商談をデジタル化する「C2Platform」など、食品流通業界全体のDXを担う最先端の開発に携わることができます。
官公庁クラウド事業
事業内容: 自治体向けDXソリューションを提供。文書管理システム「ActiveCity」や防災システムなどを展開しています。
業績推移: 売上高84.7億円。自治体のシステム標準化案件や防災工事が寄与し、セグメント利益は前年比135.9%増と爆発的に成長しました。
注目ポイント: 2026年3月の標準化期限に向けた案件が山場を迎えており、AI技術を持つ企業のM&Aなどによるサービス強化も進行中。国策に直結するダイナミックな社会貢献が可能です。
トラスト事業
事業内容: ブロックチェーンを活用したデジタル証明書発行サービス「CloudCerts」などを展開する新成長領域です。
業績推移: 売上高1.4億円(+82.3%)。未だ先行投資期間ですが、赤字幅は着実に縮小し、黒字化が射程圏内に入っています。
注目ポイント: 国家資格(薬剤師資格証)のデジタル化など、国内初の社会実装を次々と成功させています。Web3技術を実社会に落とし込む新規事業開発に興味がある方に最適です。
モバイルネットワーク事業
事業内容: 和歌山県内でドコモショップ10店舗を運営。県内トップクラスのシェアを誇る安定基盤です。
業績推移: 売上高42.0億円。インセンティブ収入の改善と、3G終了に伴う買い替え需要により増収増益を達成しました。
注目ポイント: 地域密着の顧客接点を活かし、店舗外での顧客接点拡大や生産性向上に注力。和歌山に根ざしたキャリアを築きたい方に適したフィールドです。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.16
2026年12月期は売上高192億円、経常利益19億円と、3期連続の過去最高更新を計画しています。注目すべきは、5年間で52億円を投じる戦略投資です。特にAI技術の活用を全社的に推進しており、開発効率の向上だけでなく、既存サービスへのAI機能実装による競争力強化を狙っています。
また、新中計では「誰からも選ばれるITカンパニー」をビジョンに、人的資本経営を一層強化。AIを相棒に使いこなし、付加価値の高い仕事へシフトできるエンジニアやコンサルタントにとって、自身の市場価値を飛躍的に高められるチャンスに溢れています。
4 求職者へのアドバイス
過去最高の更新という盤石な業績に加え、「最大9.0%の賃上げ」や「AI活用による生産性向上」といった具体的かつポジティブな変化に注目してください。単なる安定志向ではなく、会社が提供する最新のIT武器(AIツール等)を駆使し、顧客(小売・公共)の生産性向上に貢献したいという「成長意欲」を示すことが、新中計を担う人材として高く評価されるポイントです。
- 「新中計で掲げている52億円の成長投資の中で、具体的にエンジニアのスキルアップを支援する施策はありますか?」
- 「AIエージェント型のコーディングツールの導入状況や、それによる開発スタイルの変化について教えてください。」
- 「官公庁分野での利益が急拡大していますが、今後全国展開を加速させる上で、中途入社者に期待する役割は何ですか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社サイバーリンクス 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社サイバーリンクス 2025年12月期 決算説明資料



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。