ノバレーゼの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

ノバレーゼの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

ノバレーゼの2025年12月期決算は、売上高が初の200億円を突破し過去最高を更新。2026年4月にはエスクリとの経営統合を控え、新社名「オンザページ」として国内最大級の勢力へ進化します。「なぜ今ノバレーゼなのか?」「転職希望者がどの事業で、どんな役割を担えるのか」を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

エスクリと経営統合し「オンザページ」へと社名を変更する

2026年4月1日付で、同業の株式会社エスクリと経営統合を行う構造的変化を決定しました。新社名は「株式会社オンザページ」となり、国内最大級のブライダルグループが誕生します。これに伴い、拠点網の拡大や組織再編が進むため、統合プロセスに携わるチャンスや、広大なフィールドでのキャリア機会が飛躍的に拡大する見込みです。

売上高が創業以来初の200億円を突破し過去最高を更新する

2025年12月期の売上収益は22,039百万円(前期比14.2%増)に達し、過去最高を記録しました。婚礼需要の着実な回復に加え、平均組単価がコロナ禍前を上回る水準まで伸長しています。業績が右肩上がりの中で迎える経営統合は、攻めの姿勢を象徴しており、新たな成長フェーズで活躍したい人材にとって極めて魅力的なタイミングと言えます。

サービスの内製化により業界トップクラスの利益成長を実現する

ドレス、映像、装花、ギフトといった婚礼周辺サービスを自社で手掛ける「サービス内製化」を強みとしています。これにより、中間コストを抑えた高い収益構造を確立し、営業利益は前年比68.1%増と大幅な伸びを見せました。専門職としてのスキルを磨きながら、ビジネスとしても強い組織で働ける環境が整っています。

1 連結業績ハイライト

施行組数の増加と平均単価の伸長により、創業以来最高の売上高を達成。利益額も当初計画を大幅に超過し、極めて好調な着地となりました。
2025年12月期 決算サマリー

出典:2025年12月期決算説明資料 P.7

売上収益
22,039百万円
+14.2%
営業利益
2,247百万円
+68.1%
親会社所有者帰属利益
1,256百万円
+89.3%

当期の業績は、婚礼プロデュース部門における受注活動が好調に推移したことが大きく寄与しました。平均ゲスト数は55.5人と回復途上にありますが、アイテム単価の向上により平均組単価は3,710千円(前期比+9.3%)と大幅に伸長し、利益率を押し上げています。また、人材の定着率向上により採用関連費用が縮減されたことも、増益の要因となりました。

通期計画に対する評価としては、売上収益で計画比+7.5%、営業利益で計画比+19.7%と、すべての利益指標において当初予想を大きく上回る結果となり、進捗は非常に順調な着地と言えます。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

主力であるブライダル事業が牽引役となり、レストラン特化型事業も店舗網の拡大による大幅な増収を達成しています。
セグメント別の状況

出典:2025年12月期決算説明資料 P.15

ブライダル事業(実務:株式会社ノバレーゼ)

事業内容:婚礼施設の運営、婚礼衣裳のレンタル・販売、婚礼飲食の提供をワンストップで展開。

業績推移:売上収益20,464百万円(前期比+12.7%)、セグメント利益3,801百万円(同+46.5%)と増収増益。

注目ポイント:受注率の底上げや高単価商品の提供が奏功し、極めて高い利益成長を実現しています。今後はエスクリとの統合により、内製化のノウハウを相手側の施設にも展開する計画があり、組織融合や業務改革をリードできる人材へのニーズが急増しています。

注目職種:ウエディングプランナー、ドレスコーディネーター、調理・サービススタッフ

レストラン特化型事業(実務:株式会社ブロスダイニング)

事業内容:「SHARI」「セラフィーナニューヨーク」など、一般飲食に特化したレストランの運営。

業績推移:売上収益1,575百万円(前期比+37.9%)、セグメント損失18百万円(前年は43百万円の利益)。

注目ポイント:新規出店コストやベトナム進出費用により一時的な赤字となりましたが、売上規模は急速に拡大しています。国内だけでなく海外展開も加速しており、多店舗展開のマネジメントやグローバル展開を志向する人材にとっての挑戦権が広がっています。

注目職種:店長候補、料理長、店舗開発、海外事業企画

3 今後の見通しと採用の注目点

経営統合によるシナジー創出を成長の柱に据え、2026年4月から「オンザページ」として新たなスタートを切ります。
経営統合によるシナジー創出

出典:2025年12月期決算説明資料 P.28

2026年4月に控える株式会社エスクリとの経営統合により、連結売上高455億円規模の巨大グループが誕生します。この統合により、広告コストの圧縮や共同購買による調達コストの削減など、スケールメリットを活かした構造改革が加速する見通しです。また、エスクリの強みである「宴会受注」のノウハウをノバレーゼの施設へ導入するなど、相互送客による収益力の強化も計画されています。

店舗展開についても積極的で、2026年3月の「HOMAM 旧マッケンジー邸」をはじめ、2027年にかけて軽井沢、仙台など地方都市圏への戦略的な出店が決定しています。統合後の新会社では、異なる組織文化を融合させ、新たなスタンダードを構築できるリーダーシップを備えた人材の確保が、持続的成長の鍵を握ることになります。

4 求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

「国内最大級のブライダルグループ誕生」という歴史的転換期にあることを強調すると良いでしょう。特に、同社の強みである「サービス内製化」による高い顧客満足度と収益性の両立に共感しつつ、統合後の新会社「オンザページ」において、エリア拡大や新規事業の創出に貢献したいという意欲を示すことが、強いアピールに繋がります。

Q&A 面接での逆質問例
  • エスクリとの統合により、キャリアパスや研修制度にはどのようなプラスの影響があると考えていますか?
  • 内製化の範囲を「ヘアメイク」などにも拡大する構想がありますが、現場スタッフにはどのような新たな役割やスキルが求められますか?
  • 「低い離職率」が維持されていますが、統合後の組織文化の醸成に向けて、現場レベルで重視しているコミュニケーションは何ですか?

5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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ワーキングマザーが働きづらい環境

ブライダル業界のため、土日祝日の勤務が重要になる点が、ワーキングマザーが働きづらい環境ではある。

(30代後半・カウンターセールス・女性) [キャリコネの口コミを読む]
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若手でも裁量をもちチャレンジできる

働いている人は皆前向き、仲間に対しての想いに溢れているあたたかい人ばかり。失敗しても見捨てず、目標設定を手助けし、引き上げてくれる。信じて任せる文化があり、若手でも裁量をもちチャレンジできる。

(30代後半・カウンターセールス・女性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • 株式会社ノバレーゼ 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
  • 株式会社ノバレーゼ 2025年12月期 決算説明資料

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。


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