0 編集部が注目した重点ポイント
① 営業利益が前年比182.6%増と大幅向上し収益性が改善する
2026年11月期第1四半期の営業利益は60億24百万円(前年同期比182.6%増)と驚異的な伸びを記録しました。販管費の抑制と営業スタッフ1人あたりの売上総利益が向上したことで、営業利益率は前年同期の1.5%から3.3%へ大きく改善しており、収益重視の経営体制への転換が明確な成果として現れています。
② 1Q末の拠点数が244拠点へ拡大し全国展開を加速させる
当期末までに367店舗への拡大を目指すなか、第1四半期時点で244拠点(357店舗)まで体制を拡充しました。関東甲信越や関西地方での新規出店を継続しており、ドミナント戦略(特定の地域へ集中出店しシェアを高める戦略)を強化しています。拠点数の増加は買取台数や車検台数の増加にも直結しており、事業基盤の着実な拡大が続いています。
③ 業者販売の拡大により商品回転日数を短縮し効率化を推進する
オートオークション(AA)への販売や業者間取引を積極的に活用することで、商品回転日数を34.5日まで短縮しました。在庫の滞留を防ぎ、常に新鮮な車両ラインナップを維持する管理体制を徹底しています。これにより車両単体の利益率が改善傾向にあり、中古車市場の相場変動に左右されにくい安定した利益構造を構築しています。
1 連結業績ハイライト
出典:決算説明資料 P.3
売上高
1,810億円
+25.0%
営業利益
60.2億円
+182.6%
当期純利益
39.6億円
+252.2%
第1四半期の業績は、売上高が1,810億69百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が39億62百万円となりました。前年同期の厳しい経営環境から一転、1人あたり生産性の向上とコスト構造の最適化により、大幅な増益を達成しています。特に小売販売台数が43,790台と着実に増加したことに加え、買取台数も85,799台(前年同期比126.0%)と大幅に伸長し、仕入ルートの多様化が利益を押し上げました。
通期予想に対する進捗率は、売上高で26.5%、営業利益で25.1%に達しており、第1四半期として順調な滑り出しとなりました。例年、中古車市場が活発化する繁忙期に向けて良好な推移を見せています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:決算説明資料 P.9
販売店(小売事業)
事業内容:国産車・輸入車の中古車販売および付帯サービスの提供。総合店やSUV LANDなどの大型店を展開。
業績推移:売上高92,664百万円(前年同期比125.1%)、売上総利益12,843百万円(前年比116.5%)。
注目ポイント:販売店の台当たり利益が改善しており、特に車両単体利益が向上しています。これは業者販売の拡大によって在庫の鮮度管理が徹底された結果です。店舗網の拡大に伴い、店長候補や営業プロフェッショナルの需要が非常に高く、成長意欲のある人材には早期のキャリアアップ機会が豊富に存在します。
買取店(仕入・卸売事業)
事業内容:一般ユーザーからの車両買取およびオートオークション等を通じた業者間転売。
業績推移:売上高62,755百万円(前年同期比135.0%)、売上総利益10,404百万円(前年比130.7%)。
注目ポイント:すべての事業部の中で最も高い成長率を維持しています。単独買取店の出店に加え、総合店への併設による相乗効果で、仕入能力が劇的に強化されました。データに基づいた適正査定とスピーディーな対応が求められるため、論理的思考や価格交渉力を持つ人材が活躍できるフィールドです。
整備・輸入車ディーラー
事業内容:車検・修理・メンテナンスおよび輸入車(ボルボ・フィアット等)の正規ディーラー運営。
業績推移:整備店売上高22,721百万円(前年比106.4%)。輸入車ディーラー売上高5,447百万円。
注目ポイント:車検台数が59,039台(前年同期比111.9%)と堅調に推移しており、ストック型の安定収益基盤としての重要性が増しています。高度な技術を持つメカニックやフロントアドバイザーの採用を強化しており、大手ならではの設備環境でスキルを磨くことが可能です。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:決算説明資料 P.16
今後の成長戦略として、店舗網の拡充によるシェア拡大を最優先課題としています。期初から第2四半期にかけても関東甲信越地方を中心に多数の新規出店を予定しており、全国各地でキャリア機会が拡大しています。また、2026年3月には三菱UFJ銀行をアレンジャーとする計7金融機関から200億円の資金借入(シンジケートローン)契約を締結しており、攻めの投資を支える強固な財務基盤を整えています。
市場環境については、中東情勢の緊迫化などの不透明感はあるものの、足元の中古車オートオークション成約率は例年並みに推移しており、大きな懸念はないとの認識です。生産性向上による「稼ぐ力」の強化が進んでいるため、個人の成果が正当に評価される環境を求める転職者にとって、非常に魅力的なフェーズにあります。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
「生産性向上」と「拠点拡大」の双方を追い求めている同社の姿勢に注目しましょう。具体的には、「1人あたりの売上総利益を向上させるための効率的な動き」や、「在庫回転率を意識したスピード感のある接客・提案」に自身の強みを紐付けると、経営方針と合致した説得力のある志望動機になります。また、全国展開に伴う「拠点の立ち上げ」や「マネジメント機会」への意欲をアピールすることも、成長企業のニーズに合致します。
面接での逆質問例
- 「第1四半期で営業利益率が前年比で倍増していますが、現場レベルで生産性を高めるために最も意識されている工夫は何ですか?」
- 「商品回転日数を短縮するための在庫管理や、業者販売と小売のバランス判断は、各店舗の現場にどの程度裁量が与えられていますか?」
- 「今後367店舗への拡大を予定されていますが、新拠点での責任者(店長職等)を目指す際に、現在の評価基準で最も重視されている指標を教えてください。」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
裁量を持って活動できる場面が多い
いろいろと裁量を持って活動できる場面が多く、働く環境としては刺激が多くやりがいがありました。またクールごとに仕事内容が増えたり変わったりするのでマンネリもあまりないです。
(20代後半・営業事務・管理事務・女性) [キャリコネの口コミを読む]早く帰りづらいところはありました
営業職の人は、お客さんの納車がある場合は休み関係なく出社している人が多かった印象です。残業は全体としては多いと思います。また周りの残業時間を気にする風潮があり、早く帰りづらいところはありました。店舗によって変わってくる方はおまいますが。
(20代後半・営業事務・管理事務・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社ネクステージ 2026年11月期 第1四半期 決算説明資料
- 株式会社ネクステージ 2026年11月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。