0 編集部が注目した重点ポイント
① 「金のユーグレナ」事業を譲受し免疫市場を開拓する
2026年5月11日付で、神鋼環境ソリューションより「金のユーグレナ」事業を事業譲受しました。日本初となる「免疫」の機能性表示を実現した素材を獲得したことで、ヘルスケア事業の付加価値が大きく向上します。研究成果を融合し、マルチ機能性表示の拡充を加速させる方針で、機能性素材開発のキャリア機会が拡大しています。
② ヘルスケアの成長により全指標が前年同期を上回る
売上高は前年同期比11%増、営業利益は35%増と、主力のヘルスケア事業を筆頭に収益性が着実に改善しています。特に子育て世代向け栄養シリーズの定期顧客数が1万人を突破するなど、オーガニックな成長が加速。M&Aに頼らない自律的な成長フェーズへ移行しており、マーケティング人材の重要性が高まっています。
③ マレーシア商業プラントの建設が順調に進捗する
バイオ燃料事業では、マレーシアでの商業規模プラント建設が計画通り進展しています。エネルギー安全保障への関心が高まる中、東急バスが通常ダイヤでサステオ51を本格導入するなど、実社会での実装が着実に進んでいます。大規模生産体制の構築に向けた、エンジニアリングやサプライチェーン管理の専門性が求められています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年12月期第1四半期決算説明資料 P.4
売上高
13,197百万円
(前年同期比+11%)
営業利益
837百万円
(前年同期比+35%)
調整後EBITDA
1,822百万円
(前年同期比+18%)
※調整後EBITDA = 営業利益 + のれん償却費及び減価償却費 + 助成金収入 + 株式関連報酬(キャッシュ創出力を示す独自指標)
当第1四半期は、ヘルスケア事業における定期顧客数の増加や、サティス製薬・キューサイ等のグループ各社の売上成長が寄与しました。生産性改善や費用構造の見直しといった黒字体質への転換施策が継続的に効果を発揮しており、営業利益は前年同期から大幅に拡大しています。親会社株主に帰属する四半期純利益についても、前年同期の赤字507百万円から32百万円へと赤字幅を大幅に縮小させました。
通期予想に対する進捗率は、売上高が25%、営業利益が26%、経常利益が28%と、すべての指標において計画を若干上回るペースで推移しており、業績の進捗状況は堅調といえます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期第1四半期決算説明資料 P.5
ヘルスケア事業
事業内容:微細藻類ユーグレナを活用した食品・化粧品のBtoC直販、OEM提供、原料販売、および海外展開。
業績推移:売上高は12,189百万円(前年同期比+12%)と成長。調整後EBITDAは2,301百万円(+13%)を記録。
注目ポイント:「からだにユーグレナ」などの主力ブランドが堅調なほか、サティス製薬やキューサイの既存顧客からの受注が拡大。新たに「金のユーグレナ」事業を承継し、免疫機能表示市場への本格参入を果たしました。機能性素材の価値最大化に向け、ブランドマネージャーや営業推進のプロフェッショナルが求められています。
バイオ燃料事業
事業内容:SAF(バイオジェット燃料)やHVO(次世代バイオディーゼル燃料)の製造・販売、および商業プラントの構築。
業績推移:売上高は256百万円と前年並み。マレーシアJVの設立など、将来の収益化に向けた投資フェーズが継続。
注目ポイント:マレーシアでの商業プラント建設は計画通り進捗しており、2028年下期の稼働を目指しています。国内では東急バス65台が実運用でバイオ燃料を採用するなど、商用化へのマイルストーンを確実にクリア。プラントエンジニアリングや原料調達のグローバルなキャリアパスが存在します。
その他事業(アグリ等)
事業内容:大協肥糧による肥料製造、ユーグレナ竹富エビ養殖によるエビ養殖、および遺伝子解析サービス等。
業績推移:売上高は757百万円を計上。市況の好転により収益基盤としての役割を継続。
注目ポイント:微細藻類を活用した新ブランド「いきものたちにユーグレナ」を立ち上げ、循環型農業・水産業への本格展開を開始。既存事業の安定性と、R&D発の新規事業開発の両面に携われる環境です。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期第1四半期決算説明資料 P.19
通期の業績予想については、売上高52,000百万円、営業利益3,200百万円と、期初の計画を据え置いています。第1四半期が計画を上回るペースで進捗したものの、第2四半期以降に予定している広告投資の拡大や、中東情勢を巡る原材料価格等の不透明感を慎重に見極める姿勢です。
技術面では、サティス製薬と共同で微細藻類から「超長鎖セラミド」を発見し特許出願するなど、次世代の化粧品原料開発が実を結びつつあります。また、ゲノム編集ユーグレナの生産実証にも成功し、実用化に向けた行政との対話を進めています。研究と事業を繋ぐ「R&D体制の強化」として小倉卓氏が研究担当執行役員に就任するなど、技術の社会実装に向けた組織体制も整備されています。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
主力のヘルスケア事業が「M&A依存」から「自律成長」へと転換し、黒字体質が定着しつつある点は大きな魅力です。安定した収益基盤の上で、バイオ燃料やゲノム編集といった「未来の当たり前」を創るプロジェクトに挑戦できる、まさに「両利きの経営」を体現するフェーズであることを志望動機に盛り込むと効果的でしょう。
面接での逆質問例
「新たに事業譲受した金のユーグレナ事業と既存商品のシナジーをどう最大化していく予定ですか?」「マレーシアの商業プラント稼働を見据え、現在サプライチェーンのどの領域で最も人材が必要とされていますか?」など、具体的な戦略進捗に触れる質問が、志望度の高さをアピールします。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
ベンチャー企業ということもあって勢いはある
イベントとしては、定期的に飲み会やスポーツ大会、社員旅行、社内表彰、全社会議等が実施されている。若いメンバーも多いことから盛り上がることは多い。社風はベンチャー企業ということもあって勢いはある。
(30代前半・法人営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]入社2・3年で課長や部長といった例はない
ITベンチャーのような入社2・3年で課長や部長といった例はない。これは一般的にも言えることかもしれないが、経営陣の意向に沿うことが出来るかどうかも大事。
(30代前半・法人営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社ユーグレナ 2026年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ユーグレナ 2026年12月期第1四半期決算説明資料



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