0
編集部が注目した重点ポイント
①駐車場装置事業が105.6%増益と業績を牽引する
駐車場装置関連事業において、主力製品「パズルタワー」の新設工事が前倒しとなったことなどにより、売上高が前年同期比82.7%増、営業利益が同105.6%増の大幅な伸長を記録しました。この高い成長が連結全体の利益を大きく押し上げており、同事業における施工管理や提案営業に携わる人材の活躍機会が拡大しています。
②4月に中四国支店を統合し営業体制を効率化する
室内外装品関連事業の営業拠点において、営業機能の効率化および顧客へのサービス向上を目的として、2026年4月に中国地方と四国地方の支店を統合し、新たに「中四国支店」として営業を開始しました。管理体制や拠点の最適化を推進する中で、広域をカバーする組織運営や新たな営業戦略の構築に貢献できるキャリア機会が広がっています。
③年間120円以上の配当方針を新たに導入する
新中期経営計画「タチカワビジョン2028」の策定に伴い、株主還元の基本方針として自己資本配当率(DOE)4.0%を下限とする新たな基準を導入しました。これにより累進配当を継続しながら年間配当1株120円以上をコミットしており、企業の財務健全性と市場評価を高めながら、持続的な企業価値向上への注力を明確に示しています。
1
連結業績ハイライト
出典:2026年12月期 第1四半期 決算補足説明資料 P.4
売上高
11,353百万円
前年同期比: +8.0%
営業利益
1,566百万円
前年同期比: +17.3%
経常利益
1,604百万円
前年同期比: +18.5%
当第1四半期連結累計期間の売上高は11,353百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は1,566百万円(同17.3%増)と堅調に拡大しました。原材料をはじめとする製造コストの増加により売上総利益率は42.0%へと若干低下したものの、各セグメントにおける売上高の増加影響が上回り、各段階利益において大幅な増益を達成しています。販売費及び一般管理費が前年同期を下回る水準に抑制されたことも、利益率の改善を支える要因となりました。
通期業績予想に対する第1四半期時点の進捗率は、売上高が26.1%、営業利益が34.8%に達しています。年初予想を上回るペースで利益が推移しており、第1四半期累計の進捗状況は順調であると評価できます。
2
事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期 第1四半期 決算補足説明資料 P.12
室内外装品関連事業
事業内容:住宅やオフィス等に向けた窓まわり製品、間仕切り、調光ファブリック製品等の製造販売を行います。
業績推移:売上高は9,413百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は1,305百万円(同6.4%増)となりました。
注目ポイント:新設住宅着工戸数が減少傾向にある中、好評の調光タテ型ブラインド「エアレ」の生地拡充や新宿ショールーム開設による需要喚起が功を奏しました。前年に実施した販売価格改定の効果もあり、原材料高騰を跳ね返して増益を確保しています。市場の多様化するニーズを的確に捉え、新製品の早期浸透や空間価値の最適提案を推進できる提案型営業や販促企画のプロフェッショナルが求められています。
注目職種:
建築・住宅向け提案営業、ショールーム運営・販促企画、エリア支店マネジメント担当
駐車場装置関連事業
事業内容:くし歯式機械式立体駐車場「パズルタワー」の新設工事および既設物件の改修提案を行います。
業績推移:売上高は1,101百万円(前年同期比82.7%増)、営業利益は209百万円(同105.6%増)となりました。
注目ポイント:一部の新設工事物件において工期の前倒しが発生したことにより、売上高が急増しました。売上構成の変化で利益率は低下したものの、増収効果により全体の利益幅は大きく拡大しています。既設物件に対する計画的な改修や付加価値提案が堅調に推移しており、原価の先行管理を徹底しながら、確実な受注獲得と安全なプロジェクト進行を両立できる施工管理・エンジニアの重要性が高まっています。
注目職種:
立体駐車場施工管理エンジニア、メンテナンス・改修提案営業
減速機関連事業
事業内容:工作機械や無人搬送台車(AGV)等に対応する汎用減速機およびオーダー製品の製造販売です。
業績推移:売上高は838百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益は51百万円(同742.5%増)となりました。
注目ポイント:工作機械需要が緩やかに持ち直す中、成長著しい無人搬送台車(AGV)向けの個別製品売上が好調に推移し、業績を大きく牽引しました。価格改定の効果や、収益性の高いオーダー製品の増加により利益率が大幅に上昇しています。生産体制の改善が実を結びつつあり、今後も高まる自動化ニーズに向けて、新規需要の開拓やカスタム製品の設計を主導できる開発・技術営業人材の活躍の場が用意されています。
注目職種:
精密機械設計開発エンジニア、産業用機器の技術営業(セールスエンジニア)
3
今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期 第1四半期 決算補足説明資料 P.11
通期の連結業績予想は、売上高43,500百万円(前期比2.1%増)、営業利益4,500百万円(同2.0%増)と年初の公表値を据え置いています。中東情勢の緊迫化に伴う物価の高騰や原材料の供給不安など、取り巻く環境には先行き不透明感があるものの、現時点において当面の生産に必要な材料の確保は継続している状況です。札幌製作所の移転計画における建設費用の支払や、支店統合に代表される設備投資・営業体制最適化を並行して推進し、中長期での経営基盤強化を図っています。
新中期経営計画のスタートとともに、成長に向けた投資や「ものづくりと市場づくり」への注力を掲げており、安定した財務基盤のもとで攻めの事業変革を支える高度なマネジメント人財や実務経験者の存在が、下期以降の計画達成においてますます重視される見通しです。
4 求職者へのアドバイス
新中期経営計画「タチカワビジョン2028〜快適な暮らしの創造〜」がスタートし、ものづくりだけでなく「市場づくり」や「効率的な営業体制の構築」に舵を切っています。志望動機を組み立てる際には、新宿ショールームの開設や中国・四国地方の支店統合による営業機能集約といった事実を踏まえ、「新製品の市場浸透や、エリアの特性に応じた最適な提案活動を通じて、会社の新たな成長を最前線で支えたい」という能動的な姿勢を伝えることで、面接官へ強力にアピールすることができます。
・「駐車場装置関連事業において、工期前倒しによる売上増だけでなく、既設物件への改修提案や付加価値提案の徹底が利益を支えていると拝見しました。既設物件の長期的な改修受注を最大化していく上で、これから参画する中途採用の人材に期待される『提案の切り口』や役割についてお教えください。」
・「減速機関連事業では、無人搬送台車(AGV)向けの需要を捉えた個別製品の拡大や、価格改定・オーダー製品の比率向上により非常に高い営業利益増(前年同期比742.5%増)を達成されています。この好調なトレンドを持続させ、さらに新規開拓を進めるにあたり、どのような技術的バックグラウンドや営業経験を持つ人材が特に必要とされていますでしょうか。」
5
転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 立川ブラインド工業株式会社 2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 立川ブラインド工業株式会社 2026年12月期 第1四半期決算補足説明資料



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。