0編集部が注目した重点ポイント
①サブスクARRが過去最高を更新し売上高が16.7%増加する
2026年12月期第1四半期において、主力アプリのメジャーバージョンアップが奏功し、売上高は前年同期比16.7%増の2,803百万円を記録しました。サブスクリプションARR(年間経常収益)も5,831百万円と過去最高を更新しており、安定的な成長背景をもとに自社サービス開発でのキャリア機会が拡大する可能性があります。
②初の自己株式消却を実施し株主還元の継続強化を推進する
当第1四半期期間中の2026年3月16日に、当社として初めてとなる150万株の自己株式消却を実施しました。消却後の自己株式保有割合は14.8%となり、今後も10%程度を目安に消却を検討する方針です。株主還元や資本効率の向上を徹底する明確な財務方針のもと、資本政策の領域で中途採用者の重要性が高まっています。
③経営陣の若返りや採用強化を推進し次世代人材へシフトする
コーポレート・ガバナンス体制強化の一環として、持続的な成長に向けて経営陣の若返りを推進し、次世代人材への戦略的シフトを進めています。役員退職慰労金制度の廃止やマネージャー候補者の採用・育成を強化しており、組織の変革期において中途採用者がリーダーシップを発揮できるフィールドが広がっています。
1連結業績ハイライト
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明補足資料 P.9
売上高
2,803百万円
+16.7%
営業利益
1,211百万円
+59.6%
経常利益
1,213百万円
+61.7%
四半期純利益
813百万円
+18.9%
当第1四半期累計期間の業績は、主力製品であるクリエイター向け制作アプリの大型アップデート需要が堅調に推移したほか、価格改定や新規ユーザー獲得キャンペーンの成功により、売上高および各段階利益が過去最高を更新しました。高利益率なサブスクリプション売上の成長に注力した結果、営業利益率は43.2%に達しています。
通期計画に対する第1四半期末時点の進捗率は、売上高が28.1%、営業利益が36.5%、経常利益が37.0%、四半期純利益が37.1%に達しています。年初に提示された目安となる25%をすべての項目で大きく上回る極めて高い進捗を記録しており、通期目標の達成に向けて非常に順調な進捗であると評価できます。
2事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明補足資料 P.15
クリエイターサポート分野
【事業内容】 イラスト・マンガ・Webtoon(縦スクロール漫画)・アニメーション制作に対応した、グローバル展開を強みとする自社創作アプリの開発およびライセンス提供業務です。
【業績推移】 当1Qにおける売上高は前年同期比16.7%増と過去最高を更新し、サブスクリプション売上高も前年同期比25.9%増の1,457百万円へと伸長しました。
【注目ポイント】 3月に実施したメジャーアップデート版(Ver.5.0)が全世界で高く評価され、計画比150%超の売上を達成しました。あわせて実施した買い切り版の平均10%価格改定や販促施策が奏功し、3月度単月売上が初めて13億円を突破しています。デバイス進化に合わせた継続的な機能拡充を推進するため、高品質な開発を担う自社サービス開発のエンジニア人材が必要とされています。
クリエイタープラットフォーム分野
【事業内容】 素材提供等のWEBサービスや電子書籍ビューアの提供、およびクリエイターの収益化やコミュニティ活性化を支える新規サービスの開発・運営業務です。
【業績推移】 全世界でのプラットフォーム利用者数は1,233万人を突破し、前年同月比で22.8%増と順調に拡大しています。
【注目ポイント】 現在は長期計画に基づく準備フェーズとして、クリエイターのマネタイズを支援する新規プラットフォーム(2026年12月期中に提供開始予定)や新規コミュニティサービスの開発に注力しています。マッチングサービス「モチコミonline」で培った大手出版社連載への実績を活かし、第二の柱を構築するため、新規プラットフォームの立ち上げを担う専門人材が不可欠となっています。
グローバル市場(新興国展開)
【事業内容】 海外ユーザー割合が80%を超える自社アプリを起点とし、世界各国の市場特性に最適化したWEBプロモーションや現地決済インフラの導入業務です。
【業績推移】 アプリの海外利用率は82.5%へと上昇し、新興国におけるサブスクリプション累計契約数はインドネシアで2.7倍、ブラジルで2.4倍など急拡大を遂げています。
【注目ポイント】 人口が多く今後の成長期待が大きい東南アジアや中南米地域などの新興国展開を強化しています。当1Qより中国の銀聯カードや韓国の主要決済手段などへの継続対応を開始し、見込み顧客の最大化を図っています。全社員の17%を占めるグローバルスタッフが各国のニーズを直接捉えており、世界規模での市場開拓を推進する海外マーケティング人材の活躍が期待されています。
3今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明補足資料 P.14
2026年12月期の通期計画(売上高99.6億円、営業利益33.1億円)については年初公表の数値を据え置いていますが、営業利益目標は1年前倒しで達成する見込みとなりました。広告宣伝費比率を14%〜16%の基準で運用する安定的な事業投資方針が奏功しています。今後の見通しとして、技術によるクリエイター支援のためにAIへの開発投資を継続する一方、クリエイターの倫理と権利を尊重して画像生成AIを用いた機能の実装を見送る方針を確立しています。趣味やハイアマチュア層の「自ら描く楽しさ(創作体験そのものの価値)」に寄り添ったサービス価値を提供し続けるとともに、社内業務の効率化を目的としてAIネイティブな経営体制を推進しており、スピード感を持った健全な事業推進環境が整っています。
4求職者へのアドバイス
同社は全世界1.3億人の潜在ユーザーをターゲットに据え、海外ユーザー割合が80%を超える圧倒的なグローバルシェアを持つ創作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」を運営しています。1Qで過去最高の業績を記録し、営業利益目標を1年前倒しで達成する見込みとなるなど、強固なサブスクリプションモデルによる高収益体制が確立されています。生成AIの急速な拡大環境下においても、自ら描く楽しさやスキル向上といった「AIに代替されない創作体験そのもの」に価値を置き、確固たる支持を得ています。「世界に誇る創作インフラを土台に、グローバルな新規ユーザーの獲得拡大や、クリエイターのマネタイズを直接支援する新サービスの立ち上げに自らの専門性を活かしたい」という熱意を伝えることで、中期経営計画に合致した強いアピールが可能です。
* 主力製品である「CLIP STUDIO PAINT」において、3月にリリースされたメジャーアップデート版(Ver.5.0)が当初計画比150%超の売上を達成するなど全世界で高評価を得ていますが、今後のさらなる定期的なアップデートや機能追加において、中途採用のエンジニアが現場で果たすべき最も重要な開発ミッションは何でしょうか。
* クリエイタープラットフォーム分野において、クリエイターの収益化を支援する新規プラットフォームの提供開始を2026年12月期中に予定されていますが、この新規サービスをグローバル市場で新たな事業の柱へと成長させるために、中途採用の人材に現場が期待する最も重要な経験やスキルをお聞かせください。
5転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
かなり稀で楽しい作業
自社製品(グラフィックツール)のユーザーが多く、それを期待して入った社員がかなり多い。自分で開発し自分で使い自分でフィードバックをするサイクルをこなすのは、かなり稀で楽しい作業だと言える。特にコミスタ時代からのユーザーに多い
(30代前半・テストエンジニア・女性) [キャリコネの口コミを読む]終電間際までの残業と毎週の休日出勤
年俸制のため、勤務時間が長くなればなるほど時間単価が下がるのだが、終電間際までの残業と毎週の休日出勤が常態化していたため、時間単価がアルバイト並みに低くなっていた。
(30代後半・テストエンジニア・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社セルシス 2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
- 株式会社セルシス 2026年12月期 第1四半期 決算説明補足資料



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