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編集部が注目した重点ポイント
① タイレル社を2025年8月に傘下へ収めて開発力を高める
2025年8月に先端Web技術とアジャイル開発力に強みを持つタイレルシステムズがグループインを完了しました。前年は未連結のため単純比較はできませんが、SaaS事業における開発スピードの向上やUI/UX設計ノウハウの獲得により、転職者にとって開発環境の高度化というキャリア機会が拡大します。
② 2026年4月にPRIMASを迎えてBPO領域を広げる
2026年4月に財務経理の専門人材を抱えるPRIMASのグループ会社化を完了しました。PCAの強固な顧客基盤に対して直接BPO(業務委託代行)サービスを展開し、統合型バックオフィス支援の提供を目指します。専門人材と融合したDX支援の高度化が進むため、実務運用まで携わる新たなキャリア機会が生まれます。
③ 2026年6月に玉井史郎氏が新社長へ就任して新体制へ移行する
2026年6月下旬の定時株主総会承認後、新社長に玉井史郎氏、新会長に隈元氏が就任する経営体制の刷新を発表しました。新体制のもと、2027年中期経営計画の達成に向け、経営資源をAI領域へ大胆にシフトします。事業とAI活用の先導者として、企業価値を非連続的に成長させる方針です。
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連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.11
売上高
17,306百万円
前年比 +6.6%
営業利益
2,463百万円
前年比 -6.6%
経常利益
2,495百万円
前年比 -7.2%
当期純利益
2,355百万円
前年比 +35.3%
期初予想を機動的に修正し、売上高および各利益のいずれも修正後の業績予想通りに着地しました。営業利益は開発力強化に伴う人件費や外注費の増加により前年同期比で減少したものの、投資有価証券の売却益を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比で35.3%の大幅増益を記録しています。
通期業績予想に対しては、修正後の計画通りに100%程度の進捗を達成しており、業績の推移は極めて堅調であると評価できます。パッケージ版からクラウド環境への移行やAI領域への積極投資が成果へと結びつき始めており、経営基盤の強固さが証明されました。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.12
クラウドサービス
【事業内容】 中小・中堅企業向けに財務経理や人事労務などの基幹業務をサポートするクラウド型ソフトウェアを提供しています。
【業績推移】 売上高は10,738百万円となり、オンプレミスからの移行加速により前年同期比で14.5%の大幅な増収を達成しました。
【注目ポイント】 (注:2025年8月にグループインしたタイレルシステムズは前年同期において未連結のため単純比較不可)パッケージ版の保守契約受付終了を2年後に控え、クラウドシフトが急進しています。さらに2025年11月リリースの「PCA Arch」をはじめ、生成AIやマルチAIエージェントによる業務自律化を推進中であり、最先端技術を活用してプロダクトを高付加価値化できる専門人材の獲得が最優先課題として設定されています。
保守サービス
【事業内容】 オンプレミス製品を利用するユーザーに対して、法改正対応や運用のサポートを提供しています。
【業績推移】 売上高は3,258百万円となり、戦略的なクラウドへの切り替え推進を背景として、前年同期比で12.2%の減少となりました。
【注目ポイント】 パッケージ版の販売終了に伴い、既存ユーザーを継続課金モデルへと円滑に誘導する戦略がとられています。チャーンレート(過去12か月平均の解約率)は0.26%という低水準を維持しており、顧客基盤の信頼性は極めて高い状態です。既存顧客に寄り添い、クラウドへの戦略的移行を技術面・運用面から並走して支援できるカスタマーサクセス人材が強く求められています。
製品(従来型ソフトウェア)
【事業内容】 買取型のパッケージソフトウェアの販売を行っています。PCAとしてのパッケージ販売は2024年3月末に終了しています。
【業績推移】 売上高は606百万円となり、グループ会社であるクロノス社の販売実績が中心となったことで、前年同期比で1.6%の微増となりました。
【注目ポイント】 PCAブランドでの買取パッケージ版販売は既に終了しており、現在はグループ会社のクロノス社製品が販売の中心を担っています。今後はストック収入の構成比率をさらに高めるビジネスモデルの確立に向けて、オンプレミス利用者のサブスクリプション(定額利用)移行を完遂するための移行施策が実施されており、グループ全体の製品ロードマップを理解した提案型営業人材が必要不可欠です。
商品(帳票等)
【事業内容】 基幹業務ソフトウェアの利用に伴って必要となる、専用の純正帳票などのサプライ商品を販売しています。
【業績推移】 売上高は511百万円となり、業務のデジタル化やペーパーレス化の進展を背景として、前年同期比で2.1%の微減となりました。
【注目ポイント】 社会全体のDXやペーパーレス化の流れに伴い、紙の帳票需要は緩やかな減少傾向にあります。同社では「PCA Hub 取引明細」等を通じて請求書や納品書の電子化対応サービスを強化しており、アナログからデジタルへの変革期において、顧客のバックオフィス業務全体の電子化をトータルでコーディネートできるソリューション人材が重要視されています。
その他営業収入(ソリューション等)
【事業内容】 ソフトウェアの導入に伴うシステムリプレイスによるデータ移行作業や、インストラクターによる操作指導料収入などを含みます。
【業績推移】 売上高は2,192百万円となり、リプレイスに伴うデータ移行需要の拡大を背景に、前年同期比で8.3%の増収を達成しました。
【注目ポイント】 オンプレミスからクラウドへの移行が加速する中で、既存データの移行や運用の設計といった導入支援ニーズが急増しています。2026年4月にグループインしたPRIMAS社とのシナジーにより、今後は実務代行を含む統合型バックオフィス支援へと領域を拡張する計画であり、高度な実務知識をもって顧客のDX導入を導く導入支援の専門人材が強く必要とされています。
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.34
次期(2027年3月期)の連結業績予想は、売上高18,971百万円(9.6%増)、営業利益1,267百万円(48.6%減)を見込んでいます。営業利益は一時的に減少する見込みですが、これはAIを重要な成長機会と捉え、AI開発の加速、社内インフラの整備、およびIT・AI人材の採用強化へ約10億円の先行投資(クラウド移行促進等を含めた総額では約16億円)を躊躇なく実行するためです。さらに戦略投資枠として100億円を設定し、M&Aによる非連続な成長も重要な戦略として位置付けられています。信頼性の高い基幹システムとAIの融合による高付加価値化を推進しており、最先端技術に挑むエンジニアやAI人材にとって、自らの手でビジネスを変革できる最高の挑戦環境が整っています。
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求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は40年の法令準拠ロジックという強固な経営基盤を持ちながら、新サービス「PCA Arch」を筆頭にマルチAIエージェントによる基幹業務の自律化という最先端のイノベーションへ大胆に舵を切っています。また、タイレルシステムズやPRIMASのグループ化など、技術力強化とBPO領域の拡張を矢継ぎ早に実現しており、安定性と先進性の双方を備えた環境で「バックオフィスの未来を自らの手で創り出したい」という熱意を伝えることが、強力な志望動機となります。
面接での逆質問例
* 2027年3月期にAI開発やクラウド移行推進へ約16億円の先行投資を行うとのことですが、新しく参画する人材にはどのようなAIスキルやアジャイル開発の経験が最も期待されていますか。
* タイレルシステムズやPRIMASのグループインにより強力なシナジー創出を狙う中で、異なる技術背景や専門性を持つメンバーと一体感をもって業務に取り組む(As One)ために、現場で特に意識されているコミュニケーションやカルチャーがあれば教えてください。
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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
どんな立ち位置からでも昇格は狙える
入社時の立場はフラットなので、どんな立ち位置からでも昇格は狙えると思います。上から気に入られているから…というようなことは自分の部署では恐らくなかったと思います。
(30代前半・テストエンジニア・男性) [キャリコネの口コミを読む]繁忙期は可能であれば残業
社内風潮的には「繁忙期は可能であれば残業をしてほしい」という感じです。単純な作業遅れというより、スケジュールの管理ミスでこのような状況になっていることが多い印象でした。
(30代前半・テストエンジニア・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 決算説明会資料(2026年4月28日発表)



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