0編集部が注目した重点ポイント
①全利益区分で3期連続となる過去最高を更新
2026年3月期の通期実績において、主力コンテンツの好調な推移を背景に、売上高から親会社の所有者に帰属する当期利益までの全ての区分において3期連続で過去最高を更新しました。強固なIPと多様な収益基盤が安定した成長を支えています。
②デジタルエンタテインメント事業が牽引し37.5%増益
グループの柱であるデジタルエンタテインメント事業が、モバイルゲームや家庭用ゲームの好調により、前年比で+37.5%の事業利益増を達成しました。グローバル市場における継続的なユーザー獲得とリピート販売が大幅な業績伸長に直結しています。
③コナミアーケードゲームスの新設による事業再編を実行
当第3四半期より、株式会社コナミアミューズメントのアーケードゲーム事業を、新たに設立した株式会社コナミアーケードゲームスに吸収分割で承継し、報告セグメントを再編しました。これにより「アーケードゲーム事業」が独立した報告セグメントとして新設され、専門性を高めた事業運営体制へ移行しています(遊技機事業は「その他」へ移行)。
1連結業績ハイライト
出典:KONAMI 2026年3月期 決算発表資料 P.4
売上高
4,936億円
前年同期比: +17.1%
事業利益
1,435億円
前年同期比: +31.6%
営業利益
1,358億円
前年同期比: +33.3%
※事業利益 = 売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出した各事業における経常的な収益力を測る指標
2026年3月期の通期連結業績は、売上高が+17.1%の4,936億円、事業利益が+31.6%の1,435億円となり、増収・大幅増益を達成しました。主力となるデジタルエンタテインメント事業の継続的な伸長がグループ全体を牽引しています。
期中に上方修正された通期予想(売上高4,680億円、事業利益1,310億円)と比較してもこれを上回る結果となり、極めて順調な着地と言えます。次期(2027年3月期)についても、さらなる増収増益(事業利益1,500億円の見通し)を計画しており、持続的な成長トレンドに入っていることが確認できます。
2事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:KONAMI 2026年3月期 決算発表資料 P.5
デジタルエンタテインメント事業
事業内容:株式会社コナミデジタルエンタテインメントなどが担う、モバイルゲーム、家庭用ゲーム、カードゲーム等のデジタルコンテンツ制作・販売。
業績推移:売上高3,710億円(前年比+21.5%)、事業利益1,360億円(同+37.5%)と大きく伸長。
注目ポイント:「eFootball™」のユーザー拡大(累計10億ダウンロード突破)や「METAL GEAR SOLID」等の主力IPが国内外で絶好調です。デバイスを問わないマルチプラットフォーム戦略を進めており、グローバル市場向けのタイトル開発やeスポーツ企画を牽引できる人材が求められています。
💡 採用が期待されるポジション:ゲームプロデューサー、海外マーケティング担当、eスポーツイベント企画、エンジニア
アーケードゲーム事業
事業内容:新設された株式会社コナミアーケードゲームスが担う、アミューズメント施設向けアーケード機器やプライズゲームの企画・制作・販売。
業績推移:売上高264億円(前年比+9.6%)、事業利益68億円(同+4.8%)と堅調に推移。
注目ポイント:「鬼滅の刃」や「サザエさん」といった有名IPを活用した新作機器の開発や、北米向けリデンプションゲームの投入に注力しています。会社分割により機動的な組織体制となったため、リアルな体験型エンタメ空間を創出するハードウェア・ソフトウェアの設計開発人材の活躍が期待されます。
💡 採用が期待されるポジション:筐体設計エンジニア、アーケードゲーム企画ディレクター、プライズ商品企画
ゲーミング&システム事業
事業内容:北米や豪州のカジノ市場向けゲーミング機器、カジノマネジメントシステムの開発・製造・販売。
業績推移:売上高431億円(前年比+1.0%)と微増なるも、事業利益36億円(同-50.4%)と減益。
注目ポイント:米国の関税措置や新筐体発売前の買い控え等の影響で一時的に減益となりましたが、新筐体「Solstice」の投入やカジノシステム「SYNKROS®」の導入拡大など、中長期的な布石を打っています。顔認証システムなど最先端技術を活用したシステム開発や海外市場開拓を担う人材が求められています。
💡 採用が期待されるポジション:システム開発エンジニア、海外事業開発、海外セールス
スポーツ事業
事業内容:コナミスポーツ株式会社などが担う、スポーツクラブ施設運営、こども向けスクール、自治体施設の運営受託。
業績推移:売上高495億円(前年比+1.9%)、事業利益34億円(同+52.9%)と大幅増益。
注目ポイント:従来型の大型施設だけでなく、天井にミラーを設置したマシンピラティススタジオ「Pilates Mirror」の多店舗展開(累計102店舗へ拡大予定)や、自治体のスポーツ施設運営受託など、資産を持たない身軽なビジネスモデルへの構造改革が進んでいます。新規業態の店舗開発や自治体向けの提案営業の知見が活きる環境です。
💡 採用が期待されるポジション:店舗開発・プロデュース職、公共施設向けソリューション営業、スクールマネージャー
その他
事業内容:遊技機事業など、報告セグメントに含まれない事業。
業績推移:売上高63億円(前年比+74.8%)、事業利益5億円。
注目ポイント:第3四半期のセグメント再編に伴い、アーケードゲーム事業と切り離されて本区画に分類されました。独立した採算管理の下で安定収益の確保が求められています。
3今後の見通しと採用の注目点
出典:KONAMI 2026年3月期 決算発表資料 P.16
次期(2027年3月期)の通期予想は、売上高5,050億円(+2.3%)、事業利益1,500億円(+4.5%)と、過去最高をさらに更新する計画を立てています。成長の要となるデジタル領域では、「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2」や「SILENT HILL: Townfall」など、世界的なファン層を持つ強力なIPの新作ローンチを多数控えています。
また、FIFA(国際サッカー連盟)と共同開催するeスポーツ世界大会への参画など、ゲームの新しい楽しみ方の提案を推進しています。スポーツ事業においても自治体からの指定管理者受託や学校水泳授業の受託が急拡大しており、「デジタルエンタメ空間」と「リアルな健康インフラ」の両軸で社会課題にアプローチできる人材にとって、非常に魅力的なフェーズに入っています。
4求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
KONAMIの決算から読み取れる最大の強みは、強力なコンテンツIP(知的財産)を一つの形に留めず、ゲーム機、モバイル、eスポーツ競技、アーケード筐体へと多角的に展開している点にあります。「既存のIPを活かして〇〇という新しい体験価値を創出したい」といった具体的なビジョンや、スポーツ事業における「Pilates Mirror」のような顧客ニーズに合わせた柔軟な新業態開発への共感は、同社の戦略と合致し高く評価されるでしょう。
面接での逆質問例
- 「コナミアーケードゲームスの新設に代表されるように、意思決定の迅速化を進めている印象を受けました。現場レベルでの裁量権はどのように変化していますか?」
- 「海外カジノシステム(SYNKROS®など)において、顔認証等のテクノロジー導入が進んでいますが、今後の技術開発で特に注力したい領域はありますか?」
- 「スポーツ事業における自治体の受託運営が増加していますが、民間企業ならではのノウハウをどう行政サービスに還元していく構想をお持ちでしょうか?」
5転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
お客様とのふれあいの中で得る物が多かった
毎日仕事をがんばりお客様に対して努める日々の中で、自分の想いがお客に通じ笑顔やお言葉を頂いた時にはとても嬉しいです。その言葉が得をしたと思えます。やはり給与だけでなく、お客様とのふれあいの中で得る物が多かったと思います。嫌な事があっても、それだけでカイケツです。
(30代前半・その他・男性) [キャリコネの口コミを読む]経営方針に問題
良いものを作れる開発がいて、宣伝や営業の人間も優秀だったが、掲示板やニュースにあがっている内容など、会社の経営方針(人の扱い?)で多くの方が離職していった。
(20代後半・マーケティング・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- KONAMI 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
- KONAMI 2026年3月期 決算発表資料



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