0 編集部が注目した重点ポイント
① 受注高と売上高が過去最高を更新
2026年3月期の通期決算において、受注高と売上高がともに過去最高を更新しました。特にNext-GIGA需要が大きく牽引し、全セグメントでの大幅な増益を達成しており、中期経営計画の目標営業利益を大きく上回る成果を上げています。
② 2026年度から3つの新セグメントへ再編
事業セグメントごとのマネジメント強化と分かりやすさを目的に、2026年度より従来の報告セグメントから「通信インフラ」「社会インフラ」「システムソリューション」の3体制へ再編されます。今後の事業展開やキャリア形成に直接的な影響を与えるため、転職希望者は新しい組織構造を理解しておくことが重要です。
1 連結業績ハイライト
出典:2025年度(2026年3月期)決算説明会 P.4
売上高
787,715 百万円
前年同期比 +17.4%
営業利益
52,016 百万円
前年同期比 +22.5%
経常利益
52,723 百万円
前年同期比 +21.2%
親会社株主に帰属する当期純利益
31,031 百万円
前年同期比 +15.5%
2026年3月期の通期連結業績は、社会全体のデジタル化進展に伴う通信ネットワーク構築需要やデータセンター関連の投資拡大を背景に、売上高が前期比+17.4%、営業利益が同+22.5%となるなど、すべての主要指標において大幅な増収増益を記録しました。
当通期実績は、期初の中期経営計画の目標を大きく上回って着地しており、年間を通して極めて順調な成果を収めています。引当金等の一過性要因によるマイナス影響があったものの、事業基盤の力強さがそれらをカバーしました。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年度(2026年3月期)決算説明会 P.7
通信キャリア事業
事業内容:NTTグループを始めとする通信キャリア事業者向けに、通信インフラ設備の構築や保守サービスを全国規模で提供しています。
業績推移:売上高2,556億円(前年同期比+1.3%)、セグメント利益233億円(同+10.5%)と堅調に推移しました。
注目ポイント:高速光アクセスサービスのエリア拡大や、都市部を中心としたモバイル通信の「つながりにくさ解消」に向けた品質向上対策工事が高水準で継続しています。通信キャリアのインフラ投資に機動的に対応できる現場マネジメント人材やエンジニアの需要が絶えません。
注目職種:通信インフラエンジニア、施工管理
都市インフラ事業
事業内容:通信・電気・土木・環境に関するサービスを提供し、データセンター建設やEV充電設備、公共関連インフラの整備などを担います。
業績推強い:売上高2,484億円(前年同期比+14.1%)、セグメント利益164億円(同+27.7%)と大幅な増益を達成しました。
注目ポイント:AIの普及に伴う大規模データセンター関連の引き合いが非常に強く、また脱炭素社会に向けた蓄電池や電力自営線の構築需要も拡大しています。多様化するITニーズに応えるため、電気工事や空調設計の高度な専門知識を持つ人材が求められています。
注目職種:電気設備施工管理、データセンターエンジニア
システムソリューション事業
事業内容:国内外でICTを活用したシステム受託開発、クラウドやセキュリティ等のネットワークソリューション、保守運用サービスを提供しています。
業績推移:売上高2,835億円(前年同期比+41.3%)、セグメント利益122億円(同+44.7%)と目覚ましい成長を遂げました。
注目ポイント:教育機関向けの「Next GIGA」需要が大きく牽引しました。今後は上位コンサルティングから保守運用までを一貫して提供する高付加価値領域へのシフトを進めており、生成AI関連ビジネスの拡大を牽引できるDX推進人材やコンサルタントが急務となっています。
注目職種:ITコンサルタント、クラウドエンジニア
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年度(2026年3月期)決算説明会 P.9
2027年3月期(2026年度)の業績予想においては、前期に発生したNext-GIGA案件の特需による反動減の影響で売上高は7,500億円(前期比4.8%減)を見込むものの、営業利益は560億円(同+7.7%)と増益の継続を計画しています。
特に新設される「社会インフラ」セグメントでは、旺盛な需要が見込まれるデータセンター等の電気設備分野へリソースをシフトし、受注時採算を重視した利益改善を進める方針です。また、新たな組織体制のもとでグループ横断でのシナジー創出やコスト効率化を図るため、プロジェクト全体を俯瞰して推進できるマネジメント層や、生成AIなどの新技術を活用した業務プロセス改革をリードできる人材が今後の採用の焦点となるでしょう。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
エクシオグループは2026年度からの新セグメント体制への移行により、事業ごとの専門性を高めつつグループシナジーを追求する変革期にあります。志望動機では、データセンター等の「社会インフラ構築」や、DX支援などの「高付加価値ソリューション」に対する関心を示し、自身の経験がどの新セグメントの利益率改善や生産性向上に貢献できるかを具体的にアピールすると高い評価に繋がるでしょう。
面接での逆質問例
「2026年度からの新組織体制において、グループ横断での連携が強化されるとのことですが、中途入社者が部門を跨いだプロジェクトに関わる機会はどの程度ありますか?」
「データセンター構築やEV充電設備など社会インフラ分野での受注選別を強化されていますが、現場のプロジェクトマネージャーとして採算管理や生産性向上において最も重視されている指標は何でしょうか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
社員の声を理解してくれようとはしていた
現在役職に就いている方たちの考えで、主任くらいになると社員の声を理解してくれようとはしていた。
(20代後半・システムエンジニア・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2025年度(2026年3月期)決算説明会



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