0編集部が注目した重点ポイント
①主力のライフライン事業が牽引し通期売上高1281億円を達成する
2026年3月期通期業績は、水道用ダクタイル鉄管の出荷が堅調に推移したライフライン事業が収益を牽引し、売上高は前年同期比+1.2%増の128,126百万円、営業利益は同+1.6%増の8,059百万円を着地達成しました。官需を中心とした強固な事業基盤が成果を上げています。
②粉体機器のツカサ工業株式取得により産業建設資材事業を強化する
当連結会計年度より、新たに全株式を取得したツカサ工業を連結範囲に含めました(のれん77百万円を計上)。粉体関連機器の技術力を補完することで、産業建設資材事業における提供領域の拡大と技術シナジーの創出を推進し、新たなキャリア機会を生み出しています。
③完全子会社三協機械の吸収合併により再生骨材事業を統合する
2024年4月に子会社化した三協機械を2026年4月1日付で吸収合併することを決定しました。破砕プラントや再生骨材ビジネスの技術・経営資源を自社部門に集約・一体化することで、組織管理の効率化と環境型ビジネスの成長加速を進めています。
1連結業績ハイライト
出典:2025年度 通期 クリモトグループ決算説明資料 P.4
当連結会計年度における売上高は前年同期比+1.2%増の128,126百万円、営業利益は同+1.6%増の8,059百万円と増収増益を記録しました。販管費が増加したものの、売上高の拡大と売上総利益率の改善が寄与しています。一方、受取配当金の減少や特別損失の計上等により、経常利益および当期純利益はやや減益となりました。
通期目標に対する評価としては、期初予想(売上高125,000百万円、営業利益7,500百万円)を売上・利益ともに超過し、業績は計画達成(堅調)の良好な着地となりました。
2事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年度 通期 クリモトグループ決算説明資料 P.5
ライフライン事業
【事業内容】
水道用ダクタイル鉄管、各種調整弁の生産・施工および周辺エンジニアリング事業を展開。
【業績推移】
売上高は前年同期比+5.7%増の65,960百万円、営業利益は同+17.5%増の4,732百万円と大幅な増益を達成。
【注目ポイント】
バルブ部門で前年の大型案件の反動減があったものの、パイプ部門において水道用ダクタイル鉄管の出荷が極めて堅調に推移しました。インフラ老朽化に伴う更新・耐震化需要が継続しており、従来の製品売りだけでなく調査・診断から改修までを一括提供するトータルソリューション化を進めています。官需基盤を強化する施工管理や技術提案人材への需要が高まっています。
機械システム事業
【事業内容】
粉体機器、各種産業機械、鍛造プレス、特殊鋳鉄・鋳鋼品および各種プラント等の製造販売。
【業績推移】
売上高は前年同期比△11.3%減の27,448百万円、営業利益は同△27.9%減の1,259百万円の減収減益。
【注目ポイント】
素形材部門は好調を維持したものの、機械部門での前年進行基準大口案件の反動減が響きました。一方で脱炭素・リサイクル分野の市場需要は根強く、海外(インド市場向け大型鍛造プレス等)の開拓や子会社三協機械との統合による破砕・再生骨材プラントの強化を図っています。機械設計・プラントエンジニアの専門人材が求められています。
産業建設資材事業
【事業内容】
空調用ダクト等の建築資材、電力・小水力発電用導水管等の合成樹脂成型品(FRP等)の製造販売。
【業績推移】
売上高は前年同期比+3.6%増の34,717百万円、営業利益は同△7.0%減の2,404百万円。(注:ツカサ工業を当期より新規連結)
【注目ポイント】
建材分野で建設現場の進捗遅れの影響を受けたものの、化成品部門にて電力関係および小水力発電向け導水管の販売が順調に推移しました。ツカサ工業のM&Aにより新規製品ラインナップが加わったほか、高速道路床版の延命工法「FSグリッド」など新技術の実用化が進んでいます。新領域開拓を主導するプロダクト開発や資材営業が注目領域です。
3今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年度 通期 クリモトグループ決算説明資料 P.15
栗本鐵工所は、2027年3月期の連結業績として売上高130,000百万円、営業利益8,000百万円を見込んでいます。官需分野のインフラ更新需要を確実に capture しつつ、AI・半導体工場やデータセンターの建設に伴う大容量の給排水管・消音設備の需要獲得を推進しています。
また、防衛施設整備や「FSグリッド(道路床版延命工法)」の量産体制構築など、インフラ保全の新規領域へ投資を集中させています。官民のバリューチェーンを横断するソリューション提案体制の強化に伴い、エンジニアや新規事業開発人材の採用・活躍の機会が広がっています。
4求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
単なる製品メーカーにとどまらず、「管路の調査・診断から改修・更新までのトータルソリューションプロバイダーへの進化」に共感した旨をアピールすることが有効です。また、データセンターや防衛、新素材FSグリッドといった新たな成長領域の開拓に、自身の専門スキルをどう活かせるか具体的に提示しましょう。
面接での逆質問例
「ツカサ工業のM&Aや三協機械の完全統合など、グループ再編が進んでいますが、現場における事業部横断(オールクリモト)での連携体制やシナジー創出の取り組みはどのように推進されていますか?」
「データセンター向けやFSグリッドなどの新市場展開において、中途採用者に期待される役割について教えてください。」
5転職者が知っておきたい現場のリアル
パソコンのosは古く、セキュリティ強化しても意味はない
情報セキュリティ強化みたいなことを今年はじめたようですが、はじめたと言う割に、何ら変わってないように思います。パソコンのosは古く、セキュリティ強化しても意味はないと思います。 ファイルを開くたびにフリーズし、電話での問い合わせ対応中に、代理店を待たせることになっています。 処理容量を超えるのか、入力中200件近い製品を打ち込み中、飛ぶなんてよくあります。
(その他・30代前半・女性) [キャリコネの口コミを読む]部長や課長は絶対に電話に出ません
女性も、平社員の男性も電話対応中は、暇そうな部長や課長は絶対に電話に出ません。役職あるなしに関わらず、女性が電話に出れないときは、男性はキョロキョロして、いないの?という感じです。
(その他・30代前半・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2025年度 通期 クリモトグループ決算説明資料



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