※本記事は、株式会社栗本鐵工所 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
栗本鐵工所グループは、ライフライン、機械システム、産業建設資材の3つの事業領域で製品の製造販売を展開しています。同社はグループ各社とともに、社会インフラから産業設備、建設資材まで幅広い分野に貢献しています。
単体従業員数は1,380名、連結従業員数は2,238名です。セグメントはライフライン事業、機械システム事業、産業建設資材事業の3つです。
主な国内グループ会社は、栗本商事、クリモトロジスティクス(ライフライン・事業)、ジャパンキャステリング(機械システム・事業)、日本カイザー(産業建設資材・事業)などです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
栗本鐵工所は、社会インフラや産業インフラに貢献する事業を展開しており、安定した事業基盤を持つ企業です。従業員の平均勤続年数が長く、長期的なキャリア形成が可能な環境がうかがえます。多様な人材の活躍を推進し、働きがいと働きやすさの両立を目指す取り組みを進めています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均勤続年数が長く、従業員が長期にわたってキャリアを築いている傾向が見られます。平均年齢も比較的高く、経験豊富な人材が多数在籍していることがうかがえ、安定した組織運営が期待できる環境です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 8,419,706円 |
| 平均勤続年数 | 21.0年 |
| 平均年齢 | 45.7歳 |
| 単体従業員数 | 1,380人 |
| 連結従業員数 | 2,238人 |
| 単体のグループ内比率 | 61.7% |
同社グループは、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方を採用しています。これらの制度は、同社および連結子会社の従業員に適用されます。退職一時金制度も設けられていますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、「将来にわたって社会へ貢献する企業グループ」の実現に向け、人的資本を企業価値向上の中核と位置付け、社員一人ひとりの成長と組織の進化に取り組んでいます。人材戦略として、多様な知の融合、自律的なキャリア形成と越境によるリーダーの育成、心理的安全性が高い持続的な職場環境の構築を掲げています。
給与制度においては、組合員(非管理職)は長期就業を前提に生計費を保障し、経験や習熟に応じて給与が上昇する仕組みです。賞与は会社業績と個人業績に応じて決定されます。基幹職(管理職)は、個人業績と所属部門の業績が給与・賞与に直接反映される年次決定方式を採用しており、評価によって毎年給与額が変動する洗替方式となっています。近年は継続的なベースアップも実施し、採用競争力の向上を図っています。
具体的な取り組みとしては、キャリア採用の充実と女性の採用・活躍推進に重点を置き、組織の多様性と競争力向上を目指しています。また、異職種経験ローテーションや計画的・体系的なリーダー育成を通じて、幅広い経験機会を提供しています。ものづくり人材の高度化に加え、DX推進を担う高度専門人材の育成も強化し、中長期的な事業成長を支える人材基盤の構築を進めています。人事制度の抜本的見直しと再構築により、挑戦へのプロセスが正当に評価され処遇に反映される公正性・透明性の高い仕組みを整備し、働きがいと働きやすさの両立を支援しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 1.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 86.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 74.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 74.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち非正規雇用労働者) | 80.3% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ 栗本商事
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 2.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 0.0% |
▼ ヤマトガワ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 2.3% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
▼ 北海道管材
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 33.3% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | - |
多様性・登用
対象範囲は株式会社栗本鐵工所単体です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| キャリア採用比率 | 54.5% |
| 採用者に占める女性比率 総合職文系 | 35.7% |
| 採用者に占める女性比率 総合職理系 | 25.0% |
| 管理職に占める女性比率 | 1.0% |
育児・介護支援
対象範囲は株式会社栗本鐵工所単体です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 育児休業取得率 男性 | 86.2% |
| 育児休業取得率 女性 | 100.0% |
人材育成・エンゲージメント
対象範囲は株式会社栗本鐵工所単体です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 定期採用者の採用10年前後の継続雇用割合 | 68.6% |
| 年次有給休暇取得率 | 84.5% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
栗本鐵工所グループは、ライフライン、機械システム、産業建設資材の3つの事業を展開し、製品の製造販売を主軸としています。社会インフラから産業設備、建設資材まで幅広い分野で事業を展開している会社です。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、株式会社栗本鐵工所と22の子会社で構成され、多岐にわたる製品の製造販売を通じて事業活動を行っています。収益は主に製品の販売や工事契約から得られており、顧客への検収時または出荷時に収益を認識するモデルです。工事契約については、進捗度に応じて収益を認識しています。国内市場が収益の大部分を占めており、海外比率は低い傾向にあります。
ライフライン事業
ダクタイル鉄管や各種調整弁の生産、付帯工事を手掛けています。収益は主に製品の製造販売から得ており、一部は栗本商事、ヤマトガワ、北海道管材が特約販売店として販売しています。当連結会計年度は、水道用ダクタイル鉄管の出荷が堅調に推移したことにより、売上高が増加しました。
機械システム事業
各種産業機械(各種粉体機器、各種プレス他)、特殊鋳鉄・鋳鋼の生産、付帯工事、各種プラントエンジニアリングを行っています。収益は主に製品の製造販売から得ており、運営は同社が行っています。当連結会計年度は、機械部門における進行基準案件の減少により、売上高が減少しました。
産業建設資材事業
各種ダクト、ポリコン・FRP管、各種合成樹脂成型品の生産、付帯工事を行っています。収益は主に製品の製造販売から得ており、一部は栗本商事が特約販売店として販売しています。当連結会計年度は、化成品部門の売上高が順調に推移したことにより、売上高が増加しました。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| ライフライン事業 | 622億円 | 660億円 |
| 産業建設資材事業 | 335億円 | 347億円 |
| 機械システム事業 | 310億円 | 274億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの業績は、過去5年間で売上高が着実に増加傾向にあります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も、直近の当連結会計年度は微減となったものの、全体としては堅調な推移を示しています。当連結会計年度の経常利益の減少は、受取配当金の減少や支払利息の増加が主な要因です。親会社株主に帰属する当期純利益の減少には、関係会社における減損損失の計上などが影響しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,060億円 | 1,248億円 | 1,259億円 | 1,267億円 | 1,281億円 |
| 経常利益 | 41.8億円 | 68.7億円 | 78.2億円 | 84.8億円 | 83.2億円 |
| 経常利益率 | 3.9% | 5.5% | 6.2% | 6.7% | 6.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 29.2億円 | 47.3億円 | 54.7億円 | 69.0億円 | 67.0億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 47.83 | 77.45 | 90.42 | 113.90 | 110.44 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は、当連結会計年度に前期からわずかに減少しました。一方で、従業員1人あたり営業利益は前期と同水準を維持しています。これは、売上高の増加率に対して従業員数の増加が影響した可能性がありますが、本業での収益性は維持されていることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 58.1百万円 | 57.3百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 3.6百万円 | 3.6百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
株式会社栗本鐵工所は、安定した財務基盤を維持しながら、将来に向けた投資も行っている状況です。本業で得た資金を効率的に活用し、事業の成長と財務の健全性を両立させています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の製造業平均を上回る水準にあり、安定性が高いと言えます。手元資金も増加傾向にあり、不測の事態への耐性も備わっています。これらの状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素となっています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 887億円 | 954億円 |
| 自己資本比率 | 57.9% | 60.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 8.2% | 7.4% |
| 現金及び預金 | 157億円 | 185億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは収入となっています。これは税金等調整前当期純利益の計上や売上債権、棚卸資産の減少などが主な要因です。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産や投資有価証券の取得による支出などにより支出となっています。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済や配当金の支払いなどにより支出となりました。
本業で得た資金が投資活動による支出を上回っており、自由に使える資金を確保している状況です。これは、同社グループが安定した事業運営を継続しながら、将来に向けた成長投資も行える財務的な余力があることを示しています。このような資金の流れは、長期的な雇用安定性や給与水準の維持に寄与すると考えられます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | △23.4億円 | 71.1億円 |
| 投資CF | △35.7億円 | △25.9億円 |
| 財務CF | 21.9億円 | △18.0億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △59.1億円 | 45.2億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループの事業は、国際情勢や国内経済、為替、疫病の蔓延といった外部環境の変動が、受注量や原材料調達コストの増減を通じて業績に影響を与える可能性があります。また、原材料やエネルギーの調達、製品の販売において海外の経済環境や国際情勢の影響を受けており、原油価格の高騰や原材料価格の上昇、国際的な供給網の混乱などが事業に影響を及ぼすリスクがあります。
③ 人材・組織に関するリスク
人材・組織に関するリスクの記載はありません。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
栗本鐵工所グループは、創業以来培ってきた技術と信頼を基盤に、社会のインフラを支え、持続可能な未来を創造することを目指しています。お客様満足を第一に、社会課題の解決と顧客価値の創造を通じて、企業としての普遍的な価値を追求する企業文化が根付いています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
栗本鐵工所グループは、1909年の創業以来117年にわたり、社会のインフラ整備やライフライン、産業設備の拡充に貢献してきました。同社グループは「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」に「未来もよし」を加えた「四方よし」の精神を掲げ、2030年に「将来にわたって社会へ貢献できる企業グループ」を目指しています。経営理念として「全てのステークホルダーの期待と信頼に応え、常に最適なシステムを提供し、『夢ある未来』を創造します」を掲げ、社会インフラ分野・産業インフラ分野へ最適なシステムを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
栗本鐵工所グループは、社是として「技術並びに経営の革新に努める」「英知を育て、衆知を集める」「有効性に徹する」を掲げ、栗本人としての親和を深め、企業の発展を通じて福祉向上と人類の幸福に貢献することを目指しています。企業理念の実践においては、コンプライアンス経営を徹底し、継承と変革の調和を図り、個性と創意を尊重する姿勢を大切にしています。また、サステナビリティの源流に基づいた経営を推進し、社会課題の解決を意識した事業展開を通じて、持続可能な社会の成長と発展に貢献する「四方よし」の精神を重視しています。人材戦略では、多様な知の融合、自律的なキャリア形成と越境によるリーダーの育成、心理的安全性が高い持続的な職場環境の構築を方針としています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
栗本鐵工所グループは、2030年に目指す姿の実現に向けた変革成長準備期間として中期3カ年経営計画を推進しています。重点テーマは、安定収益事業の強化と成長牽引事業への積極投資による「成長」推進、資本コストや株価を意識した経営、そしてサステナビリティ経営の継続です。
事業面では、ライフライン事業におけるDBM(デザインビルドメンテナンス)要員の強化やCO2排出削減、機械システム事業における脱炭素・循環型社会への貢献、産業建設資材事業における道路・橋梁維持メンテナンス市場での拡大を推進しています。モノづくりから社会課題解決と顧客価値創造に取り組む「価値づくり」への転換を図っています。
サステナビリティ経営では、GHG排出量(Scope1・2)を2030年度までに2013年度比50%以上削減する目標を掲げ、サプライチェーン排出量(Scope3)の算定・分析高度化を進めています。人的資本の課題として、多様な人材の融合と意思決定層の多様化、リーダー・高度専門人材(ものづくり・DX)の育成、働きがいと働きやすさの両立を挙げ、キャリア・女性採用強化や人事制度の見直しなどを推進しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
栗本鐵工所は、取締役会と監査役会を設置する体制を採用しており、経営の透明性と効率性を重視しています。社外役員による客観的な視点を取り入れ、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンスの強化を最重要課題と位置づけています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
栗本鐵工所の株主構成を見ると、筆頭株主は信託銀行であり、複数の生命保険会社や銀行が上位に名を連ねています。機関投資家や金融機関が主要な株主として同社を支えていることが特徴です。クリモト従業員持株会も上位株主の一角を占めています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 9.68% |
| 太陽生命保険 | 8.25% |
| 日本生命保険相互会社 | 5.55% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 5.46% |
| りそな銀行 | 3.63% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は12名(男性10名・女性2名)で構成され、女性役員比率は16.7%です。代表取締役社長は菊本一高氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 菊本 一高 | 代表取締役社長 | 1982年同社入社。建材事業部工場長、業務部長、技術本部長、執行役員化成品事業部長を経て、2017年取締役、2021年代表取締役社長より現職。 |
| 織田 晃敏 | 取締役常務執行役員財務・DX推進担当 | 1984年同社入社。企画本部事業企画部長、人事室長、執行役員総合企画室長、上席執行役員財務・総合企画担当を経て、2020年取締役上席執行役員、2025年取締役常務執行役員財務・DX推進担当より現職。 |
| 吉永 泰治 | 取締役常務執行役員設備・生産・物流・CSR(安全・品質・環境)担当 | 1989年同社入社。堺工場鉄管事業部製造部長、パイプシステム事業本部生産本部長、執行役員鉄管事業部副事業部長、執行役員鉄管事業部長を経て、2022年取締役上席執行役員、2025年取締役常務執行役員設備・生産・物流・CSR(安全・品質・環境)担当より現職。 |
| 丸谷 等 | 取締役上席執行役員技術開発室・知財・コンポジットPJ担当 | 1985年同社入社。バルブ事業部室長代理、本山製作所執行役員生産本部長、同社パイプシステム事業本部副本部長、本山製作所代表取締役社長を経て、2023年取締役上席執行役員、2025年取締役上席執行役員技術開発室・知財・コンポジットPJ担当より現職。 |
| 藤本 容志 | 取締役上席執行役員人事・総務担当 | 1989年同社入社。人事部長、素形材エンジニアリング事業部業務部長、執行役員素形材エンジニアリング事業部長を経て、2025年取締役上席執行役員人事・総務担当より現職。 |
社外取締役は、佐藤友彦氏(元稲畑産業非常勤顧問)、澤井清氏(元鴻池組常任顧問)、白井久美子氏(BIPROGY執行役員・明電舎社外取締役)です。また、社外監査役は、有田真紀氏(公認会計士有田事務所所長)、安原貴彦氏(日本年金機構非常勤理事)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役会から独立した客観的な立場で取締役の業務執行を監督または監査することで、経営の透明性を確保しています。社外役員は、東京証券取引所が定める独立役員の独立性基準に準拠した基準で選任されています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
栗本鐵工所の役員報酬制度は、持続的な企業業績の向上と企業価値の増大への貢献意識を高めることを方針としています。社外取締役を除く取締役の報酬は、基本報酬、株式報酬、業績連動報酬で構成されており、業績連動報酬は営業利益計画達成率やROE計画達成率などにより変動します。監査役および社外役員の報酬は基本報酬のみです。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 7名 | 2.3億円 | 32.6百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 19百万円 | 19.0百万円 |
| 社外取締役 | 4名 | 28百万円 | 7.0百万円 |
| 社外監査役 | 3名 | 14百万円 | 4.7百万円 |
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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