0 編集部が注目した重点ポイント
① 営業利益が前期比112.5%増と過去最高を更新
2026年3月期の通期決算では、受注高・売上高・営業利益・経常利益のすべてで過去最高を更新しました。アジア地域を中心とした旺盛な設備投資需要を取り込み、飛躍的な成長を遂げています。
② 主力機をNXTRへ一本化し生産体制を強化
ロボットソリューション事業において、従来の主力機種である「NXTIⅢ」からの切り替えが完了し、高速装着機は「NXTR」の販売へ一本化されました。需要拡大に向け岡崎工場の新工場棟を整備し、生産基盤を盤石にしています。
③ ファスフォード関連でのれん等減損を計上
子会社のファスフォードテクノロジに関するのれん等の減損損失として9,691百万円を計上しました。一時的な損失処理が発生したものの、通期の純利益は増益を確保しており、本業の収益力の高さが裏付けられています。
1 連結業績ハイライト
出典:20260514_FinancialresultbriefingJ.pdf P.4
売上高
180,642百万円
+41.8%
営業利益
29,282百万円
+112.5%
経常利益
31,291百万円
+104.1%
親会社株主に帰属する当期純利益
15,733百万円
+44.3%
当通期決算において、売上高および各段階利益のすべてで大幅な増収増益となり、過去最高を更新しました。タイやインドを中心としたアジア地域における、AIサーバー関連の旺盛な設備投資需要が牽引し、業績の飛躍的な成長に貢献しています。
通期の進捗としては、当初の業績予想を大きく上回るペースで着地しており、極めて順調な結果となりました。子会社におけるのれん減損など一時的な特別損失の計上はあったものの、本業の収益拡大により、最終的な当期純利益においても力強い増益を確保しています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:20260514_FinancialresultbriefingJ.pdf P.7
ロボットソリューション事業
事業内容:主に電子部品実装ロボット(マウンター)の開発・生産・販売を手掛けています。
業績推移:売上高168,737百万円(前期比+47.8%)、営業利益33,623百万円(同+105.7%)。
注目ポイント:タイやインドなどアジア地域を中心に、AIサーバー関連の需要が驚異的な伸びを見せました。主力製品の「NXTIⅢ」から次世代機「NXTR」への移行が完了し、高密度実装や自動化ソリューションへの対応力が急務となっています。成長分野のニーズを製品に昇華させる開発力や、顧客提案の強化を推進する人材が強く求められています。
💡 注目職種:次世代マウンターの機能強化を担うエンジニア、AI領域の新規市場を開拓する提案型営業
マシンツール事業
事業内容:多様な生産ニーズに対応する工作機械の開発・生産・販売を行っています。
業績推移:売上高9,705百万円(前期比-12.5%)、営業損失107百万円。
注目ポイント:北米市場を中心とした自動車関連の設備投資低迷を受け、一時的な踊り場を迎えています。しかし、自社の強みであるターンキーソリューションビジネスの強化を通じて、収益基盤の抜本的な改善と黒字化を図る戦略です。顧客の生産形態に寄り添う提案力の底上げや、既存設備の保守・改造対応に貢献できるプロフェッショナルが期待されています。
💡 注目職種:ターンキー案件をリードするソリューション営業、生産効率化を支えるカスタマーエンジニア
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:20260514_FinancialresultbriefingJ.pdf P.14
次期(2027年3月期)の通期連結業績予想として、売上高211,000百万円(+16.8%)、営業利益43,600百万円(+48.9%)と、さらなる大幅な増収増益を計画しています。地政学リスク等により市場環境は不透明な状況が続くものの、AIサーバーやデータセンター、自動車の高度化といったメガトレンドに伴う設備需要を的確に獲得していく方針です。
また、創出されたキャッシュフローを元手に、事業規模拡大に向けた運転資本の積み増しや成長投資(DX投資、オープンイノベーション活用など)を継続しつつ、機動的な自己株式取得を含む株主還元策にも注力します。既存事業の維持だけでなく、次世代を担う新領域でのビジネスチャンスが広がっており、変化をリードできる人材にとって非常に魅力的な採用環境となっています。
4 求職者へのアドバイス
志望動機の作成ヒント
FUJIは現在、AI市場の拡大という追い風を受け、過去最高の業績を更新する成長の黄金期にあります。主力製品「NXTR」による高密度実装の技術的優位性や、持続可能な成長を目指す経営姿勢に共感している点を伝えると説得力が増します。さらに、ご自身のキャリアを通じて、同社の市場シェア拡大や新たなビジネス領域での価値創出にどう貢献できるのかを具体的に言語化することが選考突破の鍵となります。
面接での逆質問例
- 「AI関連需要の増加に伴い、生産現場や開発部門において現在最もボトルネックとなっている課題についてお聞かせください。」
- 「マシンツール事業のターンキーソリューションビジネスを推進するにあたり、現場で求められる具体的な顧客提案のプロセスはどのようなものでしょうか。」
- 「オープンイノベーションを積極的に活用される方針とのことですが、中途入社者が新規事業の創出に関われる機会はどの程度想定されていますか。」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
残業代も働いた分支払われます
コーポレート部門では、基本的にほぼ残業はありません。社員それぞれの残業時間はしっかり管理されており、残業代も働いた分支払われます。週に一度ノー残業デーが設定されており、その日は社員全員定時に帰宅しています。よっぽどの緊急事態でない限り上長に帰宅を促されます。
(20代前半・法人営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]無意識かにプレッシャーの掛かる環境
執務室の座席が、全員が一方向を向いて、役職順に上役が一番うしろに座るというシステムである。そうすると、自然私のような下っ端は、常に後ろから上司の視線にさらされることになる。別にサボっている訳ではないが、常に見られているのか、そうでないか、無意識かにプレッシャーの掛かる環境は、とてもストレスフルである。
(30代前半・システムエンジニア・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 決算説明及び 中期経営計画2年目振り返り



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