👤この会社への転職を志望する方へ
SCREENホールディングスの選考を受ける予定ですか? 書類作成や面接に臨む前に最新決算をチェックしておくと、採用担当者の印象が変わります。この記事では、直近の業績・財務状況・事業の動向を、転職志望者の視点でまとめています。
0編集部が注目した重点ポイント
①先端実装向け事業をFTセグメントへ統合する
2026年3月期より、ポートフォリオ変革の第一段階として先端半導体パッケージング事業(ADPKG)をFT事業(ディスプレー製造装置および成膜装置事業)へ統合しました。次世代半導体実装技術領域でのシナジー創出が進んでおり、先進技術開発に関わるエンジニアのキャリア機会が大きく広がっています。
②米国NY州に半導体開発拠点ATCAを開所する
最先端半導体の開発力強化に向けて、2026年4月に米国・ニューヨーク州アルバニーの研究施設内に開発拠点「ATCA」を開所しました。現地での最先端デバイス評価と要素技術開発の期間短縮を実現し、グローバルパートナーとの共同開発体制を加速させています。
③来期売上高7,250億円で過去最高更新を目指す
中期経営計画「Value Up Further 2026」の最終年となる2027年3月期において、売上高7,250億円、営業利益1,500億円(営業利益率20.7%)の大幅な増収増益計画を掲げています。研究開発費・設備投資額ともに過去最高の各430億円を投入し、積極的な成長投資を推進しています。
1連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.3
売上高
6,057億円 -3.1%
営業利益
1,225億円 -9.7%
経常利益
1,243億円 -10.1%
当期純利益
920億円 -7.5%
2026年3月期の通期連結業績は、ファウンドリー向け半導体製造装置の減少や研究開発費などの成長投資に伴う固定費増加により、売上高6,057億円(前期比3.1%減)、営業利益1,225億円(同9.7%減)の減収減益となりました。しかし、高付加価値装置の販売や採算性向上により、営業利益率は20.2%と高い水準を確保しています。
通期業績の進捗状況および達成度を評価すると、当初予想(直近1月予想)に対して売上高はやや届かなかったものの、製品ミックスの改善やコストコントロールにより営業利益は予想を上回って着地し順調な結果となりました。これに伴い期末配当も170円(年間293円)へ上方修正されました。
2事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.7
半導体製造装置事業(SPE)
事業内容:半導体洗浄装置などの製造、販売、保守サービス(ポストセールス)を担当する主軸事業です。
業績推移:売上高4,859億円(前期比6.5%減)、営業利益1,227億円(同10.4%減)、営業利益率25.2%。
注目ポイント:ファウンドリー投資の減速により減収減益となったものの、DRAMやHBM(高帯域幅メモリー)向け装置やポストセールスが好調に推移しました。枚数式洗浄装置で世界シェア34%を獲得するなど圧倒的な競合優位性を維持しており、微細化や増産に対応するプロセス開発やカスタマーエンジニアの増員が急務となっています。
注目の職種:半導体洗浄装置開発エンジニア、フィールドサービスエンジニア
グラフィックアーツ機器事業(GA)
事業内容:商業印刷・ラベル印刷向けの高速インクジェット印刷機やCTP装置等の製造・販売を行っています。
業績推移:売上高574億円(前期比8.5%増)、営業利益36億円(同16.1%減)、営業利益率6.3%。
注目ポイント:最新機種の導入拡大やインク等のリカーリングビジネス(継続的収益事業)が拡大し増収を達成しました。米国関税影響による利益圧迫はあるものの、最新インクジェット機のデジタル化シフト推進に向けて、機器開発や海外フィールドサポート人材への期待が高まっています。
注目の職種:高速インクジェット技術開発エンジニア、海外テクニカルサポート担当
ディスプレー製造装置および成膜装置事業(FT)
事業内容:FPD(薄型ディスプレー)用塗布現象装置や成膜装置の開発・製造を手手掛ける事業です。
業績推移:売上高447億円(前期比24.9%増)、営業利益86億円(同181.8%増)、営業利益率19.2%。
注目ポイント:OLED(有機EL)ディスプレー向け装置の売上が大幅に伸長し、劇的な業績回復を果たしました。さらに当期よりアドバンスドパッケージ(先端半導体実装)事業が本セグメントへ統合(注:前年同期比での事業構成変更に留意)されたため、先端後工程技術を牽引する装置エンジニアの重要性が一層高まっています。
注目の職種:アドバンスドパッケージ装置設計エンジニア、塗布現像プロセス開発者
プリント基板関連機器事業(PE)
事業内容:パッケージ基板やプリント基板向けの直接描画露光装置・検査装置等の製造・販売を行っています。
業績推移:売上高145億円(前期比2.6%増)、営業利益3億円(同64.2%減)、営業利益率2.6%。
注目ポイント:韓国・中国市場における基板投資の回復を受けて第4四半期から業績が回復基調に転じました。新たにプリント基板リペア装置「SpairD」を立ち上げるなど歩留まり向上・環境配慮型のソリューションを展開しており、光学制御やレーザー技術を持つ開発人材の需要が拡大しています。
注目の職種:基板検査・リペア装置開発エンジニア、光学制御技術者
3今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.17
2027年3月期の通期連結業績は、売上高7,250億円(前期比19.7%増)、営業利益1,500億円(同22.4%増)と大幅な増収増益による大成長を予想しています。特に生成AI需要の拡大に伴うWFE(半導体前工程設備)投資の急増を捉え、主力のSPE事業が売上高6,000億円と全体を強く牽引する見通しです。
中期経営計画「Value Up Further 2026」の成長投資フェーズとして、研究開発費430億円、設備投資額430億円と過去最高レベルの投資を継続実行します。米国の新拠点「ATCA」の本格活用や生産体制増強が進む中で、グローバルな開発・生産を推進する技術系・管理系ポジションの採用活動が一段と活発化する見込みです。
4求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
SCREENホールディングスが強みを持つ半導体洗浄装置の世界シェア(枚数式34%、バッチ式43%等)や、売上高の85%超を占めるグローバル展開に触れつつ、過去最高レベルの成長投資(R&D・設備投資各430億円)を軸とした技術革新に対する姿勢をアピールすることが有効です。また、米NY州の開発拠点「ATCA」設立やアドバンスドパッケージ事業のFT統合といった構造改革に対して、自身の専門スキルがどう貢献できるかを具体的に伝えましょう。
面接での逆質問例
- 米国NY州に新設された開発拠点「ATCA」との連携において、国内のエンジニアが海外パートナーと共同開発を行う機会はどのように提供されますか?
- FT事業へ統合されたアドバンスドパッケージ(先端実装)領域において、ディスプレー技術とのシナジー創出に向けた現場の取り組み状況を教えていただけますか?
- 2027年3月期に向けて売上高7,250億円を目指す急速な事業拡大の中で、中途入社者が早期に活躍するための立ち上がり支援体制はどのようになっていますか?
5転職者が知っておきたい現場のリアル
安心して長く働ける環境が整っている
事務職には女性が多く活躍しています。
ワークライフバランスの確保が難しい
部署によっては業務量が多く、ワークライフバランスの確保が難しい場合もあります。
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算説明資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
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