エレコムの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
「ユーザーと機器をつなぐもの、"ヒューマン・インターフェース"をさらに快適に使いやすく」をコンセプトに、マウスやキーボードなどのパソコン周辺機器からアプリケーションなど幅広い商品を提供しているエレコム。
挑戦し、成長し続けながらも、謙虚で気配りができる人であることを経営の信条としています。
実際に法人営業として働いている方からは「自分自身で考えた営業方法に挑戦することについては非常に寛容であり、行動した上でのミスはマイナス評価にならない。」「風通しも良いため自分の意見が企画や上に通りやすい」という声が挙がっており、会社の行動指針(経営の信条)が浸透していることがわかります。
一方「社長のワンマンが強い印象」という口コミも多いため、社長の方針と自分のやりたいことが一致しているか、よく確認しておきましょう。信条通り「謙虚な人」の方が、働く上で不満が溜まり辛いかもしれません。また、一代でここまで大きくなったエレコムですが、社長がそろそろ交代するのではという噂があり、交代後の経営を心配する声も挙がっているのが実情です。
挑戦する熱意を持ちながら、謙虚な心を大切にする。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
エレコムの選考は約2週間~1ヶ月で、基本的には書類選考→1次面接→2次面接→内定という流れです。3次面接まであったという口コミもありました。
1次面接は人事担当者か配属部署の担当者のどちらかと面接する場合が多く、2次面接では配属部署の担当者と役員の組み合わせが多く見られます。
中途採用での募集職種は「技術開発系」「商品企画系」「法人営業系」の3種類にわかれています。コーポレートサイトに各職種の業務の流れや社員のインタビューが紹介されていますので、目を通した上で志望動機に組み込みましょう。
■面接内容の傾向は?
人柄と、答えのない問いに対する思考回路を試されるとの声が多くなっています。
実際に内定した方の特徴は、積極的にエレコムに関する情報収集をしていることです。「自分から収集した情報を出すことによって、食いつきがかわってくる。」という内定者のアドバイスがありました。エレコムは製品の開発スピードが速いため、頻繁にニュースなどをチェックしておくと安心です。
「挑戦したことや、どう乗り越えたか聞かれた」という口コミもあります。この質問は「経営の信条」に対してダイレクトにアピールするチャンスになるので、簡潔に答えられるよう準備しておきましょう。
また、「商品シェア拡大のための具体策」「商品の不具合箇所の具体的な修正方法」「革新的な商品とは何か」という、具体的で考えさせられる質問をされている方が複数いました。実際にアイデアを求めているというよりも、どのような思考をする人か試している質問といえるでしょう。視野を広くして、希望職種に縛られずに全体を意識した意見を述べると印象が良いようです。
理屈っぽくなってしまったり、あまりに積極性が強いと社風にそぐわないと判断されている例もあります。飾りすぎずに、素直な言葉で意見を伝えることを意識しましょう。難しい質問をされた際に「言いよどんでも問題なし」という内定者の声がありますので、リラックスして面接に臨んで下さい。
エレコムの面接攻略法(面接対策)
■エレコムの経営戦略を理解した上で自己分析をする
エレコムの面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略には以下のようなものがあります。
エレコムの経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの経営戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
上記の経営戦略を要約すると「スマートホームへの注力」「社内システムの強化・効率化」「ブランド力の向上」「『経営の信条』を大切にする」という内容になっています。逆質問の際に、スマートホームに関するエレコムのニュースと自分の意見を絡めて質問をしたり、過去に試行錯誤して効率化を成し遂げたエピソードなどを語れると良いでしょう。
また、ここでも「謙虚」という言葉が強くアピールされています。謙虚にお客様の声に耳を傾けたエピソードを用意しておくと有利に働きそうです。
■「なぜエレコムに転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに
エレコムでよく聞かれる質問のひとつに「なぜエレコムか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、エレコムという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- バッファロー
- サンワサプライ
- マイクロソフト
- ロジクール
エレコムの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、エレコムの採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「挑戦する熱意を持ちながら、謙虚な心を大切にする」という社風を意識して、「スマートホームの推進や業務効率の改善にも興味を持ち、積極的にアイデアを出せる」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
20代後半男性/研究開発 【結果:面接中止】
30代前半男性/代理店営業 【結果:入社】
40代前半男性/IR 【結果:不採用】
30代後半男性/研究開発 【結果:不採用】
エレコムの採用面接に向けて
エレコムの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「挑戦する熱意を持ちながら、謙虚な心を大切にする」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- エレコムの経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜエレコムか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。