東京海上日動の採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)は、1879年創業の「東京海上保険会社」と、1898年創業の「東京物品火災保険株式会社」の合併によって誕生。東京海上グループにおいて、火災保険や自動車保険などの損害保険を主に取り扱う会社です。国内に240か所のサービス拠点を構え、代理店数は49651店にものぼります。海外展開においても130年以上の歴史があり、「Tokio Marine」として45の国と地域に展開してきました。
損害保険のリーディングカンパニーであり、新卒・中途採用ともに人気。実際に働いている人たちは、給与や福利厚生など待遇面において非常に満足度が高いことがうかがえます。また、出産・育児休業を経て復帰している社員や女性の役職者も少なくありません。チームワークを高めるひとつの手段として、部署などにもよりますが定期的な飲み会やイベントの開催があるのも特徴といえるでしょう。
そして、「保険」という無形サービスを通じて人々に貢献したいという気持ちや、信頼を得るためのコミュニケーション力・人間力が大事にされています。経営戦略にも盛り込まれているとおり、入社後の人材育成への投資も約束。つまり、「高い倫理観をもち、世の中や人々に貢献したいという意識が強い社風」といえます。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められることになるでしょう。
■選考は何次まで?
東京海上日動の選考は、動画エントリー、書類選考、2回の面接と適性検査で構成されています。
まず動画エントリーとして、自己紹介動画とアンケートに回答することから始まります。つづいて、履歴書と職務経歴書の提出。その後1次面接をWebで行います。そして適性検査をはさんで、2次面接を東京またはWebで行うという流れです。面接官は、2~3名で人事担当者または部門担当者。選考期間は1か月以上かかることも多いため、面接対策に時間をかけることができます。なお、入社日は中途採用においても、新卒入社と同様の4月1日としているようです。
募集職種はグローバルコース(総合職)。入社後は国内において営業または調査に従事し、将来的には海外勤務も含めたジョブローテーションを行い、商品開発や資産運用などにも携わる可能性がある職種です。「価値観や人となりがマッチするかどうか」を見極めている傾向にあります。自己分析はもちろん、会社理解を深め合致する点についてアピールできるとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
基本的には、これまで経験してきた仕事の概要や、自身の役割についてなど一般的な質問が一通りあるようです。
そして、さきほども触れた通り、人となりや価値観が垣間見れる質問が多くみられるのが特徴。たとえば、友人との関係や家族関係、集団における自身の立ち位置や立ち振るについてなど、細かく掘り下げていくようです。スキルよりも「志向が会社の方針・指針にあっているかどうか」をよくみる傾向にあります。同社の事業内容や経営方針、求める人物像等をしっかり理解したうえで、自分がマッチした人材なのだと伝えることが大切です。
またストレス耐性についても確認する場合があります。自信のある方は、エピソードを踏まえてストレスのかかる環境においても実力を発揮できることをアピールするとよいでしょう。
東京海上日動の面接攻略法(面接対策)
■東京海上日動の新中期経営計画「To Be a Good Company 2020 ~クオリティNo.1への挑戦~」を理解した上で自己分析をする
東京海上日動の面接を受ける上で、新中期経営計画「To Be a Good Company 2020 ~クオリティNo.1への挑戦~」を理解しておくことが必要不可欠です。
2018年度に掲げた方針で、クオリティを追求した事業構造の改革推進を行い、更なる成長と利益創出を目指しています。具体的な取り組みテーマは、「商品やサービスの開発」「販売チャネルの拡大」「業務プロセスの見直し」の3つです。これらのテーマについて、クオリティNo.1の実現に向けそれぞれ具体的施策を打ち出し実行しています。
そして、この計画の根底にあるのが東京海上グループのメッセージである「To Be a Good Company」。商品・サービスの魅力もさることながら、保険という無形サービスを取り扱う会社として大切なのが、人材の魅力と会社としての信用です。周りから信頼される良い会社「Good Company」を目指し、自主的に行動できる人材であることが求められます。
■「なぜ東京海上日動に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
東京海上日動の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、東京海上日動という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
- 三井住友海上火災保険株式会社
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
東京海上日動の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、東京海上日動の採用面接を受ける前には、新中期経営計画「To Be a Good Company 2020 ~クオリティNo.1への挑戦~」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「高い倫理観をもち、世の中や人々に貢献したいという意識が強い社風」を意識して、「自律的に改革を推進できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下では面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[40代後半・男性/その他] 【結果:入社】
[20代前半・男性/営業] 【結果:最終面接で不採用】
[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:二次面接で不採用】
[30代後半・男性/代理店営業] 【結果:二次面接を辞退】
東京海上日動の採用面接に向けて
東京海上日動の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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