イーデザイン損保の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
「東京海上グループの安心品質を、ネット価格で」をコンセプトに、1人ひとりのニーズに合わせた自動車保険をデザインしてくれるイーデザイン損保。同社は2009年に東京海上グループとNTTグループが提携して設立されました。100年以上の歴史をもつ東京海上ホールディングスのグループ企業としてのネームバリューを強みに、高い顧客満足度を誇っています。
現場の社員からは、「東京海上グループからの出向者が多い」「東京海上グループのブランドを求めて入社する人が多い」といった口コミが多く、比較的新しい会社でありながら、大手企業のような雰囲気があるようです。ワークライフバランスも整っていて、残業も少ないとのこと。余暇を有意義に過ごせるようにと、スポーツや芸術などのサークルも多数あり、社員同士の交流もさかんとの口コミも見られました。
一方では「評価がどのようになされているかがはっきりしない」「能力が給料に反映されることがほとんどない」との不満もあがっています。結果が目に見える「成果主義」にやりがいを感じる人にはもの足りない職場かもしれません。
同社は「お客様の気持ちを何よりも優先し、信頼を原点として経済の発展に貢献する」といった社風を大切にしています。他者を思いやる気持ちをもって、周囲との調和を大切に、自ら考えて行動できる人材が求められていると言えるでしょう。
■選考は何次まで?
同社の選考フローは、コーポレートサイトの募集要項に「書類選考 → 筆記試験 → 面接(2~3回)→ 健康診断 → 内定」と表記されています。内定までは1ヶ月程度。2020年6月現在、東京と大阪で金融事務とコールセンター業務を募集しており、転勤はなしとのことです。
筆記試験では「SPIテストのような、国語・数学の基礎知識をはかるペーパーテストもある」といった口コミが見られました。スピードと正確さが求められるテストで能力と性格を見極められ、結果が合否にかかわるとも言われています。対策は怠らないようにしましょう。
一次面接は集団が多く、二次面接は2人の面接官による人事面接が一般的のようです。最終面接は上層部によるもので、かなり緊張感があるとの口コミが見られました。「未経験者歓迎」と記載されていても、ある程度の知識やスキルを求められているように感じた人もいます。業界についてしっかり学んで応募することをおすすめします。
■面接内容の傾向は?
同社の選考は、内定までの3度の面接を通して、応募者の人柄や能力を厳しく見極めるような印象があります。金融にかかわる業務であることを考えれば、当然とも言えそうです。
集団でおこなわれることの多い一次面接は「3分で自己紹介と志望動機を述べてください」といった一般的な質問が中心で、ていねいでありながらも事務的に進行するようです。一次面接で不合格になる人が多いという情報もあるので、筆記試験も含めて入念な対策をおこなう必要があります。
二次面接では「かなり離れた場所に人事2名が座っており、ニコリともせず質問された」という口コミも見られ、あえて緊張するような空気をつくる傾向があるとのこと。「親友と比べて自分はどこが劣っていると思うか」など、質問内容も想定外のものばかりのようで、応募者の本質を深くさぐっていく方向性であると考えられます。経歴などの一般的な内容はしっかり整理したうえで、飾らない言葉で、ありのままの自分を理解してもらえるような回答が有効かもしれません。以下、採用における人事からのメッセージをあげておきますので、参考にしてください。
一体感のある強い組織とするため、「自ら考え、行動する」「コミュニケーション能力が高い」人材を募集しています。
イーデザイン損保の面接攻略法(面接対策)
■イーデザイン損保の経営理念と業務運営方針を理解した上で自己分析をする
面接にのぞむ前に必ずおさえておきたいのが、同社の経営理念や業務運営における方針です。
ネット損保は代理店型のように営業担当と話すこともなく、内容の選択は契約者の意志にまかせられています。保険料の安さを売りにしているだけに、デメリットがあるのではないかとの契約者の不安に寄り添い、経営理念のもと、さまざまな取り組みをおこなっています。
●保険商品やプランが意向に沿っているか、内容に誤りがないかを確認
●契約の締結、加入の適否の判断に必要な情報を提供
●満期日の管理
そして実際に事故が起きてしまった際にはわかりやすく説明し、専門知識を備えた担当者が粘り強く交渉、支払い対象となる保険金が確実に支払われるまで対応します。それらの取り組みに対する満足度や改善点をアンケートで集計し、取締役会で対応策などを審議しています。
お客様の満足度を高め、契約者を増やし、継続してもらうために、「常に契約者の気持ちに寄り添い、目標の達成に向けて自ら考え、行動できる人材」が求められるでしょう。どのような場面でも機転のきいた的確な判断ができるとアピールできるよう、自分なりのビジョンをしっかりと描いて面接にのぞみましょう。
■「なぜイーデザイン損保に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では「数あるネット損保企業のなかで、なぜ当社を選んだのか」と志望動機を問われるでしょう。面接官は「どれだけ当社の社風や保険商品を理解しているか」「入社への熱意と覚悟はあるか」を見極めようとしています。
同社が属する東京海上グループは、日本に車が1000台ほどしかなかった時代に初めて自動車保険を販売した企業です。そのネームバリューを強みとしていることもふまえ、競合他社と比較してみることも大切です。競合企業の経営理念や業務運営についても研究し、志望動機をより明確なものにしておきましょう。具体的には以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- 三井ダイレクト損害保険株式会社
- セゾン自動車火災保険株式会社
- チューリッヒ保険会社
- ソニー損害保険株式会社
イーデザイン損保の採用面接で実際に聞かれた質問内容
保険業界や競合企業の研究を通して、イーデザイン損保の企業理念や方向性、求める人物像が理解できたのではないでしょうか。お客様の気持ちを何よりも優先している同社の面接では、「他者を思いやる気持ちをもって、周囲との調和を大切に、自ら考えて行動できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・女性/損害調査] 【結果:内定を辞退】
[30代前半・女性/事務管理] 【結果:二次面接で不採用】
[20代前半・女性/コールセンタースーパーバイザー] 【結果:三次面接で不採用】
[30代後半・男性/カスタマーサポート] 【結果:最終面接で不採用】
イーデザイン損保の採用面接に向けて
イーデザイン損保の面接を受けるにあたり、重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいことは以下の3つです。
- 「お客様の気持ちを何よりも優先し、信頼を原点として経済の発展に貢献する」といった社風を理解し、自身も一員として企業に貢献できる人材であることをアピールする。
- イーデザイン損保の経営理念と業務運営方針を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社について研究し、「なぜイーデザイン損保か」に対する答えを明確にしておく。
これらのポイントをしっかりおさえて自己分析や企業研究を進め、面接当日は入社への熱意を伝えられるよう、準備をすすめましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。