【面接対策】AIG損保の中途採用面接では何を聞かれるのか

2013年に「AIU損害保険株式会社」はAIGジャパン・ホールディングス株式会社の完全子会社に。そして、2018年には 「AIU損害保険株式会社」と「富士火災海上保険株式会社」が合併し、「AIG損害保険株式会社」（以下、AIG損保）となりました。

AIGグループの基本理念は「Own Your Career」です。これはあなたのキャリアはあなた自身のものであり、自分で選び取りなさいということを意味しています。そのため、同社ではキャリアを広げるためのさまざまな研修がおこなわれています。

具体的には
・女性のリーダーシップ育成に向けた研修プログラム
・社員自身がポジションを選択できる制度
などがあげられます。

口コミを見ると「いい意味で自由な会社だ」という声が多くあり、自身のキャリアを自分で切り開く環境が整っている自由な社風だといえるでしょう。

そのような社風ということもあり、採用面接では仕事での失敗談を聞かれたという声もあります。「自分でキャリアを切り開いていける人材か」を見極められているようです。

口コミによると、AIG損保の採用面接は1～7回と採用ルートや面接者によって違いがでるようです。書類選考後、会社説明会、性格診断や能力試験、面接（1～7回）という流れです。

面接官は直属の上司・営業課長・支店長・人事のいずれかが担当するとのこと。そして「3回面接をしたが、面接官は毎回同じだった」「3回の面接のうち2回は直属の上司であった」という声もあり、面接官が同じ場合もあるようです。

面接の際は、自身のキャリアプランだけでなく、AIUと富士火災が合併してできた同社についてしっかりと企業分析をおこない、自分の想いを明確に伝えられるようにしておくとよいでしょう。また採用後に一緒に働くことになる面接官が多いため、企業への貢献はもちろんのこと「一緒に働きたい」と思ってもらえるよう明るく元気に話すように心がけましょう。

面接では、基本的に転職理由や志望理由など、一般的な内容の質問が中心です。これまでの経験を整理し、しっかり自分の言葉で回答できるようにしておきましょう。

営業職では「入社2年後に完全歩合となるので、予想しうる1日の行動スケジュールを考えられる範囲で答えてください」「同社でいくら稼ぎたいですか？」など、同社で具体的な自身のキャリアが描けているかを深堀りする質問があったという口コミも見られます。また金融開発職では「自動車のタイヤのリスクを教えて下さい」といった質問もあったようです。面接を受ける際は自分の応募する職種で、どのように働いていくかを具体的にイメージしておくとよいでしょう。

また、「あなたは動物に例えると何ですか？」「他人から見たあなたは、どんな人間だと思いますか？」などを聞かれたという口コミもあります。具体的なキャリアプランとともに自己分析もきちんと行うことが大切です。

面接を受ける上では、AIG損保の経営理念や経営戦略を理解しておくことが不可欠です。 同社の経営理念は以下のとおりです。

また同社の経営戦略は下記のとおりです。

これらをしっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、整理しておきましょう。そして面接では、これらに合致する人材であることをアピールしてください。

同社の面接では、「保険って何のためにあると思いますか？」といった質問をされた人もいます。これは、「面接者に保険に対する考え方」を見るだけでなく、経営理念の一部である「私たちの使命（MISSION）」をしっかり理解してるのか、見ていると考えられます。

面接では面接官の目線に立ってシンプルに分かりやすく話し、お客さまに最適な価値を提供できる人材であることをアピールしておくことが大切です。

AIG損保の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ当社で働きたいのか」というものがあります。面接官はこの質問を通し、「面接者のキャリアプランは当社で達成することができるか」といったことはもちろん、「当社で継続して働いていける人材か」などを知ろうとしています。同社を受けるにあたっては、創業から現在に至る歴史や経営戦略なども研究をしておくとよいでしょう。また同社の制度や現在働いている社員の紹介にもきちんと目を通しておくようにしましょう。

損害保険会社が販売している商品は類似した内容のものが多くなり、中には後発の商品もあります。その中でAIG独自の商品やAIGグループとしての強みなどを競合他社と比較研究することは重要なポイントとなります。

以下に、競合となりやすい企業の例を示します。これらのような企業について調べ比較してみてください。

• アメリカンホーム保険会社
• 東京海上日動火災保険株式会社

このように、AIG損保の採用面接を受ける前には、AIGグループの自身のキャリアを自分で切り開く環境が整った自由な社風であると理解するとともに、AIG損保の経営理念や経営戦略を意識した、志望動機や自己分析をしておくことが大切です。

また面接では、「生き方」や「働き方」を自分自身で考え、キャリアを描いていくことができるような人材であることをアピールし、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

以下に面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

以上AIG損保の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「自身のキャリアを自分で切り開く環境が整っている自由な社風」社風の中で、自分自身のキャリアプランをどのように伸ばしていくのかを考え、実際に希望する職種でどのように働いていくのかイメージをしておく。


• AIG損保の経営理念や経営戦略を理解した上で、自身のエピソードに落とし込み、自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜAIG損保なのか」に対する答えを明確にしておく。