損益計算書(PL):売上利益ともに過去最高
中外製薬の2019年12月期決算は、売上高が前期比18.4%増の6861億円、営業利益は同69.4%増の2105億円で増収増益でした。
売上原価を前期比1.2%増の2660億円に抑えたため、粗利率は同6.6pt増の61.2%を確保。販管費が同8.8%増の2095億円と増えたものの、営業利益率は同9.3pt増の30.7%に改善しています。
この理由について決算短信では、 新製品や主力品の好調な推移に加え、アレセンサ、アクテムラのロシュ向け輸出の増加と、ヘムライブラに関するロイヤルティ及びプロフィットシェア収入が大幅に増加したことにより売上が増加、さらに製品別売上構成比の変化等により製商品原価率が改善したことにより大幅増益となったとしています。
なお、2020年12月期の連結業績予想は、売上収益が7400億円(前期比7.8%増)、Core営業利益が2750億円(同22.3%増)、Core当期利益が2010億円(同19.9%増)などとなっています。
セグメント分析:主力はがん領域のバイオ医薬品
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